江州・八日市　御代参街道とシャッター通り商店街をぶらぶら歩き旅ー１

2019/01/12 - 2019/01/12

滋賀県東近江市は、以前は八日市と呼んでました～、だから今でも東近江市と言われてもピンとこないので八日市なんです。

まずその昔、ここは湖東地区の街道が交わる重要な交通の要所で、毎月８日に市場が開かれていた市場宿が町の起こり。
その湖東地区の経済の中心が八日市なんですね～、何と言っても”近江商人発祥の地”、日野や五個荘もこの近くですからね（この話はまた別の機会でします）。
そう言えば”近州音頭発祥の地”も八日市と聞いたことがあります。

その地域経済発展を支えてきたのが「ほんまち商店街やときわ通商店街」なんですね～。
図書館で当時の写真を見たり、地元の方の話しを伺えばその繁栄振りが実感出来るほど賑やかな街だったことが判ります。
しかしながら現在では、町の空洞化として商店街はシャッター通り、シャッター商店街に成ってしまい、買い物客は見なくなりました。

そして、駐車場完備している大型スーパーへと移り代わっていったんですね～、ただただ残念の一言ですが…。

今回はその湖東一繁盛し栄えていたほんまち商店街、御代参街道を含めてぶらぶら歩きを楽しみたいと思います。

ＰＳ　おまけとして近江鉄道の新八日市駅も行って来ました。
ＰＳー２　２０１９年３月　写真とコメント追記しました。　

エリア 湖東三山・多賀・東近江(滋賀)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: るるぶトラベル

１/１２（土）　本日の宿は「ルートイン東近江八日市駅前」です～、

で、早速ですが駐車場に車を停めさせて頂きます（フロントには断ってます）。
では、ここからぶらぶら街歩きをスタートします。

＊詳細は以前のクチコミでお願いします

ホテルルートイン東近江八日市駅前 宿・ホテル

ホテル前の一方通行の道から歩いて行きます～。

行き成りですが路地のような狭い道、

左手には昭和の雰囲気”美容院るびなす”…？。

路地の十字路は小さな川が流れた風情ある景色です～、

「清水川緑地」と在りましたが、川辺には遊歩道が整備されてます。
左手は清水神社の境内です。

角を左折すると「銭湯・延命湯」と在りました。

地方では珍しいですね～、でもまだ準備中で１７：００から。
近いので夜にでも入りに行きますか？～。

通り沿いになかなかの風格ある老舗「荒松紙店」とありました。

低層２階建ての虫籠窓に漆喰が綺麗です。

前は県道で通称”ハ風街道”、左は旧街道筋にあたります～、

これまた黒板壁に漆喰の贅沢な造りのお屋敷ですね～、
元老舗のお店なんでしょうか？…。

商店街から続く”御代参街道”への角に立つ昔ながらの石碑は常夜灯、

御代参街道とは、江戸時代に東海道・土山宿から中山道・愛知川宿を結ぶ脇街道として整備された街道。
「左へ伊勢ひのみなくち、右へ京　むさはちまん」へと道標を兼ねた石燈籠は歴史を感じます。

旧街道は今でも風情を残す趣のある道です～。

一本脇道に入るだけでタイムスリップしたようです！。

街道筋に在った「清水薬師寺」、

薬師如来を御本尊とする天台宗のお寺さんです。

直ぐ横には”水掛不動尊”も在りました～。

祠の中には御地蔵さんが祀られてます。

この派手な看板の井出達は何でしょうか？…、
閉館した映画館、それとも個人の資料館、判りません～。

「御代参歴史街道」と有りますが…、
また、飛行機の前部のみ模型も不思議です？…。

来た道を振り返るとこの通り～、
実に風情というか、旅情をかきたてるというか、
今まで知らなかった八日市の趣きある一面が伺えました。

しかし、右手の電柱がＳ字に曲がってます？…。

商店街方面へ戻る際に眺めた街並み～、

右手のお茶屋井村園と、正面どん突きには和菓子の老舗「親玉本店」、
とても良い感じです～。

＊プチ情報　親玉本店は明治３０年創業、素朴な饅頭や団子が名物で草餅は絶品です！、もちろん他も美味しいです！。

また、通りに出ると「ほんまち商店街」、アーケード街の入口に来ました。

以前はこのほんまち筋が町のメインだったんですが？…、
今はすっかり郊外に奪われてしまいました～。

直ぐ入口に金物屋の「荒松商店」とありますが～、
先程の荒松紙屋と同じ経営なんでしょうか？…、

宝暦１１年創業の超老舗、近頃では本気の金物屋って見なく成りましたね？。

右はときわ通商店街へ～、
左はその裏通り～、

その狭間、間口が狭い閉店したパン屋？…、ヤマザキパンの看板。

商店街を右折し「ときわ通商店街」～、ここからは通りが狭くなってます。

ザ・昭和の雰囲気が濃い！…、
そして、シャッター通りは続きます。

閉店した元ハセ美容院？…、

昭和の良き時代を感じさせる店構えですね！、
普通に見れば定休日のように見えますがね～。

その向かいも閉店した元マツオカ・ペットショップ？…、

なのに何故、ミシンが置いてあるのでしょうかね？～。

更に閉店した元洋服・雑貨の馬嶋屋？…、

以前は店頭にハンガー掛けした洋服が並んでましたが？。

このように閉店した店ばかりが、シャッターによって閉じられてます。

床のタイルが自棄に綺麗に見えるのはどうしてでしょう？…、
人に賑わいを忘れたしまった商店街。

「ときわ通商店街」の出入口に来ました。

凄く錆びれて、廃墟化してますね？～、時の経つのを感じて成りません～。

確か右端は酒屋だったように思いますが、看板も無いですね。

その直ぐ横に瀟洒な店を構えるのは「ＡＢＣ食堂」、

美味しい洋食が手頃な価格で頂ける人気店、
特にランチはお薦めですよ！。

＊詳細はクチコミでお願いします

ABC食堂 グルメ・レストラン

商店街を裏道から眺めるとこの感じ！～、

このバラック同然の廃墟感が哀愁を誘いますね？…。

カフェかバーでしょうか？…、
唯一リホームされて営業しているような店です。

もしかして若いオーナーさんが頑張っているんでしょうか？。

その隣も洒落た店はジーンズショップでしょうか？。

イノベーションして若いオーナーさんが頑張っているのは応援したくなりますね！。

その先を行くとほんまち商店街のところまで戻って来ましたが、

ただただ廃墟感が荒々しく寂しいだけです…。

ここも廃墟感１００％の元化粧品屋～、

マックスファクターにアルビオンの看板が余りにも切ないですね？。

直ぐ近くに在った「市神神社」～、

近江七福神のひとつ「市宮ゑびす」として信仰されているようです。
商の神様、恵比寿神ですね。

さて、アーケードまで戻って来ました。

アーケードが完成した昭和３８年頃は、買い物客で連日盛況だったようです。
また、映画館も数件在ったそうで～、今では懐かしい話です？。

ちょっとお洒落で格好良い店「FORTY　NINERS」、

店頭に有るのはハーレーダビットソンかな？…、
デニム・ジーンズショップでしょうか？。

その向かいは「八日市まちかど情報館」。

この商店街の情報発信基地のようなところですね～、
市内の観光案内所も兼ねているそうです。

判り易く「御代参街道」と有りますね～、

すなわちこの道が、東海道土山宿と中山道愛知川宿を結ぶ御代参街道なんですね。

でも、今は寂れたこの通りシャッター商店街？…。

この商店街で唯一の存在感をだす「食事処カツ」、
居酒屋兼食堂といった昭和の名残を感じる雰囲気ですね！。

でも、２階部分に元妓楼の風情を醸し出してます？…、
この奥が”延命新地”、旧遊郭跡地です。

＊詳細はクチコミでお願いします

更にシャッター通りは続きます～。

諸般の諸事情は有りますが、この通りのシャッター商店街に成ってしまいました。

商店街で唯一の「佐乃屋精肉店」は近江牛の銘店～、

そして肉屋の惣菜と言えばやはり揚げ物”コロッケ”がほくほく！。
他にもハムカツなど庶民的な価格でどれも旨い！。

＊詳細はクチコミでお願いします

その横パンカフェ「ＫＯＫＯＮ近江」はお洒落ですね！、

バルやバーも兼用のようで、焼きたてパンが自慢のようです。
棚にはパンがいっぱい並べられてます～。

パンカフェ KOKON 江近 グルメ・レストラン

ちょっと似つかわしくないお洒落な建物はヴォリーズ建築？、

昭和５年築の旧住井歯科医院跡だそうで、今は雑貨・カフェ・バーとして
営業されているそうです。

更にアーケード街を行くとこの通りで～、全く人影がありませんね？…。

まさしく”シャッター通り商店街”状態に陥ってます？…、
地方都市の抱える問題に成ってますね？。

”本町パサージュ”とありますが、

全く人影見ない、閑古鳥さえも鳴かない商店街なんですね？…、

まさしく商店の衰退は町の衰退とも居えるかも知れません…。

ほんまち商店街の出入口まで来ました。

本来はこちらがアーケード正面なんでしょうね！。
この先は駅前通り、平和堂に出ます。

近江鉄道「八日市駅」に来ました～、町の中心です。

随分と近代的なお洒落な駅舎で、「君の膵臓をたべたい」のロケ地に成ったところ。

折角なのでここから一駅の”新八日市駅”へ向います～。

近江鉄道 八日市線 (万葉あかね線) 乗り物

やはり鉄ちゃんの血が騒ぎますね！、

八日市駅からわずか６００ｍの一駅、「新八日市駅」に来ました。

なんとレトロな改札口～、
映画のワンシーンに成るほど素敵ですね！。

新八日市駅 駅

駅舎の中ですが～、

もちろん無人駅なので誰も居ません、
切符売り場はもちろん無人なので事務所はカーテンで閉められてます。

待合室も至ってシンプル～、
木の長いベンチが壁に沿って有るだけです。

出来れば駅舎内を資料館のようにして後世に残して頂きたいですね！、
これだけのものなので勿体無いです。

駅舎全体はこの通り～、

風格溢れる渋い駅舎は、大正１１年開業の洋風木造建築の駅舎で、当時は湖南鉄道の本社が置かれていたそうです。

やはり単なる駅舎ではありませんね！～、

出入口の屋根の軒下装飾は実に凝ったものです。
当時の鉄道会社の本社社屋に相応しいものだったんでしょう。

あれこれ見学していると１時間に２本の電車が入線、
一般的な８００系は元西武鉄道４０１系でしょうか？…。

近江八幡方面、”貴生川行き”電車が出発しましたが、乗降客は無しでした。

今夜の宿、「ルートイン東近江八日市駅前」に戻って来ました。

新しいルートインは建て方や外観が随分と変わって来ましたね？。
ツートンカラーでイメージチェンジなのでしょうか？～。

ホテルルートイン東近江八日市駅前 宿・ホテル

では、チェックインします～、

ロビーが広々して良いですね！。
スタッフの方々も初々しくて好感度高い？…。

部屋は「スタンダード・シングル　禁煙室」、

新しいルートインはベッドがこの通り、窓に対して平行なんです。

だから使い勝手の好い長いデスクが有りません？、

応接セットのように独立してますので、仕事には使い辛いです。
また、wifiが弱くてスピードが遅くてイライラ状態？…。

その前のボックスにＴＶ、下に冷蔵庫が配置されてます。

観光客がメインならこれで問題ないと思いますが、大半が仕事利用なのでやはり個人的には使い辛いですね？…。

ユニットバスルームもデザインが変わって落ち着いた雰囲気。

広さや使い勝手はそのままで、アメニティも変更無しです。

では、１階の大浴場でゆったり湯に浸かって来ます～、

脱衣場も風呂も広くなって、ちょっと風情もあって好いですよ！。
贅沢を言えば、あとサウナが有れば最高なんだけどなぁ！？…。