冬の洞川温泉 「凛&静寂」 まるで温泉地まるごと貸切しちゃったみたい♪ 2日目

2018/02/06 - 2018/02/07

奈良交通の『キャッシュバックキャンペーン』利用で訪れた洞川温泉
位置で言うと、奥吉野で修験者の宿場町です

大峯山が開かれる 5/3～9/23 は修験者や登山客で賑わう温泉町
ホラ貝の音が聞こえ、宿場町は男！男！男！の世界に

何よりも大阪より5度は低いので
夏休みに入ると涼を求めて訪れる日帰り客で大渋滞

だけど大峯山が閉ざされる半年間は 独特の雰囲気に

9月23日の「戸閉め式」の後は静かになり
紅葉シーズンが過ぎると…さらに静かに

澄んだ空気が凛としていて、訪れる者も少なく静か。
そんな中に身をゆだねて。

ひたすら雪道を歩いた2日間の後編です

エリア 洞川温泉・大峰山・天川(奈良)

目が覚めて、お部屋から見える雪景色…ふふふ 夢じゃなかったのねん

じっとしてらんなく、早々飛び出す♪( ´▽｀)

朝飯前の雪歩き♪

只今の気温 マイナス10度なり (((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))

寺前通り☆
可愛い行者さんの子供が出迎えてくれ。。。

龍泉寺の土塀に沿って きゅきゅきゅ♪

温泉場のすぐ近くにある「龍泉寺」

昨日も訪れたけど、展望台へ行くのが目的だったので
境内一部を素通りしただけ…（こちらは修験門）

龍泉寺 寺・神社・教会

修験道ゆかりのお寺さん、とにかく水が豊富な事が印象的だった

龍泉寺のなで石
撫でると軽くなり、叩くと重くなって持ち上がらない不思議な石

試してみたくてマイナス10℃の中、やって来たの
でもね、でもね。
触った瞬間 ヒェ～(-_-;) ひゃっこい！
冷たくて一瞬で手が凍ってしまい、持ち上げるどころか
触るの無理ぃぃぃいい

急いでお宿に戻り温泉へ ざぶ～ん♪ 縁側には ぬくぬく長火鉢が(*´∇｀*)

8:30AM 朝食☆
朝はお布団の中でうだうだ のんびりしたかったので
遅めにお願いしてたんだけど…

結局はジッとしておれず(^^;; 朝から飛び出してしまったんだけどね

天川 洞川温泉　温泉名水の里　旅館　紀の国屋甚八 宿・ホテル

まぁね、結果オーライ
早朝散歩して戻って来て、冷えた体を温めにお風呂に浸かって
なんてしてたら、いい時間になってた

お水が美味しいからご飯がうまい♪
お水が美味しいから豆腐がうまい♪
美味しいお水ベースに作られたお料理は、どれもうまい♪

本当にご飯が美味しいの～(*´∇｀*)
朝から湯豆腐 最高でした

朝食後、宿主さまが車で天川村の「天河神社」まで
ご厚意で連れて行ってくれる事に

朝食時に行きたい旨を伝え、バスの時間を聞いたところ
なんせ1日3本しかバスはなく、行っても戻ってこれないと…

車で15分、バスだと下車後さらに40分歩かないといけないらしい

パワースポットとしても有名な 天川村の『天河神社（天河大弁財天社）』

天河大弁財天社 寺・神社・教会

日本三大弁財天のひとつで、飛鳥時代に創建された古社です

芸能の神様を祀っているので堂本剛さんをはじめ
王勢の芸能人が参拝されるとの事
彼は奈良県の出身なので納得しますね

高い位置に拝殿があるので、石段を上っていきます

天河神社は「しかるべき時、しかるべき状態でないとお詣りできない」
と言い継がれてて、、、
なので今日のご縁を大事に思い、願掛けでお守り授けていただきました

11時、お宿に戻り 残りの時間は雪見風呂を貸切で堪能♪

12時 チェックアウト
それにしても、ほんと広すぎるほど広～いお部屋でした

行者さんのお宿って事を改めて実感

さぁ～( ´ ▽ ` )ﾉ今日も歩くよ～♪ 雪道を

3／4までではありますが、暗くなると街中にロウソクの灯りがともります

この「ミニかまくら」にもね☆～（ゝ。∂）

詳細はこちら☆

温泉街なのに陀羅尼助（だらにすけ）屋さんがいっぱい！

陀羅尼助って奈良県民なら子供の頃
風船とか貰って馴染みのある名前「大和の薬売り」
家庭の常備薬でどこのお家にも置き薬がありました

富山の薬売りの方が知名度があるのかもしれませんが
歴史で言えば奈良県の方が古く
『日本書紀』の推古天皇（612年）の条にも記されています

ちなみに奈良県の壺阪が薬の町ではありますが
泥川温泉街にこんなにも陀羅尼助のお店が連なるのは
やっぱり修験者さん達のご用達、必須アイテムだったのかな？と想像

こちらは「修験道 法具店」なんだけど ここでも陀羅尼助が！

「名水豆腐 山口屋」←超有名

名水とうふ 山口屋 グルメ・レストラン

高野槇のお店 「槇専門店 大万」もちろん冬期休業中

それにしても、槇の専門店って珍しいよね

昨日は雪雲で見え隠れしていた大峯山、今日はくっきり姿を見せてくれた

もしかして樹氷ってる？ 昨日はあんなに雪化粧してなかったよ

今日の吊り橋と展望台。昨日はここで引き返したのでした

名水ごま豆腐「勇小屋商店」 やっぱりお休み(ｰ ｰ;)

お宿も陀羅尼助屋さんも喫茶店も、飲食店もパン屋さんも大半が冬期休業中
なのでちょっと旅館街は閑散としてたけど
反対にレトロ感が増し、静かで良かったなと…

「いわなの漬け丼」 「あまごの刺身」 どちらも食べた～い
でも休業中(ｰ ｰ;)

嫁ヶ茶屋も 休業なり

『百聞は一見にしかず？ 古来から現在のタイムトンネル？ 』
気になる看板を見てしまったからには行くしかない（笑）

とうろうのいわや？ こうもりのいわや？ なんだろう？

ここから降って行くのね。。。

降りて川の方へ歩いて行くと 吊り橋が。

左、先人の痕跡は今日のではなさそうですね
敬意を払って（←なんのこっちゃ(^^;;
踏み荒らさずに、その隣に踏み跡をしっかり作る
ちゅうか、ラッセルを楽しみました♪

吊り橋を渡って対岸に行こうと2/3ほど進んだところで 看板が目に入る

「蟷螂の岩屋 一の行場」
読めないよねぇ(~_~;) 、でもさっき ひらがなで書いてあったので
これが「とうろうのいわや」なんでしょうね

一の行場と言うことは、修行の場？
って事は、もしかしたら女性はダメかも？

誰もいないし、近隣のお店も閉まっているので確認仕様がなく
とりあえず対岸へ渡るのは止めておこう

で、橋の上から山上川の風景を1枚撮って…

反対側も1枚撮ってから戻りましたとさ

「とうろうのいわや」
元々 修験道の修行が行われていた場所なんだけど
今は、かつての修行者が行っていた岩屋くぐりにチャレンジする事が出来るんだって

冬期は閉鎖中だけど、良き季節に是非チャレンジしたいな

役行者ゆかりの行場

飛鳥時代に役行者が 「大峯山 一之行場」 として開かれた修行の場

飛鳥時代って1300年も前じゃないですか！
この時は単なる風景として撮ってたんだけど、改めてすごいとこだと理解

「とうろうのいわや」の「とうろう」とは、カマキリの事だそうです

『出る杭は打たれる』の教えの修行の場だとかで…

うーん(ｰ ｰ;) 振り返れば我が人生、ずーと打たれ続けてきたし。。。
出てはいけないんだろうか？
周りと合わせなきゃいけないんだろうか？
そしたら個性が死んじゃうやん！って考えは、、、あかんのかな？

さらに山中に登って行くと。。。ごろごろ水 採水場が！

大峯山 青い空に白い霧氷がよく似合う(*´∇｀*)

名水百選に選ばれている「ごろごろ水」

大峯山に湧く天然水で
鍾乳洞で磨かれ半世紀の時をかけて湧き出てるそうです
私の大好きな硬水でした（PH8,2)

帰りにコーヒー頂くとして、とりあえず行ける所まで先を進みます

心が洗われますなぁ～この美しさに♪

樹氷が見られるって事は、やっぱり今朝は相当気温が下がったんだね
早朝散歩の時の氷点下10度に改めて納得

雪があれば、県道も。。。シッポにとっては楽園よ～♪

かなり上ってきたね♪

タイヤの跡も足跡も いつの間にかなくなってた。
あるのは動物の足跡だけ！

ん？女人結界？ ここまでなの？

女人禁制の修験の山
そこに訪れた母親と役行者が会ったとされる母公道には
今も女人結界の石碑が残ってました

宗教上の理由で1300年も女人禁制を続けているお山
大昔までは、日本各地にそういうお山が存在したそうですが
現在では、唯一 大峯山だけになってしまいました

役行者のお母さんがお祀りされている 「母公道」

その昔は ここより先は女性が立ち入る事のできない領域だった。
だけど生活の為の配慮から村の林業に関わる女性も入れるようにと
1959年に今の清浄大橋の先が結界門になったそうです。

母公堂 名所・史跡

どちらにしろ、残念な看板に出会ってしまった。。。

この先、冬期通行止め。 人及び全車両、、、諦める(/ _ ; )しかない

踏み跡がある！
さすがに女人禁制の掟を破ってまでも行きたいとは思わない
熊さんは怖くないけど（あっ！冬眠中だよね～）
神さまのバチがあたるのが熊さんより怖い。

五代松鍾乳洞の辺りまで戻ってきました

ごろごろ茶屋で はぶ・あ・ぶれいく♪

美味しい水で入れた名水コーヒー 1杯 200円

使い捨てのプラコップが味気なくもありますが…すっきりウマイ♪
やっぱり水は大事だね～

余談ですが、奈良県吉野郡は日本三大美林「吉野杉」の産地でもあります

奈良県の林業は高級ブランド材！
吉野杉、大阪城でも使われていますよ～

これ、なんだと思いますか～

正式名わかんないけど、修験者さんが持ってる杖でっす

「道場」修験道の世界とは縁がないのでスルーさせていただきます( _ _ )

ただいまぁ～(*´∇｀*) 昭和レトロ感が満載の旅館街

2日間、お昼を食べるのも忘れて思う存分 雪道を歩き回れたことは
私にとっては大事な癒しです
はい♪ 充電満タンになりましたぁ～(=^▽^)σ

洞川温泉 入口の橋から Bye-Byeの1枚

2:30PM バス停前の「居酒屋 みやそい」でバス待ちランチ

定食だとガッツリ飯になっちゃうので、ちょっとしんどいな

「お手頃 川魚塩焼きとおにぎりのセット」 にしたの♪ （1,000円）

名水冷やっこ・ぴり辛こんにゃく・山ぶき佃煮 と
泥川の名産が少しずつチョイス

メインはめちゃんこ悩んで 「あまご」でお願い
注文を聞いてから丁寧に焼きあげるので少々時間かかるけど大丈夫？と…

大丈夫です！バスの時間までたっぷり90分もありますから(=^▽^)
したらね、おじさん バスの時間までゆっくりしていっていいよ！と

メニューで もう一つ気になるものが(^^;;
猪肉コロッケ♪
2個入りなので、一つはテイクアウトにしてもらえるか聞いてみた所 OK

鹿肉のコロッケ、ものすごくずっしり！ 重量感にまずビックリ
鹿肉、癖もなく美味しい！！
出来たて熱々が美味しいのはもちろんなんだけど
時間が経っても（帰宅後食べても）美味しかった

デザートは別腹ね！ 名水くずもち♪

奈良のうまいもん「お菓子」に 『吉野本葛入りくず餅』があげられるけど
「居酒屋 みやそい」で食べたくずもち♪
銘店のソレに引けを取らない美味しいくず餅

昨年12月の十津川温泉、そして2月の洞川温泉
どちらも、奈良交通の「キャッシュバックキャンペーン」を利用

うん(´∀｀*)うん いい企画だわ～♪
また来季、お世話になりま～す

この旅行記へのコメント （2）

• きーちゃんさん 2018/03/02 13:08:39

  雪、楽しんでるね♪

  なーんて、北海道はもう
  　　　　　　雪…いらーん！(笑)
  
  せっかく雪もしばらく降ってなかったから
  このまま、春になればと道民のほとんどは思ってたはず…(冬のイベント業界以外は)
  
  だけど、毎年だけど3月に入ると1、2度はドカ雪がふるんだよね(*_*)
  
  だけど、大峯山のモハモハした雪景色は素晴らしいわ！
  あんな景色大好きだわ☆
  
  しっぽさん、雪かきしに来て～(笑)
  
  　　　　　　きーちゃん
  

  豚のしっぽさん からの返信 2018/03/04 21:39:37

  RE: 雪、楽しんでるね♪

  おっ疲れ〜(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ
  明日はお休みなんで、梅 愛でにお出かけしたかったのに
  どうやら雨の予報。。。
  残念(*´-`)
  
  てな感じで、こちらはそろそろお花の便りがお届けできそうな感じですよ〜
  
  
  > だけど、毎年だけど3月に入ると1、2度はドカ雪がふるんだよね(*_*)
  ☆わかる！わかる！
  ☆それを乗り越えれば 春ぅ
  ☆ガンバレ お天気！
  
  > だけど、大峯山のモハモハした雪景色は素晴らしいわ！
  ☆モハモハ♪
  ☆こんな雪の表現方法 はじめて聞いた！
  ☆「モハモハ」 なんかええわ〜♪
  
  > しっぽさん、雪かきしに来て?(笑)
  ☆飛んで行きた〜〜〜〜い
  
  季節の変わり目
  体調崩さないようにしようね
  
  シッポ