日本一長い路線バスで行く 『ゆる～い旅・後編』 十津川温泉「田花館」 ＆ 湯泉地温泉「滝の湯」

2017/12/18 - 2017/12/19

日本一長い距離を走る路線バスが奈良にあるってご存知ですか？
全長166.9㎞、停留所の数は167
高速道路を使わない路線では、日本一の走行距離となる奈良交通の路線バス

そんな奈良交通、八木新宮路線バスを利用し、十津川村のお宿に泊まると
往復のバス代が無料に！！

路線バス運賃「キャッシュバックキャンペーン」なるものを発見

決めた！
2017年 今年の疲れは今年のうちに！

奈良の秘湯、十津川温泉へGO 《後編》

エリア 十津川温泉(奈良)

谷瀬の吊り橋を渡り、谷瀬の里を3時間堪能した後は
再び路線バスに乗って目的地へ

ちなみに 八木～上野地 2450円。 上野地～十津川温泉 1340円。
下車時に運転手さんに現金で支払い、その時に乗車証明証をもらいます

それをお宿に渡す事で、宿泊代から相殺されます。
そして帰りは、お宿から乗車証をもらえるので現金は必要なし。
と言う仕組みです

谷瀬の吊り橋 名所・史跡

乗り継いだバスでは いちばん後ろの席を確保

路線バスなので、運行中は席を立ち上がって移動することはダメ！
まして延々と くねくねカーブの連続なので移動は不可能です

だけど最後列は座席が一直線なので、座りながら移動しようと思えば可能
（本当はいけないよね(^^;;

路線バスなんだけど、要所要所で観光案内的なテープが流れるのです
それ＋運転手さんもマイクを通して補足説明してくれたので
どうしても、右へ左へと車窓が気になり移動したいので最後列へ

狭い道幅、対向車と出くわしたら さー大変！
プロですね～と思う場面に幾度も遭遇

後部座席から、対向車を振り返って撮る！の図

突如出現したパイプは、ダムの水の流れ道
バス1台通れる大きなパイプでした

この辺りは役場があり湯泉地温泉場。なので ちょっとだけ開けた感が…

77番目の停留所 「十津川村役場」

左は切り立った崖すれすれ、右の窓からはこんな感じで…真下は川
所々で大型車接近！の警告案内盤が赤く点灯

こんなところで出会ったら後にも先にも逃げようがないよ～ヒヤヒヤ（；゜０゜）
やっぱりトラック&バス 両者の運転手さん達はプロですね

そろ～り、そろりとうまく交わすのです！ あっぱれ！

85番目の停留所 ここで降車ボタンが押された

五條の街なかを過ぎてからは乗降者ゼロだっただけに、一瞬「えっ？」

降りたのは高校生らしき １人の男の子

奈良でいちばん古い高校 「十津川高校」
明治はじめの学校ですと ガイドアナウンスが流れて…えっ？

地元の郡山高校が、奈良県でいちばん古いと認識してたので…(・・;)
（郡山城址に高校があり、環境は抜群です）

日本一大きな村を縦断する、日本一長い路線バスで ゆったり旅♪

90番目の停留所 「十津川温泉」PM4:00着
上野地（谷瀬の吊り橋）から約1時間でした

バスで1時間移動しても まだ十津川村！
ほんまに大きな村だと再認識

バス停から徒歩3分の所にあるお宿にも関わらず
バス停まで車で15分かかるのお宿（泊まるはずだった神湯荘）の方が送迎に！

あまりにも近い距離なので反対に恐縮しちゃいました(^^;;

十津川温泉　田花館 宿・ホテル

明治四十二年創業の【田花館】
館主自らが調達される野趣豊かな山の恵みが！
鮎やきのこは館主が採られた天然物！と紹介されてました

急きょ変更された今宵のお宿だから
私の意思とは関係なく連れて来られたんだけど…

温泉は源泉から空気に触れないよう慎重に引き、温度調節は井戸水で！
源泉１００%の十津川温泉

泉質は申し分ないんだけど温泉三昧が目的だったので少々不満

男湯1 女湯1 貸切露天1
お風呂は2箇所しかないので温泉三昧とはいかなかった(ｰ ｰ;)
とは言うものの、6回は入ったんだけどねぇ

夕食はお部屋で。。。

さっきまで生きていた 「モクズガニ」

「鹿のカルパッチョ」 癖がなくて美味しい♪ 燻製されてるからかな…

野生イノシシの「ぼたん鍋」

日本酒いれて♪ くぅー(*´∇｀*)たまらん

女将さんが挨拶の来られて
モクズガニに手をつけていないのを見てか、解体してくれました（左下）

モクズガニは細い足だけど、実は細い部分がいちばん濃厚で美味しいですよ！と
そしてその細くて平ぺったい足の身の食べ方も教えてもらい綺麗に完食♪

デザートはもっちろん奈良の柿

翌朝、お部屋からからの眺め☆ ちらっと見えてるのはダム湖

十勝川温泉は二津野ダム湖畔の温泉地です

朝食もお部屋で☆
温泉水で作ったインスタントコーヒーが自由に☆

チェックイン時等の受付がある訳じゃなく2階に帳場があるだけ…
昔ながらの温泉旅館ですね

会計時に帰りのバスチケットをいただき
（途中下車して温泉楽しみたいので、2枚）

AM9:00 チエックアウト バスの時間まで温泉街を散策（なんもないけどね）

湖畔に病院。良い環境だわ～

温泉の湯けむりがゆ～らゆら

「も」？ なんだろう？ 。。。「デザインもちもち工房」でした

「い」交流センター「いこら」。。。足湯、手湯、飲料泉が！

十津川温泉 のれんラリー

さすがに駐在所には「のれん」ないなぁ(^^;;

ダム湖なのに、、、水がない(ｰ ｰ;)

満々と水がある風景を期待していたので…残念

公衆浴場「庵の湯」
この階段をを降りていき、ダム湖畔を眺めながら温泉に…
なんだけど、水がない(ｰ ｰ;)

「庵の湯」別角度から。。。水がない 二津野ダム湖

村のコンビニ「ふくおか商店」
バスセンターの横なので立ち寄ってみた、、、なんでも揃ってましたよ

そうそう、のれんの写真を15枚撮って見せるだけで
地元のお土産ひとつゲットできるのです

この中から好きなものをひとつ （大袋じゃなく小袋）

AM10:01発 バスで約20分。。。目的地へ

十津川役場前で下車 560年前の温泉 「湯泉地温泉」

十津川村にはね 泉質の違う温泉場が3カ所あるのです。

【湯泉地温泉】 八木から約4時間 （硫黄泉）
【十津川温泉】 さらに20分 （炭酸泉） ← 一応温泉街。今回の宿泊地。
【上湯温泉】 さらに15分 （炭酸泉） ← 予約してた温泉。山の中の一軒宿。

同じ炭酸泉だけど、効能のトップが皮膚病。（私にとってはここ大事）
今回トラブルで急きょ変更強いられてしまったのでリベンジしたいなと…

次のバスまで2時間10分あるので…って言うか、それが最終便になる(-_-;)

日帰り温泉施設へ （滝の上の黄色で囲んだ所まで歩いていきますよ～）

湯泉地温泉 「滝の湯」 日帰り温泉 600円

以前まではかなり老朽化で、女性は敬遠がちだったそうな…
でもリニューアルされ、とても綺麗で清潔な施設でしたよ

受付のおばさんに、誰もいないから貸切だよ！って言われて ルン♪

PM1:17 上野地着☆ 往路同様、帰りもこちらで20分の休憩

お天気だんだん怪しくなってきたし、谷瀬の吊り橋は昨日たっぷり堪能したのでパス
（それにしても昨日の青空が嘘のよう…良かった昨日晴れて）

復路での目的はココ♪

名物の「めはり寿司」と 「串こんにゃく」

店の人 『プレーンとゆず、どちらにしますか？』
シッポ 『えーと、じゃ1本づつ下さい♪』

めはり寿司、子供の頃はよく食べた
でも今は、もう作る人は少なくなってると思う

奈良県吉野地方の郷土料理
吉野熊野方面の（奈良南部、和歌山、三重の県境 山間部）

日本一長い、路線バス。 《全長 166.9km、停留所 167カ所》 乗客 3名。

十津川村の景色をのんびり楽しむスローなバス旅♪

こんな狭いくねくね道、見てるだけでもヒヤヒヤ & 楽しい

十津川（熊野川）に水がない！
至る所で、川底に工事車両が降りて修復中

多分こんな感じで民家があったんだろうな。。。

一部山肌が見えています
その真下あった民家はみんな姿を消してしまった悲惨な出来事は
2011年の台風被害でした

ここは民家と水力発電所があったそうです
運転手さんが、マイクでお話ししてくれました

こちらも壊滅状態で家ごと住民の方々が流された場所だそうです。

十津川のダムにも そしてこの辺りの川にも水がないのはどうしてですか？と質問

運転手さん、どういった原理か詳しい事はわからないけど
台風の影響でダムに水を貯めても、あれ以来ダムも川も水が濁るそうです

なのでこの時期は水を抜いて川底、ダムの底を調査しながら修復しているそうです

台風の被害から6年経ってもまだ抜け出せてなく
6月ぐらいまではダムの水を抜いて工事してるので、夏に是非お越しください！と

猿谷ダムの説明が流れた

あれ？ このダムは貯水豊富だ！
やっと十津川村を抜け、ここは五條市なんだって

とは言うもの、五条駅（街中）まではあと1時間は山道を走りますよ～

猿谷ダム 名所・史跡

終点の八木までは行かず、こちらでチケットを渡して下車。

ずーと気になっていた「忍海」駅
無人駅だし、周りに何があるではないし、各駅停車の駅だし
って事で こんな機会でもなければ利用する事もないので(^^;;

実は小樽に「忍路（おしょろ）」って地名があります
奈良にもあった 「忍海」なんて読むかわかりますか？


「おしみ」です。

忍海駅 駅

あなたから見た奈良はどんなですか？
他県と比べても良い意味で観光ずれしていない奈良

日本の始まりは奈良
1300年の歴史がある奈良
だけどやっぱり地味な奈良
でもそれを味と思っています。

せんとくんがいる都からは遠い遠い十津川村
人里離れた十津川村

修験道の登山道は十津川村を抜けなければ、熊野の名神社へは行けません
いにしえの気配が、、、そこにはあると思います