2017-７月　水を巡る雲林の旅　32　団体ツアーに飛び入り参加③　雅聞峇里海岸

2017/07/13 - 2017/07/18

７月17日月曜日、11：18。

　昨日知り合った台湾の団体ツアーご一行のご厚意に甘えて一緒にバスツアーしています。
　嘉義縣にある今売り出し中の観光地「寒溪呢森林人文叡地」に行った後、草嶺のホテルに戻って一緒に昼食です。
　

エリア 斗六(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　11：18、草嶺のホテルで昼食。

　ツアーについているランチを一緒にいただいています。タダで。
　食事を終えたころ、宿の人が「社長が午後斗六に行く予定があるので、乗せていくこともできますよ」と申し出てくれました。ツアーの次の観光地まで一緒に行くつもりでいたのですが、ちょっと迷います。私はツアーにタダ乗りしてる状態なんですが、宿の人にとっては私は宿泊客。サービスの一環と言えなくもないです。その申し出を断ってタダ乗りを続けるのは厚かましいのではないかと悩みました。
　私が悩んでいると最初に私を誘ってくれたユカイ先生が、「好きにしていいのよ社長に乗せてってもらえば斗六に直行できるんだし、でも、プレッシャーよネ」とからかってきます。「そんな、プレッシャーだなんて」というと、ほかの人たちと一緒に「そうそう、これはプレッシャーじゃなくってシ・ン・セ・ツ！」。う～ん、よもやこのノリで社交辞令ってことはあるまい。
　宿の人のありがたい申し出を断って、ツアーに同行することに。

　12：03、ツアーの人が台中から乗ってきた大型バスに乗り込みます。私の荷物も載せてもらいました。
　ホテルの駐車場にはいつの間にか農産品を売る屋台が。

　乗りこむとツアーガイドさんが人数を確認、そして「では皆さん出発します。日本人の女性が一人増えましたが、この人はお金払ってませ～ん」。なんかいじられてます。一応ガイドさんには本当に料金はいいのか確認しました。バスは一台丸ごと借り切っているので、一人増えても旅行社としては関係ないそうです。ツアー主がいいといえばＯＫらしい。校長もＰＴＡ会長もいいって言ってるんだからいいんでしょう。もう気にしないことにしました。

　移動中はカラオケタイム。最初は子供さんが歌いましたが、その後は大人のカラオケ大会。子供はお昼寝。

　何曲か目に「陪你看日出（涙そうそうの中国語バージョン）」が流れてきました。あ、知っている曲だ、なんて思ったら、「さあ、この曲はあの日本小姐が歌いま～す」とアナウンス。昨日のカラオケで歌えるって言っていたのを覚えてたの？

　今日はお酒飲んでないよ、注目しないで、静聴しないで～（汗。しかし、タダ乗りの身の上、せめてみなさんに楽しかったと思ってもらわねば。

　という割にがっつり歌ってますね。この写真、ユカイ先生が撮ってくれてました。（ユカイ先生のご主人はカラオケ大好き。何曲も歌っていらっしゃいました。とってもお上手なんです。）

　ほかの皆さんの歌を聞きながら車窓を眺めていたら、竹山神社が見えました。もう竹山まで来てたんですね。
　帰りに竹山の町を見ることができなかったのは残念。でも竹山にはまた来ることができても、この観光バスには二度と乗れない。貴重な経験、ありがとうございます。

　13：35、斗六近郊にある雅聞峇里海岸に到着。

　観光バスがたくさん乗りつけてました。
　雅聞という化粧品会社の運営するテーマパークです。以前は工場があったようですが、現在ここでは生産を行っていないそうです。

　峇里島（バリ島）をイメージした人工の水辺。「海」は遊泳禁止。

　人はいるけど人工浜で遊んでいる人はいませんでした。

　この雰囲気いいですね。

　直売店で雅聞の商品がお安く買えるのが売りらしい。

　お土産屋さんやレストランもあります。店先にはなぜかピカチュウ。

　雲林観光を検索するとかなり上位に出てくる観光スポットなんですが、観光というほどのものでもないです。観光バスのトイレ休憩兼お土産スポットって感じかな。

　ゆっくり休憩できるのは確か。

　美しい花も咲いてますし。

　バリ島っぽいかな。

　室内展示も少しだけ。

　バスを降りるときに番号を書いたシールを一人一人に貼られたので、もしかすると購入金額が旅行社にキックバックされるかもと思って、私としてはちょっと多めに買いました。パックと化粧水。でも全く関係ないみたい。特に番号はチェックされなかった。

　化粧品を買うとソフトクリームが割引料金で買えます。

　60元のところ30元で買えたマンゴーソフトクリーム。おいしかったです。

　15：00、近くのバス停で観光バスを降ろしてもらいました。
　こんな素敵な思い出を本当にありがとうございました。ツアーの皆さんはこの後台中へと帰っていきます。さようなら～。

　さあ、バス停でおろしてもらえたのはいいのですが、その石榴のバス停にバスが来るのは50分後。スマホで台鉄の時間を調べたら、40分後に列車があります。ちょっと遠いけれど石榴駅まで歩きますか。

　実を言うと、雅聞峇里海岸の方が駅に近かったんですが…。

　こんなことでもなければ見ることのない街並みを見ながら歩きます。

　なんか古い建物もあるし。

　石榴班溪を渡ったりできたし。

　こんな角度から石榴駅を見ることもできた。

　15：18、徒歩15分ほどで駅到着。
　15：43、台鉄区間車2335、石榴乗車。
　15：48、斗六にて下車しました。

つづく

この旅行記へのコメント （2）

• marketaさん 2017/08/26 10:44:31

  素晴らしい出会い

  binchan様
  
  こんにちは。
  今回も充実した旅行記を読ませていただき、
  ありがとうございました。
  まとめまで読んでこちらに戻ってきました。
  
  水というテーマで、研究レポートのような旅行記。
  すごいなあ、私なんてテーマも何も無く、適当に本能のまま、
  見たい物をみて食べたい物を食べての旅しかしてないな〜、と
  ちょっと我が身を反省（？したかな？）
  
  団体ツアーに飛び入り参加されたところは、
  どんな展開になるのか、わくわくしながら読ませていただきました。
  読んでる方も楽しかったです。
  これだけの交流が出来るのも、やっぱりbinchanさんのお人柄と
  語学も出来る、台湾のことも熟知している「台湾愛」だからこそなのかなと。
  
  最初の運転手さんの質問に「わかりませ〜ん！」と答えて車内は爆笑。つかみはＯＫ。
  これがこんな展開に出来た要因ですね、きっと。
  
  車内でカラオケを歌っておられる写真はお顔が隠れてますが
  きっと熱唱されていたのでは、と勝手に想像しちゃいいました。
  
  こんなディープで楽しい交流だから、お別れのところは
  私の方まで寂しい気持ちになってしまいました。
  
  本当に楽しい旅行記を、ありがとうございました。
  
  marketa

  binchanさん からの返信 2017/08/26 12:11:12

  RE: 素晴らしい出会い

  marketaさん、こんにちは。
  
  コメントありがとうございます。
  テーマ設定の理由は行き先を絞り込むためなんです。
  インターネットでいろいろなことが調べられる昨今、
  小さな地方都市でも面白そうなところがたくさん見つかっちゃいますよね。
  それ全部回ろうと思うと一週間くらいあっという間に埋まっちゃう。
  で、その町から出られないまま旅行が終わっちゃいそう。
  というわけで、テーマで絞り込んでみたわけです。
  短い旅程しか組めない私の苦肉の策だったんですが、楽しかったです。
  この「テーマ設定旅」、自分に向いてるかも。
  
  ツアー飛び入り参加は思いがけないものでした。
  皆さん本当に明るくて元気で、本当に楽しかったです。
  カラオケはご想像通り熱唱…、
  自分ってお調子者だなあと認識させられました。
  （人柄、なんて好いいい方をしてくださってありがとうございます（笑。）
  
  いつも旅行記を読んでくださってうれしいです。
  marketaさんの親孝行旅、続き楽しみにしてます。