日本料理「竹馬」。。完璧に日本の居酒屋です。

2018/01/14 - 2018/01/14

湖南省長沙市の日本料理「竹馬」に行ってみました。
ここはオール中国人スタッフですが、完全に日本の居酒屋でした。
ママさん曰く「日本人用の料理なので中国人は来ない。。。」と。
それじゃ、経営危ないんじゃない？
そんな心配は無用。某日本企業(M自動車)の御用達。居合わせた駐在員の方に話を聞くことが出来ました。周辺には同じように日本人向けと言っていい居酒屋やスナックがあるのです。

エリア 長沙(中国)

長沙に来てから、日本料理の店には３軒行きましたが、全部ダメ。満足するような日本料理を長沙で食べられるとは思ってはいませんが、時々探していました。
そんな時に4travel の長沙口コミに「竹馬」という蕎麦屋が本格的で美味しいと載っていたので行ってみることにしました。

長沙に旅行に来る人はいないでしょうし、中国旅行に来てわざわざ日本料理を食べる人もいないでしょうが、一応場所を載せておきます。
市内中心部からはかなり離れた場所です。
私はバスを２本乗り継いで行きました。帰りはタクシーで35元でした。
名刺はママさん(店長)のものです。

左が店長(ママさん)
この２人は日本語が話せます。他に男性調理スタッフが２～３人いました。

全て中国人で経営も調理も日本人ではないというので、ちょっと諦めモードになってしまいました。
がっくりして帰りたくなりましたが、せっかく来たので、とりあえず、品定めとして「タコわさび」と「サーモンの握り寿司」を注文。
ビールはスーパードライですが、生ジョッキしか無いということで、またまた期待値が下がります。

ところが、期待してなかったサーモン寿司が意外な見た目合格点でした(私は中国では寿司は食べない。食べるのは相方)。私は多分、以前に長沙の他の店で経験したフリーズドライだと思ってましたから。
タコわさびは、あるだけで合格です。中国の日本料理屋には恐らく必ずあると思います。

けっこういけるとわかったので、ガンガン行きます。
日本の居酒屋並みにメニューの数があるし、またまた値段が嬉しいのです。

メニューの一部
載せた写真以外にもたくさんあります。

メニューの一部

メニューの一部

サーモンにサバ。
サバは中国の焼き魚ではテッパンに美味しいのです。
このサーモンも旨かった。
スーパーにサーモン(冷凍切り身200gで55元位で高いです)は売っていて、しょっちゅう食べるのですが、サバは何処にも売っていないのです。
ところが日本料理屋には必ずあるから不思議です。

牛タンと鳥なんこつ

つくね

天ぷらもカラッと揚がって十分旨い。調理をしている男性陣は日本語がしゃべれません。
一体どこでこんな調理を学んだんでしょう。
料理は勢揃い。
焼き鮭やサバ、タコわさびはおかわりしたのは覚えていますが、あとは何を頼んだか覚えていません。
ビールはどんどん入ります。

並んでいるボトルの名前は「日本人の名前」が書いてあります。

私が行ったのは日曜の午後５時で他に客はいませんでした。
どんな人が来るのか聞いてみました。
「この店の料理は日本人向けだから中国人は来ません」
「M自動車の人がいつも来ます」
どうやら近くにM自動車の何かがあるようです。
なるほどね。この味とこの品揃えなら日本人は満足でしょう。日本の居酒屋と全く遜色ありません。
「日本人は何を頼みますか？」
聞いてみました。
「タコわさびとサバ」「焼酎とか」
(^_^)
やっぱりね、タコわさびとサバはテッパンでしょう。
私も成都で久しぶりにタコわさびを食べた時には、本気で泣きそうになりましたから。
(成都の伊勢丹の歌行灯の日本料理も旨いです)
ビールだってこの店では「ピンピージョウ(冰啤酒ping pi jiu)」なんて言う必要はありません。ビールが冷たいのは当たり前ですから。
「ビールが冷たくないと日本人は怒るでしょう？」
「夏は冷たくないと怒ります」
ははは、全く楽しくなります。ここは日本ですね(^_^)
この店は、さすがに日本人御用達の店だけあってトイレもきれいでした(中国式トイレですが)。

久しぶりの日本語の会話に私はヒートアップ。
ビールは何杯飲んだかわかりません(途中で日本酒も入れる)。
普段中国のアルコール度数の薄いビールを飲んでいる私は、たまに外でスーパードライを飲むと少々二日酔いになります。中国のビール(2.5－4％)なら夜中に喉が渇くことはないのですが、スーパードライは夜中に喉が渇くのです。まあ、この日は飲み過ぎですが。。。(中国の瓶スーパードライは4％が多い)

この後、日本人２組(M自動車)が来て、いろいろ情報を教えてもらいました。
近所に日本人(M自動車向け？)向けの居酒屋やスナックがあるそうです。
スナックは「タンポポ」という名前です。

いや～楽しいディナーでした。
ちなみに、ちょっと飲み過ぎたのか竹馬のお代は700元だったようです。
カードが使えます。
メニューの単価は安いんですですけどね。
伝票(注文品が書かれたレシート)はくれなかったようです。
ちょっと高いねぇ。チップ取られたかな(^_^;)
まあ、近場ならちょこちょこ行きたくなる店ですが、遠いので当分行くことはないでしょう(行きたいけど。。。)。
M自動車の方は「タンポポ」の値段は日本のスナックと同じと言ってました。

この旅行記へのコメント （2）

• メイリンさん 2018/01/16 01:04:37

  メニュー

  私、今まで中国旅行で日本語が書かれたメニューにお目にかかったことがありません（香港ならあるけど…）。やはり日本人向けの日本料理屋さんだけありますね。
  それよりも、このメニューがもし日本のレストランに置かれていたらドキドキしてしまいそうです。サーモン寿司20円、焼き肉盛り合わせ１２０円…！

  スイカさん からの返信 2018/01/16 01:22:50

  RE: メニュー

  こんばんは、メイリンさん
  確かにひらがなは珍しいかもしれませんね。でも中国お約束の間違い日本語も無いし、こんなメニューを見ても全く違和感を感じないまさしく日本の居酒屋でした。
  「このメニューは素晴らしいね。多分日本人が考えたんでしょう」とママに言ったら「ありがとうございます。私が考えて作りました」って。
  日本料理は中国では安くはないけど、成都の歌行灯のメニュー価格(https://4travel.jp/travelogue/11269143)よりは安いんです。
  でも700元は飲み過ぎたかな(^_^;)