2017/06/20 - 2017/06/20
31位(同エリア341件中)
ケロケロマニアさん
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21年ぶりの極東ロシア旅の続きです。
本旅行記では、沿海州で3番目の規模を誇る町ナホトカから、2番目の規模のウスリースクまで、ローカル列車(エレクトリーチカ)で移動した旅程の様子を記させて頂きます。
いわゆるシベリア鉄道は、勿論本線はウラジオストクからモスクワまで続いていますが、ウラジオストクが外国人に閉鎖されていた時代のメインルートであったナホトカ支線は、勿論現在でも現役で、今回のロシア旅では、この支線に乗車することを一番の楽しみにしていました。
ただ、この路線は運行本数が少なくて、ナホトカを朝の5時54分発で出発します。(これを逃すと、夕方まで旅客用の列車運行はありません。)そして、本線との接続駅ウーガリナヤ駅で約2時間待って乗り換え、ウスリースクへと向かう旅程となります。
いやぁ~、期待以上に楽しい旅でした。何より嬉しかったのは、ロシアの人はまだまだ生活の足としてちゃんと鉄道を利用してくれている方が多いこと。同時間帯にほぼ同緯度の日本海対岸で、一日一往復の運行中の札沼線のことに思いを馳せながら、対岸の鉄道にも、これ位乗ってくれればなぁ~、なんて、楽しい旅の中に寂しさも引き摺りつつ…。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
という訳で、当日の朝からの様子を。
朝は昨日スーパーでこちらのカップ麺を頂いて…。 -
そういえば、昨日のスーパーのお買い物で、初めて、カペイカのお釣りを頂きました。
21年前のロシア旅では、硬貨すら見かけませんでしたので、有効貨幣としてのカペイカを手にするのも、これが初めてのことです。 -
朝5時過ぎにホテルを出発。
まだ暗いですが、空は白み始めていました。 -
ホテルから歩くこと約20分。
前日も訪れたチーハオケアンスカヤ駅駅に戻ってきました。
因みに、前旅行記では記し忘れましたが、チーハオケアンとは、直訳すると”静かな海”ということになりますが、固有名詞で”太平洋”を意味します。 -
乗車するのはこちらの列車です。
-
思ったより早起き出来て、順調に駅に到着できましたので、出発までまだ時間があります。
またゆっくりと見て回りましょう。 -
車両番号はこんな感じ。
-
前半は、キハ、みたいに、何かしらの意味を表現しているのかしら???
ロシアの鉄道車両にお詳しい方、どのように読み解けば良いのか、御教示頂けました嬉しく思います。 -
行先は勿論、ウラジオストクです。
ロシアでも電光表示化されているんですねぇ~。 -
最後方から眺めた列車と駅舎の様子。
前方に跨線橋が見えますね。
あれに登ってみましょう。 -
ここを登って…。
-
階段の途中から…。
-
跨線橋対岸から眺める駅舎と列車の様子。
霧に包まれた風景が旅情を誘われますねぇ~。 -
という訳で車内に乗り込みましょう。
勿論、ボックスタイプのクロスシートですよ。
ただ、日本と違うのは、二人掛けでなく三人掛けになっています。
広軌ならではのゆったりとした車内ですね。 -
ちゃんと仕切りの溝が刻まれているのが親切ですね。
こうしてみるとプラスチックシートのようにも見えますが、薄いながらも一応クッションが敷かれています。(背凭れも同じ。) -
一部、3・2人掛け使用のボックス区画も見られました。
-
まだ時間がありますので、隣の車両に移動してみましょう。
こちらも2等席ですが、薄ピンク色の背凭れクッションが採用されていますね。
個人的にはこちらの方が気に入ったので、ここに荷物を置いて、1等車両の様子もに観に行ってみましょう。 -
1等席の様子はこんな感じ。
このドアを開くことはできません。
(一応、シートは2-2の配列みたいですね。) -
何故なら、この方がいらっしゃるから…。
隣の車両から移動して様子だけにも観に行こうとしたら、”シトー”(何?)といわれ、写真だけでも、と言ったら、”ネリジャ”(ダメ!)ていわれたので、大人しく引き返しましょう。 -
ナホトカ発は5:54、ウーガリナヤ到着予定時刻は10:08。
4時間以上のローカル鉄道の旅が、345p、僅か700円程で楽しめるとは…(;^ω^)。
運賃的には東南アジアとかですともっと安いようにも感じますが、車内の快適性と何より涼しいのが北海道民には有り難く、ロシアのローカル鉄道旅は病み付きになりそうです。
でも、この日は涼しい、というか、寒い位の気候で、車内では何と暖房が焚かれていて、これが暑過ぎる…。
この辺りの感覚も北海道と似てるなぁ~。 -
この車内の暑さなら、喉が渇きそう…。
もっと車内飲食物を用意しておけば良かったかも…。
因みに、この時点における持参飲食物は、その後の二食分の食糧(前旅行記で記させて頂いたパン・ソーセージ・マヨネーズの残り)と、こちらのリンゴジュースしかありません。
紅茶のティーバック等は持参していたので、せめて長距離列車のようにサモワール(湯沸かし器)でも付いていたら、飲み物に困ることはなかったんですけどね…。 -
という訳で、定刻にナホトカのチーハオケアンスカヤ駅を出発。
-
こちらの駅に到着しました。
実はこちらがナホトカ駅となります。
なので、ナホトカに向かう際の切符購入時に、ナホトカまで、と言ってしまうと、この駅までを意味してしまい、チーハオケアンスカヤまでは乗車できませんのでご注意下さい。
因みに、ナホトカ駅の近くに、前旅行記で紹介させて頂いたナホトカのバスターミナルがありますので、万が一間違って降りたとしても、バスでチーハオケアンスカヤ方面に行くことは簡単ですので、ウラジオストクからナホトカに行かれる、という場合は、まずこの駅で下車して駅舎見学、それからチーハオケアンスカヤにバスで移動、というのが良いかもしれませんね。 -
この辺りはずっと海岸沿いを走りますので、貨物列車の待機線が沢山見られますね。
-
暫く進むと、漸く路線は山側に向かうようになり、このような山の景観が見られるようになります。
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暫くはこんな景観や…。
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こんな景観…。
-
そしてこのような森の景観に癒されつつ…。
-
時々停車するローカル駅の駅舎などにも見とれつつ、時間を過ごします。
-
ロシアのローカル駅の駅名標は、ホーム沿いに小さいのが1~2つ設置されているだけなので、タイミング的に撮影するのはなかなか難しいですね。
それぞれの駅を探訪される、今後の皆様の旅に期待しております。 -
時刻は7時前。
日本とは1時間の時差がありますが、そろそろ札沼線の旅の始発の時間帯だな、等と、対岸の鉄道のことに思いを馳せつつ、JR北海道のポケット時刻表を確認します。 -
ロシアのローカル鉄道内で、同時刻の日本のローカル鉄道のことに思いを馳せる…。
鉄道ファンとしては至福の時間です。 -
でも車内はこんな様子。
ロシアでも鉄道離れが進んでいるのかな…。
まあ、まだ朝早い時間帯なので、今後に期待しましょう。 -
再び、貨物列車の待機線が見られるようになって来た頃…。
-
ちょっと大きめの駅舎が現れましたよ。
-
駅名を確認すると、ラゾーヴィー駅です。
ラザーは”柳”を意味しますね。
因みに、キリル文字にしかないエル(英語のl)とpと表記するエル(英語のr)とを置き換えるとローザ(薔薇)になりますね。 -
時折、凄く小さな駅にも停車します。
ホームも以上に短いし、まず高さがない平べったさに驚かされます。 -
そして、ロシアらしい駅名がこういうのですね。
シベリア鉄道の本線にも、同様の駅が沢山見られますが、あちらでは、モスクワからの距離、ということで、極東域では9000キロ台の駅名が並びますが、こちらで見かけたのはこの距離の駅。
ナホトカ支線の距離を示しているのかな? -
車内も徐々に混雑してきましたよ!
-
そのうちに到着したのがこちらの駅。
ここがナホトカ支線沿線上では、両サイド側を除いては一番大きな駅と思われるパルチザンスク駅です。 -
前旅行記にて紹介させて頂いた通り、私の乗車券はこの駅を境に二枚切りになっていましたが、この辺りでは交通の要衝になっているのかもしれないですね。
パルチザン、というのもロシアらしくて旅情を感じる名前ですが、まあ意味的には”ゲリラ”、ということですが…。
この駅で沢山のお客さんが乗車してきましたよ。 -
車内はほぼ満席状態に。
うーん、一日二本のローカル鉄道に、これだけの利用客がいらっしゃるとは…。
どこかの国のどこかの島の住民にも見習って欲しいものです。
私が座っていた6人掛けのボックス席にも4人のおっさん(一人はお兄さん、位の年齢かな?)がいらっしゃいました。 -
ほぼロシア人オンリーの車内の中では、流石にアジア系(まあ、ロシア極東には、中国系、韓国系の住民は多いんですけどね…)の乗客は目立ちますね。
色々と尋ねられているうちに、話が盛り上がってしまいました。
おっさん達は、どうやら途中のアニシモフカ駅の鉄道作業員として勤務されているようで、その職場に向かう乗車とのことでした。
朝っぱらから、おっさん達がご馳走してくれたワインとか頂きつつ、ハイテンションで盛り上がります。
まずはアレクサンドルと記念撮影。
自身とアレクサンドルは新十津川町マンホールのカエルちゃんに変身です。
何のこっちゃ…。 -
そして四人の中では一番若くておっとりとした雰囲気のお兄さん(ニコライ)とも…。
今度は、鷹栖町のカエルパーキングのカエルさんに変身してもらいます。
続・何のこっちゃ…。 -
そして、2時間程の車内では、朝っぱらから賑やかな宴会状態に…。
おっさん達、仕事前に酒飲んでて大丈夫か?
と一応心配しつつ声をかけると、いや、ワインなんて水みたいなもん、流石に仕事前なんで、ウォッカは飲まないよ、俺たち真面目だから、だって…。
おっさん、日本とはレベルが違い過ぎるぞ~。
しかし、こういう雰囲気が私が求めていたロシア。
こちらが彼らが持っていた鉄道乗車券の回数券(を使っていいんか?)で、雌雄の鶴を折ります。そして、おっさん達相手なので、二匹の鶴を絡めながらS○X中、なんて言いながら、またバカ受け。
相当仲良くなってしまいましたが、アニシモフカ駅に到着してしまいましたので、お別れの時となりました。
皆さんとは握手を交わしてお別れしましたが、ホーム上でも抱き合っている姿とか見られるし…。
何か、凄くいい!!! -
日本なら、何回謝罪会見せなあかんの?と言いたくなる位、普通に線路を渡る光景。
伊代ちゃん、優ちゃん、次回は是非ロシアで!(←また、このネタか…。)
アレクサンドル、他の皆も仕事頑張れよぉ~、
彼らには酒も自分で作ったというハンバーグ(しかも半分自分が噛んだ状態でくれた(^^;))も紅茶もご馳走になりました。
ヴァリショエヴァムスパシーバ!やっぱりこういうのが、ロシアだよなぁ~。 -
こちらからは、彼らに、鉄道作業員ということで、JR北海道のポケット時刻表やら、ソウルでもらった観光パンフレットとか、折り鶴とか、しょーもないものばっかり差し上げたのですが、彼らも持ち合わせがないからと、被っていた帽子と、何故か水鉄砲を頂きました。
パルチザンスクから鉄砲持参のおっさんと仲良くなった、と言ったら、とても驚かれましたが、これからもこの話、鉄板ネタとして使おうっと!
実は彼らはテロリストだったのか???
銃刀法違反で捕まらないか、空港の検査でもびくびくしておりましたが、流石に水鉄砲は大丈夫のようでした(;^ω^)。 -
ロシアの鉄道車内では、乗車してすぐに検札が来ますので、ある意味とても便利ですね。
しかも、欧米のように”チケット不所持で罰金”という制度でもないので、急ぎで乗っても車内で買えば済みますので、これはこれでとてもストレスなく鉄道が利用できますね。 -
一見怖そうな検察の人達も、結局はロシア人ですので、案外フレンドリーに対応してくれますし、日本だったら少しでも怒られそうな、勝手に客席に座り込んで近くのお客さんと対応したりとか…。
こういう飾らない日常の風景がとても美しく感じられたロシア・ローカル鉄道の旅でした。 -
でも、逆におっさん達と別れてしまった後は、何か、物凄い喪失感に襲われるのも不思議ですね…。
-
そんな時にふと、海の向こうで一日一往復の区間を目指して走行中であろう、札沼線のことを思い出しつつ、おっさん達の”置き土産”のワインのほろ酔いに浸りつつ、何故か涙が溢れてきました。
海の向こうでは、ほぼ鉄道マニアしか乗らないような、瀕死状態のローカル鉄道が運行されているほぼ同時刻、同緯度で、こんな日常が繰り返されていたとは…。 -
今後のロシアがどのような変貌を遂げていくのかは解りませんが、少なくとも、日常的に鉄道を利用する国民ではあり続けて欲しい…。
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その後は、暫くこのローカル鉄道の旅の最初と同じように、停車毎に小さな駅を見て過ごしました。
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でも、それぞれの駅でそれなりに老若男女の方々の利用も見られて、どのような用途で鉄道を利用されているのかは解りませんが、何か、温かい気持ちになりました。
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農業に携わる身には、やはり畑の様子も気になりますが、やはりジャガイモは主食の一つですので、どこのお家も沢山育てていらっしゃいますね。
丁度花が咲く時期でしたが、そのような風景もとても北海道に似ているなと感じました。 -
そして、低いホーム…。
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短いホームに、ロシアらしさを感じながら…。
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ロマノフカ52キロ駅。
やはりこの距離表示は、ナホトカ支線の分岐点(ウーガリナヤ駅)からの距離なのかもしれませんね。 -
おっさん達と盛り上がっている間は、途中駅の風景を全く見ておりませんでしたが、改めて、停車毎に各駅を見ていると、結構新しい風情の美しい駅舎を多く見かいけました。
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本数が少ないので、なかなか途中下車を絡めて、というのは難しいかと思いますが、並行するバス路線なども研究して、各駅舎をじっくりと巡る旅、というのも相当面白そうです。
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こちらの駅でも…。
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凄く美しい駅舎ですね。
うーん、降りてみたい…。 -
こんなのも見られました。
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石炭が沢山積まれていたので、火力発電所関連か何かでしょうか???
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鉄道作業員も頑張っておられました。
でもロシアの鉄道も、人員削減の話とか、きっと色々とあるんだろうなぁ~。
つい、アニシモフカのおっさん達のことも思い出しました。 -
大分、都会的な雰囲気の沿線となってきましたが、ロシアのローカル駅はどこもとてものどかな風情で時間が流れていますね。
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普通に線路を渡る光景が見られるのも、ちょっと羨ましかったりする…。
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いよいよ、空港の町、アルチョームまで戻ってきました。
-
引込線か何かを走行中の貨物列車が遠巻きに見られました。
やはりその長さに圧倒されますね。 -
という訳で、朝から乗り続けてきた列車は、定刻にウーガリナヤ駅に到着。
これでナホトカ支線は完乗(チーハオケアンスカヤ~アスファフィエヴァ岬は除いて)となりました。
私はここで下車します。 -
列車自体の終点は勿論、ウラジオストクですので、最後にホームからお見送り。
バイバ~イ、そして有難う~。 -
因みに駅名のウーガリナヤのウーガリは、石炭を意味しますね。
最後のエルをp(英語のr)にすると、同じウーガリでも、”鰻(ウナギ)”の意味になります。 -
ここはウラジオストク市街地と空港とを結ぶ、アエロエクスプレスの途中駅でもありますので、こんな電光掲示もホーム上に見られました。
-
ウーガリナヤ駅の旧駅舎。
今は駅舎としては使用されていませんが、事務所的な活用はされているようでした。 -
これだけ立派な駅舎なんだから、新駅舎作る必要なかったんじゃない、って言いたくなりますね。
-
さて、この駅から、目的地のウスリースクに向かう列車までは、約2時間の乗り継ぎ時間があります。
取り敢えず、この駅界隈でのんびり過ごせそうですので、到着記念にホーム上でアライバルコーヒーでも飲んでいきましょう。 -
アルチョームの旅行記でも記させて頂きましたが、同じような自販機にて、前日深夜には空港でもカップコーヒーを頂きましたが、その時は60Pでした。
こちらは35pで頂くことができました。やはりカップコーヒー一つをとっても、空港では買わない方が良さそうですね。 -
しかしこの駅、何よりも素晴らしかったのはその景観です。
ご覧のようにホームから海が望めます。 -
こちらの跨線橋を経由して、海側に降りてみましょう。
-
いいよねぇ~。
何となく小樽付近の海辺の景観を思い出してしまった…。 -
海岸も少し彷徨ってみましょう。
なんか、岩場に苔みたいなのが生えている個所が多くて、スリップしないよう注意して歩くのが大変…。 -
廃墟っぽい箇所があるのも、ロシアらしい侘び寂びが感じられます。
-
旧駅舎に向かう”駅前通り”
舗装されていませんねぇ~。
これぞ古き良きロシア、という風情です。
サバーカ(犬)ちゃんも呑気に歩いていますねぇ~。
その土地土地のワンちゃんを見ていると、町の雰囲気が何となく解りますよね。
大体、殺伐とした街に暮らす犬は、すぐ吠えてくるように思う…。 -
旧駅舎前に到着。
完全に閉鎖された雰囲気ですね…。 -
旧駅舎のホーム側に廻ってみましょう。
-
正面の彫刻。
何となく旧ソ連的な味わいがありますね…。 -
施錠されている駅舎内の様子を、窓越しに覗いてみると、こんな感じでした。
まだ、十分につカエル風情ですよね…。 -
貨物列車大国のロシア。
積んでいるものを眺めて過ごすのも楽しいですね。
横からだと、何を積んでいるのか解らないことも多いですが、跨線橋の上からだと、中身が見えて面白い。 -
上述しました通り、ウーガリナヤ駅は、”石炭駅”です。
近郊には炭鉱で栄えた町が結構多いようですね。
満載に積まれた石炭の山が続く貨物列車が通過する光景も何度か見かけました。
ここで、間もなくなくなってしまう夕張支線のことを思い出して、また悲しくなりました…。 -
今度は、新駅舎の方に移動してみましょう。
こちらは山側にありますが、このようなガラス張りの近代的な跨線橋になっていますね。 -
敢えて、最初はこちらの跨線橋はつカワズに、より南側でむき出しになっている跨線橋を経由して…。
-
新駅舎の外観。
まあ、予想はしていましたが、味気ない普通の駅舎、という感じですね。
どこかの国のどこかの島と同じように、味のある駅舎をありきたりの駅舎に置きカエル、というのが、時代の流れなのかもしれませんね。 -
でも流石はロシアの駅舎です。
入口にイコン画が飾られていますよ。
これが北○鮮なら、○○○氏の肖像画になるのかな??? -
中の様子。
電光掲示板も完備していて、昔のロシアからは想像もつかない世界です。 -
アエロエクスプレスに関しては、こんな近代的な発着時刻表も!
-
しかし、駅前にあるバスターミナル(というか、バス発着場レベルかな?)は、昔ながらのロシア的テイストが色濃く感じられますね。
-
どんなバスが運行しているのか、ちょっと覗いてみましょう。
まず見かけたのはこんな路線バス。
どうやらウラジオストク駅方面から、フタラヤ・レーチカやオケアンスカヤ等、鉄道駅もあるエリア沿いを並行して走っている路線バスのようですね。
ウラジオストク=ウーガリナヤ間の鉄道途中下車旅の代替交通手段として活用できそうです。
因みに、その他の代表的なバス路線としては101番で、こちらは、空港の町アルチョームの市街地まで行くことが出来る路線です。 -
まあ、時間はまだまだたっぷりあります。
少し早い(午前11時前)ですが、朝も早かったことですし、海も望めるこの新駅舎前広場のベンチにて、お昼ご飯にしましょう。 -
駅前のお店にて、飲み物としてコーラだけ買い足して(55P)、後は昨日と同じメニュー(パン+ソーセージ+マヨネーズ)。
-
ワイルド風を吹かせつつ、食パンとソーセージに喰らいついていると、サバーカちゃんがやって来た…。
-
うーん、そんな表情で見つめられるとなぁ~…。
いけないとは思いつつ、パンとソーセージの一欠けらずつ、プレゼント。 -
先ほど歩いてきたのがこちらの跨線橋。
そして右手に見えるのが上述した新駅舎に直結するガラス張りの跨線橋です。 -
この跨線橋沿いの中ほどには、こんな所も。
以前はこちらで切符が販売されていたのかもしれませんね。 -
駅の脇で草を刈っている光景も見られました。
尚、夏作業ではお馴染みだと思われるこの機器ですが、”ブラシカッター”とも”グラスカッター”とも呼ばれていますね。
私は最初、”グラス”と”ブラシ”とは音が似ているので、草刈りの直訳から、グラスカッターが正しい呼称で、ブラシカッターはグラスの音の聞き間違えが一般化したもの、と思っていましたが、実はブラシカッターは、brushcutter、つまり刈払機、という意味で、こちらが狭義では正しい表現のようですね。
ただ、草刈機としてgrasscutterという呼称もありますので、今度はその違いがよく解らない…。正確に両者を論理的に説明出来る方、どうかご教示頂けましたら幸いです。 -
この駅で私が乗車予定なのは、11:48発のスパースク行きですが、その前に、もう一度ウラジオストク行きがやって来ましたので、こちらも撮っておきましょう。
-
多分、翌日はこのスケジュールの同じ列車にて、ウラジオストクに向かっている筈です。
-
ウラジオストク行きを撮影した後、再び新駅舎に戻り、ウスリースクまでの乗車券を購入。
切符購入時に近郊列車用の窓口に向かうのですが、ここを経由する際にボディ&手荷物検査を受ける必要がありましたので、切符を購入後に改めて先ほど外から眺めた、新しい方の跨線橋を通過してみました。
通路上に椅子が並んでいますね。今の時期は大丈夫ですが、冬はガラスに守られた空間で汽車を待てるのが良さそうですね。 -
ウスリースクまでの乗車券はこちら。
フォーマット的にはこのバージョンしかないんでしょうかねぇ~。
チーハオケアンスカヤで購入したのと、全く同じ仕様の味気ないレシート風の乗車券。運賃は140Pでした。(勿論二等車です。) -
乗車するのがこの11:48発の列車です。
-
ウーガリナヤ駅にて、のんびりと過ごした2時間弱の時間。
これはこれでとても良かったです。
目的の列車がやって来ました。それでは乗り込みましょう。 -
ウラジオストク=ウスリースクという、沿海州内の二大都市を結ぶ路線ですので、流石に混雑していますね。
私的には札幌→旭川間の列車に、白石位から乗り込んだ、という感覚です。
(本当はナホトカ支線→本線、の流れを、札沼線→函館本線に準えたかったけど、そうすると、ウーガリナヤが桑園、ということになり、札幌駅が途中駅になってしまう…。)
同じような三人掛け×2のボックス(クロスシート)ですが、今度はこのような背凭れ分離型となっていますね。デザイン的には朝のナホトカ支線で見かけたのよりは、新型のように感じますね。 -
シベリア鉄道はウラジオストク→ウーガリナヤ辺りまでは、基本的に海辺を走るというロケーションですが、ウーガリナヤから北はいよいよ内陸に向かって走るという感じですね。
湿地帯と思われる風景の中に、時折このような滔々と流れる河川が現れる、といった景観がしばし繰り返されます。 -
そんな中に時折現れる途中駅。
この列車は各停のようで、それらもゆっくりと停車しながら進みます。 -
大陸らしい平原的な風景が続きますね。
-
途中、ナデジヂンスカヤ駅に到着。
後にウラジオストクにて色々と調べてみましたが、ウラジオストクからはこの駅まで(から)の発着列車が何本か運行されているようですので、利便性を考えると、この駅以南では、エレクトリーチカ利用による途中下車旅が、比較的楽しみやすい運行スケジュールなのかと思います。 -
こんな風に堂々と線路を渡りながら、しみじみとローカル駅探訪旅をしてみたいものですね。
-
暫くすると、このエリアでは珍しくトンネルを通過。
この写真ではありませんが、逆側の入口には1915という数字を見かけたように思いますので、その頃に造られたトンネルなのかもしれませんね。 -
こんな待合所で、駅寝とかしてみたいし…。
-
珍しく見かけた板張りホーム上のこんなベンチに腰掛けて、ボォーっと過ごすのも良さそう…。
-
シレネフカ駅が、この板張りホームだったかな…。
違ってたらごめんなさい。 -
時々、小さな農村を見かけながら…。
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また湿地帯&森になり…。
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シベリア鉄道らしい、距離表記の駅に到着する度に…。
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窓越しに駅名標が撮れるかどうかチャレンジする…、そんな時の過ごし方です。
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時折、湖沼の景観なども見られました。
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9230KM駅に到着。
-
ホームに直結する階段。
このようにある程度の高さがある、日本の駅に似た風情のホームの駅も勿論あります。 -
駅の傍には詰所的な建物も。
前の車ではお昼寝中かな? -
信号も発見。
-
森。
-
そして森…。
-
そして駅…。
-
そして貨物列車…。
-
そして川…。
-
向こうの方にうっすらと見えるのは、もしかすると中国の町影かしら???
-
向かいのお姉ちゃんはずっと寝ていますね(;^ω^)。
-
また低くて短いホームの駅が現れた…。
-
あの橋は???
もしや中国に向かう鉄道の鉄橋か?
でも、今は運行されているのかしら??? -
反対側に、結構立派な駅舎を有する駅に到着。
辛うじて見える駅舎表記から、バラノフスキー駅と同定できました。 -
ホーム端が崩れかかっている9194km駅に到着。
モスクワまで残り9200キロを切りました( ´∀` )。 -
そろそろ、森と湿原の景観とはお別れです。
-
ちょっと大きそうな町の雰囲気が感じられ始めました。
-
いよいよ、ウスリースクが近づいてきたようです。
-
何やら建設中のようですね。
-
立派な車両基地もあるようです。
-
こうして、ウスリースクに到着。
ここで殆どの乗客が下車しましたので、最後に車内の様子を。 -
乗車してきた列車はこの駅で6分程の停車時間があるようでした。
駅舎と列車とをコラボで撮っておきましょう。 -
線路進入禁止、的な看板かなと思ったら、ちょっと違うようですね。
お体の不自由な方の線路横断は、随伴者がいらっしゃる時だけにしてね。
って記されていますね。
つまり、線路の横断を規制する、という発想は根本的になさそうですね。
日本もこんな風になって欲しいわ~。
(まあ、過密ダイヤのエリアでこんな発想を受け入れてたら、事故とか頻発しそうなので、絶対ありえないですが…。) -
それにしても、ロシアの駅における写真撮影が、ここまで寛容だとは、事前には思いもよらなかったことです。
真偽のほどは定かではありませんし、またモスクワの方とは事情も違うのかもしれませんが、少なくとも、ソ連時代のような”緊迫感”は今のロシアの鉄道駅にはない、と、ある程度は安心しても良さそうな雰囲気が漂っていました。 -
ご参考までに、一応、後にウラジオストクの駅の切符売り場で確認した、この旅の途上の各駅を記載した路線図の様子を最後にUPさせて頂きます。
画像の左側の列が本線の各駅で上が最上部がウスリースク駅、下の路線図が曲がって赤い点に繋がっている駅がウーガリナヤ駅、そこから上方に続くのがナホトカ支線(但し、途中の98km駅までですが…)の各駅となっています。
という訳で、ウスリースクに到着し、ナホトカからエレクトリーチカ利用による旅の様子に関する本旅行記は、これにて終了となります。
最後までご閲覧有難うございました。
またお時間がございましたら、続編にもお付き合い頂けましたら嬉しく思います。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- S...t...e...Pha...n...i...Eさん 2017/07/15 10:42:19
- 極東ローカル線の旅
- ケロケロさん、こんにちは〜
ナホトカ〜ウスリースクのローカル線の旅、めっちゃいいですね!
まずあのただ広々とした自然いっぱいの風景がイイです☆彡
そして鉄道作業員のおっちゃん達との出会いも素敵ですね〜
仕事前にワイン・・・ww
なるほど。
ワイン=葡萄ジュース
ウォッカ=お酒
という認識なのですか。なるほどなるほどw
途中のウーガリナヤの旧駅舎は見た目からして好きです。
極東ロシアで途中下車旅はなかなか難易度高そうですが、魅力的な路線なので行ってみたいです。
電車の中も快適そうやし、シートが3人掛けになってるのが面白いですね。
どうせロシア人は体格がいいから結局2人しか座れなさそうなのに(笑)
つづきも楽しみに少しづつお邪魔させていただきます^^
ステファニー
- ケロケロマニアさん からの返信 2017/07/17 19:47:17
- ローカル線好きなステさんなら、絶対に気に入って頂けるかと・・・
- ステファニーさん、こんばんは〜。
こちらもお返事が遅くなりまして、申し訳ございません。
ナホトカに関しては、知名度はそれなりですが、現状があまり知られていない印象なのに対して、ウスリースクは町の存在自体、日本人にはあまり知られていない気がしましたので、今回はどうしてもその両者を自分なりに旅してみたい、という思いがありました。
ナホトカからウラジオストクやウスリースクに向かう場合、地図で見る限りは、鉄道の方はより内陸を、バスの方は海沿いを進むルートになっているようですね。(勿論、バスに関しては他にもルートが存在する可能性がありますが…。)
まだ沿海州の端っこの方なのに、もうこんな北海道以上のスケジュールなの?って思ってしまう位の森の規模にやはり驚かされました。流石のユーラシア大陸です(;^ω^)。
パルチザンスク、という名前からしてゲリラチック(?)な所から、まさにゲリラ的に沢山のお客さんが乗車していらして、車内が賑やかになりました。いつも満員、というのは流石に困りますが、北海道的には寂しい光景ばかり見慣れてしまっているので、この”ゲリラ活動”には、正直、嬉しくなってしまいました。
しかも、ご覧のように、あっという間に打ち解けてしまって楽しい時間を過ごすことが出来ました。これがやっぱりロシアですよねぇ〜。ただ、その間の景色を暫く見ていないのがちょっと心残りではありますが…(^^;)。
怪しいペットボトルに薄黄色のような液体を入れていたので、最初は本当に日本でもよく売られている白ブドウジュース、みたいなものかと思ったら…。
外が少し寒い位の気候でしたので、これを飲んで温まりや、的な感じで、飲んでいるうちに、みんな調子に乗って飲み始める始末。これが仕事前の朝の話なんだから、まったくもー、って感じですよね…。
ウーガリナヤ駅は、一般の方にとってはただの乗換駅、的なイメージのようですが、私はここで2時間近くあった乗り継ぎ時間で色々と見て回ってみると、色々な見所があって、特に駅舎マニアのステファニーさんには気に入って頂ける駅だと思います。
ロシア人は確かに体の大きな方が多いですが、3人掛け部分の両端がまず埋まっている間の狭いスペースに体格のでかい人も、何の躊躇もなく割り込んでくる姿などは、まさに大阪のおばちゃん、と同じでした(^^;)。やっぱり人と人との距離感が密なのがロシア人の特徴(それをストレスに感じていない)だと思いますね。
それでは、またのご訪問やコメントを楽しみにお待ち申し上げております。
byケロケロマニア
> ケロケロさん、こんにちは〜
>
> ナホトカ〜ウスリースクのローカル線の旅、めっちゃいいですね!
> まずあのただ広々とした自然いっぱいの風景がイイです☆彡
>
> そして鉄道作業員のおっちゃん達との出会いも素敵ですね〜
> 仕事前にワイン・・・ww
> なるほど。
> ワイン=葡萄ジュース
> ウォッカ=お酒
> という認識なのですか。なるほどなるほどw
>
> 途中のウーガリナヤの旧駅舎は見た目からして好きです。
> 極東ロシアで途中下車旅はなかなか難易度高そうですが、魅力的な路線なので行ってみたいです。
> 電車の中も快適そうやし、シートが3人掛けになってるのが面白いですね。
> どうせロシア人は体格がいいから結局2人しか座れなさそうなのに(笑)
>
> つづきも楽しみに少しづつお邪魔させていただきます^^
> ステファニー
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