伊豆のハワイで王様のパンケーキ、大人にお勧めのバナナワニ園

2015/12/19 - 2015/12/20

12月、クリスマス前に東伊豆、河津の今井浜東急ホテルに行きました。毎度の宿泊なのですが、伊豆のハワイがコンセプトのリゾートホテルなのでティーラウンジフローラでは最近、パンケーキがメニューに登場。山盛り生クリームの外観を見て一度食べてみたいと今回お昼に頂きました。王様のパンケーキという名前のアリイパンケーキ。ホテルのパティシエの作るちょっと高級な一品です。
午後は東伊豆の海岸の帰路、子供のころによく言った熱川のバナナワニ園に寄りました。近年ではレッサーパンダの飼育でも有名になっているようですが、子供のころには気がつきませんでしたが、ここの温室は小さいけれど、植物の品種が多くて見応えがあります。ニューギニアの珍しい天然の蘭などは好きな人なら何日でも見ていられるんじゃないかな。昔行ったことのある人も大人になった今こそお勧めです。
ちなみにバナナワニというワニはやはり居ません。

エリア 静岡

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

風の強い日で都内からもよく富士山が見える日でした。東名高速でもいろいろなところから冬の初めの荒々しい山肌を見せてくれました。ここは足柄サービスエリア。

足柄サービスエリア（下り線） フードアベニュー グルメ・レストラン

出がけに見ていたテレビで、品川の天ぷらうどんがおいしそうだったので、ついここでも、天ぷらうどんを食べてしまいました。

足柄麺処 EXPASA足柄下り グルメ・レストラン

神奈川に近いのにおつゆは透明系。海鮮天ぷらと言ってますが、全体的には野菜。ところどころで烏賊とエビの味がする。まあハワイなら海鮮より野菜が貴重。

足柄麺処 EXPASA足柄下り グルメ・レストラン

この時期へたをすると伊豆でも降雪がありますが、幸い晴れ続きで支障なく天城越え。伊豆縦貫道が延びたおかげで歳末の混み合う沼津、三島の市街地を通過しないで済むようになってとっても助かります。
河津には3時間弱でつきました。4時を回るともう夕暮れです。

伊豆今井浜東急ホテル 宿・ホテル

ホテルの窓から。今回は4階なのですこし海が近い。

伊豆今井浜東急ホテル 宿・ホテル

目の前はプールです。

早速、温泉でさらっと一風呂いただきビール。
温泉がすごーく肌に滲みました。

ウェルカムドリンクの券を頂いていたので、1階の喫茶、フローラへ。毎年のクリスマスに搭乗する雪だるま。LED内蔵で色が変わります。

外がまだ明るくてよかった。

ティーラウンジ フローラ グルメ・レストラン

クッションがハワイアンキルト

紅茶はTWGで、ポットにティーバッグが二つも入ってます。TWGのティーバッグって15個で5000円くらいだから、かなり贅沢に使ってます。

珈琲も何種類か選べて、結構クオリティー高い。

この時期はすぐ暗くなります。高い窓に月が出ていました。

入口のデコレーションがきれい

ツリーもたくさん

夕食は洋食のシャングリラ

いつものようにストレリチア風におられたナプキン

レストラン メレシー グルメ・レストラン

ちょうど、この週にメニューが新しくなったばかりだそうです。

ワインリストが前回から新しくなっていて、カルフォルニアの赤。

本日のアミューズ

前菜は富士の鶏　胸肉の真空低温調理ハーブ風味

魚介と根菜類のブイヤベース今井浜

ブイヤベースにはガーリックトーストがついてきます。

柚子のソルベ

目鯛のポワレ、ターメリック風味のオニオンソース
主菜は魚か肉の選択で、こちらは私です。日本のフレンチは魚の調理が上手なところが多いですね。材料がいいこともあるんだろうけど。

箱根山麓豚ロースのグリエ　ソースピカンテ
連れの選択です。

デザートは４種類から

見た目でなんだか分かりますでしょうか。

こっちは？

食後に外に出てみると月がだいぶ西のほうに移動していました。この日は寒かったのですが、東京よりさすがに暖かい。

外の庭はトーチに火がともしてあり、これもハワイっぽいです。

ホテルのプールは冬でも夜はイルミネーション。１２時には消えますけどね。

明け方、東の空に明星が。ここからだと伊豆諸島を通過する船舶がひっきりなしに行き来していて、空も飛行機が次々に通り過ぎます。

明るい金星の上には火星とスピカ、早起きしないと見られない。先月カイルアコナで見たときと少し星の位置が変わっているかな。

日の出は6時46分ころ。真っ赤な太陽が水平線から昇ってきます。

写真でみるより肉眼だと本当に真っ赤な玉のような太陽でした。

少し上空の雲にかかると「軍艦旗や〜」
ってわかります？

日が高くなってくると海面に光の道、外の海見ているだけでも飽きませんね。

朝食は白いご飯に明太子沢山が定番です。なぜか朝食のパスタがおいしい。

連れはフレンチトーストが好きでついついとってしまう。

さて、１２時にチェックアウトしましたが、ここのティーラウンジのパンケーキを食べてみたくて、荷物だけ車に乗せて、またラウンジへ。今日は別のお茶にしてみます。ちょっとココアみたいな味のする不思議なお茶。

ティーラウンジ フローラ グルメ・レストラン

これがアリイパンケーキ。パンケーキ自体は厚めの小ぶりですけど、朝食沢山食べたあとでは二人でシェアが精一杯。
真ん中のホイップクリームは、ケーキなどにも使うくらいの密度の濃いもの。

クリームはお皿に直接盛られていますので、パンケーキをとっても倒れません。

ティーラウンジ フローラ グルメ・レストラン

クリームを上からとって

お皿にとったパンケーキに載せて食べるという感じですね。ベリー類の酸っぱさがアクセントになるので、けっこう飽きずに食べられました。パンケーキはちょっとチーズを加えてあるそうで、スフレみたいな感じ。

ティーラウンジの奥にバー、エルロカがあります。席はどちらでも座れます。というか営業時間でわけている感じですね。ホテルの中に一番お客さんが少ない時間帯なので、がらがらです。レストランはランチの営業もやっていてなかなかお値打ちなのですが。

午後は東伊豆の海岸道路を通って帰ります。途中熱川のバナナワニ園に寄りました。子供のころに伊豆の民宿によく泊まりに来ていた頃、何度も来ていますが、それ以来なので○十年ぶり。バナナがなっててワニが寝ているという記憶が少しある程度。

熱川バナナワニ園 動物園・水族館

高いところにある分園のほうに車を駐めました。本園とはマイクロバスで随時送迎してくれます。入園料は￥1500で、すべての施設に入れます。小さいからすぐに見終わるかなと思ったらさにあらず。
入り口のところにはバナナの標本を展示する施設。最近の漫画や映画で本園が扱われている記事が展示されてます。

バナナワニというワニがいるのではという誤解をする人は少なくないようで。
どこにバナナワニがいるのか聞いた彼女に笑ってしまったら、彼女が怒って
分かれたカップルもいるとか。

施設はいろいろな大きさの温室の集合です。当たり前ですが、冬でも温室の中は温かい。冬の伊豆の観光にはいいかもね。

植物は9000種以上を栽培しているようで、管理の苦労が偲ばれます。

手作りの解説は旭山動物園が成功してから各地の施設で流行っている感じですけど、親しみやすくていいですね。

私が子供のころにはいなかったのがこちらのレッサーパンダ。ワニの繁殖に実績があるこの園ならと、依頼されて始まったものだとか。今では国内最大の飼育数を誇るまでになってます。

レッサーパンダは縄張り意識がある種らしく、個々に別々のケージなどで飼育されています。寝ている子も多いのですが、まだ子供もこの子はずっと活発に動いていました。写真とるのが難しい。

こちらは別の子。子供のパンダよりは動きがゆっくり

笹好きなんですかね。

動くぬいぐるみだな。

パンダの施設の中央にはワニの池。

柵が低くてちょっと怖い。池が深くないのでこれでも飛び出すことはないようですけど

ワニは大人しいけど、いざとなると素早いのでね。
なんか狙われてるみたいです。

そこかしこに手作りの説明があって楽しい。

ケージの中で丸くなって寝ている子もいれば

よく見ると木ノ上にも２頭が寝ている。夕陽があたってるとどこか熱帯の森みたいです。

不思議な光景

さて、本命のバナナの温室。たわわ。

バナナにも色々な品種があって

小さいのもあります。このバナナの実はどうなってしまうのか？答えも手書きの説明にありました。

熱帯の果樹などの展示が豊富で、むしろ大人になってから来たほうが楽しめます。これはコーヒーの実

スターフルーツ

これはカカオの実、実際になってるのをみるのは初めて。

割と低いところに実をつけるんですね。

立派なヤシの木です。

別の温室にはマンゴー、パパイヤ

フルーツ好きには夢の国だね。

比較的おおきな鳥の施設にはフラミンゴがいます。

ほとんどクビしか動かさずに餌をついばむゾウガメ

箱のなかで黄昏れるレッサーパンダ

飼育員の人が掃除をしている横を歩き回るレッサーパンダ

みんなそれぞれ個性がありますね。

分園からは海の向こうの大島がよく見えます。

フルーツパーラーのサンプル。40年前とできばえは変わってなさそう。ここでとれたバナナがいただけるようです。パフェにプリンアラモード、昭和の子供のあこがれ

熱川バナナワニ園分園フルーツパーラー グルメ・レストラン

本園には随時マイクロバスで移動できます。

本園のワニ園

ここも距離が近くて、柵が低い。

餌は十分もらってるんでしょうね。

立ち上がったりするワニらしいけど、掃除中なので

この園で最大のシロワニだそうです。で、でかい。

隙間から手でも出そうものなら食われそう

ワニ園の大屋根は比較的新しくつけられたものだそう。

これは日本の大阪で発掘されたワニの化石のコピーだそう。全長８ｍもある巨大なもの。

まあ、今はいなくてよかったね。淀川とかにいたら大変。

ワニが掘られたこれはなにかというと

太鼓の一種だそうです。

昭和天皇がいらしていたときの写真。生物学者だった陛下にとってはお気に入りの施設だったようで、何度も来園されていたそう。下田に御用邸がありますしね。小さなシダの温室に釘付けになってしまって後の予定を遅らせたこともあったとか。

ワニ園の入口です。熱川の駅からすぐ。ワニたちの横を電車が走っています。

ワニ園のドーム

本園の温室が道路を挟んだ反対にあります。

この先が熱川駅

温室の内部。おおきなブーゲンビリアのトンネルがあります。

ハイビスカスも何種類かはいちも咲かせているそう

こういうでかい葉っぱをみると昭和の映画に出てくる南海の孤島を思い出します。軽い絶望感。

これが小さいシダ類の温室。いろいろなシダがあるようで、お好きな人なら何時間でも見ていられるんでしょうね。

マナティ。この子はかれこれ40年以上ここにいるそうです。子供の頃にも会っていると思うけど記憶にないな。数分に一回程度呼吸のために水面にあがってくるのだそう。

お年は50歳を超えているようです。

これがバナナワニ園の心臓部。天然の温泉です。100度近い温水で施設内の温室の暖房に使われています。狭い敷地にへばりつくように温室が並んでいるのもこのスチームを回す必要があるからでしょうね。温泉のおかげで暖房のための燃料費が必要ないので、施設が長続きできたんだろうね。

この鳥さんは話しかけでもしゃべってくれませんでした。

温室はさらに崖の上にと続きます。階段、エレベーターで上がる

上層部の大きな温室

プチ熱帯雨林

小笠原の丸八と言われる木。枝のとれたところに八の字を逆さにしたような模様が残ることから名がついたそう。

睡蓮の温室。ここも何種類もの花が常に咲いているように管理されているそうです。いろいろな色の花がとってもきれいです。

蘭の温室

植物温室の出入り口。それぞれの出入り口に売店やトイレが完備。小さいながら

マイクロバスで分園の駐車場に戻ります。

なんだかんだで2時間以上。けっこう楽しめます。冬は特に温室の暖かさがありがたいと思います。今年は暖冬ですけどね。

大島の夕景

帰りは湯河原のファミレスで夕食でした。

こんな感じ。最後までご覧頂きありがとうございました。