ごはんついでに祇園祭・前祭 宵山　2016

2016/07/16 - 2016/07/16

夜ごはんを食べに行こうと思っていた日がちょうど前祭の宵山と重なったので、通りすがりにちょろっと写真を撮って旅行記にしました。

ここ2年ほどは人の少ない後祭に出向いていたので、久しぶりに宵山の人混みを体験しました。

エリア 二条・烏丸・河原町(京都)

祇園祭といえば梅雨明け前で、蒸し暑いというのが例年の印象ですが、今年は雨の予報もなく、気温も比較的低めということもあり、久しぶりに浴衣を着て出かけました。

バス停に向かって歩いていると、知らないおばあさんが「浴衣はいいねえ、いってらっしゃい」と声をかけてくれました。

四条堀川でバスを降りて四条通りを東へ歩いていくと早速、四条傘鉾が見えてきました。

四条傘鉾は、織物の垂りなどをつけた傘と棒ふりばやしが巡行する古い鉾の形態である傘鉾の一つで、応仁の乱以前に起源をもち、傘の上には御幣と若松が飾ってあります。

山鉾の名前の漢字が書いてある提灯がかわいい♪

蟷螂山

「蟷螂の斧を以って降車の隧を禦がんと欲す」という故事にちなんだ山。っていったいどういう意味？？

→車に惹かれそうになったカマキリが鎌を振り上げ立ち向う姿に敬意を払ったということらしいです。別名「かまきり山」

山鉾で唯一、からくり仕掛けでカマキリの頭・鎌・羽の部分と御所車の車輪が動くのが特徴。大変人気の高い山です。

からくりのカマキリは毎年名古屋のからくり職人さんが調整に来てくれているらしいです。

今年は蟷螂山のちまきをいただきましょう。
こちらのちまきはシンプルだけど、500円とリーズナブルなお値段となっております（笑）

蟷螂山の装飾品など。

郭巨山はまだ灯りがついていませんでした。

貧困ながら母に孝養をつくしたい郭巨が自分の子供を山に捨てに行ったところ、黄金一釜を掘り当てたという中国の古事に由来する山。

放下鉾

真木のなかほどの「天王座」に放下僧の像を祀るのに由来。
かつては長刀鉾と同様「生稚児」でしたが、昭和4年以降稚児人形にかえられているそうです。

月鉾

鉾頭に新月型（みかづき）。
装飾品の絢爛豪華さから動く美術館の筆頭とも言われ、32の山鉾の中で最重量を誇る。

テンポの速いお囃子が聞こえていました。

函谷鉾

鉾頭は、山の上に月。
中国戦国時代の四君の一人孟嘗君が鶏の鳴きまねの上手な食客に函谷関を開かせ脱出できた古事に由来。

この辺りから人口密度が高くなり、なかなか前へ進めません。
歩行者天国がはじまる前だったので、歩道はかなりの混み合いでした。

長刀鉾が見えてきました。

鉾頭に大長刀を付けている長刀鉾は、古来より必ず巡行の先頭を行き、順番を決めるくじを取らない事から「くじ取らず」と言われています。
現在では、唯一生稚児が乗る鉾です。しめ縄切りはニュースで必ず流れますよね。

長刀鉾のちまきは大人気なので早めに入手しないと売り切れます。

ちまきを購入すれば鉾に登れますが、女性は登れません。
鉾によっては女性が登れるものもあります。

長刀鉾のまわりは本当にすごい人でした。やれやれ。

ちょっと買い物をしてからディナーへ向かいます。

ビストロ コワン
http://www.bistro-coin.com/

高倉仏光寺の角にあるこじんまりしたお店。
菊水鉾のちまきがかけてありますね。

祇園祭の期間はどこも混み合うので予約しておくのが無難です。

2階のテーブル席に通されました。
1階はカウンター、3階もあるようです。

後から来られたグループはかなりにぎやかなおばさま軍団でした。

1ドリンク付きのコースを予約していました。

まずはアミューズ、ハムの盛り合わせです。
これだけでこのお店はボリューム大な予感がします。

冷前菜盛り合わせ
・カツオと水茄子のミルフィーユ フィンゼルブソース
・とうもろこしのロワイヤルとハモの炙り フレッシュトマトソース
・田舎風パテ

どれも美味しい☆特にとうもろこしのプリンみたいなのが気に入りました。

温前菜
　天使のエビと帆立貝 アスパラのムニエル ウニバターソース

天使のエビうま～い♪

自家製フォカッチャ

お客さんが多いせいか、お料理が運ばれてくる間隔はかなり長め。
あったかいフォカッチャとスープを一緒にいただきたかったけど、スープはなかなか出てきませんでした。

本日の冷製スープ

じゃがいもだっけかな？
忘れたけど美味しかったです。

本日の魚のムニエル 加茂ナスの天ぷら添え ブールブランソース

的鯛だっけ？ソースのスパイスが独特でした。
この辺でもうかなりお腹いっぱいです。

牛カイノミステーキ 赤ワインソース

お肉は牛と仔羊から選べました。
満腹すぎます。

デザートはかぼちゃプリン。

これで5,000円とはかなりお値打ちです。
残念だったのは夜は提供していないということで、追加料金を払うと言っても珈琲を飲めなかったことかな。

ごちそうさまでした〜

腹ごなしに少し歩いてみましょう。

ん？何か近づいてきましたよ。

船鉾の日和神楽です。

日和神楽は、宵山の22時ぐらいから四条寺町の御旅所まで、明日の巡行の無事を願いにお参りに出向きます。

屋台に太鼓や鉦（かね）を積み、祇園囃子を奏でながら御旅所へ向かいます。

･･･とかいうのを今回の旅行記を書くにあたり、調べてわかったんですよね。
去年も後祭の宵山で北観音山の日和神楽を見かけたのですが、その時は知らなくて「お囃子隊のパレード」って書いてました（笑）

長刀鉾

提灯のあかりが祭りっぽい雰囲気だわ〜

あ、今度は月鉾の日和神楽がきました。

コンチキチン〜♪

長刀鉾と月鉾のコラボ。

烏丸通りを北へ。

孟宗山

中国の親孝行の古事で、母の欲しがる筍を雪の中掘り当てた孟宗の姿をご神体としている。

占出山

一方通行になっていたので遠くからチラ見。

烏丸通はずらりと夜店が出ています。

祇園祭の夜店なんて、何年ぶりに見たかわからないぐらい久しぶりです。

車道は人が多いので、歩道を歩きます。
夜店の裏側をパチリ。

ブレブレだけど、ハイパー救急車って初めて見たかも。

烏丸御池の交差点です。

翌日の山鉾巡行のための観覧席があったので、バスを待つのに座らせていただきました(*'ω'*)

ちなみに翌日の山鉾巡行はKBS京都テレビの生中継で観覧いたしました（笑）

蟷螂山のちまきです。
また一年お守りください。

カマキリシールがキュートです♪

＜おまけ＞

海の日に京北にあるトレーラーハウスへ用事をしに行くと、紫陽花が咲いていました。

ちょっと見ごろが過ぎてしまっているけど、今年はなかなかカラフルに咲いていました。

用事とは。。。雑草取りです。
しばらく来ないとこの通りボーボーになります。

あ！カマキリ発見！

蟷螂山のちまきつながりで載せました（笑）

バッタもいたよ。

これから本格的に暑くなりますが、夏バテせず元気に過ごしてまいりましょう〜