2015/11/17 - 2015/11/18
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旅人のくまさんさん
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ツアーに参加して見学した厳島神社、原爆ドームと出雲大社周遊呂公の紹介です。名古屋駅から岡山駅まで新幹線で移動し、あとは主に観光バスによる周遊です。最初の見学地は世界文化遺産の厳島神社です。
- 交通手段
- 観光バス 新幹線
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名古屋から新幹線で到着した岡山駅構内の光景です。名古屋~岡山駅間は、のぞみ号で約1時間半(95分ほど)、ひかり号で2時間弱(108分ほど)です。駅構内の時計が、9時27分頃を指しています。岡山からは、出迎えの観光バスに乗って厳島方面への移動です。
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厳島行きのフェリーの切符売り場の光景です。一旦、観光バスからフェリーに乗り換えて厳島(いつくしま)に渡りました次のフェリーは10時20分ですが、15分間隔で定期便が出ているようでした。ツアーでの厳島見学ですから、切符はガイドさんにお任せです。
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これからフェリーで向かう『厳島神社(いつくしまじんじゃ)』は、広島県廿日市市の厳島(宮島)にある神社です。式内社の名神大社で、安芸国一宮、旧社格は官幣中社で、現在は神社本庁の別表神社です。神紋は『三つ盛り二重亀甲に剣花菱』とされます。古くは『伊都岐島神社』とも記されました。全国に約500社ある厳島神社の総本社です。
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厳島神社は、広島湾に浮かぶ厳島(宮島)の北東部、標高535メートルの弥山北麓に鎮座します。厳島は『安芸の宮島」とも呼ばれ、日本三景の一つに数えられています。平家の信仰で有名で、『平清盛(1118~1181年)』により現在の海上に立つ大規模な社殿が整えられました。平成8年(1996年)12月にユネスコの世界文化遺産に『厳島神社』として登録されました。
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社殿の文化財指定などの紹介です。現在、本殿・拝殿・回廊など6棟が国宝に、14棟が重要文化財に指定されています。そのほか、平家の納めた平家納経を始めとした国宝・重要文化財の工芸品を多数納めています。私にとって平家への興味の原点は、『吉川栄治(1892~1962年)』の大作、『新・平家物語』の全巻(16?)です。連載7年に及ぶ大作で、この作品で第1回菊池寛賞(1953年)を受賞しました。
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『新・平家物語』は、父の勧めで読んだ本でしたが、それを契機に、『宮本武蔵』や『私本太平記』等の歴史物のほか、『五味川純平(1916~1995年)』の『人間の条件』なども読破しました。中学生頃の読書記憶です。自分で選んだ本の中では、古典の『万葉集』や松尾芭蕉の『奥の細道』、近代では志賀直哉、島崎藤村などの小説や詩が好きでした。俳句や短歌は今でも好きな文学作品です。
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若い頃の旅行では、荷物にならない範囲で、文庫本を何冊か携行するのが習慣になりました。その中でも多かったのが、松尾芭蕉の句集と、藤村詩集や万葉集でした。また、海外旅行ができるようになってからは、アジアの国では俳句主体、それ以外の国では短歌を詠むのを趣味にしていました。
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現在時刻は12時15分、切符売り場に表示されていた12時20分発の早い方のフェリーに乗ることができました。フェリーの乗船時間は約10分です。平家物語では、『祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。驕れる者も久しからず、ただ春の夜の夢の如し。猛き者もついには滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ』と、その冒頭は忘れられません。
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わずか10分間のフェリー乗船でしたが、さっそくビデオで『厳島神社』の解説が始まりました。海外旅行者が多いのか、字幕は英字でした。『最初の神社は593年に建てられました』の意味になるようです。『社伝では、推古天皇元年(593年)、当地方の有力豪族・佐伯鞍職が社殿造営の神託を受け、勅許を得て御笠浜に市杵島姫命を祀る社殿を創建したことに始まる』、と紹介されていました。(ウィキペディア)
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『厳島神社のシンボル』海中に建つ赤い鳥居です。次の字幕は『重要な文化財、「大鳥居」は、16メートルの高さです」の意味になるようです。白く『宮島』の文字が浮かび上がるタイミングでの撮影になりました。
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イチオシ
白い「宮島」の文字と、赤い鳥居が少しズームアップになりました。次の字幕の文字は、尻切れトンボになりましたが、『神社は海に建てられました、なぜなら・・』です。その理由は、『島全体が信仰の対象のため、ご神体の上に建物を建てるのは畏れ多いから』、のようです。大鳥居だけでなく、神社も海の上です。
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字幕の中に、『オンドノセト』の日本語がありました。『音戸ノ瀬戸』の意味で、広島湾口の倉橋島と呉市警固屋(けごや)町との間の水路で、潮流が激しい場所を指します。字幕の表示は、『こんにち、この狭い峡谷は「音戸ノ瀬戸」と呼ばれています』の意味のようです。
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文化財の建物と建物をを結ぶ『回廊』の紹介です。260メートルの回廊は、『日本一長く、日本一大きな回廊(corridor:コーラダァ)』と紹介されていました。西回廊と東回廊の長さを合わせて260メートルになるようでした。
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字幕が移っていない画面の光景です。通路代わりの板張りの光景になるようです。先ほどの画面の続きなら、『日本一長く、日本一大きな回廊(corridor:コーラダァ)』の一部になるようですが、詳しいことは分かりませんでした。
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イチオシ
左手に『大鳥居』その手前の長い回廊の光景です。字幕の文字の意味は、『1100本の柱(ピラー)が巨大な神社を支えています』の意味になるようです。端数程度の6本ですが、『大鳥居』の柱と控えの柱も数に入っているかも知れません。
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眩しいばかりの朱塗りの神殿光景です。字幕には『参拝の広間は「拝殿」(と呼ばれ)、200キロの巨大な床板が使われていますが、隙間なく敷かれてはいません。なぜなら、床板は高潮時の水圧を逃がすため、隙間を空けて張っているからです』の説明がされていました。
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右手に見えるのが社殿の一つ、その周りを取り囲むように築かれているのが、全長260メートルとされる『回廊』の一部になるようです。字幕の文字は、隙間を設けた床いたのっ説明の続きのようです。この技法で、春の大潮や、台風からの被害に備えていることが説明されていました。『スリット構造』と呼ばれている工夫です。
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拝殿内での儀式の様子です。字幕の冒頭に粗油介されている『海の三女神』は、『宗像三女神』を指しているようです。記紀において、アマテラスとスサノオの誓約で生まれた女神らで『宗像大神(むなかたのおおかみ)』、『道主貴(みちぬしのむち)』とも呼ばれ、あらゆる『道』の最高神として、航海の安全や交通安全などを祈願する神様とされます。
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沖合を幾、フェリーの光景です。往きに乗船したこちらの連絡船と同じような大きさの船に見えました。少し霞が掛かっていましたが、近距離の航行に支障になるようなレベルではなさそうです。写真をズームアップして確認しましたら、『宮島丸』の文字が側面に見えました。
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連絡船の中から眺めた『厳島』の光景です。まだ小さいですが、赤い『大鳥居」が見えてきました。先ほど紹介した『宗像三女神』は、沖津宮の『田心姫神(タゴリヒメ)』、中津宮の『湍津姫神(タギツヒメ)』、辺津(へつ)宮の『市杵島姫神(イチキシマヒメ)』を指します。
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右手には、五重塔らしい建物も見えてきました。上陸した後で見学した五重塔のようです。豊国神社、通称・千畳閣の横にありました。高さが27.6メートル、応永14年(1407年)建立の重要文化財の五重塔です。後ほど、現地で紹介します。
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『大鳥居』が、次第に大きく見えてきましたが、これはカメラで少しズームアップしたものです。『大鳥居』の柱と控えの柱の数の6本が数えられるようになりました。この後にも説明する機会があるかもしれませんが、大鳥居には、2~3トンほどの石が錘にされて、海の中での安定性を保っているようでした。
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イチオシ
『厳島(宮島)』をバックにした、フェリーの光景です。地図を見ますと、橋がかからないような距離ではありませんが、推測ですが、聖なる島の『厳島(宮島)』に橋を架けるのは憚られたのかも知れません。船でないと渡ることが出来ないことが、宮島の神秘的な魅力を保っているようにも思えます。
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『厳島(宮島)』に縁が深い人には、『伊藤博文(1841~1909年)』がいます。明治18年(1885)、内閣制度を創設し、初代をはじめ、4度に亘って内閣総理大臣(初代 :1885年-1888年、5代:1892年-1896年・7代:1898年、10代:1900年-1901年)を務めました。『日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり』として、広く内外人に知らせるべきだと、当時七千円の浄財を出して、登山本道を寄付しました。
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『厳島」の波止場が目前になった光景です。紅白に塗られたフェリーが出発するところのようでした。宮島見学では、晴れた日だけではなく、このような天気の日には、幻想的な光景見られ、かえって好都合かも知れません。
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船首近くに記された『みせん丸』の文字が読みとれました。JR西日本宮島フェリー所属の船でした。総トン数210トン、車を積まない場合は800人乗りで、航行速度は8ノット、1996年に就航したフェリーでした。『みせん』は厳島最高峰の『弥山』を意味します。標高530メートの山です。
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斜め横から眺めた、赤い『大鳥居』の光景です。境内の沖合、約200メートルの位置に建ちます。現在の『大鳥居』は、明治8年(1875年)の再建です。棟の高さ16.6メートル、柱間10.9メートルの大型の木造両部鳥居です。各主柱に2本ずつの控柱が付いています。主柱はクスノキの自然木で、控柱はスギ材です。(ウィキペディア)
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フェリーの中から眺めた、厳島側の波止場施設の光景です。右側が桟橋、右手に見える建物が、事務所が入った建物に見えました。小雨で煙って、はっきりしない景色ですが、波止場付近にも戻りが多く、背後には山も控えていました。
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厳島側の波止場施設のズームアップ光景です。桟橋の連絡橋になるようです。橋の下を流れる瀬戸内海の海流は、結構早そうでした。瀬戸内海の干潮時と満潮時で、流れの方向も変わるのかも知れません。
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厳島側の波止場付近から眺めた沖合の光景です。連絡船のフェリーや小舟が、忙しく行き交っていました。霞んで見えている陸地が、広島県の本土側になるようです。左側のフェリーは、先ほど紹介したJR西日本宮島フェリー所属の『みせん丸』でした。
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