2017/08/10 - 2017/08/10
316位(同エリア17021件中)
+mo2さん
北フランスの旅6日目です。ツアーの自由行動日なのですが、午前中は希望者参加のシテ島散策に参加しました。午後からはオランジュリー美術館、オルセー美術館、ルーヴル美術館とじっくりと美術館巡りをしました。
首都パリを流れるセーヌ川の川岸のうち、シュリー橋からイエナ橋までのおよそ8kmが世界遺産の登録対象となっています。構成資産のうちシテ島の①ノートルダム大聖堂②コンシェルジュリー③サント・シャペル、セーヌ右岸の④コンコルド広場⑤チュイルリー庭園・オランジュリー美術館⑥ルーブル宮殿(ルーブル美術館)、セーヌ左岸の⑦オルセー美術館を廻りました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
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ホテルのあるパリ・リヨン駅からシテ島まで地下鉄で移動。この日も雨が降ったりやんだりと涼しい1日でした。
シテ島 旧市街・古い町並み
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パリの中心部を流れるセーヌ川の中州、シテ島にそびえるノートルダム大聖堂。フランスの世界遺産「パリのセーヌ河岸」の構成資産の1つです。早い時間に行ったので簡単に入場することができましたが、出てきたときには大行列ができていました。
ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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大聖堂が建つ場所は、紀元前の昔から由緒正しい聖地で、紀元前300年にシテ島内に定住したケルト人のパリシイ族は、彼らの生活基盤である水上交易の基点として、守護神の祭壇を建ています。紀元前52年頃にガリアを征したローマ人も、ここにジュピターやヴィーナスなどの神を祀りました。6世紀初めになり、フランス最初の王朝、メロヴィング朝がパリに都を置き、キリスト教を国教とすると、古来の聖地に初めてキリスト教の聖堂が建てられました。
ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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ノートルダム寺院は1163年に着工し、約180年かかって完成したと言われています。写真はノートルダム大聖堂の南側。大きなバラ窓がみえます。
ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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東側にある扉口は、教皇ヨハネス23世に捧げられた庭園ジャン23世公園 に通じています。
ジャン23世公園 広場・公園
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こちらは北側の路地。ノートルダム寺院を一周しました。
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ガーゴイルと呼ばれる雨水の排水口は、キマイラ(仏語でシメール)というギリシア神話に出てくる怪獣が模られています。
ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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正面には3つの入り口があり、左から「聖母マリアの門」、「最後の審判の門」、「聖アンナの門」となっています。
ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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聖母マリアの入り口の彫刻に首のない人物が、自分の首らしきものを持っているものがありました。興味深いので調べたところ3世紀のパリの司教で、250年頃に殉教したとされる聖ドニと呼ばれる殉教者でした。首を斬り落とされた後、それを拾い上げ、説教をしながら数キロメートルを歩いたという話が残っています。
ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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聖アンナの門から入場しましたが、すぐに美しいステンドグラスが目に入ってきます。
ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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世界各地にあるノートルダム聖堂ですが、ノートルダムとはフランス語で「私達の貴婦人」という意味で、聖母マリアを指しています。
ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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シャルトルのノートルダム大聖堂のステンドグランスも見事でしたが、こちらパリも素敵です。
ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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丸い大きな窓はバラ窓と呼ばれ、ステンドグラスに描かれた絵は字が読めない人のための聖書の絵解きとなっています。写真は北のバラ窓です。
ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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ジャンヌ・ダルクの処刑された地であるルーアンのノートルダム大聖堂。シャルル7世とともに訪れたランスのノートルダム大聖堂にもあるそうですが、ここパリのノートルダム寺院のなかにも祈りを捧げるジャンヌ・ダルク像があります。
ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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美しい聖堂内のレリーフ
ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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フランス革命後、破壊や略奪が続き、1795年に閉鎖されたノートルダム大聖堂ですが、ナポレオンが、1802年にミサを復活させ、さらに2年後にこの大聖堂で戴冠式を行っています。またその様子はダヴィッドの代表作『皇帝ナポレオンの聖別式と皇妃ジョセフィーヌの戴冠式』に描かれルーブル美術館で見ることができます。
ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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荒れ果てたノートルダム大聖堂の改修のきっかけを作ったのは、作家ヴィクトル・ユーゴです。ナポレオンの戴冠式から約30年後、彼は『ノートル・ダム・ド・パリ』の中で、聖堂の荒廃ぶりを緻密に描写し、パリ市民の心の支えが忘れられていることを強く訴えました。これが反響を呼び、修復の動きが強まっていきました。そして、1864年にやっと中世ゴシック様式の絢爛たる輝きがよみがえったそうです。
ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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高さ33メートルの聖堂内部は、中世ヨーロッパの「森」をイメージして作られているそうです。
ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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南のバラ窓は、13世紀のオリジナルが一部残っている貴重なステンドグラス。12人の使徒に囲まれたキリストの姿が描かれているそうです。
ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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聖堂正面の内陣。十字架の下に「ピエタ」と呼ばれる、キリストの亡骸を抱いて悲しむマリアの像があります。
ゆっくり大聖堂の中を見学できたので次に向かいます。といっても狭いシテ島の中なので徒歩数分の移動です。ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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オルフェーブル河岸から見るパレ・ド・ジュスティスです。1604年にアンリ4世の命により、セーヌ川に架けられたパリに現存する最も古い橋であるポン・ヌフ橋も遠くに見えます。
ポン ヌフ 建造物
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コンシェルジュリー左端の四角の塔の戸外に取り付けられたパリ最古の公共時計。リニューアルされたばかりのようで綺麗です。
カペー王朝時代の王宮でしたが by +mo2さんコンシェルジュリー 城・宮殿
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パレ・ド・ジュスティス(司法宮)の一部で、観光名所となっているコンシェルジュリーに入場します。
カペー王朝時代の王宮でしたが by +mo2さんコンシェルジュリー 城・宮殿
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ゴシック様式の「衛兵の間」。中世の王宮の時代には廷臣たちが食事をする場所でもあったそうです。
カペー王朝時代の王宮でしたが by +mo2さんコンシェルジュリー 城・宮殿
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衛兵の間にあったレリーフ、メデゥーサでしょうか。
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コンシェルジュリーが有名なのはカペー王朝時代の王宮としてではなく、フランス革命の時には4,000人以上の人々が収容された牢獄という歴史です。2,600人もの貴族や革命家たちが最後の時を過ごしここから処刑台に送られたことから、「ギロチンへの入口」と呼ばれ、その中にはマリーアントワネットやルイ15世の愛妾デュバリー夫人、革命家のロベスピエールなども含まれています
カペー王朝時代の王宮でしたが by +mo2さんコンシェルジュリー 城・宮殿
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牢獄を再現した部屋なども展示されていました。
カペー王朝時代の王宮でしたが by +mo2さんコンシェルジュリー 城・宮殿
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マリー・アントワネットがコンシェルジュリーから処刑場へ出発するところを描いたものと思われる絵なども展示されていました。
カペー王朝時代の王宮でしたが by +mo2さんコンシェルジュリー 城・宮殿
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マリーアントワネットが、投獄中に使った遺品も展示されています。
今年(2017年)森アーツセンターギャラリーで見た「マリー・アントワネット展」は、入場に2時間以上待ちましたので日本でも人気の高いマリー・アントワネットです。カペー王朝時代の王宮でしたが by +mo2さんコンシェルジュリー 城・宮殿
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女囚が散歩を許された唯一の「5月の庭」と呼ばれる小さな中庭。前日見てきた豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿で暮らしていた栄華からの凋落ぶりが感じ取られる場所でした。
カペー王朝時代の王宮でしたが by +mo2さんコンシェルジュリー 城・宮殿
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シテ島の約3分の1を占めるパレ・ド・ジュスティスです。破毀院、パリ控訴院、パリ重罪院、パリ大審裁判所、検察局及び弁護士会など複数の主要司法機関が置かれており、日本の最高裁判所にあたるフランス法曹界の最高峰です。元々カペー朝時代の王宮だったシテ宮に起源があり、その敷地内にコンシェルジュリー、サント・シャペル、複数の塔及び様々な建物の用地など王宮当時の遺跡が残っています。
裁判所 (パリ) 建造物
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ルイ9世が1239年から収集し始めた聖遺物を納めるために建設を命じたサント・シャペル。コンシェルジュリーとともにカペー朝時代の王宮であるシテ宮の跡でありゴシック建築の頂点ともいえる建物を見学します。
サントシャペル 寺院・教会
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サント・シャペル1階の礼拝堂です。
ここから2階に上がっていきます。サントシャペル 寺院・教会
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2階にある王家の礼拝堂に足を踏み入れると美しさに息を呑みます。
サントシャペル 寺院・教会
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細長い柱を挟んで15の窓が連なり、壁面のほとんどが美しい色彩のステンドグラスで埋め尽くされています。
サントシャペル 寺院・教会
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15世紀にシャルル8世が奉納した正面扉口の上にあるバラ窓には黙示録の主題が描かれているそうです。
サントシャペル 寺院・教会
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延べ面積が600m?以上に及ぶガラス窓に描かれている情景は、キリスト受難の物語をはじめ、全部で1,134ものにも上り、その緻密さ、色の豊富さは、12世紀からフランス各地に建立されたゴシック様式の聖堂の中でも右に出るものはないそうです。
サントシャペル 寺院・教会
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扉口にある彫刻も見事です。
サントシャペル 寺院・教会
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ここからは、完全に1人行動。まずは地下鉄でシテ島からコンコルド広場まで移動です。
シャトレ駅 駅
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近代フランス史を象徴するコンコルド広場。フランス革命時には、広場に断頭台が置かれ、1,343名 もの王侯貴族や庶民が命を落としています。中央にはエジプトのルクソール神殿から移築されたオベリスク、その後方にフランス革命100周年を記念して建てられたエッフェル塔 が見えます。
コンコルド広場 広場・公園
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コンコルド広場からそのまま歩きますが、ルーヴル宮殿から続く広大なチュイルリー庭園の西の端にあるオランジュリー美術館に到着。ルーヴルやオルセーに比べると小さく感じますが、印象派後期からエコール・ド・パリの傑作が展示されており、訪問を楽しみにしていました。また、今回、オランジュリー美術館を訪問するまで全く知らなかったのですが、現在休館中の日本のブリヂストン美術館所蔵の作品が『ブリヂストン美術館の名品ー石橋財団コレクション展』として開催されていました。館内(作品)紹介は、オランジュリー美術館【1】~【5】で別旅行記としています。
オランジュリー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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オルセー美術館とチュイルリー公園を結ぶ歩行者専用のレオポール セダール サンゴール橋からみたオルセー美術館。
同じセーヌ河にかかるポン・デ・ザール(芸術橋)の南京錠のニュースは何度か目にしたことがありましたが、こちらにもたくさんの南京錠が・・・レオポール セダール サンゴール橋 (ソルフェリーノ橋) 建造物
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オルセー美術館です。この日は21:45まで開館であり6時間以上かけてゆっくり全館見てまわりました。ちなみに原則としてオルセー美術館で2月革命のあった1848年から、第一次世界大戦が勃発した1914年までの作品を展示することになっており、それ以前の作品はルーヴル美術館、以降の作品はポンピドゥー・センターという役割分担がなされているそうです。
館内(作品)紹介は、オルセー美術館【1】~【12】で別旅行記としています。オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ロワイヤル橋から見たオルセー美術館。パリ万博に向けて建てられたオルセー駅を改装し1986年、オルセー美術館として開館しています。
オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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オルセー美術館からロワイヤル橋を渡りルーヴル美術館へ
ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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前日に続きルーヴル美術館を堪能。
館内(作品)紹介は、ルーヴル美術館【1】~【13】で別旅行記としています。ルーヴル ピラミッド 現代・近代建築
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