2017/05/05 - 2017/05/05
278位(同エリア1045件中)
ぬいぬいさん
途切れてしまった電車路線をつなげるためにGWの3日間中山道を歩きましたが、最初の2日で中山道最大の難所の和田峠越えも含め70キロ歩いた結果、両足に大きな水泡のマメが4つもできてしまい、とても歩ける状態でなくなってしまいました。
そこで最終日は宿で借りた自転車を使い、隣の茅野市にまたがる諏訪大社の上社の参拝と歴史的建造物の温泉片倉館、真澄の酒蔵と上諏訪の街歩きを午前中かけて行い、午後から隣りの岡谷まで少しだけ中山道を歩いて帰る。
そんな予定に変更したのですが、途中道を聞いた地元の親切なおじいちゃんに20分も道案内をしてくれた結果とんでもない所に連れて行かれてしまい、1時間近く周辺を彷徨うことに。
結局岡谷駅に行くよりも塩尻峠を抜けて中央本線のみどり湖まで歩く方が早いと判断し11キロほど歩きました。
地図を見ると近かったみどり湖駅でしたが、実際にはだらだらと登る塩尻峠越えは、マメだらけの足にはひどくきつくて結局4時間半ほどかけて駅に何とかたどり着き、電車を乗り継いで家に帰ったのは夜の11時過ぎになってしまいました。
3日間3つの峠を越えた中山道ウォークのダメージは予想以上に大きくて、普段はアクティブな私ですが翌日は家でダラダラ寝たり起きたり、ゴールデンウィーク中でよかった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅先で欠かさないのが朝の散歩
この日は散歩でなく、自転車に乗って朝のサイクリング
まだ太陽は顔を出していません。 -
とりあえず人のいないうちに諏訪大社の下社秋宮に
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立派なしめ縄ですね
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まだ5時過ぎですが近所の旅館に泊まっている人が朝の散歩を兼ねて参拝する姿がちらほら
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右側の石は神社によくあるさざれ石
国歌『君が代』に出てくる石ですね -
イチオシ
自転車で20分ほど東に移動して上諏方の片倉館へ。
この昭和初期に建てられた近代建築は今日の予定の一つなので後から詳しく説明します。 -
太陽が顔を出して来たので諏訪湖の様子を見ることに
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スワンボートこの辺から出てるんですね。
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一旦宿に戻って朝食前の朝風呂に
源泉かけ流しでちょっと高めの温度ですが、2日間の疲れをいやしてくれる温泉でした。 -
B&Bのホテルだったので朝食はアメリカンタイプと思っていたら朝から和定食でガッツリ食べて8時前にチェックアウト
自転車はそのまま継続して借りることができるので、宿のコインロッカーに荷物を預け身軽にしてから昨日見忘れてしまった春宮の裏手にある万治の石仏へ -
イチオシ
あの岡本太郎も絶賛したというこの石仏
モアイ像のような顔をした石仏で大きな体の上に顔だけちょこんと乗った不思議な形でした。 -
下社で下社で最も古い建造物とされる下馬橋、年二回、遷座祭、お舟祭の折、御霊代を運ぶ神輿はここを通るそうです。
どんなに身分の高い人もこの橋の前で馬や籠を降り、参拝したとそうです。 -
諏訪の街並みには私好みの建物があちこちにあります。
特に上諏訪周辺の商店街に多く残っているようなのであとで見に行くようです。 -
こちらの丸高は、大正5年創業の味噌蔵
真澄の酒蔵とも関連のある味噌蔵のようです。
開店は10時からとのことでここも表から眺めるだけ -
市役所のそばにある高島城
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別名「浮城」とも呼ばれるこのお城。
400年ほど前の慶長年間に、秀吉の家臣「日根野織部正高吉」により諏訪湖畔に築城され、その後は高島藩三万石・諏訪氏の居城となっていたもの。 -
午前中のメインの一つ 諏訪市のはずれの諏訪インターのそばにある諏訪大社上社本宮へ
ここはかなり遠くて自転車でも街中からは随分かかりました。 -
4社ある中で一番立派な神社ですね
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拝殿までは屋根の付いた渡り廊下を進んでいきます。
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上社本宮で一古い建物がこの正面の四脚門
別名勅使門とも呼ばれるこの門は徳川家康の寄進によるものだとか。
ここからは参拝客の出入りはできません。 -
こちらが幣拝殿
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この日は先勝でしたが本宮では結婚式が行われていました。
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鎌倉の鶴岡八幡宮ではよく見かける光景ですが諏訪大社で見れるとはラッキーですね
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新郎新婦が拝殿の中央に納まりました。
これから結婚式の神事が始まります。 -
裏山の奥に4の柱があります。
神社の裏手には神体山の原生林が広がります。 -
手水舎の龍も苔に囲まれていい感じ
苔マニアの私の琴線に触れる光景です -
諏訪大社といえば御柱祭が有名ですが、実はこの御柱、4つの神社四本ずつ合計4本立っています。
こちらが上社本宮の一番目立つ場所に建つ一の柱 -
神楽殿の大太鼓
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イチオシ
樹齢1000年の大ケヤキ
隣の御柱とともにパワースポットのようです。 -
こちらは二の柱
裏山に二本有りますが境内からは見えにくい場所 -
本宮の裏側にある花に囲まれた法華寺
信州は関東よりも春が1ヶ月遅いようですね -
花桃が満開です
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さらに東に進み茅野市に入ったところにある諏訪大社上社前宮
他の三社と比べると随分小さな社殿です。 -
青空にそびえる御柱
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今回2日間で諏訪大社の四社をめぐり御朱印を四社続けていただいてこの日の目的の半分はクリア
4社巡りをすると記念品がもらえます。
諏訪大社の名前がプリントされた木製のしおりとそば粉が混じった落雁でした。 -
次は上諏訪に戻ってこの日の2つ目の目的、近代建築の公衆浴場片倉館での入浴です。
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片倉館は、大正から昭和の初期に日本の輸出総額の4割が絹製品だった当時、シルクエンペラーと称された片倉財閥が諏訪の地域住民に厚生と社交の場を供するため昭和3年に建てた公衆浴場です。
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当然お風呂の中環撮影禁止なので入口の写真パネルで内部は紹介します。
千人風呂と呼んでいますがそれはちょっと言い過ぎ。
でも、100人くらいは入れそうです。 -
設計したのは森山 松之助
日本統治時代の台湾で活躍した建築家。
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こちらは2階の休憩室
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森山作品はほかには台北の台湾総督府や新宿御苑の台湾閣、両国公会堂などがあります。
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諏訪湖を眼下に見下ろす屋上からの建物ビュー
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お風呂なので煙突もたっています。
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浴室棟は鉄筋コンクリート造ですが隣の会館は木造2階建
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三連アーチ窓のついた階段室
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事前予約して500円払うと内部見学ツアーに参加できます。
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とりあえず予約していたのですがまだ1時間以上あって時間の都合でキャンセル
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イチオシ
こちらは元町にある宮坂醸造所
真澄の酒蔵です。 -
ここは有料のテイスティングコーナーがあります。
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5種類の真澄をティスティングするにはまずレジで予約してぐい飲みを320円で購入します。一番右の生酒の口当たりが一番良くてお土産に購入しました。
これでとりあえず今日の3つめの目的はクリア
い -
この辺りには造り酒屋が軒を並べています。
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向かいにもあります。
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その隣にも 全部で5,6軒あるようです
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そして最後の目的は趣ある上諏訪の街並み散策
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この通りには昭和の戦前に建てられた商店が数多く残っています。
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まるで東京建物園にいるような感じ
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とりあえず自転車での諏訪湖周辺の散策を終えて3日目の中山道ウォークを開始。途中見つけた渡辺家住宅。
代々高島藩に仕えた散居武士の家で、この渡辺家からは明治以降3人の大臣が誕生しているのだとか。
なかなか由緒ある政治家の家柄なんですね。 -
渡辺家にいたボランティアの人に中山道を歩いている旨の話をすると案内していただけるということで連れて行ってくれた先が、旧中山道とは全く違う道、それも並行に走る道でなくほぼ垂直にどんどん離れていき20分以上畑の農道を連れまわされてしまい、結局このあとさらに30分ほど迷走してしまう原因に。
この迷走によって岡谷駅から帰るつもりが駅からもかなり離れてしまったため、次の駅のみどり湖駅を目指すことに。
一体あの親切なおじいさんは何だったのだろうか・・・ -
日本橋から56番目の東堀の一里塚
224キロ地点を通過です。 -
諏訪市内を抜けるまでは旧中山道の案内表示が至る所にあって道に迷うことがなかったのですが、岡谷に入ってからは案内表示がなくなってしまい、あちこちで道を確認しながら歩いていました。
だからこういう中山道の史跡の石碑を見つけるとそれていないことがわかりほっとします。 -
茶屋本陣跡の今井家
旧今井村は、中山道塩尻峠の東の入口にあって、交通上の要衝になっていた場所で、江戸時代にはここに御小休本陣が設けられていたそうです。 -
石船観音の湧水 ここでのどを潤しました。
ここから険しい塩尻峠の登り坂が始まります。 -
峠に入ってすぐにある大石
当時は盗人がこの石の後ろに隠れて旅人を襲ったとかいう言い伝えがあるそうです。 -
前日に両足にできた水のたまったマメのの状態がわくる、かなり歩くのがしんどい状態になってきたのですが、何せ山の中、この塩尻峠を越えてみどり湖駅までたどり着かなければきょう東京に帰ることができません。
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あまりに坂道がきつかったので、きつい坂道の写真を撮り忘れてしまいましたが、石舟観音から
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こちらの建物は塩尻峠の頂上を少し進んだところにあった柿沢村の茶屋本陣)
塩尻峠が険しいので手前と先に2ヶ所御小休所が置かれたんですね。 -
建物は江戸の末期に建てられたもの
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林の中には苔むした野仏が
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こちらは江戸から57里目の東山の一里塚
228キロ地点を通過です。 -
一度国道に出てしばらく歩車道の分離のない道を歩き進んでいくと眺望の開けた方向に下る道が旧道です。
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この辺はこんな田園風景が広がります。
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もうすぐ田植えが始まるのか田んぼには水が張られています。
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ようやくこの日のゴールは中央本線のみどり湖駅に到着
いやあ~疲れました。
中山道からは1.5キロほどそれて駅に到着したのは5時20分
GW3日間続けて中山道として歩いたの距離は67キロほどでしたが、歩いた総距離は95キロ
2日通して歩いたことにより、電車の途切れた区間を抜けて中央本線の沿線にたどり着けたので、またしばらくは電車の線路に沿った街道歩きができるので距離が伸びそうです。
ここから普通電車を乗り継いで品川の自宅に戻ったのは23時
翌日はさすがに疲れて動くことができませんでした。
日光街道も中途半端になっているので、次の中山道ウォークは日光街道をゴールしてからになりそうなので夏の終わりか秋になってからになりそうです。
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