2017/07/13 - 2017/07/18
155位(同エリア592件中)
binchanさん
- binchanさんTOP
- 旅行記680冊
- クチコミ170件
- Q&A回答216件
- 482,473アクセス
- フォロワー70人
7月16日日曜日、15:30。
タクシーがないという草嶺で観光するため、ホテルの人が遊覧バスに乗れるよう手配してくれました。どんな遊覧バスなのか全くわかりませんが、乗せてくれるなら何でも乗りまっせ~。
ホテルのロビーで待っていると時間通りに遊覧バス(マイクロバス)がやってきました。はい乗って~と宿の人に言われて乗りこむと、ほぼ満席に家族連れらしい人々が乗っていました。ここまでいくつか見どころを巡ってきた後のようです。料金について何も言われなかったけど、村か観光局主催のサービスツアーなんだろうか。ちょっと緊張気味で一番後ろに座りました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
15:40、遊覧バスは私を乗せて出発。
運転手さんがガイドを兼ねていて、マイクで説明しながら運行します。車内は和気あいあいの雰囲気。
まず上坪通りの突当りまで行って、そこから見える景色の説明。Uターンしてふもとに向かう細い道を進みます。運転手さんの説明はほとんど聞き取れませんが、地図で予習してあるのでどこに向かっているのかはわかります。 -
15:56、次の見どころに到着。ここでは下車観光するので、車内で見どころの説明と戻ってくる時間のアナウンスがありました。最後に「最後座位的日本小姐、聴得懂嗎?(一番後ろの日本人の人わかった?)」、大声で「聴不懂!(わかりませ~ん)」と答えて車内は爆笑。よし、つかみはOKだ。
降りた途端に、スマホの翻訳機能で集合場所とこの見どころの説明を表示してくれた人がいました。親切だなあ。 -
この場所は小天梯。この小さな吊橋を渡った先に草嶺最大の見どころがあるのです。
-
見どころの名前は「峭壁雄風」。約45度の角度で露出した砂岩層が、清水溪からそそり立っている場所で、打ち込まれた鎖を伝って斜面を歩ける場所です。実はここ、楽しみにしてました。
-
吊橋の手前には新しそうな案内看板。
-
雨も止んでます。
-
吊橋の定員は15名ですが、お構いなしにじゃんじゃん渡ります。
-
吊橋は怖くて渡れないクチなんですが、これくらいなら大丈夫かも。
-
怖いけどまあ大丈夫。写真撮る余裕まであります。
-
みんなガンガン歩いて行きます。
-
吊橋部分を渡り切ったところ。
-
先に進みます。
-
ちょっと足場が悪いところも。
-
舗装作業中で資材が置いてありました。今頃はきれいに舗装されてることでしょう。
-
特産品の乾しタケノコ。かつては貴重な換金作物だったんですね。
-
この道は乾しタケノコを担いで売りに行く道でもあったんだ。
-
え?工事中につき通行止め!
-
なんてこった、すぐそこに見えているのに…。
-
お構いなしに看板を乗り越えていく人もいますが…。
進入禁止になっているところに入るのはやっぱり危険なので私は手前でストップ。 -
あ~もうそこに見えているのに。
おとーさん、はしゃいでちゃダメだよ、本当は進入禁止なんだからさ。一見コンクリートの護岸に見えるでしょ?でもあれが天然の砂岩壁なんです。ずっと上まで続いてるんですよ。
ちなみに看板には「通行止めは6月30日工事終了まで」と書いてありましたが、7月16日時点でまだ工事は終わってませんでした。さすがに8月現在は大丈夫だと思いますが、夏の台湾は土砂災害が多いのであまり期待しない方がいいですね。 -
砂利トラックが荷台を上げたまま停まってます。
-
16:20、バスに戻って次のポイントへ。
この遊覧バス、村の企画に個人客が混載で乗っているのかと思っていたのですが、どうやら全員同じ団体らしい。その人たちのために出したバスに空席があったってことかな? -
村の中心部への近道はとても細くマイクロバスはすれ違えません。マイクロバスツアーは実は何台も出ていて、細い道は大変なことになってました。近道の混雑を避けるため、来たときとは違う道で戻ります。違う景色が見えてラッキー。
-
16:44、到着したのは持明寺。四面佛で有名です。
-
持明寺は峭壁雄風の上に位置しています。小天梯は清水溪の河畔にありましたが、そこからここまで上がってきました。この少し下にあの岩(峭壁)が続いているんです。上から見えないかな、と思いましたがそれは無理でした。
-
ここでお手洗いを借り、仏様にお参りします。
-
右回りに4面の仏様を拝み、最後にお水をいただきました。
-
ありがたそうなお水。具合が悪い時にでも飲もうかな。
-
17:00、最後に寄ったのが苦茶油のお店。
よく見るとマイクロバスにお店の名前「一心苦茶油」が書かれています。バスはこのお店のものらしい。謎は深まるばかりの遊覧バス。
実際は、一緒に乗っていた団体が旅行会社にツアーを組んでもらっていて、この遊覧バスはそのツアーの一環として旅行会社が手配したもののようでした(あるいはホテルの遊覧パックに申し込んでいる)。そして私は団体ツアーのご厚意で乗せてもらえたらしいです。(無料で乗せてもらえました。) -
遊覧バスの運転手さんは実はこの苦茶油店のご主人。上の写真で傘をさしかけてくれている女性はお嬢さんです。このお嬢さんが苦茶油の実演販売を担当します。
苦茶油は苦茶の実からとれる油。お茶はツバキ科なので実はツバキに似ていますね。 -
メディアでも取り上げられてるみたいですね。
-
さあ、お嬢さんによる苦茶油の説明開始です。
説明の進行に沿って、店主の奥さんと思われる人が一人一人に小さなレンゲを配り、そこにちょこっとずつ油を注いでくれます。「はあい、では口に含んでクチュクチュしてくださ~い。口内の健康にいいんですよ。残りはお肌に塗ってもいいですよ」ってな感じで進められていきます。私がよくわからなくてマゴマゴしていると隣の人が身振りで教えてくれます。これは助かる。本当にみんな親切! -
苦茶油で素揚げにした生姜と鶏肉の試食。
おいしかった!苦茶油がおいしいのか、素材がおいしいのかは不明。 -
皮がカリっと揚った鶏肉。
-
青菜も登場。みなさんパクパク食べます。
-
その後販売タイム。
「500ccの瓶の中身がこのペットボトルの大瓶に何本分入るかな?一本~、二本~、三本~、四本入るかな~、さあ4本半が大瓶に入りましたよ」とお嬢さん。そこにお父さんがやってきて「500cc一本が900元だけど、この大瓶は1300元、おまけに苦茶油石鹸もつけちゃうよ」、「ええっ、お父さんそんなに安くっ!?」という小芝居も楽しく、みなさん結構買っていきます。(値段は私の記憶です。) -
私も苦茶油を買いたかったところなので、大瓶は無理だけど小瓶を一本購入。その場でタンクから瓶詰してくれます。定価900元のところ800元におまけ。
「飛行機に預けるときに割れるといけないから」とラップで瓶を何重にも巻いて、蓋をきつめに絞めてくれました。 -
おかげさまで無事に持って帰れました。後は料理の腕次第ですが、まずは揚げ物かな。
-
17:38、遊覧バスはホテル前に戻ってきました。
18:35、ホテルの食堂で夕食です。
食堂は客室がある建物からすこし離れたところにあり、三合院の一翼を改装して食堂にしています。 -
三合院の正廰。ホテルのオーナーのお宅?
-
宿にはいくつもの団体が宿泊しているらしく、食堂はすでに盛況。
空いている席に一人で座っていたら、先ほどバスで一緒だった団体さんから「一緒に食べましょう」と誘っていただきました。 -
みなさんは大皿で、私の分は一人分サイズで目の前にズラリ。メニューは同じでした。これは贅沢。一人旅でいろいろな種類が食べられないことが多いですが、こんなごちそうが並ぶなんて。これで200元は安いです。
ビールはその場で支払い。一本70元でした。 -
この団体、台中にある小学校のPTA会であることが判明。この写真に写っている中に、PTA会長、校長、校長夫人、先生がそろってます。真ん中は私。
お互いの明日の予定などを話していたら、ピンクのTシャツの先生(ダイヤモンドユカイさんに似ているので、以後ユカイ先生)が「ねえ、明日午前中の観光に一緒に来れば?」と言い出しました。「ね、いいですよね校長!」と聞かれた校長は「それはオレじゃなくってツアーガイドに聞かなくっちゃ」。即刻ユカイ先生がガイドさんに聞きに行って「OKです」って。想定外の展開だよ。 -
食事が終わると「会議室でカラオケするけどどう?」と誘われ、そのままついて行く私。誘ってくれた先生に「一人で旅行してるならちょっと警戒したほうがいいですよ」と忠告されましたが、50人もの団体が全員悪者っていうシチュエーションより、妙な旅をしている私の方が悪者っていう確立の方が数倍高いですよ。
さて、子供連れの保護者達は食後部屋にひきとり、先生たちのカラオケタイム。 -
この方がツアーガイドさん。場を盛り上げるためなのか率先してガンガン歌います。台湾のガイドさんは夜の部もお付き合いするのが原則なのかなあ。
-
私もテレサテンとか、昔のドラマ主題歌(情非得意)とか、昭和歌謡とか台湾の方が知っている限りの持ち歌を歌う。一番得意な、涙そうそう中国語バージョン「陪你看日出」がなかったのは残念。
なんてやっていたら、今までいなかったおっちゃんがどこかでワインを調達して登場。先生方と何か話していたなあ、と思ったらユカイ先生「さあ、あなたにいいお知らせよ」とやってきました。「あの人は昨日まで一緒だったガイドさんなんだけど、あの人に相談したら明日斗六の方まであなたをバスに乗せてってもいいって」。若いガイドさんよりちょっと権限がある人のようです。
うれしいご提案なんですけど、本当にいいの?そりゃ旅行会社はよくっても、ここにいないツアーメンバーは?それに何かあった時に保険とかで問題にならないの?私の旅行保険も大丈夫なんだろうか…。頭の中でグルグルいろいろ考えてみたものの、結局「じゃ、一緒に行こうかな」。 -
それにしても先生方、ジョニーウォーカー1本空いてますよ。赤ワインも2本届いたし、カラオケはまだまだ続くようです。私は2~3人の先生方が部屋に戻られた後に部屋に帰りました。最後は踊りまくってノリノリだった先生方、あの後何時まで飲んでたんだろう。
つづく
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2017-07 水を巡る雲林の旅 後半
-
前の旅行記
2017-7月 水を巡る雲林の旅 27 草嶺生態地質國小(新草嶺國小)から草嶺散策
2017/07/13~
その他の観光地
-
次の旅行記
2017-7月 水を巡る雲林の旅 29 草嶺SPA渡假山荘
2017/07/13~
その他の観光地
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 22 彰化縣 二水
2017/07/13~
集集線周辺
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 23 南岸沉砂池公園と竹山隆恩圳隧渠
2017/07/13~
集集線周辺
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 24 開闢鴻荒石碣(未到達)、台湾水源館、攔河堰南岸観景台
2017/07/13~
集集線周辺
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 25 車籠埔(チェルンプ)断層保存園區
2017/07/13~
集集線周辺
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 26 南投縣 竹山
2017/07/13~
集集線周辺
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 27 草嶺生態地質國小(新草嶺國小)から草嶺散策
2017/07/13~
その他の観光地
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 28 団体ツアーに飛び入り参加① 小天梯、苦茶油店ほか
2017/07/13~
その他の観光地
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 29 草嶺SPA渡假山荘
2017/07/13~
その他の観光地
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 30 坂道下って持明寺へ
2017/07/13~
その他の観光地
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 31 団体ツアーに飛び入り参加② 寒溪呢森林人文叡地
2017/07/13~
阿里山周辺
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 32 団体ツアーに飛び入り参加③ 雅聞峇里海岸
2017/07/13~
斗六
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 33 雲林縣政府、縣議会、人文公園ほか
2017/07/13~
斗六
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 34 記者之家、行啓記念館ほか
2017/07/13~
斗六
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 35 太平老街と警察局舊宿舎群
2017/07/13~
斗六
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 36 烏塗發電廠、集集攔河堰林内分水工ほか
2017/07/13~
斗六
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 37 嘉南大圳濁幹線進水口、斗六大圳林内水門
2017/07/13~
斗六
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 38 高鐵彰化から空港へ、帰国<終>
2017/07/13~
台湾
-
2017-7月 水を巡る雲林の旅 おまけ 雲林における水の流れ
2017/07/13~
斗六
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (9)
-
- ぐれーぷふるーつさん 2018/07/16 17:18:22
- 楽しかった
- 読んでるほうがワクワクしちゃいました。
スゴスギル、ディープです。
- binchanさん からの返信 2018/07/18 18:29:37
- RE: 楽しかった
- ぐれーぷふるーつさん、書き込みありがとうございます。
オフ会、楽しかったですね。
あのイラストは旅行記に登場しますか?それも楽しみです。
私は今日台湾から戻ってきました。
滞在していた台東はまるで蒸し器のような湿度でしたが、
気温は33度程度でした。
帰ってみたら、今日の愛知県は気温39度。
まるで風はまるでドライヤーのようです!
- ぐれーぷふるーつさん からの返信 2018/07/19 07:32:06
- Re: 楽しかった
- おかえりなさい。
私も台東にいってみたいです。
binchanさんの旅行記もたのしみにいています。
名古屋の暑さに溶けないよう、私も溶けないようにします。
ではまた。ぐれーぷふるーつ。
-
- まあちゃんさん 2017/08/22 08:42:03
- 良い出会いですね
- binchanさん、おはようさんです。
この場面がいつ見られるのかと思っていましたが
今朝辿り着きました。
臺灣ではこう言う出会いは嬉しいですよね。でも良く参加されましたね。
これも縁だと思います。
こう言う場面は自分を売り出す良いチャンスです。
その為にも臺灣語や中国語の歌をマスターしていて歌うと
距離がちじまりますね。旅慣れてないとできない事ですが
臺灣での経験が役に立ったと思います。
それにしてもビールの値段ぼったくりですね。
それなりの理由が有ったのでしょうか。
お疲れさまでした。
まあちゃん
- binchanさん からの返信 2017/08/22 13:54:09
- RE: 良い出会いですね
- まあちゃんさん、いつもありがとうございます。
ますビールのお値段は私の間違いでした!
正しくは70元でした。ご指摘ありがとうございます。
歌って人の距離を縮めますよね。
まあちゃんさんに金門や台北でカラオケに連れて行っていただいた成果でしょう!
-
- まっつんさん 2017/08/21 23:40:36
- ホテルの夕食
- ツアーに飛び入り参加で、しかも無料なんて
凄いラッキーでしたね
普通ならあり得ない経験されて素晴らしい
たくさんの料理で200元は安いですね
それに比べ、ビールの高いこと
ぼったくりバー並みですね(笑)
いらぬツッコミ、失礼しました(^_^)
- binchanさん からの返信 2017/08/22 12:43:16
- RE: ホテルの夕食
- コメントありがとうございます!
ビールの値段、一桁間違えてました(汗。(
さっそく修正いたしました、70元が正しいです。
しかし、おいしい晩ごはん、楽しいカラオケでしたので、
たとえビール700元でも疑問を感じず支払っていたかも(笑。
-
- アルカロイド ダリルさん 2017/08/15 14:52:14
- わ~日台友好!
- こんにちわ~ダリルです!
フレンドリーな台湾人だけど、すっかり馴染んじゃってますね~? PTAと先生の集団が、こんな旅行するんだ~? カラオケで華語で歌えるbinchanさんだからデキた友情ですね~!
バスでの「わかりませーん!」の爆笑! わかっとるやん? とにかく親切な台湾人! 行くたびに好きになりますね!
山の階段では、阿里山を思い出しちゃった! 降りるだけ?のはずが登り始めたbinchanさんの後ろ姿を見て、驚いていた、へけけ先輩の顔は忘れられません!笑! 歩き倒しの阿里山でした! 楽しかったぁ~
水を巡る旅も、やっぱ鉄分が入りニマニマしてます! 先輩は、お盆はお墓まいりの荒稼ぎと、夜は引きこもりでジオラマ制作みたいで、渋滞のニュースを見るたびに「ザアマアミロ」と、つぶやいてるらしい?
旅行に行かないとジオラマが見えないので、鉄道組合のために、ドコかにと誘ったら、錦糸町の台湾駅弁屋さんに誘われました! そんなのあるんだぁ~! 笑! そのうち行ってみますね~
binchanさんへ
- binchanさん からの返信 2017/08/15 19:38:53
- RE: わ?日台友好!
- 姉さん、こんばんは。
姉さんの前回のタイもなかなか終わりませんねえ。あれ終わらないとオフ会の旅行記にならないんですよね。頑張ってください。
今回もたくさん歩いたんですが、3月に歩いておいたせいか、足裏の皮がめくれませんでした。このくらいのペースで歩かないとダメですね。
姉さんwithT(鉄道組合のみなさん)の活動も楽しみにしてま〜す。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
その他の観光地(台湾) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2017-07 水を巡る雲林の旅 後半
9
47