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ヘルシンキ滞在2週間目。<br />長距離バスに80分ほど揺られ、めざしたのはハメーンリンナです。<br /><br />わたしにとっては one of フィンランド三大古城s の街であり、『多崎つくる・・・』の登場人物の夏の別荘がある場所。一方、ダー(夫)にとっては、なんといってもシベリウスの生家! お互い萌えポイントは違いますが、遠足気分で浮かれてきました。

暮らす気分でヘルシンキ2016夏/Day14 ハメーンリンナ日帰りバスの旅 シベリウス編

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2016/07/19 - 2016/07/19

21位(同エリア47件中)

ソフィ

ソフィさん

ヘルシンキ滞在2週間目。
長距離バスに80分ほど揺られ、めざしたのはハメーンリンナです。

わたしにとっては one of フィンランド三大古城s の街であり、『多崎つくる・・・』の登場人物の夏の別荘がある場所。一方、ダー(夫)にとっては、なんといってもシベリウスの生家! お互い萌えポイントは違いますが、遠足気分で浮かれてきました。

同行者
カップル・夫婦
旅行の手配内容
個別手配

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  • カンピ駅地下の長距離バス乗り場にやってきました。バスか鉄道か、実はけっこう悩んだのですが、結局、鉄道駅からだとハメーンリンナ市内まで歩く量が多そうだ、という理由でバスにしました。

    カンピ駅地下の長距離バス乗り場にやってきました。バスか鉄道か、実はけっこう悩んだのですが、結局、鉄道駅からだとハメーンリンナ市内まで歩く量が多そうだ、という理由でバスにしました。

  • でも私がハメーンリンナに行きたかった理由を考えたら、鉄道にすべきだったのですよね。この日の夜になるまで気づきませんでしたが。<br /><br />予定どおり10時15分発タンペレ行きに乗ります。

    でも私がハメーンリンナに行きたかった理由を考えたら、鉄道にすべきだったのですよね。この日の夜になるまで気づきませんでしたが。

    予定どおり10時15分発タンペレ行きに乗ります。

  • 小説の中では鉄道のことにもちゃんと触れられています。<br />「フィンランドで最初に鉄道が敷かれたのはヘルシンキと、このハメーンリンナの間です。」<br /><br />いや別にこの小説を持ち出さなくても、そういえばガイドブックにも書いてありました。なのに完全にスルーしてた。相変わらずツメが甘いです。

    小説の中では鉄道のことにもちゃんと触れられています。
    「フィンランドで最初に鉄道が敷かれたのはヘルシンキと、このハメーンリンナの間です。」

    いや別にこの小説を持ち出さなくても、そういえばガイドブックにも書いてありました。なのに完全にスルーしてた。相変わらずツメが甘いです。

  • バスは窓も座席も大きくて快適でしたが、市外に出てスピードを上げる前に、いくつもの停留所に停まってはお客さんを拾っていくので、それがストレスだと感じる人はいるかも?<br /><br />あと車内トイレはやっぱり流し方が難しかったです^^; <br />足元で便器と一体化してました! 足元です!

    バスは窓も座席も大きくて快適でしたが、市外に出てスピードを上げる前に、いくつもの停留所に停まってはお客さんを拾っていくので、それがストレスだと感じる人はいるかも?

    あと車内トイレはやっぱり流し方が難しかったです^^; 
    足元で便器と一体化してました! 足元です!

  • ぶじハメーンリンナ到着。まずはツアリスト・インフォメーションへ。<br />バス停から3分弱?<br /><br />バスを降りると、待合い用(?)建物の裏手に湖のような川が流れています。これを右手に見て、左奥の細い階段を上がります。レストランなどを抜けて、車が通るような道に出た右角がインフォメーション。<br /><br />新しくてキレイな建物で、スタッフの人も常駐していました。お手洗いを借り、地図をもらいました。

    ぶじハメーンリンナ到着。まずはツアリスト・インフォメーションへ。
    バス停から3分弱?

    バスを降りると、待合い用(?)建物の裏手に湖のような川が流れています。これを右手に見て、左奥の細い階段を上がります。レストランなどを抜けて、車が通るような道に出た右角がインフォメーション。

    新しくてキレイな建物で、スタッフの人も常駐していました。お手洗いを借り、地図をもらいました。

    バス (ハメーンリンナ) バス系

  • 今行くよ〜、シベリウス!<br />ハメーリンナ教会を過ぎると、マーケット広場です。

    今行くよ〜、シベリウス!
    ハメーリンナ教会を過ぎると、マーケット広場です。

  • 「ハメーンリンナには観光客の姿はほとんど見当たらなかった。買い物袋を抱えた普段着の人々が行き来しているだけだ。」<br />と思っていたら・・・とても都会に見えますが。<br /><br />

    「ハメーンリンナには観光客の姿はほとんど見当たらなかった。買い物袋を抱えた普段着の人々が行き来しているだけだ。」
    と思っていたら・・・とても都会に見えますが。

  • marimekkoもあるし。<br />お店の入り口を右に進んで、最初の角を左に曲がれば、シベリウス生誕の家はもうすぐそこ。

    marimekkoもあるし。
    お店の入り口を右に進んで、最初の角を左に曲がれば、シベリウス生誕の家はもうすぐそこ。

  • 「そんなわけで、ここの人々は駅に誇りを持っています。ヤン・シベリウスの生地であることと並んでね」。

    「そんなわけで、ここの人々は駅に誇りを持っています。ヤン・シベリウスの生地であることと並んでね」。

    シベリウス生誕の家 史跡・遺跡

  • 入り口は道路から奥に入った側にあります(この写真は入り口側)。<br />光がキラキラ踊ってる!

    入り口は道路から奥に入った側にあります(この写真は入り口側)。
    光がキラキラ踊ってる!

  • 入場料を払うと、パンフレットの日本語版を貸し出してくれるので、それを読みながら部屋を回ります。<br /><br />なりゆきで、ここから歩いてすぐのところにあるという「ライフスタイルに関するミュージアム」との共通チケットも購入しました。

    入場料を払うと、パンフレットの日本語版を貸し出してくれるので、それを読みながら部屋を回ります。

    なりゆきで、ここから歩いてすぐのところにあるという「ライフスタイルに関するミュージアム」との共通チケットも購入しました。

  • でもまずはシベリウスですよね。<br />最初の部屋では、シベリウス少年が迎えてくれます。

    でもまずはシベリウスですよね。
    最初の部屋では、シベリウス少年が迎えてくれます。

  • 客間へ。壁のギターはお父さんのものでしたが、後にシベリウスが所有したそうです。

    客間へ。壁のギターはお父さんのものでしたが、後にシベリウスが所有したそうです。

  • シベリウスは同じ家に住んでいた伯母から、タッフェルピアノの演奏を習い始めました(写真右のものは本人が使っていたものではありません)。<br /><br />祖母がタッフェルピアノを売り、その後アップライトピアノが代わりに来たと後に語ったとか。写真左のピアノは、まさにシベリウスが使っていたアップライトとのこと。

    シベリウスは同じ家に住んでいた伯母から、タッフェルピアノの演奏を習い始めました(写真右のものは本人が使っていたものではありません)。

    祖母がタッフェルピアノを売り、その後アップライトピアノが代わりに来たと後に語ったとか。写真左のピアノは、まさにシベリウスが使っていたアップライトとのこと。

  • 応接間にあった小さなオルガン。夏に田舎に行くときは、この楽器も一緒に持っていった!そうです。

    応接間にあった小さなオルガン。夏に田舎に行くときは、この楽器も一緒に持っていった!そうです。

  • 直筆の楽譜やサイン。<br /><br />初めてシベリウスの音楽に出会ったのは小学生の時というダー。その他、人生のあちこちでシベリウスが登場してきたそうで・・・感激と感動の嵐です。<br />

    直筆の楽譜やサイン。

    初めてシベリウスの音楽に出会ったのは小学生の時というダー。その他、人生のあちこちでシベリウスが登場してきたそうで・・・感激と感動の嵐です。

  • なにせこの旅にスピーカー持参です。手の平に乗るくらい小ぶりなものなので、大した荷物にはなりませんけどね。<br />無線LANで飛ばせる防水スピーカーなので、アパートのベランダで、寝室で、サウナでと、シベリウス三昧でした。いまや逆転現象で、6番を聴くと痛みに耐えたつらい夜を思い出してしまうようで。<br />

    なにせこの旅にスピーカー持参です。手の平に乗るくらい小ぶりなものなので、大した荷物にはなりませんけどね。
    無線LANで飛ばせる防水スピーカーなので、アパートのベランダで、寝室で、サウナでと、シベリウス三昧でした。いまや逆転現象で、6番を聴くと痛みに耐えたつらい夜を思い出してしまうようで。

  • 「交響曲7番だ・・・(´;ω;`)」(スピーカー、いい音だったそうです)。<br />

    「交響曲7番だ・・・(´;ω;`)」(スピーカー、いい音だったそうです)。

  • 今日は本当に光がキレイ。この窓の外は表通りです。

    今日は本当に光がキレイ。この窓の外は表通りです。

  • その表通りからシベリウス生家を見たところ。

    その表通りからシベリウス生家を見たところ。

  • 入り口側の正面には、こんな展示もあって誰もが見られるようになっています。デパートのショウウインドウぐらいの大きさなので、けっこうな「展示」です。

    入り口側の正面には、こんな展示もあって誰もが見られるようになっています。デパートのショウウインドウぐらいの大きさなので、けっこうな「展示」です。

  • ライフスタイル・ミュージアムとやらへまいりましょう。

    ライフスタイル・ミュージアムとやらへまいりましょう。

  • ああこれは、ハメーンリンナ教会をバス停と反対側に行く道ですね。<br />遠くに水辺が見えてきました。下っていきます。

    ああこれは、ハメーンリンナ教会をバス停と反対側に行く道ですね。
    遠くに水辺が見えてきました。下っていきます。

  • 道の角にある、ちょっとクラシカルな外観の資料館の小さい階段を上がって入ると、ビロードのロングドレスを着た受付嬢が応対してくれました(コスプレ!)<br /><br />床を守るためにシューカバーをつけること。<br />ガイドと一緒に見学すること。<br />30分ごとのツアー時間を待つこと。

    道の角にある、ちょっとクラシカルな外観の資料館の小さい階段を上がって入ると、ビロードのロングドレスを着た受付嬢が応対してくれました(コスプレ!)

    床を守るためにシューカバーをつけること。
    ガイドと一緒に見学すること。
    30分ごとのツアー時間を待つこと。

  • 30分おきに始まるガイドツアーまであと10分ほどだったので待っていたのですが、ガイドツアーそのものが30分かかるのでした! ゆっくり丁寧に説明してもらって、Q&Aもありますが、お腹がすいてる人にはおススメできませぬ^^;<br /><br /><br /><br />

    30分おきに始まるガイドツアーまであと10分ほどだったので待っていたのですが、ガイドツアーそのものが30分かかるのでした! ゆっくり丁寧に説明してもらって、Q&Aもありますが、お腹がすいてる人にはおススメできませぬ^^;



  • 以前この家に住んでいた資産家「Palander家」のお宅を、資料館として展示しながら保護保存しているようです。なるほど、ここに展示プレートや解説が置かれていると、リアリティがなくなってしまうからガイドツアースタイルなのかな。

    以前この家に住んでいた資産家「Palander家」のお宅を、資料館として展示しながら保護保存しているようです。なるほど、ここに展示プレートや解説が置かれていると、リアリティがなくなってしまうからガイドツアースタイルなのかな。

  • 昔の楽譜は手書き! <br /><br />ツアーは、私たちに気を遣ってか、最初から最後まで英語でした。私たちがいなければフィン語だったのでしょうが、英語になったからといって、なんの差し障りもなさそうだったのがつくづくスゴイ。

    昔の楽譜は手書き! 

    ツアーは、私たちに気を遣ってか、最初から最後まで英語でした。私たちがいなければフィン語だったのでしょうが、英語になったからといって、なんの差し障りもなさそうだったのがつくづくスゴイ。

  • Palanderin talo(Palander House)<br />Linnankatu 16, Haemeenlinna 13100, Finland<br />http://hmlmuseo.fi/kohteet/palanderin-talo/#_=_<br /><br />ハメ城もかなり歩くし、他にも博物館がたくさんある街です。Palander Houseで30分立ちっぱなしだったのは、体力的にも時間的にも作戦ミスでしたね〜^^;

    Palanderin talo(Palander House)
    Linnankatu 16, Haemeenlinna 13100, Finland
    http://hmlmuseo.fi/kohteet/palanderin-talo/#_=_

    ハメ城もかなり歩くし、他にも博物館がたくさんある街です。Palander Houseで30分立ちっぱなしだったのは、体力的にも時間的にも作戦ミスでしたね〜^^;

  • お腹がすきすぎてふらふらの私。教会のそばに都会的なカフェがあってよさそうだったのですが、なぜか結局、ツアリスト・インフォメーションに戻って、隣接したカフェで食べることを選んでしまいました。

    お腹がすきすぎてふらふらの私。教会のそばに都会的なカフェがあってよさそうだったのですが、なぜか結局、ツアリスト・インフォメーションに戻って、隣接したカフェで食べることを選んでしまいました。

  • ダー、またキッシュと自分でよそうスープ。写真に写ってないですが、ここでもやっぱり、「スープにもれなくついてくる取り放題のパンがやけにおいしい」の法則は健在でした。<br />わたしのは・・・チーズが乗ったパンだったかな?

    ダー、またキッシュと自分でよそうスープ。写真に写ってないですが、ここでもやっぱり、「スープにもれなくついてくる取り放題のパンがやけにおいしい」の法則は健在でした。
    わたしのは・・・チーズが乗ったパンだったかな?

  • 欠けている1切れはわたしのもとへ。

    欠けている1切れはわたしのもとへ。

  • 生クリームじゃなくて、ヴァニラクリームを添えて。<br /><br />ずいぶんゆっくり休みました。<br />さあ中世の香りがぷんぷん残るハメ城です!

    生クリームじゃなくて、ヴァニラクリームを添えて。

    ずいぶんゆっくり休みました。
    さあ中世の香りがぷんぷん残るハメ城です!

  • 後日談。フィンランドから帰って3か月後に読んだこの本によると、村上春樹さん、『多崎つくる…』のフィンランドのシーンはすべて想像で書かれたとのこと。う。<br />かつ、シベリウスに関しては、人生の大半を過ごしたのがヤルヴェンパーという地域にある「アイノラ荘」だそうで、ホントにシベリウスファンであれば、どうもそちらのほうが鼻血体験ができそうです。

    後日談。フィンランドから帰って3か月後に読んだこの本によると、村上春樹さん、『多崎つくる…』のフィンランドのシーンはすべて想像で書かれたとのこと。う。
    かつ、シベリウスに関しては、人生の大半を過ごしたのがヤルヴェンパーという地域にある「アイノラ荘」だそうで、ホントにシベリウスファンであれば、どうもそちらのほうが鼻血体験ができそうです。

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