バルトロ氷河　再び　７

2016/08/15 - 2016/09/09

トレッキング開始から13日目、天気が悪くて未消化ではあったが、我々はバルトロ氷河の核心部であるコンコルディアを出発し、帰路に着いた。下りは早いよ～・・・あっという間に日本に着くからね。

エリア パキスタン

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

シャグリンでは効果が無かった「添乗員が作ったてるてる坊主」の代わりに、この日は天気が良ければここから見えるはずの、K1ことガッシャーブルムに似た石を拾ってきて祈ることにした。

偶像じゃないし。

やった～！　マッシャーブルムが登場だぜ！！

うそうそ、これは前回撮った写真だ。

朝起きてみたら、祈りの石は雨に打たれていた。

さぁさぁ、どんどん下るぞ～

氷河っぽい。
大きさが分かり難いが、小さいかけらがクルマ、大きいのは家ほどもある。

空気が濃くなって来るので、皆元気！

ホブルツェのキャンプ。
3000m台まで降りて来た。

バルトロ氷河の末端。

ここで氷河は終わる。

さよならバルトロ氷河。

あれれ・・今頃になって天気が回復して山が見えて来たぞ。

リリゴ峰だったかな。

K2に似た大きな石を拾った。

登頂した。
現地スタッフもひと目でK2と納得した。

この石、カッコ良かったので持ち帰りたかったが、5-6㎏もあるので諦めた。

アスコーレ到着前日、最後のキャンプ。

こんな山の麓でキャンプ。
でもカラコルムじゃ「その他の山」なんだよな～。

なんてこった！
最終日になって晴天！！

流れ星が幾つも流れて、我々をバカにしてた。

https://youtu.be/7YTorJtFseA
タイムラプスムービーもどうぞ。

最終日は快晴で、灼熱のトレッキングとなった。

休憩時間は日陰に避難。

13時、脱水状態だ～・・とか言いながら最後の歩き。
右奥がジープが待つアスコーレの村なのだが、ここからまだ1時間以上炎天下を歩いた。

山歩きって、どんな山でも最後の30分で疲れがどっとでるんだよね。
あれって、脳みそが「もう終わり、ご苦労様」って信号を早く出し過ぎるんじゃないのかなぁ。

日本の山でも、最後林道に出て、そこから駐車場までが辛い。

トレッキング17日目、9月4日　14時、長かったトレッキングが終わった。

最後まで一緒だった現地スタッフ。
彼らの献身的なサポートがあるので、日本のリタイア親父たちも「秘境カラコルム」をかい間見ることが出来る。

撮って…って言われた

翌日は4台のジープに分乗して、スカルドに向かう。

相変わらずの「パキスタンジープ道」

落石は神の思し召し？

https://youtu.be/oLfNOyCTdNg
20分近くと非常に長いので、興味のある方は御覧ください。
ドライブレコーダーの映像です。

道路は順調で、7時間でスカルドに到着。

しかも、それに翌朝は「滅多に飛ばない」イスラマバード行きの飛行機が飛んだので、午前10時にはイスラマバード着。

何回も書いてるが、飛行機が飛ばなくてバスになると、2日間のバスの旅になっちゃうからね。

テントが5個は張れそうな部屋。

イスラマバードに着いたらビールを飲ませないと、もう2度とお前の会社のツアーには参加しないぞ・・・と脅かされた添乗員が、モータオイルの箱にビールを隠して買って来た。

人前で飲むわけには行かないので(犯罪）ホテルの部屋に集まってこっそりと飲む。

いや～・・美味かったなぁ！

ビールが余ってしまったので、翌日は禁酒国家パキスタンの首都を見下ろしながら飲んだ。

ちなみに、このビールは禁酒国家パキスタンで製造されている、由緒あるビールです。

これでバルトロ氷河トレッキングは終わりですが、ここまででアップ出来なかった「面白写真」を次回まとめてアップして完全終了？とします。

この旅行記へのコメント （6）

• うめはなさん 2017/04/18 16:52:58

  気が遠くなる

  こんにちは(_ _) 今回はわたしの旅行記に訪問＆いいね、ありがとうございます。
  拝見させていただきましたが、気が遠くなるような過酷なところへ行ってらっしゃるんですね。何故、わたしのようなお気楽旅行記に訪問していただけたのか？ 謎です。
  好きな場所ポカラ、と書かれてますが、ネパール行ってみたいです。もちろんトレッキングとかなしで(^^;
  うめはなでした。

  ほいみさん からの返信 2017/04/18 18:07:43

  RE: 気が遠くなる

  初めまして。
  書き込みをありがとうございます。
  
  普通？の旅や格安ツアーでも出掛けますよ。
  
  うめはなさんの韓国の食べ物の紹介の仕方は、興味が持てました。
  お店と食べ物が交互に登場するので、分かり易いです。
  食べ物ばかりの連続写真は、苦手だし。
  
  ポカラは良いところですよ。
  子供や友達を連れて行ったこともあります。
  街からも朝夕、赤く染まるヒマラヤを見ることが出来ますし、人がいいので楽しいです。
  
  出は、今後ともよろしくお願いします。

• ドロミティさん 2016/10/28 16:45:05

  圧巻でした！

  ほいみさん、こんにちは！
  
  バルトロ氷河の山岳旅行記、とても興味深く拝見いたしました。
  動画が挿入されていたので臨場感があり、帰りのドライブレコーダー
  の映像では手に汗を握っていました。
  
  綺麗に整備されたハイキングコースしか歩いたことがない私にとって、
  ほいみさんのお陰で、過酷なトレッキングの様子と苦労して初めて目
  にすることの出来る絶景を窺い知ることができました。
  
  クレパスに落ちたお馬さんや同行した山羊さんが皆様の食材になって
  しまう現実は衝撃的でした。
  また凄すぎる星空には言葉もみつかりません。
  
  正にすべては"神様の思し召し”ですね♪
  素晴らしい旅行記を見せてくださってありがとうございました。
  
  続いて、面白写真集を拝見させていただきます^^　ﾄﾞﾛﾐﾃｨ

  ほいみさん からの返信 2016/10/28 20:24:35

  RE: 圧巻でした！

  ﾄﾞﾛﾐﾃｨさん、こんにちは。
  
  パキスタンのジープ道は、「世界の怖い道路」の類には必ず登場します。今回のところは「そんなに怖くない」道路です。画像はいろいろありますので、そのうちアップしますね。
  
  パキスタンのトレッキングは山歩き以外に、イスラム教に触れる体験でもあります。とても興味深いですよ。大切な家畜であるヤギやヒツジは、彼らもめったに食べられない贅沢なたんぱく質です。私たちも、心して「ヤギの命、いただきます」と神様に感謝して食べてます。
  
  最近、タイムラプス動画に凝ってますが、なかなかチャンスに恵まれません。
  
  

• ワミさん 2016/10/12 14:45:16

  ジープの帰り道よっぽど危険だわ！

  お疲れさまでした、往復の飛行機がまともに飛んだのでそこで今回の運を使ってしまったんだわ！
  K2に似た石もう少し小さかったらお土産品として売れますね〜おじ様方疲れてマヒしてるから大金出してでも買ってくれるかも〜
  添乗員さんビールのお世話までご苦労さまです、現地の人は飲まないの観光客用に売ってるですね、でも公で飲酒はダメなんでしょ缶の証拠隠滅は？
  幾らパキスタンが気にいっても禁酒じゃ住むことはできないですね〜
  バルトロ氷河再び2も又いつか見れますね☆

  ほいみさん からの返信 2016/10/12 21:07:17

  RE: ジープの帰り道よっぽど危険だわ！

  > お疲れさまでした、往復の飛行機がまともに飛んだのでそこで今回の運を使ってしまったんだわ！
  
  そうか、そういうことだったのか。
  帰りはともかく、往きに飛んでくれたので、体力的はとても助かりました。
  
  ビール会社はパキスタンが分離独立する前、イギリスの植民地時代に設立した会社で、既得権で今でも細々とビールを作り続けている様です。パキスタンの禁酒は意外と？マジめで、酒を飲みたかったら本気で探さないとあり付けません。イスラマバードには２軒だけ酒が飲めるバーがあるホテルがあるのですが、超高級です。