暮らす気分でヘルシンキ2016夏／Day2 雨の日は屋内でアートに触れる～エルネスト・ネト～

2016/07/07 - 2016/07/07

小雨がぱらつく寒い一日は、なるべく屋根のあるところへ。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

岩の教会ことテンペリアウキオ教会。
斬新さと神聖さの融合。
岩盤の国、地震のない国。

テンペリアウキオ教会 寺院・教会

雨は小降りになってきたものの、すごい人です。
祭壇の前で、ピアノ演奏が始まりました。

あの、フラッシュ禁止なんですけど・・・（・∀・）

岩に縦縞が入っているように見えるのが、掘削された時の杭の痕かと。
こんなに頑強な岩盤を崩していくって、想像するだけでなんだか痛い。

ピアノの生演奏に集中していたおかげで、ずっと静かな気持ちを保つことができました。ありがとう。ドネイションボックスは、入り口入ってすぐ右手にそっと置かれています。

雨がやんでる。外に出て、教会の上に上がってみました。

なかなか見晴らしがよくて爽快です。
この巨大岩盤を掘って、空いた穴がドームの天井になってるのだな。という光景。

あっコレコレ。こういう杭を打ち込んで、岩を割っていったのかな
（見えにくいですが、岩の間から出ている蛇のようなもの）。

そろそろ降りて、お昼を食べに行こうか〜。
フィンランドで一番古いベーカリーだというカフェ・エクベリ(Cafe Ekberg)に行ってみたいな。

バス移動。カフェ・エクベリがある通りは、さすがにハイエンドな雰囲気が漂っています。

ぶじ着きましたが・・・お店はまさかの改装工事中（・∀・）
お茶はできるし食事パンもあるけど、ランチは来週から、と言われ。

でもまあ、寒くてスープが飲みたくなっていた私たち、別のお店を探すことにしました。

カフェ エクベリ カフェ

カフェ・エクベリの隣にあったTony's Deli という名のイタリアン・カフェに決定。

スープとパンがセルフ、サラダとピザは好きなのをオーダー、というセットメニューを二人でシェア。
元気がよくて、トイレがキレイで、地元の人でにぎわういいお店でした。「スポット検索」で出てこないけど。

お店の目の前のトラム乗り場から中央駅へ戻ります。
寒いし室内がいいよね〜。こういう時こそ美術館かな。
ということで、フィンランド現代美術館のキアズマへ。

ヘルシンキ現代美術館 博物館・美術館・ギャラリー

有名な「キアズマの長いスロープ」。
１Ｆのスロープでは身長が測れます。

５Ｆ、４Ｆは企画展で、エルネスト・ネトというブラジル人作家さんによる、大きめの体験型作品群。

親子連れがとても多くて、夏休みの雨の日だからかと思っていたけど、どうもこのキアズマ自体が、子どもたちを対象にした活動にとてもチカラを入れているようです。小さい子向けのツアーやワークショップが定期的に開かれているようでした。

≪Variation on Color Seed Space Time Love》 (2009)
Ernesto Neto

私も入りたいのはやまやまでしたが・・・。

偶然の産物写真。
左奥は作品の一部ですが、このお二人はお客さんです。
同じ髪型、同じ服装をして、同じ姿勢でスマホをいじりながら歩いてこられました。実は計算されたアートだったりして！

２Ｆも企画展示で、韓国人作家Choi Jeong Hwa氏による作品のフロア。

ステキな作品名がいくつかあったので、思わずメモ。
"We are all flowers (Cosmos)"
"Happy Happy"

歩き疲れたので１Ｆのカフェでお茶です。

もうこれで美術館を出たのですが・・・キアズマでの「しまった」↓
　①　ギフトショップ見るの忘れた（１Ｆ）
　②　図書室があることに気づかなかった（５Ｆ）

屋根がある温かいところはどこだ？
初めて地下鉄に乗って、ハカニエミマーケットへ。

ハカニエミ マーケット広場、屋内マーケット ショッピングセンター

夕方４時を回っていたので、生鮮品はそれほど残っていませんでした。

２Ｆは雑貨やコレクタブルズとか。
夏休みでシャッターが下りているお店多し。

階段の踊り場から。

地下鉄でKamppi（カンピ）へ戻ります。
奥のほうを歩いている人とアートとのスケール感、みてください。

駅ナカアート。上の写真のアップです。

天井にも駅ナカアート。

なんだろうね。

もう足が棒のようでしたが、カンピに来たら寄りたいと思っていた場所があることを思い出し。
その名も、"Kamppi Chapel of Silence"
「沈黙の礼拝堂」「静寂の礼拝堂」と訳されるのでしょうか。
これだけの繁華街の中に用意された静寂。

カンピ礼拝堂 寺院・教会

なんともいえない安心感。
宇宙船のようなコクーン（繭）のような。

祭壇のシンプルなこと！

フェルトのクッションたち。
座り心地よかったです！

外からも中からも、壁の表面だけ見てると薄そうなのですが、実はこんなに厚い。

もっとわかりやすく。
ドアを挟んであっちとこっちで、これがこの礼拝堂の壁の厚みです。
一にも二にも断熱ってこと？

礼拝堂を出たところにある、これも街ナカアート？

夜ごはん。
わたしはヌキ。サウナをお先にいただいて、さっさとベッドへ。
夫、新たなインスタント食品。Ｍ氏と仲良く、ビール片手にサウナとベランダを往復してました。

さて明日はストックホルム行きのフェリーに乗るよ。