伊豆高原、かわいい餌やり体験、恐怖のルート87

2020/08/22 - 2020/08/23

ずいぶん前にクーポンにつられて予約した夏の川奈ホテルの宿泊に行ってきました。その後に決まったGotoキャンペーンは縁がありませんが。
コロナによる休業後ということでホテル内の施設運用もいろいろ三密対策されていて、もともとそんなに密になる施設じゃないのにちょっと過剰な感じもうけましたが、きちんと消毒などされているのは安心です。
人が集中しないためエレベーターやら朝食やらチェックアウトやら結構待ち時間がありました。まあこういう時期ですのでイライラしないことですね。
お昼ご飯のあと、にわか雨がちょうど通り過ぎてくれたので伊豆高原の伊豆シャボテン公園あらため伊豆シャボテン動物公園に行ってみました。
昭和の子供のころにはそこそこ何度か来たはずですが、羽を広げたオスのクジャクを見たことくらいしか覚えていません。相変わらずクジャクは放し飼いですが、動物が増えて、そちらがいまはメインになっているようでした。
動物のほとんどには餌やりが出来、身近にふれあえます。
表題の恐怖のルート87は昭和の子供の記憶にはうっすら残る公園のシンボル、荒原竜の像が怪獣となったウルトラマン第20話のエピソードから。
国道には87号線は無く、県道87号線は沼津、長泉間。なんでルート87なのかは謎。

エリア 伊豆高原(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 一休.com

やや天気の悪い週末とはいえ、夏休みなので東名高速はそこそこ渋滞。
小田原厚木道路の平塚パーキングエリアによる。売店のCD売り場が
山口百恵に藤圭子にテレサテン。売れ筋なんだろうけど二人はすでに鬼籍。
いつまで昭和なんだろうと思う昭和生まれ。

平塚パーキングエリア 道の駅

ここは食事のスペースがほとんどなくて、屋外のベンチは暑すぎ。あまりやりたくないけどエアコン入れて車内食。ちょっとジャンクになってしまった。

川奈ホテルには4時頃到着。昨年の台風で傷んだ部分はまだ少し工事中のようだ。
夏は周りの緑の香りが濃い。

川奈ホテル 宿・ホテル

お部屋は消毒済みで封印されてます。エレベーターがお客さん用は2台でしかも4階以上は1台のみなので、移動がなかなか大変。三密対策で定員2名ということで何度かやり過ごさないといけません。今回はよく階段を使いました。運動にはいいかもね

川奈ホテル 宿・ホテル

ガーデンサイドは西日が差すのでカーテンちょっと開けた状態。そんなにひろくないのですが、洗面台は二つあるしクローゼットが広いのでそこそこ快適に過ごせます。

川奈ホテル 宿・ホテル

夏のイベントなど。コロナ対策でいろいろ大変そう。

川奈ホテル 宿・ホテル

ガーデン側の景色、正面は小室山。右手に伊東の町と海が見えて富士山も天気がよければ見えます。海側より安いけど、そんなに悪くない景色。

川奈ホテル 宿・ホテル

温泉施設のブリサマリナですが、こちらも三密対策で利用できるロッカーを減らしています。

まあ、もともとそんなに混まないんですけどね。残念ながらサウナは使用中止。露天風呂の外の空気が気持ちいい。外の木をリスが登ってました。夜は海の上の雲が雷で光っていてちょっと神秘的。

夕食はグリルです。ここも三密対策で、座席位置がかなり変更。海側の窓に横一列の配置も。

グリル グルメ・レストラン

眺めはおかげでいいですが

グリル グルメ・レストラン

テーブルごとに消毒用アルコールも置かれています。飲んじゃダメよ。

グリル グルメ・レストラン

こちらが飲めるアルコール、グラスワインだけどなかなか美味しかった。

グリル グルメ・レストラン

和洋折衷のコースなので始めはこんな感じです。

グリル グルメ・レストラン

間にコンソメスープ

グリル グルメ・レストラン

お造りはヒラマサ、アオダイ、鯛の三種。
冬はここが天ぷらでした。

グリル グルメ・レストラン

メインは牛ヒレ肉、標準は50g

グリル グルメ・レストラン

1000円足すと100gにしてくれます。これくらいがちょうどいいみたいだけど。

グリル グルメ・レストラン

パンかライスが選べます。

デザートは桃のクレープでした。

食後の珈琲まで。

サンパーラーも客席数減少。

サンパーラー グルメ・レストラン

ロビーはもともとそんなに混んでないのにソファを減らしたのでなんか異様な光景です。

テラスやガーデンは屋外BBQをやってました。雨が降らなきゃ快適

投光器で明かり。ちょっとハワイっぽい。

朝食は8時半に行ったら、40分から1時間待ち。メインダイニングです。
お部屋で待ってました。

メインダイニング グルメ・レストラン

朝からテーブルクロスで

メインダイニング グルメ・レストラン

サラダとヨーグルトから始まり

メインダイニング グルメ・レストラン

オムレツは中がスクランブル。そとはしっかり
こちらはハム、ベーコンの付け合わせ

メインダイニング グルメ・レストラン

スモークサーモンもチョイスできます。

メインダイニング グルメ・レストラン

パンは2種。

チェックアウトも行列をさけるため順番待ち。気を遣いすぎの感じはあるな。
11時チェックアウト。おなかが空かないのでロビーでそのままグダグダしてました。
冷房きいててソファは快適だし、Wifi飛んでるし。ながながお邪魔しました。
朝から風呂入ると疲れるのでねえ。

お昼ご飯は毎年年始のお昼ご飯に来る伊豆高原の彩月へ。大雨だったので駐車場ですこし待っていたら、お客さんのほとんどがお帰りの時間でした。

手打ちそば 彩月 グルメ・レストラン

ミニ天丼と

手打ちそば 彩月 グルメ・レストラン

ざるそばで。天丼が食べたいけどそばも食べたいときにはちょうどいい量です。

手打ちそば 彩月 グルメ・レストラン

連れは桜エビ天のせいろそば
いつものように美味しかった。

手打ちそば 彩月 グルメ・レストラン

そのあと、大室山の麓の伊豆シャボテン動物公園へ。何十年ぶりか訪問でシャボテンメインの植物園からすっかり動物メインになってました。
名前もシャボテン動物公園に変わったそうです。一人2400円とそこそこ高い入園料ですが、間近に動物にふれあえる感じはなかなか。

伊豆シャボテン動物公園 テーマパーク

レッサーパンダ館、実はそれほど広くない園内ですがここまでそこそこ歩きます。中は冷房が効いています。
見学者のためというより暑さの苦手なパンダのため。

昼間はほどんど寝ていますが、この子、ノンタくんは活発に動き回ってます。
このあと餌やり体験タイムだったので、餌やりの時間が近いのを知っているのでしょうか。

コナツにヨモギ、こっちの子たちはずっと寝たままでしたが、餌やり時間になると起きてきました。

中には4匹のレッサーパンダが住んでます。

係のお姉さんたちが準備をはじめると下を見下ろす

おねだりの図

エサ代は300円。一匹だけに上げてくださいとのこと。
サイコロくらいのリンゴが数個、ずいぶん高いリンゴだなあとの連れの感想ですが、お金がかかってるのはそこじゃないのは銀座の夜のフルーツと一緒です。お姉さんたちのえさだ・・・おっとっと違います違います。
この表情で見つめられたら・・・どうします？

長い棒の先についたプラスチックの容器を差し出すと結構鋭い爪のついた手をいうか前足でがっちりつかんで召し上がられます。

もう終わり？

連れは一番、動いていて元気だったノンタくんにあげていました。この子は上にいたメイシャンに上げた餌にも手を伸ばすなどヤンチャな食いしん坊。
一回上から下に落っこちていましたが、けがはなかったようです。

館内にはフクロウの置物かと思いきや、本物です。ときどき動きます。

園内のいけを巡るボートの乗り場、けっこう人気です。

荒原竜、もしくはウルトラマンの劇中高原竜として登場するヒドラ像、公園のシンボルでもありますが、その正体は温室への入り口なのでした。昔からこうだったっけな？
全然覚えてないのですが。色は塗り直されているようです。

入り口にウルトラマン第20話、初回の放送が1966年！の解説。
大室山から怪獣として登場する映像は記憶に残っていてもすでにストーリーなど
もうなんだったか忘れちゃってる人もここで思い出せるありがたい配慮。
ウルトラマン以外にもシャボテン怪人が登場する仮面ライダーでも舞台になるなど昭和の子供たちにはおなじみの場所。そういえば荒原竜はショッカーのマークにも似ています。

高原竜ヒドラ、詳しくはお調べください。昭和40年代は交通事故が非常に多くて子供もその犠牲になることが多かった時代という背景のドラマです。

こちらは一番広い温室。さすがにこの夏は高温すぎるためか窓をあけて扇風機で寒気していました。温室の間は地下通路でつながっています。雨でも回れますね。

温室の中で空に向かうシャボテン。もともとこちらがここのメインの売り物。
いまでもまあシャボテン中心の植物園は珍しいといえば珍しい。昭和のころには植物にも造形の深い昭和天皇陛下をはじめ多くの皇族も訪れた由緒正しい植物園です。

シャボテンの花がすこし咲いています。

フクロウは間近に見られますが、動くのはときどき
夜行性ですものね。

こちらにもフクロウ

サボテンの成長を見せる展示。ゆっくりですね。温室の大きなサボテンは開園時からあるものもあるのかな。

カフェはすでに営業終了でしたが、となりの売店はまだ営業中

ミルク濃厚で普通に食べても美味しいソフトクリームだと思いますが、そこそこ暑いなか歩き回ったあとなので冷たいものがやたらと美味い。胃に入った後も冷たくてそこから身体がクールダウンする感じ。

サボテンつながりで古くからメキシコ、中南米との交流が深いため、当地のいろいろな石造のレプリカがあります。強化プラスチック製なんだそうですが、本物の石と見まがう精巧さ

アステカ、マヤ、インカなど失われた文明の遺産が不思議と違和感なく鎮座しております。

駐車場ゲート近くのバードパラダイスにも最後に寄ってみます。
上をネットで仕切られた広い大きなケージにそこそこ飛ぶ鳥たちが放し飼い

ちょっとかわいいカモさんたちから

きれいなフラミンゴまで

鶴もいますね

動かないので有名だったそうなハシビロコウはつい先日、他界されたそうです。
推定50歳くらいというから鳥としてはかなりの長寿

追悼の花の多さに生前の人気のほどが

神社まであります

あっという間に閉園時間。

オスのクジャクはこの時期、きれいな尾羽は落ちてしまっています。

理由は簡単。こちらは雌とひな鳥。すでに母鳥は子供の面倒で忙しい時期なのですね。
羽を広げたクジャクの雄は見られませんが、クジャクの雛が見られる。

夕方になると昼間寝ていた動物たちが嘘のように活発に動きだしています。
動く動物を見るなら朝夕がいいのかも

あちらのほうでは角突き合わせていらっしゃる動物さんたち

大室山ほどではありませんが、ここもそこそこ標高が高いので伊豆高原の景色がよく見えます。5時過ぎに出て、8時前には東京に着きました。荒れ模様の天気だったのであまり渋滞がなくて助かりました。