ひっそりと咲く森の中の妖精・バイカオウレン

2016/02/22 - 2016/02/24

昨年、岐阜薬科大学・薬草園の「オウレン鑑賞特別公開」
を訪れたときにバイカオウレンほとんど無かったから
それで今回は、一ヶ月前倒しで来ました。
広い園内で山の山麓西斜面一帯で特別に枠を囲いを作り
「春の妖精」ようやく今年も出逢えました、
係員の方は、更に一ヶ月前から咲いてましたとか、
また、キホウオウレンが咲き初めと聞いて自生地まで案内..
来月から咲きますが、今は枯れ葉の中から蕾が....・


早春に咲く梅花のような野草
バイカオウレン　漢字で書くと、梅花黄蓮。
花が、（バイカ）梅の花に似ています。
黄蓮（オウレン）は、黄色い根からついた。
　　　科名：キンポウゲ科
　　　学名：Coptis quinquefolia
　　　別名：ゴカヨウオウレン
　　　原産地：日本(本州の福島より西　四国)
　　　草丈：5cm〜10cm
　　　花径：12〜18mm程
　　　主な開花期：3月-4月。
　　　花言葉：「情熱」
針葉樹林の生い茂る沢にひっそりと咲く
その様子は森の中の妖精のようでした。
こんなに可愛らしく小さな花に情熱を秘めているようです。

去年の旅日記より
早春に咲く梅花のような野草・バイカオウレン
http://4travel.jp/travelogue/10992539

エリア 岐阜市(岐阜)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩

隣の公園の畜産センター（岐阜市民公園）に車を置いて
歩く事、5分もかからず岐阜薬科大学の薬草園があります。

園内は、委託された方.作業されてる方に
バイカオウレンを聞くが
ここは、セリバオウレンがほとんど占めて
ほんの僅か.ある個所しか咲いてない....。

小さな梅花の様な
ここらでは、バイカオウレンが沢山観られ
これからも、仲間達を作ると係りの方の言葉

１?の花なのでマクロ撮影へ
APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM

黄色い部分が花の本体
深山の渓谷沿いや針葉樹の下など比較的湿潤な場所に自生する多年草で、
本州の福島より南、四国に分布し、
糸状の地下茎が地中を這い四方に広がってそこから葉を出します。
葉は一本の軸に5つの小さな葉が手を広げたように付きます。
葉の姿がウコギ（五加木）に似ているので
ゴカヨウオウレン（五加葉黄連）の別名があります。

3月〜4月にかけて新しい葉が出るのに先駆けて、
花茎を伸ばしてその先端に1輪づつ白い花を咲かせます。
白い花びら の部分は萼が変化したもので、
本当の花びらは中心に近いところにある黄色いスプーン状の部分です。

日本産オウレンは薬効が高いとされ、
江戸時代には中国・朝鮮方面に輸出されていたそうです。
現在も日本で栽培されており、
生産の7割は福井県が占めます。

99％セリバオウレン
咲いてる中..バイカオウレン探し見つけて
安堵して無心で夢中で撮る・

去年は一輪一花だが.今年は沢山咲いて感激・

根から出る根生葉は5枚の卵倒形小葉が輪に
花は、白色5弁花、
白く花びらに見えるが、がく片が変化したもの
中央の黄色い棒のような部分が花弁

根茎は古くから胃腸薬などに利用されており、
薬用植物としてよく知られています。

「黄連(黄蓮)」の名前が付いたかというと、
根茎の断面が黄色くて蓮根のように太いから、
根茎が節で連なって見えるからだと言われています。

針葉樹林内や林縁等の湿り気の多い場所などに生える
常緑の多年草で草丈は１０〜１５センチ程度

広い園内で山麓西斜面一帯
セリバオウレンが総てでバイカオウレン
その中に金を探すようで困難で大変です。
有る人は、見つからず....
セリバオウレンを撮るだけになりました・
年輩の男女の集団でぼやいてましたので
声をかけて、お知らせしました。

山地の林下に生える多年草
葉は全て根生し草丈は約１０ｃｍ
葉は５小葉からなり常緑で質は厚く長柄がある
花茎は淡褐色で高さ約１０ｃｍ先端に１花をつける
花の直径は約１５ｍｍ花弁状の萼片は白色で５個
花弁は蜜腺化し黄色のさじ形で約３ｍｍ
和名は花の形が梅の花に似るとしたもの

セリバオウレンが咲き出しました。
いろいろ書きたいが.バイカオウレンを今回は主に
しかし、何処を観てもセリバオウレンが全体を占め
バイカオウレンは、僅か決められた場所にひっそりと。

セリバオウレン：両性花・・・細長い花弁のようなのが萼片、
　　　花弁はスプーン状のもの、その内側にあるのが雄しべ、
　　　中心にあるのが雌しべになります。雄しべと雌しべのあるのが両性花。

雄花・若い雄花の集団・・雌しべがありません。
　　　この個体は若い花で、雄しべに花粉がつき始めると外に開きます。

両性花に淡紫色が付いています。

葉はセリ（芹）の葉に似ています。

両性花・・・雄しべが広がってきています。

雄花・・・線香花火のように雄しべが広がっています。

この園内の片隅に梅が咲いてました。
この時期には、珍しいとの事
時間もあるので..
このまま、畜産センターを少し歩いて散策しました・

キホウオウレンが咲き初めと聞いて自生地まで案内..

バイカオウレンから「スプリング・エフェメラル」（早春植物）
スプリング エフェメラル “Spring Ephemeral
春の妖精、春のはかない命”と呼ばれて、
落葉樹が芽吹く前の早春に芽吹き花を咲かせ、
木々が葉を茂らせる初夏までには、
種子を実らせ地上部が枯れてしまい、
翌年の早春まで地下の根茎や種子だけで休眠に入る、
活動期間の短い植物の言葉です。

私の旅日記から
この時期、雪割草.とか米原大久保区のセツブンソウなど
http://4travel.jp/travelogue/10989950
http://4travel.jp/travelogue/10758599
春を告げる可憐な花ユキワリイチゲ（瀧樹神社）
http://4travel.jp/travelogue/10994321
太陽に向かって咲く福寿草
http://4travel.jp/travelogue/10318062
カタクリまつり（鳩吹山山麓北斜面一帯）
http://4travel.jp/travelogue/10765004

6年ぶりに来ました・
　紅葉を追いかけて（4）　岩屋堂公園
http://4travel.jp/travelogue/10522790

瀬戸市岩屋堂に在る浄源寺の裏庭に咲くセリバオウレンを見に行って来ました。
バイカオウレンは、咲いてないとの情報も疑わしいので
行って確かめてみようと

見知らぬ方に何人か聞きましたが...バイカオウレン咲いてる事に安堵
急いで行くが、聞いた方は足早に去って行かれました・

カメラ撮影会の時に来た所と認識。

岩屋堂、浄源寺の本堂

岩屋堂、浄源寺の裏庭へ行って

瀬戸市岩屋堂に在る浄源寺の裏庭に咲く
バイカオウレンを見に行って来ました。
見知らぬ方に声をかけ、色々と教えて頂きました。
草丈10センチほどの小さな草花
マクロで撮るのは難しいがマクロレンズを用意して
多くの方.三脚も用意され..僅かな所から

セリバオウレンが総てを占め.
何処に咲いてるか解らない
ちっちゃなちつちゃな華麗な
スプリング・エフェメラル（Spring ephemeral）
早春の妖精..バイカオウレン？
雪解けの頃に咲き出す、
春の訪れを告げる植物の一つです。

三河の新城市や県民の森にも咲いてますとに
今年は、岐阜市とここで大満足。

境内に福寿草も梅も咲いてました。

この旅行記へのコメント （1）

• trat baldさん 2016/03/01 08:51:44

  薬草なんだねぇ〜。

  花言葉が情熱で胃腸薬ってのもなんとも、、、、、
  効き目があるんでしょうね(^o^)写真と共に草木の知識もないとジャストタイミングに場所や時期が特定できないから大変だと思うけど一朝一夕ではない風に吹かれて旅人さんだからこそだね！