猿谷ダム

猿谷ダムは1958年（昭和33年）竣工の重力式コンクリートダム

紀伊半島を代表する猿谷ダムは紀伊半島の代表河川「熊野...  続きを読む川」（奈良県内では十津川と呼称）上流部にあるダムです。

紀伊半島には代表河川として熊野灘に注ぐ「熊野川」と紀伊水道に注ぐ「紀の川」がありますが、紀の川は洪水期には多量の水が流れるが渇水期には水不足に陥るという水量変動の激しい川で、紀の川流域は意外にも水源確保に苦労してきました。奈良県北部の大和平野の水不足を解消するため、紀の川流域にも「大迫ダム」を築き水の安定供給を図りますが、それだけでは足りず、猿谷ダム上流部に導水路を築き紀の川流域まで熊野川の水を導水する工事が行われました。

紀伊半島東部に注ぐ熊野川の水を分水嶺を超えて紀伊水道に注ぐ紀の川に導水するとは壮大な工事でありましたが、そのおかげで紀の川の水を大和平野に供給しても紀の川流域の水不足は解消されました。

水は生活に欠かせないものなので当時は認可されたのでしょうが、現在では生態系への影響を鑑み認可されないかもしれません。まあダム建設自体が生態系に絶大な影響を及ぼすものではありますが・・・

尚2023年4月に訪問しましたが、訪問日現在でダム堤体に近い崖部分で崩落の危険があると言う事で一般者はダムに近づくことが出来ません。

尚、ダムカードはダム左岸の管理所で頂く事が出来ます  閉じる

投稿日:2023/06/09

猿谷ダムは奈良県の山間部の国道１６８号線沿いにありました。
山奥の静かな環境のダムで水に透き通っていたのが印象的でした。...  続きを読む
猿谷ダム周辺はダンプ等の大型車も多く走っていたので、猿谷ダムに行かれる際には専用の駐車場を予め調べてから行く事をお勧めします。  閉じる

投稿日:2018/04/16

不特定利水と発電を目的とした、堤高74ｍ、堤頂長170ｍの重力式コンクリートダムです。
竣工が1957年と比較的古く、ク...  続きを読むレストゲートがあるシンプルな構造で、ダム堤体上は車も通行が可能です。高さが74ｍあり、ダム堤体上から下流側を覗くとそこそこ迫力があり、オリフィスからはしっかり放流している姿が観えました。ダムの構造や諸元など詳しい説明板があればよいのにと思いました。
ダム見学後、ダムサイトにある管理所に立ち寄って、ダムカードを頂けるようお願いすると丁寧に対応してくれました。  閉じる

投稿日:2018/02/11

五条から十津川に向かう途中偶々見かけてよってみました。
ベンチのお猿さんが印象に残っています。
放水されている所の景色...  続きを読むも思ったより綺麗で個人的には高評価です。
トイレなども有りますのでドライバーの休憩にはいい感じだと思います。  閉じる

投稿日:2015/06/04

高野山から十津川に向かう途中にあったダムです。
猿谷というだけのことはあるのだろうと思いますが、当日は出てきませんでした...  続きを読む。
猿は怖いからいいのですが、猿の置物だけは見ることができました。
沢山の猿がいるのでしょう。  閉じる

投稿日:2014/05/04

　熊野川にある利水ダムです。公園にトイレが併設されているのでトイレ休憩できます。周囲を散策できる公園があります。

　...  続きを読むダムの諸元　

形式
重力式コンクリートダム※

堤高
74m

堤頂長
170m

堤体積
174,000m³

洪水吐

2段式ローラーゲート
（H）7.5m×（B）10.5m×4門



堤内放流管

ジェットフローゲート
直径1,050mm×1門


河川名
新宮川水系熊野川



ダム位置

左岸　奈良県五條市大塔町辻堂
右岸　奈良県五條市大塔町猿谷



流域面積

洪水時　（直接流域　82.85km²　九尾ダム上流域　120.89km²）　203.74km²
平水時　（直接流域　82.85km²　間接（川原樋川）流域　132.33km²）215.18km²



湛水面積
1.00km²

総貯水容量
23,300,000m³

有効貯水容量※
17,300,000m³



常時満水位※

EL.436.0m



最低水位

EL.412.0m



有効水位

24.0m



最大分水量

16.7m³/s



計画洪水流量

2,060m³/s
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投稿日:2012/12/19