2015/11/12 - 2015/11/17
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PHOPHOCHANGさん
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川下りの筏を降りたら、今日の予定は9割方終わりです。
そちらの旅行記はhttp://4travel.jp/travelogue/11077477
残るは武夷宮景区のみで山道や石段の類は一切在りません。
武夷宮は武夷山最古の道教寺院(宮観)で、前漢の武帝か武夷君(武夷山の神人)を祀ったところです。
倒壊と再建が繰り返され、現存するのは清代の様子を復元したものです。
此処では武夷宮景区と銘打っていますが、載せたのはこの日の終わりまでで、写真は宿のオーナーさんです。笑顔が素敵でしょ☆
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川下りの筏を降りるのは武夷宮景区の下船場です。案内の矢印に従って進むとすぐにこんな感じの道が始まります。宋街と言われる宋時代の街並みを再現している所で、南北に延びた全長300mの通りです。
今の建物は1987年から造られたものなのですが、当時(宋の時代にしても、80年代の中国にしても)これだけ斬新な街を造るセンスの有る人が居た事が驚きです -
武夷山博物館。そのまんま読めますね。
素通りしようと思ったのですが、時間は有るので立ち寄ってみました -
最初の部屋は広い武夷山についての展示でしたが、その次が遺跡。ちょっと意外で見入っちゃいました
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まあ、普通の土器なんですけど此処で見られると思わなかったので
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舟形の棺桶。青銅器時代の物で、景区内の岩棚から発見されました。国家級の重要保護文化財なんだそうです
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竹細工のお土産物屋さん。とても明るくて綺麗なお店でした。
筍が竹になってくその微妙なところを半分に縦割りして、食器や飾り物にしてるのは欲しいと思ったのですが高くて断念。
目盛りがセンチとインチ両方付いていて、裏側にデコレーションとして色んな為になる言葉が彫られている竹の定規を自分のお土産にしました。商いの秘訣やら、家族円満の心得やら、文字の大小も色々で、自分用だけでなく、もっと沢山買って来ても良かったかな?と思いました(が、誰に渡すの) -
それがこれです。
勧学だから学問の勧めですよね。
①白文
君子曰、
「学不可以已。」
青、取之於藍、而青於藍、
氷、水為之、而寒於水。
木直中縄、輮以為輪、
其曲中規、雖有槁暴不復挺者、
輮使之然也。
故木受縄則直、金就礪則利、
君子博学而日参省乎己、
則智明而行無過矣。
故不登高山、不知天之高也、
不臨深谿、不知地之厚也、
不聞先王之遺言、不知学問之大也。
干越夷貉之子、生而同声、
長而異俗、教使之然也。
詩曰、
「嗟、爾君子、無恒安息。
靖共爾位、好是正直、
神之聴之、介爾景福。」
神莫大於化道、福莫長於無禍。
②書き下し文
君子曰はく、
「学は以て已むべからず。」と、
青は、之を藍より取りて、藍より青く、
氷は、水之を為して、水より寒し。
木直くして縄に中るも、輮めて以て輪と為さば、
其の曲なること規に中り、槁暴有りと雖も復た挺びざるは、
輮むること之をして然らしむるなり。
故に、木、縄を受かば則ち直く、金、礪に就かば則ち利く、
君子博く学びて日に己を参省せば、
則ち智明らかにして行ひに過ち無し。
故に高山に登らざれば、天の高きを知らず、
深谿に臨まざれば、地の厚きをしらず、
先王の遺言を聞かざれば、学問の大なるを知らざるなり。
干越夷貉の子、生まれたるときは而ち声を同じくするも、
長ずれば而ち俗を異にするは、教へ之をして然らしむるなり。
詩に曰はく、
「嗟、爾君子よ、恒に安息すること無かれ。
爾の位を靖共し、是の正直を好み、
之を神とし之を聴き、爾の景福を介いにせよ。」と。
神、道に化するより大なるは莫く、福、禍無きより長なるは莫し。
③現代語訳(日本語)
昔の君子が言っている、
「学問は途中でやめてはならない。」と。
青は、藍草から取ってできるものだが、藍草より青く、
氷は、水が変化してできるものだが、水より冷たい。
木がまっすぐで定規にぴったり合うようでも、
湾曲させて輪にすれば、其の曲がりようはコンパスにぴったり合うようになり、
枯れて乾燥しても二度とまっすぐにならないのは、湾曲させることがそうさせたのである。
同様に木は定規に当てられれば、まっすぐになり、金属は砥石で磨かれれば鋭くなり、
君子は幅広く学んで一日に我が身を何度も振り返るならば、物事に通じ行動を誤らなくなるものである。
ところで、高い山に登ってみなければ天の高さを知ることはできず、
深い渓谷を間近に見てみなければ大地の厚さを知ることはできず、
古代に聖王の残した言葉を聞いてみなければ、学問の重大さを知ることはできないものである。
干や越、夷や貉といった異民族の子供らは、生まれたときは同じように産声を上げるが、
成長すれば異なった風俗を身に付ける、これは教育がそうさせているのである。
詩経にこうある、
「ああ、おまえたち君子よ、常に安逸をむさぼることがあってはならぬ。
自らの職責を全うし、その正しく嘘のないところを好み、
神的なものを畏敬してこれに従い、自分の大いなる幸いをさらに大きなものにせよ。」と。
ここにいう「神的なものを畏敬する」とは、聖人の学問に感化されることより重要でなく、
ここにいう「幸い」とは、災いのないことより良いものはないものなのだ。
参考文献:荀子上 藤道明保監修 戸川芳朗 関口順訳 学習研究社
これって一般的には「出藍の誉れ」、いわゆる「青は之を藍より取りて藍よりも青し(注)」ってヤツの元らしいです。
(注)弟子が師匠を超えること。または、学問をすることで人は良い方向に向上するということ。 青い染料は藍の葉から作るが、布を染めることで藍よりも青くなるということから -
とってもお洒落なストリート(って感じ)。イングリッシュティーの飲めるお店も在りました
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こんな入口が横手に。茶縁?当然足を運びます
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入ってみると庭と言うか、芝生の広場から大王峰が見えました
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武夷宮ではないですが、これが何かが判りません。
武夷山観光の日本語の資料の少なさを痛感しました -
朱子学の祖、朱喜(喜の下にレンガ)の記念館の武夷宮の周囲に在るとの記載を2ヶ所で見かけましたが、これがそうなのか?或いはそれは武夷宮の敷地内に在るのか?
結局判ってません -
団体さんは此処へ寄らないとみえて静かです
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楽器を持った人が数人お参りしてましたが、そういう関係の何かなのでしょうか?
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裏へ廻るとこんな風に歌詞が彫られていました
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再び大王峰。今考えると時間的に上れなくはなかったのですが、プランを立ててくれた宿の旦那さんは3日目に廻していたのと、上り口が見当たらなかったのと、歩く気分じゃなくなってたのとで、そのままスルーして帰って来ちゃいました
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ぬぁんと!武夷宮は修復工事中でした★
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屋根の鴟尾が辛うじて見えます。唐招提寺金堂や東大寺大仏殿のと似てますね
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バス乗り場の在る方の門(?)はこんな感じ。もうバスに乗って帰ります
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世界遺産!
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松浦晃一郎さんって誰?外交官、国連職員、中国人民大学名誉教授。だから此処に名前が有るのね
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ちょっと見難いけど、バス乗り場の案内。北入口に戻るから、此処で待てば良いのだね
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茶畑、此処は平地に
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北入口を出て、駐車場を横切ると茶問屋街の始まりです
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ずっと茶問屋が連なってます
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何だ、このモニュメント?
人気無く、店と思われる所も全て閉店中でしたが、敷地内へ入ってみました -
此処もお茶関係の施設のようです
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水は出て居ませんでしたが、噴水になっている模様
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急須の先から出る水が茶碗に注がれていくの図
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周囲は住宅も兼ねているようですが、人気が在りません
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メインストリートの歩道。ところどころ工事中でした。道沿いの建物も半分近く工事中。それ以外は茶問屋とレストラン1件、ガソスタ1件でした
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宿に戻ったのが4時40分。弟君に「お茶飲んでけば」と誘われたので、部屋で一休みしたら5時頃降りて来ると言い残して部屋へ。
言葉通り5時ちょっとに降りて行くと、弟君は居らず、彼女が茶芸を始めてくれました。
チェックインの受付をしてくれたのが彼女で、てっきり学生さんかと思ったら、「明日旦那が武夷山風景区の入口まで車で送って行くから」と言ったのには驚きました。それを伝えると、「眼鏡と前髪のせいね」と笑ってましたが、PHOも眼鏡にパッツン前髪なんだけど、若くは見えません(--;) -
子供さんが来たので、旦那さんにバトンタッチ。彼はいつもにこやかなのです。
何種類ものお茶を好きなだけ飲ませて貰えます。紅茶、岩茶、何煎目でも渋くならないのが魅力のお茶色々 -
まだ6時前ですが、早めに夕ご飯。早飯は急いでかっこむのと、時間的に早いのと、両方かけてます(説明するな)。
地元の人が出入りしてた食堂。空いてる卓が一つ在ったので入ります。
10元の何とか飯を指差して注文。湯(スープ)もセットで頼みたかったけど没有でした -
店先で調理。こういう食堂多いです
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何とか肉飯は豚バラ肉の厚切りを味付けして焼いたのと、半熟の目玉焼き、サッと湯がいた青菜がご飯の上に載ってました。肉の味付けは濃いですが、ご飯が進みます。途中で目玉焼き壊して黄身がトロ〜リ。あっと言う間に食べ終えちゃいました
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店を外から撮りましたが、ど真ん中に柱が‥
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食事をしてる最中から太鼓と鐘の音が聞こえて、それがとっても気になり音が聞こえる方を足を向けると、道端でライブ演奏中。スッゴく染みる名調子でした。お金とか取ろう(集めよう)とする気配無く、一曲終わる毎に駆け寄る子供にバチ持たせて、頭撫でて、PHO的には多分僧侶であろうこの方に手を合わせたい気持ちになりました。
拍手したら笑われました。
宿に帰った後で、折り紙を渡せたらと思って引き返したのですが、もう何処にも姿は見えませんでした。次の日もその次の日も音色は聞けず、一夜限りの思い出となってしまいました -
今日は目先を変えてピーナッツミルクではなく、パイナップルミルク♪日本にもこういうの有れば良いのに。日本だと乳酸菌入りで甘酸っぱくしちゃうし、フルーツ感無いですよね。昔銭湯で飲んだ瓶入りフルーツ牛乳が好きでした。
と言う事でシャワーして早寝です。
明日も武夷山観光します。
おやすみなさい(-_-)zzz
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