2016/08/15 - 2016/09/09
204位(同エリア922件中)
ほいみさん
天気が崩れ始めたゴレⅡのキャンプ。
全ての事態が、ここから悪化した。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
-
この日は朝から天気が悪く、ずっとカッパを着たままのトレッキング。
いい加減にイヤになったころ、今日のキャンプ地、ゴレⅡに着いた。
標高は4300mくらいだったかな。 -
殿様トレッキングの殿様ぶりを象徴するのが朝、モーニングコールの代わりに、スタッフが顔を洗うためのお湯と紅茶を各テントに持って来てくれることだろう。
そんなに甘やかされたトレッキングなのに、洗面器の下は氷なのが分かるだろうか? テントも氷(氷河)の上ってこと。 -
ゴレⅡに到着して直ぐに、添乗員から大変な発表があった。
な~んと、現地ガイドのアミンの体調が悪く、ここから帰るというのだ!
我々には事態の深刻さが今イチ分からないが、若き添乗員のFさんにとっては一大事!・・・だったと思われる。
なんてったって、この手の秘境ツアーは「ほぼ現地旅行会社に丸投げ」と思われるからだ・・・想像。今回の場合は、現地ガイドのアミンが添乗員を含む我々と、50人にも達するポーター、キッチン係をまとめると共に、コミュニケーションのためにウルドー語→英語の通訳もしなければならない。
我々日本人トレッカー7人は、苦情・提案・質問は添乗員にするが、氷河の上でそれを解決するのは、現地スタッフであり、その頂点が現地ガイドなのだ。もちろん、トレイルの危険個所や状況の判断も彼の仕事になる。
事態はけっこう深刻なのだ。
でさぁ、添乗員さん、バルトロは何度目?・・って聞いたら、な~んと初めて!
参加者は私を除いて全員が「パキスタンは初めて・・・」ということなので、私の「バルトロ2回目、パキスタン7回目」は、もちろんナイショだ。 -
この日から天気が崩れ、夜中はテントの中も1℃しかない寒さ。
現地ガイドのアミンの病状はかなり悪く、歩くことも出来ないので荷物用の馬に乗って、とりあえずはアスコーレに戻って行った。10日後に再会した時の話では、最終的にスカルドまで戻って数日間の入院になったとのことだった。 -
翌日は4-5時間歩けば、とりあえずの目的地コンコルディアに着くはずなのだが、夜中から雪混じりの雨が降っていて、予定時間の出発は見送られる。
写真は、出発か停滞の決定を迫られる添乗員。
写真中央やや左。 -
空とにらめっこをしながら、1時間半遅れで出発。
-
2時間ほど歩いての休憩時間。
コンコルディア方面は天気が良さそう。
左に見える稜線の下がコンコルディアだ。 -
天気は良くなったが油断は出来ない。
クレバスに落ちて死んでる馬が緊張感を呼び起こしてくれる。
https://youtu.be/F6L82BScmrc
油断大敵。 -
15時頃、ついにコンコルディアに到着。
標高は4650m。 -
急速に天気が回復して、世界第2位の高峰8611mのK2や、8054mのブロードピークが顔を出した。
-
K2はかっこいい!
いろんな意味で、世界一の山だと思う。 -
ガッシャーブルムⅣは、8000mには届かないが、その存在感は凄い!
-
あれ・・?
なんて山だっけ? -
コンコルディアはバルトロ氷河のどんづまりで、周囲の高峰からの氷河がここに集まり、ここから64kmにも及ぶバルトロ氷河が始まる。
https://youtu.be/p9J9b7-s_SA -
沼津アルプスTシャツの宣伝です。
-
K2の登り方。
K2のベースキャンプはここから1日で行ける。
標高は5000m。
K2はそこから3600mの標高差でそびえている。 -
K2の反対側にそびえるマイターピーク。
カッコいいけど標高は「たったの」6010m。
K2やブロードピーク・ガッシャーブルムが正面?に並んでいるので、こんな派手な山も地味な存在になってしまい、写真を撮るのも忘れてしまう。
ニュージーランドのマイターピークは有名だけどね。
マイターってどういう意味? -
コンコルディアに到着したときから、天候は回復しつつあったが、夕方には再び怪しくなって来た。
この雲は良くないね。 -
カラコルムって、なぜか夕焼けが冴えないんだよね。
-
夕方になって更に雲が増えてしまった。
https://youtu.be/ZsOV8qCsnWE
天気が良かったら、凄かっただろうなぁ。 -
翌朝は更に上を目指して、7時に出発。
-
普通のバルトロ氷河トレッキングは、ここコンコルディアに2-3泊して帰るのだが、今回のツアーはここから5150mのガッシャーブルムベースキャンプまで行くというプランだったので参加した。
天気が良ければ、この5日間がハイライトとなる。 -
雪がだいぶ残っていて歩き難い。
-
数時間歩いて、コンコルディア方面を見る。
中央の雲が掛かっているのがK2。 -
アッパーバルトロ氷河に沿って歩く。
標高は5000mに近くなっているし、ここまでの疲労が蓄積して来ているので、けっこう辛い。 -
予定では、明日は写真中央の雪山の辺りで左折し?して、ガッシャーブルムベースキャンプに向かう。
私は、2005年にこの辺りまでは来たことがあったので、ここから先がまだ知らぬ世界だった。 -
氷河を流れる小川。
-
5時間くらいで、標高4900mのシャグリンに着いた。
左は7220mのバルトロカンリ・・たぶん。
奥に見える真っ白な山はスノードーム。
紛争中のインド国境はあの辺りになるのかな。 -
4700mくらいまでは時々経験するが、登山家でもない限り5000mでの宿泊は滅多にないことだ。
高山病は睡眠中に悪化するので、ちょっとドキドキ。
無事に朝が来ますように! -
今回のメンバーは、見た目には「ザ・山男」みたいなやつは居なかったが、皆さん何気に丈夫。
ここまで来ても食欲は落ちない。
天気は良くないが、全員が体調良好なのが救い。
私も毎日美味しく食べられるし、よく眠れる。
と、ところがこの晩、今回のトレッキングの行方を決めてしまった、とんでもない事態が・・・!
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
バルトロ氷河トレッキング 2回戦で1か月以上の高所テント泊!
-
バルトロ氷河を行く その1
2005/08/19~
スカルドゥ
-
バルトロ氷河の旅 2
2005/08/19~
その他の都市
-
バルトロ氷河の旅 3
2005/08/19~
その他の都市
-
バルトロ氷河の旅 4
2005/08/19~
スカルドゥ
-
バルトロ氷河の旅 面白写真
2005/08/19~
ペシャワル
-
バルトロ氷河 再び
2016/08/15~
スカルドゥ
-
バルトロ氷河 再び 2
2016/08/15~
その他の都市
-
バルトロ氷河 再び 3
2016/08/15~
パキスタン
-
バルトル氷河 再び 4
2016/08/15~
パキスタン
-
バルトロ氷河 再び 5
2016/08/15~
パキスタン
-
バルトロ氷河 再び 6
2016/08/15~
パキスタン
-
バルトロ氷河 再び 7
2016/08/15~
パキスタン
-
バルトロ氷河 再び 最終回・面白写真集
2016/08/15~
パキスタン
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (8)
-
- ワミさん 2016/10/12 14:09:23
- 馬さん冷凍保存
- K2かっこいいですねぇ
どの山もいい尖がり具合で人を簡単には寄せ付けないぞ〜
ガイドさんがバテちゃって途中でいなくなるなんて普通だったら皆で一緒に下山しましょ〜って所でしょうがここへ参加の方々は規格外の元気な好奇心旺盛なおじ様方だから突き進むしか道はないってとこですかね!
経験豊かなほいみさんはもちろんワクワク感が増してたことでしょ〜添乗員のお兄さん頑張って〜
この星空寝るのがもったいぐらい、ずーっと見ておきたい☆
- ほいみさん からの返信 2016/10/12 20:55:09
- RE: 馬さん冷凍保存
- K2は完全なピラミッド型で、標高は世界2位、マジでかっこいいですよ!
地元ガイドがいなくても、キッチンスタッフが優秀だったので、困ることはありませんでした。台所を預かる主婦が、実は家庭では一番何でも知っている・・・っていうのと同じです。
私が添乗員に聞かれたのは、「イスラマバードのどこに行けばビールが買えるの?」だけでしたよ。
-
- くろねこだりゅんさん 2016/10/11 17:10:29
- ベース基地5000m
- ガイドも体調を崩す高さですけど景色は最高☆
動画を見入ってしまいました。
K2カッコ良いな〜とは思っても実際見に行けませんので…ほいみ様の写真で楽しませてもらいます。
ガイドなしで添乗員の方のプレッシャーたるや凄かったんだろうな〜と。
誓約書を取り交わしているとはいえ、何かあったら今の日本はツアー会社の問題になっちゃいますからね。
あの馬は引き上げられることなくあの場所のままで眠りについたんですね〜一緒に見ていた娘がビビッておりました(笑)
- ほいみさん からの返信 2016/10/11 20:17:53
- RE: ベース基地5000m
- 現地ガイドが体調を崩したのは、ないしょで変なモノ食った・・・と想像してます。得体のしれないキノコがあったし。
尖った山が好きなら、バルトロは最高です。
名前が覚えきれないほどあります。
確かに、K2は見るだけでも大変な山ですね。
あれに登っちゃおう・・・って方がいるのですから凄いです。
現地ガイドが居なくなって、添乗員はかなりの緊張感だったと思います。
平均年齢65歳の優しいオヤジばかりだったので、助かったと思いますよ・・・マジで。
荷役に使われる馬は、他でも数頭死んでました。
ポーターも落石で死ぬことがあります。
落石は頻繁にあって、日本だったら絶対に入山禁止。
カラコルムはトレッカーの絶対数が少ないから、事故も少ないということだと思います。
-
- gontaraさん 2016/10/09 17:13:31
- ほいみガイドの下の強行?
- やっぱりすごいですよね〜
この状況でガイドがリタイアって、どうなの?
添乗員も、バルトロ氷河が初めてでも、それなりの強者なのですか。
ほいみさんは、心の中では俺の庭みたいなものだから追いて来いよと・・・・
四つ足の馬が踏み外すような場所をよくぞご無事で何よりです。
7名のトレッカーに50名のサポーターですか、そりゃ殿様トレッキングですね。
- ほいみさん からの返信 2016/10/09 17:39:45
- RE: ほいみガイドの下の強行?
- パキスタンのトレッキングは、途中に村や山小屋が無いので、期間が長くなると食料だけでも膨大な量になりますね。テントや椅子テーブルなんかも、アウトドアー様にアルミ製じゃなくて、鉄製ですから重たいし。登山用品を使ってるのは外国人トレッカーだけ?
こういうトレッキングをすることによって、ほとんど現金収入がない奥地の村は助かるみたいです。だから装備の軽量化とか、人件費(ポーター)の節約はこの先も無いかもしれません。
トレッキングが出来る時期も2-3ヶ月と短いので、たくさんのポーターを雇うことで旅行会社と現地の人々との関係が保たれている様にも思えます。
添乗員は若いけど元山岳部で体力もあり、よほど勉強したのかバルトロのことは、何を聞いてもよく知ってました。次回も彼が添乗だったら安心です。
添乗員が、真っ先に高山病でヘロヘロになってしまったこともあるし、病人を帰国させるために3日間添乗員がいなかったこともありますよ。
-
- ミータさん 2016/10/08 05:59:58
- よくぞご無事で
- 現地ガイドがいないまま、悪天候の中を進んでいく・・・。
誰も「引き返そう」と言い出さなかったのですね。
添乗員さんはその一言を待っていたと思います。
アミンさんも歩けない状態で、無事に帰れましたね。
「日本のツアー客たちがバルトロ氷河で遭難」というニュースが
流れることがなくて本当に良かったです。
- ほいみさん からの返信 2016/10/08 20:23:45
- RE: よくぞご無事で
- 最近、ツアー登山が盛んで事故もありますが、原因を垣間見た感があります。旅行会社主催で大勢で登ってると、危機感は薄れてしまいますね。
期間が長く、標高も高いですが、トレイル自体はそんなに危険ではありません。
一番苦しんだのは添乗員だと思います。
私以外は、こんなところまで来られるのは最初で最後だ‥って言ってたし。
私はもう一度来るぞ! って思いが強くなりました。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
パキスタン の人気ホテル
パキスタンで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
パキスタン最安
504円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ バルトロ氷河トレッキング 2回戦で1か月以上の高所テント泊!
8
30