2017/04/05 - 2017/04/08
1375位(同エリア2712件中)
三峯霧美さん
ポツポツ降っていた雨がやみ、傘を差さずに鹿ヶ谷から岡崎神社へ。
昨年秋から何度か近くに来ても、いつも時間が無くて参拝できなかった岡崎神社に、やっと参拝です。
平安神宮の桜はを見たかったので想像を膨らましていってみたら、まだツボミの状態で、がっかりしつつ岡崎疎水に向かいます。
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12:55 椿に感動した霊鑑寺を後にして鹿ヶ谷から哲学の道を突っ切ります。雨はやみましたが、いつ降りだすか分からない空模様。
白川通を渡って、岡崎神社へ向かいます。 -
13:06 岡崎神社 祭神 素戔嗚尊 櫛稲田姫命 八柱御子神
創建は794年 平安京遷都時に、都を鎮護するために建てられ、東天王と言われています。
吉田山から真如堂、紫雲山(金戒光明寺)と岡が続いた先にあるので岡崎神社岡崎神社 寺・神社・教会
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今年は寒い日が多く、桜は一週間以上も開花が遅れています。
枝垂桜も冷たい雨に濡れて、つぼみのままの花が多いです。 -
この辺りは野兎が多かったので、眷属は兎。
手水舎にいる兎は子授け兎。水をかけてお腹をさすると子宝に恵まれて安産になるそうです。 -
869年に勅命により社殿を造営した際、播磨国から祇園牛頭天王を迎え、悪疫の納まりを祈願したということで、元の祭神は牛頭天王です。
高倉天皇の中宮がお産の際に奉献を賜ったことから安産の神様となります。 -
舞殿に並ぶうさぎおみくじの入っていた人形
観光客は少なく、なぜか東南アジア系の家族連れが休憩に訪れていました。 -
御朱印は東天王
1月に参詣した聖護院の近くの須賀神社は西天王と言い、岡崎神社と対を成しています。
須賀神社(西天王)の元の社地は平安神宮の神苑にある尚美館の辺りだったそうです。
近くなので、平安神宮の神苑の桜を見に行きます。 -
13:28 平安神宮
先ほどの岡崎神社とはうってかわって、ここは参拝者が多いです。平安神宮 寺・神社・教会
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しかし、この広さですからね、多少参拝者が多くても、なんてことはない。
拝殿の前の桜は少し開花していますが、枝垂桜はソメイヨシノより遅咲き系かな? -
せっかく来たのだから、神苑に入ってみることに・・・。
あ~、ライトアップ用のライトが設置されてますが、まだまだ半分も咲いてない。
入り口近くの南神苑は桜がたくさんありますが、どれも、見ごろまであと少し平安神宮 寺・神社・教会
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皆さん、ちょっとがっかりしてますが、とりあえず、咲き始めた桜を撮影してみる。
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東神苑の尚美館のあるところが、西天王塚といわれ、その昔、今の須賀神社の西天王社があったところだそうです。
ライトアップ時は この尚美館で「紅しだれコンサート」が行われます。
この日は二日目、昨夜は雨でしたね・・。 -
池のほとりの枝垂桜も、まだまだ・・見頃まで一週間はかかるかな。
こちらの紅枝垂桜は、ソメイヨシノより後に咲く木のようです。 -
桜の泰平閣を撮影したかったのですが、残念。それでも1月より拝観者は多め。
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泰平閣の両側は座れないように竹が渡してあります。
コンサートの場所取りされないようにかな?雨天決行なのだそうです。雨が降らないといいのに。 -
1月に参拝したばかりですが、行列もなかったので参拝の証として御朱印を頂きました。
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境内は桜関連お土産などを販売するブースがありました。
ちょっとお手頃な桜の花の塩漬けを買いました。友人たちの分も、京都の春のお裾分けに。
簡単に桜茶にしてもいいですが、今回は全部一度に使って桜ご飯を炊きました。ふわっと桜の香りがする春のご飯でした。 -
表参道を歩いて、岡崎疎水へ。やっぱり人が多いですね。
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鮮やかな大鳥居は岡崎疎水の桜といいコラボ。
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疎水のソメイヨシノは見頃一歩手前といった感じ、3月末からゴールデンウィークまで十石舟めぐりが運航しています。
4月9日まではライトアップも行われています。 -
京都の旅では珍しく、ランチをちゃんとお店で食べることにしたので、疎水沿いをのんびり桜を見ながら歩いて行きます。
なんだか対岸の建物が騒がしい、何かイベントが終わったようで、ぞろぞろと人が歩ています・・・どうも、京都大学の入学式だったようです。 -
14:35 ランチはここ!「58DINER」
この日は銀閣寺からずっと歩いて来ているので、休憩して元気を補給しようと、温かいものを食べて、コーヒーを飲むことにしました。
ここまで、朝から5キロ近く歩いているみたい。
既にランチタイムは大幅に過ぎていますが一階のテーブル席は埋まっていたので二階に案内されました。58DINER グルメ・レストラン
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案内してくれた女性の服装や雰囲気が、なんだかとても懐かしく感じたのは、自分が若い頃、都心のアメリカンカジュアルなお店に、こんな雰囲気の人達がいたからです。インデアンジュエリーが、えらく様になる服装で、明らかに一線を画した自己主張のある雰囲気を持っていました。
「うわ~かっちょいいお姉さま達」って思っていた、その方々と同じ年齢、雰囲気なのでデジャヴ状態になりました。
でも、あれから30年、今は自分がすっかり年上のババアになってしまいました。 -
平日は「本日のバーガーセット」がお安いのですが、初めて入る店なので、看板メニューという「ネオクラシックバーガー」にしてみました。
お肉はジューシーで食べごたえたっぷり セットでミネストローネを付けましたが、もうちょっと熱々がよかったなぁ。マグにたっぷり入った温かいコーヒーを飲んで、一息入れて出発です。
バスの時間が合わなければ、歩いて東山の駅まで行かなければ・・・。 -
15:25 そんなにタイミングよくバスが来るわけがなく、東大路通を歩いて南下。
と、後ろからバスにガーと追い抜かれる。あ~あ、気合入れて待ってりゃ来たんじゃねーか!!(こ、言葉使いが・・・)
ブツブツ心の中で文句言いつつ歩いて、次のバス停まで来ると「満足稲荷神社」がありました。
神社の前を通り過ぎるわけには行かないので、お参りしていきます。満足稲荷神社 寺・神社・教会
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なにが「満足」なのかっていうと、秀吉が満足したからなんです。
もともと秀吉さんは稲荷大神を信仰していて、伏見城内に伏見稲荷を勧請します。
天下を治めて、霊験に満足したので、「満足稲荷」というわけで、江戸時代に徳川綱吉が現在地に移して法皇寺の鎮守社となりました。 -
その後、お寺は南禅寺に吸収されて、神社だけが残りました。
もちろん祭神は倉稲魂命。 -
嬉しいことに社務所に神職さんがいらして、御朱印を頂きました。
バスに乗れなくて歩いたおかげで参拝できました。
これも神様の引き合わせ、お参りして行きなさいと・・・そういえば、今夜の宿は伏見稲荷だったっけ・・・あ、そういうことね。 -
境内には「岩神さん」という霊石があります。
石をさすった手で頭をなでると、頭がよくなり、痛い所や悪い所をさすると、治るんだそうです。パワスポなんだそうですよ。
頭と膝と肩と、盛大にさすって見る。
その奥には樹齢400年というクロガネモチの御神木。 -
御神木と岩神さんの版画の書置き御朱印も頂いて来ました。描かれたモチノキがとても暖かみがあって、素敵な御朱印です。
さて少し頑張って歩いて東山駅へ、そこから東西線で烏丸御池駅に行きます。 -
烏丸御池駅から地上に出ると、そこはオフィス街&繁華街、スーツ姿のサラリーマンがいて、観光地の雰囲気はほとんどありません。
金曜の夕方が近づいて、通りを走る車も多くて、慌ただしい雰囲気です。
16:27 六角通の角を曲がると、六角堂の門が現れます。紫雲山頂法寺(六角堂) 寺・神社・教会
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門を入ると 芽吹いたばかりの柳が目を引きます。縁結びの六角柳というんだそうです。
紫雲山 頂法寺 六角堂
西国三十三所 18番札所、洛陽三十三所観音 1番札所
本堂の形が六角形なので六角堂 -
ご本尊は如意輪観音
創建は587年と伝わります。
聖徳太子がこの地を訪れ、池で水浴をするため持仏の如意輪観音像を置いたところ、像は重く動かなくなります。
観音像は光明を発して、この地にとどまり衆生を済度したいと告げました。
東からやってきた老翁が紫雲たなびく杉の霊木のありかを教えてくれたので、その材を持って六角の堂を建立したのが始まり。 -
まあ、しかし、実際の創建は飛鳥時代ではなく、900年代後半らしいです。
なんでも、江戸時代終わりまで18回の災害にあったとかで、現在の本堂は1877年(明治10年)の再建です。 -
石不動 不動明王の石像が安置されています。
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これが、聖徳太子が水浴をしたという池。この池のほとりに僧侶の住房があり、「池坊」と呼ばれ、代々六角堂の住職を務め、仏前に花を供えていました。
池には優雅に白鳥が・・手を出すとかまれるって? -
池に浮かぶように建つ太子堂、聖徳太子を祀っています。
室町時代に池坊専応がいけばなの理論を確立し、今はいけばなの家元「池坊」となっています。 -
この日から春のいけばな展と、六角堂の夜の特別拝観も行われ、作品のライトアップが行われます。
6月に公開される池坊専好を主人公にした映画「花戦さ」にちなみ「花の力」と題した展示会。
ライトアップ作品は『最高レベル』の作品だそうで、表現力に納得します。 -
若い頃の勤務先に「いけばなクラブ」がありました、流派は「池坊」。
毎週先生を招いてお稽古があり、先輩方の作品が事務所に飾られていました。
当時存命だった祖母がいけばなの古流の師範をしていて、その作品を見慣れていたせいか、先輩方が活けた作品が、あまりに酷い出来で、魅力を感じられず。
同僚がほとんど入部する中、再三の入部の御誘いがありましたが、断り続けました。
こちらの作品は最高レベル、これを見たら、一発で入部したでしょうね。 -
池坊のビルとお堂の上についてるかざり・・・(名前は知らない)
才能があってもなくても、ある程度おけいこを重ねていくと、お免状がもらえます。池坊は門下の方がとても多いので、そしてビルが建つというわけです。
結局、古流の先生だった祖母からも、お稽古をつけてもらうことはありませんでした。 -
納経所は書き手の方が一人しかいなくて、行列になっていました。
自分の番になるまで15分近く待つことになり、この後、革堂に行きたかったのですが、時間切れ。
こうなったら、後ろの人にも待っていただいて、御朱印を頂くことにしました。
まずは西国の御朱印と洛陽の御朱印、いずれも「六角堂頂法寺」と書かれます。 -
聖徳太子御遺跡霊場と、石不動明王の御朱印
後ろの並んでいる方に、たくさん書いてもらって、時間がかかってすみませんと声をかけると「いえいえ、気にしないで」と答えてくださいました。
にしても、書き手のオジサンはマイペースです。
革堂の後に一保堂に行って高額玉露を飲む予定にしていましたが、時間切れなのでプランB。 -
プランBは大極殿本舗六角店の中にある甘味処栖園(せいえん)で、琥珀流しを頂くこと。
また雨は上がり、傘をささずに歩くこと数分。
京町家を改造したお店に到着。
先客で満席、お菓子を見て待っていると、10分ほどで案内されました。
カステラが有名なのかな? -
春の琥珀流しは桜のシロップ。塩漬けの桜を使っているので、隠し味に塩を感じます。儚いくちどけ、柔らかく優しい寒天は、ゼリー系が好きな方にはたまりません。
シロップは月替わりですが、この桜のシロップはかなり好みです。 -
あまりに可愛らしいので、おちょぼを買いました。
和三盆糖と吉野葛でできています。口に入れるとほろっとほどけて溶けていきます。
小さい頃に祖母がくれた干菓子は、ただ甘いだけのお菓子で嫌いでした。
今、干菓子を買い求める自分が、祖母の年齢に近づきつつあるってことに気が付き、なぜか焦る。やばい、婆さんだ。
焦ったところで時間の流れには逆らえない。
17:15 烏丸御池駅に戻り京都駅へ向かいます。 -
18:30 伏見稲荷
京都駅伊勢丹のデパ地下で夕食を調達、散々迷ってローストビーフのサラダとか買っちゃいました。荷物を受け取って奈良線で伏見稲荷へ。
今回もお世話になります、参集殿、受付を済ませ荷物を部屋に運んで、まずはお稲荷さんにご挨拶のお参りです。伏見稲荷大社 寺・神社・教会
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今回も、お稲荷さん参拝はこの夜だけの予定なので、千本鳥居を抜けて奥宮まで参拝に行きました。暗いなぁ。でも、参拝者がいるのですよ、さすが超一流観光地。
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奥宮、手水舎。
気温が低くなってきました。ここから先は行く気になれない。 -
奥宮を参拝して戻りました。明日の天気が良くなるようにお願いしましたが、どうも、それは無理な様子です。
この日はだいぶ歩いたので、疲れてしまって、スマホ持った状態で意識喪失す。
電気ぐらい消せや。
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