2015/11/12 - 2015/11/17
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PHOPHOCHANGさん
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此処からは当初の予定通り、丸3日の武夷山観光です。
地球の○き方によれば、「武夷山風景区は広大で、且つ徒歩でしか行けないエリアも多くあるので、全部を見て回ると1週間以上かかる」そうです。
主な景勝エリアは6つで、ポイントを絞れば一応2日で廻れます。
但し、お天気や体の具合によっては思うように身動き出来ない可能性も有るので、宿のスタッフは3日有るなら3日券を買った方が良いと言います。
1日券345元、2日券365元、3日券385元です。
これにはそれぞれの日数分の入場料金、観光専用車料金、そして筏下り1回分が含まれています(筏下りは100元で別途購入も可能です)。
PHOはそのアドバイスに従って、3日券をゲットする事にしました。
中国の世界遺産は何処も入場料が異様にお高いです。
Wikipediaによれば、
『武夷山(ぶいさん)は中国・福建省にある黄崗山(2,158m)を中心とする山系の総称。山水の名勝として有名で、黄山、桂林と並び中国人が人生一度は訪れたいとされる場所の一つとされる。
1999年以降ユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録。年間350万人の観光客が訪れている。
武夷山脈は中国の江西省と福建省の境界にまたがる。北は仙霞嶺山脈に、南は九連山に接し、東北から西南方向に伸びている。長さは約550km、海抜は1,000m前後である。
風景区内は砂礫岩でできた比較的低い丘陵や山が広がるが、赤く切り立った崖や柱のような峰が多く、その間をめぐる渓谷ともども「武夷仙境」「奇秀甲東南」と称えられてきた。
地理的には、平均350mの高度を持ち亜熱帯気候に属するため、冬でも比較的温暖である。年間2,000ミリもの降雨が山を削り、雲を生み、美しい九曲渓を作り出している。
450種以上の脊椎動物、5,000種以上の昆虫、2,500種以上の植物が現在までに確認されている。野生のチャノキが自生している土地であり、ここで採れる茶葉から作る烏龍茶は香りと味が良いと評判で、特に岩に張り付くように育つ茶葉は「武夷岩茶」と呼ばれ、最高級品の扱いである。』そうです。
宿から武夷山風景区北入口までは歩いて行ける距離ですが、初めてだし、入場券を買う手間も有るので、宿のスタッフが車で送って行ってくれる事になりました。
名前聞きそびれちゃったのですが、3泊した椿輝商務酒店は家族経営の宿で、オーナーの若夫婦とその弟さん(多分)が英語を話せます。
特に弟さん(と、します)は癖の無い話し方なので、一番判り易かったですが、単語自体をあまり知らないと言っていました。
実際「ファーストディって何て言うんだっけ?」って尋ねられました。
「あぁ、マンデーだよ」
中国語で月曜日は星期一、つまり第一日目です。
彼曰く、「月曜日から金曜日まで5日連続雨だったけど、今日明日は大丈夫」との事です。
目覚めた時には降っていた雨も出かける予定の8時には止んでいました。
テンションは急激にアップです
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7時半になろうと言う頃、朝ご飯食べて8時には出られるかな?なんて思って下りて行くと、送ってくれるって言ってた旦那さんが「もう出られるの?」って声かけてくれました。「朝ご飯食べて来るから、その後で出るね」とお願いして外へ。
食堂に入る前に見付けちゃったのが、この屋台。何だろ?玉子焼?
具は2種類、白っぽい細切りの何かと挽き肉らしき物。彼女は肉の方を勧めて来ます。それじゃそっちにするね、と細切りのも入ってるじゃないですか!
で、凄く歯応えの有る細切りは何かと言うと、干し筍を戻した物のようです。それって何気に武夷山名物ジャン☆これ好きですね -
食べかけ、しかもボケててスミマセン。食べながら、歩きながらの撮影でした。細切り判るでしょ
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宿に戻ると弟君がスタンバってて、車に載せてくれました。で、出発前に「これだけは現地語で言えた方が良い」って単語(武夷山風景区内の地名)をピンイン付けて書き出してくれました。勿論声調も。これスッゴく役立ったのです。北入口=ベイルウクォーとか、バスの行き先を尋ねるにしても、ホントにスムーズでした。
北入口の切符売り場です。此処で3日分のオールインクルーシブのチケットを買い、筏乗船予約を14時にして(午後が良いって口コミ多数なので午後イチは混んでると踏んで、その次に)385元のお支払い -
北入口への道
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その橋の上から。まだ山は霧がかかってます
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英語の表記は有るんだけど、中では通じません
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此処でチケットを見せて(タッチして)通過します。チンジン(どうぞお通りください)って機械が言ったらバーが動かせ通れます
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いきなり茶畑
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観光専用車(バス)乗り場。弟君は、まず今日は天游峰に向かうけど、そのバスが来ないようなら、大紅袍まで乗って、其処から乗り換えた方が早いよと教えてくれてたので、すぐやって来た大紅袍景区行きに乗りました
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大紅袍景区入口、此処は明日周ります
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バスと周囲の景色
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バスが停まるたびに団体ツアー客がドッと入口へ押し寄せます。
九曲渓の川下りと並んで、武夷山の人気エリアです。
各景区入口にはゲートが在って、チケットをチェックされます。通ったゲートの箇所に切り込みを入れられます -
此処にも茶畑
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バスを乗り換えて、今日の目的地天游峰景区まで来ました
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こんなのも走ってますが、別料金です
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左下の桃みたいな石が気になってるPHOでした
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竹林に茶魂の碑。日本にも在りがちな
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武夷山市茶葉研究所。叶が葉の略字って、何処をどうしたらそうなるのでしょう?
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その研究所。関係者以外立ち入り禁止なので遠景のみ
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急カーブする川。後ほど上から俯瞰します
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これが恐竜に見えて仕方無い
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あちこち寄り道するので、なかなか天游峰にたどり着きませんが、またしても紫陽書院なるモノを見に行きます。と言っても、京都市左京区一乗寺に在る本屋さんではありません
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朱熹の紫陽書院。もともとは武夷精舎(宋代1183年に建てられた、朱熹が作ったいわゆる私立大学のようなもの)という名前だったそうですが、現在では武夷書院って書いてありました。2004年に作り直したそうです。
で、朱熹の銅像ですが、朱熹ってどなた?
何と、朱子学の朱熹です!朱子は尊称なのでした。紫陽は別号です。
http://www.y-history.net/appendix/wh0303-075.html -
此処で講義を行ったり、執筆したりしたそうです
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いつも人が居なくなるのを待つので時間がかかります
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中国と言えば、田中角栄
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講義の様子を復元。左のオジサンは人形ではありません
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唯一見かけた欧米人が連れてたガイドさんがPHOに写真を撮ってあげると言ってくれました
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石盤の文字は細かいので薄暗い中では読めませんでした
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この先がいよいよ天游峰です。
其処だけで848段の石段を上らなければなりません。
体に疾患の有る方は〜の注意書きも在り、決して甘く見てはいけません -
岩を支えてる訳じゃないのですが、あちこちで見られるおまじないのようなモノ
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雲窩は、武夷山で最も美しい場所の一つです。五曲と六曲の北岸、接笋峰と仙掌峰の間に位置し、峰がずらりと並んでいます。毎日朝晩になると雲と霧が立ち込める事から、この名が付いたと言われています。特に晩春や初秋の朝夕は雲の眺めが一番良いのだそうです
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このカーブが五曲と六曲の間
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うわ〜っ、凄いのが見えて来ました
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雲窩です。こういう風景を見られると、ちょっとくらい面倒臭い思いはしても、「来て良かった」と思うPHOです
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大紅袍。http://daikouhou.web.fc2.com/
中国のお茶の最高峰。「声望最高。誉満中外」なのです。
詳しくは大紅袍景区で改めて触れたいと思います -
この片側だけ固められてる取り付け階段はこの後も何ヶ所かで出会いますが、下が見えちゃう事と相俟って、かなり恐怖です
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階段を上って振り返ると
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見える岩の景色の名前
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確かに
屏風のようですが、PHOは隠屏ではなく、燕尾だと思い込んでました -
この洞と言うのが癖者で、後から出て来る桃源洞も洞窟を期待して足を延ばしたら、全然違う物が在りました
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おっ、滝だ!すぐにそっちへ寄り道します
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降り続いた雨が上がったばかりなので岩が濡れて緑も綺麗
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ひゃ〜っ、水しぶきにはしゃぎたくなるPHOです
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もう少しのところで水の落ち始めが見えません
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人が居なくなった瞬間を待って撮ったつもりでしたが
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これから天游峰へ登ろうとする人の列。一応皆並んで順番待ってました
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武夷山風景区内にはエスカレーター、エレベーター、ロープウェイ、ケーブルカー、リフトの類は一切在りません。全て自力で上り下り
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だいぶ上って来ました。途中で渋滞するので、振り返っては撮影。岩壁の下の人の小さい事‥
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先に見た川のカーブが見事に見えています。実は此処、武夷山へ来ようと決めたきっかけの一つがこの景色。似たような馬蹄型の流れを3月の美山で見て、中国の何処か有名な景色と同じだと(規模は違うにしても)思った事が始まりでした。その後、PHOが見たいのは岩だと岩の見られる所を探し、その幾つかの候補の中にこの景色を発見したのです。そして一躍第一候補に躍り出ました。
まあ、最終的に決定に至ったのは航空券の安さでしたけど -
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滝の左側を上って行く観光客の列。上り始めの入口にはジグザグの列形成用柵が在り、15分位ジリジリと進みながら待ちました。或る意味皆健脚です
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ベリーチャイニーズな風景。実は此処まで上って引き返す人続出で、一方通行のはずの狭い階段を無理やり下りて来る人が居るので、列の進みが遅いのでした。さすが中国と思いましたが、此処までとこの先の急さと長さを考えると、お年寄りとかは此処まで上って来られただけでも立派かと
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日本だったらこんな所上らせてくれないような気もします。
と言うか、こんなに列成して上るかな?流行のカフェやテーマパークで4時間待ちとか言うのと話が違うし。
それと、日本との違いが際立ったのは、此処へ来ている人達に突出した特徴が無い事です。親子連れも3世代ファミリーも沢山居たし、若いカップルは勿論、杖を突いた老夫婦も、女子会みたいにキャピキャピしたグループも沢山居たし、男性一人旅も居ました。要は老若男女って事です。
日本じゃそうは行きませんよね -
マジで人が途切れません
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此処でも人が途切れなかったので、おとなしそうなお兄ちゃんを入れて撮りました
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やっと上り切りました☆
あれっ、滝が見えない! -
知らないお兄ちゃんですが、此処でも待っても待っても人が途切れないので、仕方無く入れて撮りました(姦しいオバチャンとかは選びません)
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頂上は小さな広場になっていましたが、とにかく人が多くて(騒がしくて)閉口し、そそくさと次へ。なのでこれが何なのか良く判っていません -
岩の上にも緑。にしても巨大岩ばっかりですね
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九曲と言われる川が見えました。随分上って来たなって判ります
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弟君に「時間に余裕が有るようなら、桃源洞へも足を延ばしてみたら。但しバスは天游峰まで戻って来ないと乗れないよ」と言われていた桃源洞へ向かいます。30分以上かかるなんて思いもよらず‥
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