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世界中のトレッカーの憧れ(たぶん)、バルトロ氷河最奥のコンコルディア。カッコいい山は、世界第2位のK2、8611mだ。<br /><br /><br />初日のキャンプで装備品までずぶ濡れになった私だが、気を取り直して歩き続けた。2日目の「ずぶ濡れコラホン」から、とりあえずの目的地、標高4650mのコンコルディアまでの6泊7日の記録を簡単にアップします。

バルトロ氷河の旅 2

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2005/08/19 - 2005/09/16

44位(同エリア119件中)

ほいみ

ほいみさん

世界中のトレッカーの憧れ(たぶん)、バルトロ氷河最奥のコンコルディア。カッコいい山は、世界第2位のK2、8611mだ。


初日のキャンプで装備品までずぶ濡れになった私だが、気を取り直して歩き続けた。2日目の「ずぶ濡れコラホン」から、とりあえずの目的地、標高4650mのコンコルディアまでの6泊7日の記録を簡単にアップします。

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  • 2日目は川を渡るために数?上流まで歩き、そこで吊り橋を渡り対岸にをもとの方向に戻る。<br /><br />写真は今回唯一の女性、隊員U。信州生まれで山歩き大好き、キリマンジャロ経験者でもある。

    2日目は川を渡るために数?上流まで歩き、そこで吊り橋を渡り対岸にをもとの方向に戻る。

    写真は今回唯一の女性、隊員U。信州生まれで山歩き大好き、キリマンジャロ経験者でもある。

  • アスコーレまでのジープで体調を崩した隊員Hは、ここで体力の消耗を少しでも抑えるために、物資輸送用のロープウェー?に乗せられて対岸に渡った。2時間は短縮できたはずだ。

    アスコーレまでのジープで体調を崩した隊員Hは、ここで体力の消耗を少しでも抑えるために、物資輸送用のロープウェー?に乗せられて対岸に渡った。2時間は短縮できたはずだ。

  • トレッキング2日目は、7時間歩いてパルディマルでキャンプ。

    トレッキング2日目は、7時間歩いてパルディマルでキャンプ。

  • 星が綺麗だったが、18日間充電が出来ないので、電気を食う夜の撮影は極力避けなくてはならない。

    星が綺麗だったが、18日間充電が出来ないので、電気を食う夜の撮影は極力避けなくてはならない。

  • トレッキング3日目。<br /><br />この辺りまで来ると、激しい川の流れの中に大きな氷塊が流れていて、ゴンゴンと音が聞こえる。衝突で細かく砕かれた氷が岸辺に打ち上げれていている眺めは興味深い。<br /><br />この日は、この辺りの中心地?パイユでキャンプ。<br />パイユは俗にいう「キャンプ場」っぽくなっていて、電気は来てないが、トイレや水道はある。<br /><br />また、バルトロ氷河トレッキングでは、ここに2泊することが義務付けられている。理由はよく知らないが、表向きは高所順応のためとなっている。

    トレッキング3日目。

    この辺りまで来ると、激しい川の流れの中に大きな氷塊が流れていて、ゴンゴンと音が聞こえる。衝突で細かく砕かれた氷が岸辺に打ち上げれていている眺めは興味深い。

    この日は、この辺りの中心地?パイユでキャンプ。
    パイユは俗にいう「キャンプ場」っぽくなっていて、電気は来てないが、トイレや水道はある。

    また、バルトロ氷河トレッキングでは、ここに2泊することが義務付けられている。理由はよく知らないが、表向きは高所順応のためとなっている。

  • パイユで退屈な1日を過ごし、5日目のトレッキングに入る。<br /><br />いよいよ、ここからは氷河の上を歩くことになる。<br />つまりパイユは、長大なバルトロ氷河の末端に位置するわけだ。<br /><br />写真はパイユの裏山から眺めたバルトロ氷河。<br />カラコルムの山々は落石が激しいので、氷河もその落石で覆われていて、日本人の氷河のイメージとは違う。

    パイユで退屈な1日を過ごし、5日目のトレッキングに入る。

    いよいよ、ここからは氷河の上を歩くことになる。
    つまりパイユは、長大なバルトロ氷河の末端に位置するわけだ。

    写真はパイユの裏山から眺めたバルトロ氷河。
    カラコルムの山々は落石が激しいので、氷河もその落石で覆われていて、日本人の氷河のイメージとは違う。

  • 以前にアップした、インドのガンゴトリー氷河と同じ様な眺め。ただ、大きさは桁違い。写真を拡大して頂くと、赤丸の中に先発隊の姿が確認できる。この辺りの氷河は「薄い」が、この先では厚さ数百mにもなる。<br /><br />ガンゴトリー氷河はここ。<br />http://4travel.jp/travelogue/11143930

    以前にアップした、インドのガンゴトリー氷河と同じ様な眺め。ただ、大きさは桁違い。写真を拡大して頂くと、赤丸の中に先発隊の姿が確認できる。この辺りの氷河は「薄い」が、この先では厚さ数百mにもなる。

    ガンゴトリー氷河はここ。
    http://4travel.jp/travelogue/11143930

  • バルトロ氷河トレッキングは、3000mのスタート地点から1週間を掛けて4650mまで高度を上げるので「意外と楽」です・・みたいに書かれることがある。<br /><br />ところが氷河上は数十mのアップダウンの連続で、ぜんぜん楽じゃない!

    バルトロ氷河トレッキングは、3000mのスタート地点から1週間を掛けて4650mまで高度を上げるので「意外と楽」です・・みたいに書かれることがある。

    ところが氷河上は数十mのアップダウンの連続で、ぜんぜん楽じゃない!

  • それにしても景色がデカい。<br />左下の赤丸の中に人間がいる。

    それにしても景色がデカい。
    左下の赤丸の中に人間がいる。

  • 中央が今日のキャンプ地のホブルツェだ。<br />拡大して頂くと、黄色いテント群が見える。

    中央が今日のキャンプ地のホブルツェだ。
    拡大して頂くと、黄色いテント群が見える。

  • 景色がデカいから、歩きでがある。

    景色がデカいから、歩きでがある。

  • お〜、トランゴタワー登場! これで6000m以上あるというから驚き。

    お〜、トランゴタワー登場! これで6000m以上あるというから驚き。

  • 「カテドラル」とはよく命名したものだ。

    「カテドラル」とはよく命名したものだ。

  • 体調不良が続く隊員Hは、ポーターを伴って、他のメンバーより1時間以上前に出発した。遅れて皆に迷惑を掛けたくないという配慮だろう。<br /><br />彼はネパールのトレッキングコースをほとんど制覇している。<br /><br />

    体調不良が続く隊員Hは、ポーターを伴って、他のメンバーより1時間以上前に出発した。遅れて皆に迷惑を掛けたくないという配慮だろう。

    彼はネパールのトレッキングコースをほとんど制覇している。

  • 6日目のキャンプはウルドカス。<br />標高は4000mを越えた。

    6日目のキャンプはウルドカス。
    標高は4000mを越えた。

  • 歩いて来た方向を振り返る。<br />中央に小さくトランゴタワーが見える。

    歩いて来た方向を振り返る。
    中央に小さくトランゴタワーが見える。

  • 7日目。<br />出たな〜・・って感じのマッシャーブルム7821m。

    7日目。
    出たな〜・・って感じのマッシャーブルム7821m。

  • いよいよ、バルトロ氷河核心部に入ったみたいだ。

    いよいよ、バルトロ氷河核心部に入ったみたいだ。

  • 氷河の上を川が流れている。<br />当然、川は底も壁?も氷で出来てるから、ボブスレーのコースに水が流れているようなものだ。<br /><br />その激流は氷河の中の滝を落ちたり、何処へ続いてるとも知れないトンネルに吸い込まれていく。落ちたら一瞬で流され掴まるところも無いから、絶対に助からない。遺体も上がらないだろう。

    氷河の上を川が流れている。
    当然、川は底も壁?も氷で出来てるから、ボブスレーのコースに水が流れているようなものだ。

    その激流は氷河の中の滝を落ちたり、何処へ続いてるとも知れないトンネルに吸い込まれていく。落ちたら一瞬で流され掴まるところも無いから、絶対に助からない。遺体も上がらないだろう。

  • 危ないところには橋があるから安心だけどね。

    危ないところには橋があるから安心だけどね。

  • 出た〜・・・ガッシャーブルム?、8000mにちょっと足りない7925m。<br />周辺には、もっと高い山もあるが、なぜか番長って感じ。

    出た〜・・・ガッシャーブルム?、8000mにちょっと足りない7925m。
    周辺には、もっと高い山もあるが、なぜか番長って感じ。

  • 今日は4380mのゴレでキャンプ。<br />氷河の上だ。

    今日は4380mのゴレでキャンプ。
    氷河の上だ。

  • カラコルムの真っただ中って感じ。

    カラコルムの真っただ中って感じ。

  • 星空の写真を撮ってみた。キャノンのデジイチを持って行ったが、2005年当時のデジカメでは星空を撮るには性能不足。電池も消耗するので、長時間露出も出来ない。

    星空の写真を撮ってみた。キャノンのデジイチを持って行ったが、2005年当時のデジカメでは星空を撮るには性能不足。電池も消耗するので、長時間露出も出来ない。

  • ガッシャーブルム?の後方からの日の出。<br />なんと神々しいお姿の番長。

    ガッシャーブルム?の後方からの日の出。
    なんと神々しいお姿の番長。

  • いよいよ今日はコンコルディア入りだ。<br />アスコーレから7泊8日のトレッキングも、今日で第一段階を終了する。<br /><br />

    いよいよ今日はコンコルディア入りだ。
    アスコーレから7泊8日のトレッキングも、今日で第一段階を終了する。

  • 7273mのムズターグタワーがお出迎え。<br />これって、怪峰ムズターグって呼ばれてるんだけど、天気が良過ぎて陽気な感じ。

    7273mのムズターグタワーがお出迎え。
    これって、怪峰ムズターグって呼ばれてるんだけど、天気が良過ぎて陽気な感じ。

  • いよいよコンコルディアは近い。

    いよいよコンコルディアは近い。

  • クレバスが多いから油断しない様に。<br />まぁ落ちても、腹がつっかえそうなので大丈夫だが。

    クレバスが多いから油断しない様に。
    まぁ落ちても、腹がつっかえそうなので大丈夫だが。

  • 8月31日、14時。<br />ついにコンコルディアに着いた。<br /><br />先回りしていた現地ガイドが、冷たいジュースを用意してくれていた・・・本当はビールがいいなぁ。後ろにはk2とブロードピーク、二つの8000m峰がそびえる。

    8月31日、14時。
    ついにコンコルディアに着いた。

    先回りしていた現地ガイドが、冷たいジュースを用意してくれていた・・・本当はビールがいいなぁ。後ろにはk2とブロードピーク、二つの8000m峰がそびえる。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • sanaboさん 2016/08/07 22:44:48
    ただただ驚くばかりです!
    ほいみさん、はじめまして

    ご訪問、ご投票をいただきまして、ありがとうございました^^
    コメントのタイトルに何と書いたらよいか考え込んでしまうほど
    ただただ驚き、感動し、感心するばかりでした!

    4トラの旅行記で拝見できるようなレベルをはるかに超えているように感じました。
    まるでドキュメンタリー映画でも見ているような気がして
    「4トラの旅行記ごときを作っている場合じゃありませんよ、ほいみさん!
    ドキュメンタリー映画を作って下さい!」と言いたくなりました(笑)

    赤い印の付いたお写真や黄色いテントのお写真を拡大して拝見しましたが
    それらを見ると人間は何と小さな無力な存在なのかと痛感し
    大自然に向かい果敢に挑戦されているほいみさんたちは
    (月並みな表現で恐縮ですが)なんて凄いのだろうかと驚くばかりでした。

    お写真の美しさにも感動しました。
    こんな大変なトレッキングをなさってる最中に、こんなにも美しいお写真を撮る
    余裕があるものなのですか?

    今から11年前の記録でも感動は永遠ですね。
    素晴らしい旅行記を拝見させていただき、ありがとうございました。

    またお邪魔させていただきますね。
    これからもよろしくお願いいたします。

    sanabo

    ほいみ

    ほいみさん からの返信 2016/08/08 00:48:08
    RE: ただただ驚くばかりです!
    初めまして。
    この旅は現役ど真ん中だったのですが、たまたまラッキーが重なって行くことが出来ました。添乗員がワイルドでいい加減だったのがキモでしたね。パキスタンの山は凄いですよ。この後も3回パキスタンのトレッキングに行ってます。

    当時のデジイチは、EOS20D・・・800万画素。
    まだフィルムの方が綺麗な時代でした。
    メモリーも1Gが1万数千円でしたし、バッテリーの充電も出来なかったので「撮り放題」にはほど遠かったです。

    sanaboさんの写真も綺麗で感心して見てますよ。
    これからもよろしくお願いします。

    ほいみ@箱根

  • gontaraさん 2016/08/02 09:06:58
    荷物になる
    数キロも遠回りするんだったら、僕も荷物になってワイヤーで渡してもらいたいです。
    体調が悪くなっても、付いて行くってところが、根性?
    一人で離団して戻ることもできないのか!
    やっぱり見てるだけにします。

    ほいみ

    ほいみさん からの返信 2016/08/02 10:50:00
    RE: 荷物になる
    何時もコメントをありがとうございます。

    この方は、ずっと辛そうでした。
    私はトレッキングが好きで、いつも一人でネパールを歩いてました。というのも、やはり体調に合わせてマイぺースで歩きたかったからですが、それだと奥地までは行けないんですよね。

    それで、この時初めてグループで歩くことに挑戦したのですが、はやり自分が体調を崩したらみんなに迷惑が掛かってしまうことが心配でした。

    往山小屋泊まり往復トレッキングだとダメになったところでガイドを雇って、後からゆっくりついて行くってことも出来ますが、テント泊だと無理かな。ネパールなら最悪の場合、ヘリコプターって手もありますが。

    富士山に登れる体力があれば、行けるトレッキングコースはたくさんありますよ。絶対にお勧めです!

ほいみさんのトラベラーページ

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