2016/07/01 - 2016/07/13
170位(同エリア342件中)
まみさん
今回の旅行は、モスクワを含めて10ヵ所の都市や町を訪れました。
移動手段は、旅行代理店経由で送迎を手配したところもありますが、主に列車と長距離バスです。
昔の街並みが残った黄金の環の都市は、町自体が鉄道網から外れたところにあってバスでしかアクセスできないか、あるいは鉄道駅が町の中心から離れているところが多いです。
でも、このエリアの都市間を結ぶバスは、路線バスのように各停留所に乗客がいれば停まり、荷物トランクはない車両です。
列車の予約と切符の購入は、いまどきのロシアでは関連サイトが充実していて、外国人が英語版でも購入できるし、旅行代理店にも依頼できます。
ところがバスの場合は、ネットでの時刻案内がまだ十分整備されていないようで、英語サイトはなく、サイトによって情報が食い違っていました。
また、直前に変更する可能性も高いようです。
なので、予約が保証できないため、なじみの代理店はバスの切符手配の依頼を受けておらず、基本的にはすべて自分で現地対応となりました。
バスで都市間移動する拠点となったのは、ヤロウラブリとイヴァノヴォです。
幸いガイドブックとロシア語サイトで、バスの本数やだいたいの時刻までは調べていくことができました。
そしてヤロウラブリで泊まった駅前のパークイン・ラディッソン・ホテルと、イヴァノヴォで泊まったセントラルにあるソユーズ・ホテルは、どちらもレセプションが非常に頼りになり、バスの時刻を検索してくれ、バスターミナルまでの行き方なども含めて、アドバイスしてくれました。
この旅行記では、バスにかかわる写真を集めて、そんなバスの旅をふり返りたいと思います。
ただし、ほんとは鉄道もバスも含め、長距離輸送機関の駅やターミナルの撮影は、原則として禁止です。
原則というのは、係員に見とがめられなければ撮れてしまう場合があるのと、田舎ではあまり目くじらを立てられないらしいということで、禁止は禁止です。
なので、バスにかかわる写真といっても、いろいろ撮れたわけではありません。
ヤロスラブリのバスターミナルで撮影していて、撮影禁止だ、と注意されたこともありました。
実は、ロシアでの都市間の長距離バス利用は、今回が初めてではありません。
2013年のロシア旅行のときに何度か利用しました。
そのときも、基本的には、スーツケースをホテルに預けて1泊分の荷物だけを持った軽装移動でした。バス利用にはそれが良いとつくづく思ったのです。
3年ぶりのロシアでのバスの旅。
そういえばこうだったなぁ、と思い出して安心したときもあれば、それでも心配せずにはいられなかったこともありました。
なにしろ、予定の移動ができなければ、宿泊の予定が狂ってしまうから、必死でした。
バスの運転手や切符売り場などの係員は、基本、英語は話せませんから、私にとってイレギュラーなことに遭遇しても、ロシア語でしか説明してもらえず、わけが分かりません。
そんなときに、近くに居合わせた人が英語で説明してくれたこともありました。
バスターミナルの切符売り場で満席だと断られたときには非常にあせりましたが、指定席の販売は締め切られても、路線バス同様、運転手から直接切符を買うのであれば乗れましたし、都市と都市の間の乗降も頻繁だったので、長い移動時間に途中から座ることもできました。
つくづく、バスの移動を、身動きがとりやすい軽装移動にして良かったと思いました。
また、ロシア語がもっとできれば、バス利用の難易度ももっと下がるとつくづく思いました。
ただ、幼児並みのカタコトのロシア語しかできなくても、現地の人の助けも得て、なんとかなったのも確かです。
結果オーライに至るまでの小さな失敗やあせりは、ふりかえれば、海外旅行らしい旅の思い出となりました。
※ ※ ※ ※ ※
今回の列車・バス移動は以下のとおりです。
★が列車利用で、●がバス利用です。
◎は代理店経由で手配した送迎利用です。
★モスクワから列車でロストフ・ヴェリーキーへ
★ロストフから列車でヤロスラブリへ
●バスでヤロスラブリとコストロマ往復(コストロマ1泊)
●バスでヤロスラブリとウグリチ往復(日帰り)
★ヤロスラブリから列車でイヴァノヴォへ
◎英語ガイドと日帰りでパレフへ
●バスでイヴァノヴォとプリョス往復(プリョス1泊)
◎イヴァノヴォから送迎でズズダリへ(スズダリ2泊)
◎スズダリから送迎でウラジーミルへ(宿泊せず)
★ウラジーミルから列車でモスクワへ
<2016年ロシア黄金の環めぐりの旅の簡易旅程一覧>
2016/06/30木 職場から成田前泊
【成田泊:成田ゲートウエイホテル】
2016/07/01金 出国&モスクワ到着&駅前散策
【モスクワ泊:ヒルトン・レニングラーツカヤ・ホテル】
2016/07/02土 黄金の環の都市ロストフへ移動&観光
【ロストフ泊:モスコスキー・トラクト・ホテル】
2016/07/03日 黄金の環の都市ヤロスラブリへ移動&観光1日目
【ヤロスラブリ泊:パークイン・ラディッソン・ヤロスラブリ・ホテル】
2016/07/04月 黄金の環の都市コストロマへ移動&観光★
【コストロマ泊:スネグラーチカ・ホテル】
2016/07/05火 黄金の環の都市ヤロスラブリへ戻る&観光2日目★
【ヤロスラブリ泊:パークイン・ラディッソン・ヤロスラブリ・ホテル】
2016/07/06水 黄金の環の都市ウグリチ日帰り旅行★
【ヤロスラブリ泊:パークイン・ラディッソン・ヤロスラブリ・ホテル】
2016/07/07木 イヴァノヴォへ移動&パレフ・エクスカーション
【イヴァノヴォ泊:ソユーズ・ホテル】
2016/07/08金 プリョスへ移動&観光★
【プリョス泊:ヴィラ・フォルテツィア】
2016/07/09土 プリョス観光2日目&イヴァノヴォに戻る★
【イヴァノヴォ泊:ソユーズ・ホテル】
2016/07/10日 黄金の環の都市スズダリへ移動&観光
【スズダリ泊:ニコラエフスキー・ポサド・ホテル】
2016/07/11月 黄金の環の都市スズダリ観光2日目
【スズダリ泊:ニコラエフスキー・ポサド・ホテル】
2016/07/12火 黄金の環の都市ウラジーミル観光の後、モスクワへ戻る
【モスクワ泊:パヴェレツカヤ・プローシャチ・ホテル】
2016/07/13水 モスクワ動物園半日&出国
【機内泊】
2016/07/14木 帰国
※この旅行記の対象の日に★印をつけました。
詳細旅程はもう1つのブログ「まみ’s Travel Diarty」にハイライト写真と共に掲載しています。
(http://mami1.cocolog-nifty.com/)
「2016年ロシア黄金の環めぐりの旅〜詳細旅程と一日ごとのハイライト写真・前編」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2016/07/2016-b6ed.html
「2016年ロシア黄金の環めぐりの旅〜詳細旅程と一日ごとのハイライト写真・後編」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2016/08/post-e363.html
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- その他
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2016年7月4日(月)、ヤロスラブリのバスターミナル(アウトバクザール)からコストロマへ向かう
ヤロスラブリのホテルにスーツケースを預けて、1泊だけの荷物をリュックに詰めて、軽装でコストロマに行きます。
ホテルはヤロスラブリ・グラーヴヌイ駅前で、駅前から発射する午前中のコストロマ行きのバスは11時台。
それでは遅すぎるので、バスターミナルから9時台のバスをめざすことにしました。
バスターミナルへは、時間と手間の節約のため、タクシーを利用しました。
タクシー代は145ルーブル(2016年7月現在、1ルーブル=約2円で換算)で、ミュージーアムの入場料程度なので、慣れない外国人の私が、時間に余裕があるわけでもない朝に、無理してマルシュルートカ(乗り合いバス)で向かう必要はありませんでした。タクシーの初乗りはたったの50ループルだったのです。
ちなみに、市内バスやマルシャルートカなら、17ルーブル。公共交通機関の方が圧倒的に安いのは確かです。 -
切符売り場の窓口は行列ができるものと相場が決まっている
2つの窓口が開いていて、私が並んでいた窓口が、私の直前でクローズしてしまったときには、腹が立ちました(苦笑)。
でも、余裕をもってバスターミナルにやって来ていたし、実際は切符を買うまで10分も待たされなかったと思います。 -
切符売り場の窓口の行列で待ちながら撮った、時刻表があるあたり
-
なつかしのレシートみたいな長距離バスの切符
2013年のロシア旅行で都市移動にバスを利用したときもこういう切符だったことを思い出しました。
切符を購入するときにパスポートが必要で、切符は記名式です。
なので、名字のところは消しました。
バスの発車時刻、ホームと座席番号など、必要な情報が書かれてあり、なかなか便利です。
ヤロスラブリからコストロマの片道のバス代は254ルーブル。
どうせなら往復切符を買いたいと思ったのですが、往復切符は販売していませんでした。
切符の下に敷いてあるのは、ホテルのレセプションでネット検索し、プリントアウトしてくれたヤロスラブリからコストロマ行きのバスの時刻表。 -
バス乗り場に続く通路
この通路の向こうは待合室になっていて、軽食売場や自販機がありました。
この通路の手前にはキオスクがありました。トイレありました。待合室にはたくさん椅子もありました。
ヤロスラブリのバスターミナルは郊外に新しくできたものらしく、設備が鉄道駅並みに整っていました。
同じバスターミナルでも、アウトバクザールと呼ばれる方は、旅行者にとって便利ですが、アウトスタミツィアの方は、基本的には切符売り場しかなく、トイレすらありませんでした。
ちなみに、この後も調子づいて撮影を続けたら、私服の警備員さんに見つかって、撮影禁止だと注意されてしまいました(苦笑)。 -
ヤロスラブリ発のコストロマ行きのバス
これは快適な長距離バスでした。
このバスなら、ひょっとしたら車体に荷物置き場のトランクがあったかもしれません。
たぶん、その場合、大きな荷物は別料金。 -
コストロマのバスターミナル(アウトバクザール)
ヤロスラブリを9時40分に出て、11時20分にコストロマに到着しました。
バスターミナルの目の前には、セントラルに向かう路線バスの停留所がありました。
逆に、セントラルからバスターミナルに向かう道路は反対側にあり、翌朝、ホテルからタクシーでバスターミナルに向かったとき、ものすごい渋滞でタクシーがなかなか右折してバスターミナル側に車をつけることができず、やきもきしてしまいました。 -
コストロマのバスターミナルの時刻表
時刻表をメモる代わりにスマフォやコンデジで撮ることについては、さすがにいちいち目くじらは立てられません。 -
ヤロスラブリに戻るバスの時刻表を確認しておく
コストロマの市の紋章のデザインは帆船のようです。 -
翌日の2016年7月5日(火)、コストロマ9時10分発のバス
これもなかなか快適な長距離バスでした。
ヤロスラブリには10時40分に到着しました。途中停車が少なかったので、往路より少し早く到着しました。 -
ヤロスラブリのバスターミナルの目の前の歩道橋
ここに限らず、黄金の環のエリアでは、こういう歩道橋をよく目にしました。
冬はいいけれど、夏は暑そうと思ってみていました。
バスターミナルから駅前のホテルに向かうのに、タクシーではなく、1度くらいマルシュルートカで向かてみようではないかと思ったので、あの歩道橋を渡って、進行方向へ回ります。 -
意外と暑くなかった歩道橋の中
-
この日に見かけたヤロスラブリ・グラーヴヌイ駅前から11時40分発のコストロマ行きのバス
関連の写真はありませんが、コストロマからヤロスラブリのバスターミナルに戻った後、ホテルのあるグラーヴヌイ駅前までは、マルシュルートカで戻ることができました。
コストロマ行きのバスが、バスターミナルだけでなく、グラーヴヌイ駅からも出ていることは知っていました。
でも、駅前のバスの停留所である標識も目印もなんにもないところでバスが停まっていました。
駅前にコストロマ行きの長距離バスが来ることは、まさに知る人ぞ知るというかんじでした。
なんの目印もないところで、一日に数本しかない長距離バスを待つなんて、私には不安でできそうにないと思いました。。 -
私が乗ってきたのと同じバスが再びコストロマに向かったのかも
ヤロスラブリからコストロマ行きのバスは、バスターミナルから発車した後に駅前に寄るバスと寄らないバスがあり、寄らないバスの方が圧倒的に多かったです。
コストロマからヤロスラブリに戻ってきたとき、もしグラーブヌイ駅前を通過すれば、そこで途中下車するつもりでしたが、バスが停まったのはヤロスラブリ・モスコスキー駅のみで、グラーヴヌイ駅までは寄りませんでした。 -
2016年7月6日(木)、ヤロスラブリのバスターミナルからウグリチへ日帰りする
これはヤロスラブリのバスターミナルのバス乗り場です。
1番乗り場は、ウグリチのほかにモスクワ行きのバスも発着するようです。
いま停車しているバスは目当てのバスではないので、まだ座って待っていました。
ヤロスラブリからウグリチ行きのバスは、片道278ルーブルでした。
車両は、コストロマ行きと違って、中型の車両でした。
実は、ヤロスラブリ・グラーヴヌイ駅前のホテルからわざわざタクシーでバスターミナルに向かったのに、9時40分にバスターミナルを発車したバスは、10時20分にグラーヴヌイ駅にも停車しました!
前日にホテルのレセプションでウグリチ行きのバスの時刻を検索してもらい、駅前は近くて便利だけど10時20発では遅すぎるので、バスターミナル9時40分発にしたのですが、同じバスだったのです!
タクシーで駅前からバスターミナルに向かうときは、タクシーは飛ばしましたし、町から出る方向は渋滞がまだましでしたので10分程度で到着しましたが、バスが駅前に戻るときは渋滞がひどくなったし、バスは安全運転なので、30分かけて駅前に戻ってきたことになりました。バカみたい……。
でも、そんなことが分かったのは、利用してみたからですし、駅前にはバス停も標識も何もなかったので、バスターミナルの始発から乗った方が確実で安心できるのは確かでした。 -
車窓から見た、都市間の途中のバス停
乗客が乗り降りするためにバスが停車したので、写真が撮れました。
バス停には、時刻表ももなぁんにもありません。
このあたりは、幹線道路が森林の中を突っ切っているので、周りにはなぁんにもありません。
そんなところにぽつんとあるこんなバス停で、1日に数本しかないバスを待つなくて、私にはとても無理です。
しかし、このバス停は、まだまだましな方でした。 -
ここからも乗客が乗車
看板の町はきっと2kmくらいは離れているでしょう。
都市間を結ぶ幹線は町外れにあり、都市間バスは町や村の中まではいちいち入らないわけです。 -
これも途中のバス停
ごみがちらかっていて、あまりきれいでありませんでした。
無人のバス停なので、心無い人が汚しても、掃除する人はいないようです。
こんなところに長居はしたくないものです。 -
ウグリチのバスターミナルはアウトスタンツィアの方
9時40分にヤロスラブリのバスターミナルを発車したバスは、ウグリチに12時50分に到着しました。
ヤロスラブリとウグリチを結ぶ幹線道路は、途中、あまり整備されていなかったのか、バスはよく揺れました。
そしてのんびり走りました。
到着が遅くなると観光時間が短くなってしまうので、12時を過ぎたあたりからは少しあせってきましたが、それまでは、のどかな田舎のバスの旅を満喫できました。 -
ウグリチのバスターミナル(アウトスタンツィア)内の時刻表でヤロスラブリ戻りのバスの時刻表をチェックする
右端の運行曜日に要注意です。
18時15分発のバスに乗るつもりでバスターミナルに戻ってきたら、本日は18時15分発のバスは運行していない曜日で、その次の18時45分発のバスに乗るはめになりました。
18時15分に乗りたかったから、急いだのに(苦笑)。 -
ウグリチのバスターミナル前の様子
こちらの柱の時刻表にはヤロスラブリ行きの時刻が書かれてなくて、少し心配になりましたが、建物の中の時刻表にはちゃんとあったし、バス乗り場はほかにはなかったので、余計な心配でした。
小さなバスターミナルの場合は、乗り場を間違えようがないので、あとから思えば逆に安心でした。 -
ウグリチのバスターミナルの隣は市場
18時にバスターミナルに戻ってきたときは、市場は終わっていました。 -
その隣は屋根付きのショッピングセンター
中にはいくつもの店舗があり、スーパーもありました。
こちらは18時すぎてもまだ営業していました。
ただし、スーパーの併設のカフェみたいなところは、つぶれていたのかもしれず、営業している様子はありませんでした。 -
ウグリチのバスターミナルの前でめいめいバスを待つ人々
バスターミナルのすぐ手前にはキオスクがありました。
アストスタンツィアなので、トイレはありませんでした。 -
雨が降ってきたこともあり、バスターミナルの建物の中で待つ
一応、待合室なので、この写真には写っていませんが、ベンチがありました。
30分余分に待たなくてはならなかったのは誤算でしたが、旅先の30分なんてあっという間。
半日でも観光のために休みなしで歩き回っていたので疲れていたし、撮った写真をチェックしていたら、30分なんてすぐにたってしまいました。
18時45分始発のバスは18時20分頃にはバスターミナルに到着し、早めに乗せてもらえました。
ウグリチのバスターミナルの切符売り場は、18時ぴったりに営業を終えました。
数分前にはもう窓口を閉じてしまい、窓口に人が来ていたのに、無視されていました。そのあたりは、ソ連体質のまま。
ただし、窓口にいた係員は帰宅したわけではなく、バスの発車案内の放送はしていましたし、バスに乗る前の乗客の切符の確認もしていました。 -
2016年7月8日(金)、イヴァノヴォからバスでプリョスへ向かう
このときも、イヴァノヴォのホテルにスーツケースを預けて、1泊分の荷物だけ持って、プリョスに向かいました。
イヴァノヴォのバスターミナル(アウトバクザール)は、町から相当はなれた郊外にありますが、ホテルのレセプションの人に、町の人はふつう駅前のバスターミナル(アウトスタンツィア)の方を利用するし、アウトバクザール発のバスはすべて駅前のアウトスタンツィアに寄るというので、駅前のアウトスタンツィアからバスに乗ることにしました。 -
イヴァノヴォ駅に向かって右手にあった駅前のバスターミナルは、箱型の切符売り場だけがあるアウトスタンツィア
ホテルのレセプションの人はロシア語がろくに話せない私が一人でバスに乗れるか心配してくれて、タクシーの運転手さんに、バスターミナルで切符を買う手伝いをしてくれるように頼んでくれました。
実は、バスの発車時間の30分前にバスターミナルに到着したのですが、その時点では切符売り場ではまだ早すぎるとのことで切符を販売してくれませんでした。
バスの運転手さんは幸い英語が少し話せたので、私に説明してくれました。
そして私のために、予定より早くバスの切符を販売するよう、頼んでくれました。
どうやら指定席の販売は終了していたらしく、座席指定のない切符しか買えず、プリョスに着くまでたっていることになるはずだ、と説明されました。 -
イヴァノヴォ駅前のアウトスタンツィアでは、たくさんのバスが停車中
バスのフロントガラスやサイドに行先が掲げてあるので、間違ったバスに乗る心配はありませんでしたが、タクシーの運転手さんが切符売り場の係員に、外国人の一人旅の私にプリョス行きのバスを教えてくれるように頼んでくれました。
この日のプリョス行きの10時15分発のバスは空いていたので、指定席がとれなかった私でも、座ることができました。 -
出発前のバスの中から
1番前に座りました。
プリョス行きのバスは、途中での乗客の乗り降りがとても多くて、路線バスと変わらないくらいでした。 -
イヴァノヴォからプリョスまで乗ってきたバス
イヴァノヴォを10時15分に出たバスは、11時45分にプリョスに到着しました。
バス代は片道173ルーブル。
ちなみに、イヴァノヴォのホテルからバスターミナルまでのタクシー代は150ルーブル。
タクシーの運転手さんは、私のためにいっしょにタクシーから降りて、切符売り場で私が無事に切符を買うまでつきあってくれたのですが、150ルーブルのタクシー代以外、要求しませんでした。 -
プリョスに到着したらすぐに帰りのバスの予約をとった乗客たち
こういうときは、地元の人の行動に倣うべきでした。
なのに私ときたら、イヴァノヴォに戻るのは明日だし、何時に戻るか決めていなかったので、明日、バスの発車時刻より30分前にここに来れば、切符を買えるだろうとたかをくくってしまいました。
そのせいで、30分前に到着したときには、もう満席だと、窓口で切符の販売を拒否され、ショックを受けました。
窓口の人は何かロシア語でまくしたてていましたが、私にはまったくわかりませんでした。
バスに乗れなかったら、どうやってイヴァノヴォに戻ればいいんだろう焦っていたら、近くにいた学生が英語で、窓口では切符はもう販売していないけれど、運転手から直接切符を買えること、その場合は指定席券ではないので、立っていなければならない、ということを説明してくれて、とても助かりました。
思えば、途中で乗り降りしていた乗客は、みんなバスターミナルで切符を買ったわけではなく、直接バスの運転手に運賃を支払い、座席があれば座り、なければ立っていたんでした。 -
そして翌日2016年7月9日(土)、プリョスのバスターミナル(アウトスタンツィア)でイヴィノヴォ行きの16時発のバスを待つ
-
プリョスからイヴァノヴォに向かうバス
これはその次の17時発のバスでしたが、同じような車両でした。
背後に見えるのは、バスターミナルの目の前にあった三位一体教会です。 -
わっとバスに群がる人々
窓口で切符を買えた人たちは指定された座席に座れるので、あわてることはないのにね……と思いながら見ていた私。
窓口で切符が買えなかった者は私の他にも何人かいましたが、切符を持っている人が全員乗り切るまでは、乗り込むことはできませんでした。
バスは、立っている者もぎゅうぎゅうの満席でしたが、行きと同様、半分以上の人は、途中下車したので、私も30分くらいしたら座ることができました。
ちなみに、運賃は、往路は173ルーブルだったのに、帰路は249ルーブルと高くなっていました。
直接バスの運転手から切符を買ったからでしょうか。 -
あちらさんはきっと団体専用バスを待つツアー客
その奥にあるのはカフェです。
プリョスのバスターミナルも、切符売り場しかなくて、トイレはありませんでした。
いや、裏手に仮設のトイレがあったのですが、悲鳴をあげたくなるほど汚かったので、到着時は、町の中心の公衆トイレまで我慢しました。
でも、おそらくカフェでなら、何か注文して客になれば、トイレは借りられたろうと思います。
イヴァノヴォに戻るバスは、終点は郊外のバスターミナルでしたが、その前に駅前のバスターミナルに寄りました。
その前でもバスはイヴァノヴォに到着してから何度停車したので、きちんと駅前でバスを降りることができるか心配でしたが、駅前の景色をかろうじて覚えていたので、正しいバス停で降りることができました。
よくありがちですが、乗車位置と降車位置が違っていて、帰りのバスはいちいちバスターミナルの中まで入らず、近くの道路に停まったのです。
駅前のバスターミナルからホテルまで、その気になれば歩けそうな距離でした。
イヴノヴォではほとんど街歩きをしなかったし、駅前からホテルまで目抜き通りを行けばよかったので、散策がてら、徒歩でホテルに戻るつもりでした。
ところが前日の夜にホテルの部屋でしりもちをついて尾てい骨を痛めてしまったので、とてもそんな距離を歩く気になれず、結局、タクシーでホテルに向かいました。
バスターミナルにはタクシーは常駐していなかったので、すぐ隣の駅前まで行ってタクシーをつかまえました。
乗る前にタクシー代を交渉しましたが、行きの倍の300ルーブルかかりました。
しかし、背に腹は変えられなかったし、円換算して約600円程度でした。
バス移動編以上です。
長距離バスは、車両が新しいとは限らず、のんびり運転で、バスターミナルが町の中心から遠いという不自由さがあるものの、市民の大事な足なので、前時代的ではあるものの、システムはきちんとしていました。
軽装なら、鉄道のない町を回る足として、多少の苦労はあっても、バスの旅もいいものです。
結果オーライなので、多少の苦労はあってもいい経験となり、いまとなってはいい思い出になりました。
次はロシアで撮った花の写真や花のある景色の写真を集めた旅行記です。
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旅行記グループ 2016年ロシア黄金の環めぐりの旅-1
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