2015/04/30 - 2015/05/03
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からみもちさん
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4月30日は上海から武夷山へ移動。
5月1日は午前中水帘洞景区から大紅袍景区まで歩き、午後は九曲渓川下り。
2日は天遊峰景区と虎嘯岩景区を観光し、午後は和平古鎮を観光。
3日は、亀峰を観光し、帰宅。
武夷山は6つの風景区に分かれていて、それぞれが2時間程度で手ごろに観光でき、それなりに楽しめる。
宿泊施設も充実していて、さすがにメジャーな観光地なだけのことはあった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
一日目は上海から車を一日運転し、武夷山に着いたのは夜の9時。
泊まったのはこの宿。武夷山咏泓袍酒店。
場所は、省道303号を下梅村へ向かう車道に入り、少し進んだところにある。
十分な駐車スペースがあるのが魅力だが、車がないと不便。 -
部屋はとてもきれい。パソコンもある。一泊168元。
ゴミ箱みたいな入れ物にお茶っ葉がてんこ盛りに入っていて、いい香りが充満していた。 -
1階ではこの地方の名産、武夷岩茶を炒っていた。
武夷岩茶は烏龍茶の一種で、緑茶とは違う渋みのある香りがする。
5月初旬はちょうど新茶の季節で、至る所でこういう作業が行われていた。 -
翌日は朝早くから武夷山風景区へ。
チケットを買うにも並ぶらしいので、朝7時半に行ったら空いていた。
買ったチケットは、風景区2日間+川下りで365元。
川下りの時間も予約制になっていて、チケット購入時に同時に予約する。
川下りの時間はこの日の午後にしてもらった。 -
武夷山風景区の地図。
大きく分かれて北の入口と南の入口があり、それぞれ無料バスが走っている。 -
風景区前の公園では、採った茶葉を乾かしていた。
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北門入口への道。橋が架かっている。
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北門入口のロータリー。
本来はバスに乗れるが、時間が早すぎて動いていなかった。
徒歩で水帘洞景区に向かう。1キロちょっとなので歩いていける距離だ。 -
水帘洞景区へ向かう途中。
沿道には茶畑が続き、茶摘みをしている農民たちが作業をしていた。 -
沿道の岩肌にも茶畑が。
こういう環境で育つので、この地方のお茶は「岩茶」と呼ばれる。 -
水帘洞。切り立った岩の麓にお堂が建っている。
水が豊富な時は、岩の上から落ちる滝の水量で、カーテンが掛かっているかのようになるらしい。 -
崖の上。
この日は水量が少なかった。 -
沿道に戻った。道には茶摘みのトラックが。
荷台に茶摘み人足を座れないくらいたくさん乗せて走る。 -
続けて、左の遊歩道を進み、大紅袍景区へ向かう。
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道沿いのこういう崖を見ながら歩く。
綺麗に石畳が敷かれ、アップダウンも少なく、とても歩きやすい。 -
しばらく進むと、古民居地区に出る。
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これが古民居。崖の上にある。
19世紀の太平天国の乱の際、略奪を避けるためにこういうところに住んで難を逃れたという。 -
ここの遊歩道は、道沿いが茶畑で、お茶っ葉の香りを嗅ぎながら散歩できる。
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鷹嘴岩。
鷹に見えるらしい。 -
慧苑寺。
朱熹もこの寺に泊まったことがあるという。 -
笠盤岩。
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茶摘みの人たちが休んでいて通れない。
茶摘みをするのはやはり女性の手がよいらしい。 -
お茶の葉っぱ。つややかで綺麗。
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大紅袍景区。
ここは結構観光客でにぎわっている。
水帘洞景区からは遊歩道を1時間ほど歩いて着くが、大勢の人はここだけ来てそのまま引き返してしまうようだ。 -
大紅袍の原木。6本だけ残っている。
大変貴重なものらしい。毛沢東とニクソン大統領が会談した時に贈物に選ばれたという。
現在流通している大紅袍の茶葉はもちろんここから採ったわけではない。 -
傍らでは、大紅袍茶を飲めたり、大紅袍茶葉で煮た煮卵を食べれたりする。
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大紅袍茶を飲んだ。15元。
味は、まあ烏龍茶。若干緑茶っぽい青々しさがあり、香りが良い。 -
ここでも、金庸大先生の足跡が。
なんか行くところ行くところ先に訪れられている。
金庸大先生と徐霞客はどこに行っても何かしらの足跡がある印象だ。 -
大紅袍景区からバス停までの道は平坦で歩きやすく、お年よりも多い。
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道端にはいろんな種類の茶葉が植わっている。
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大紅袍景区の入口付近。
水帘洞景区から大紅袍景区の遊歩道は、山の上に登るわけではなく、比較的平坦な道を、奇岩を見上げながらだらだら1時間ほど歩く。
散歩するのにほどよい。 -
景区内バスを利用し、南入口へ向かう。10分くらいで着く。
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南入口の武夷山風景区内。
右側の建物は改修中。 -
武夷宮の入口。
中に展示物等は特にない。広めの芝生などもあって風景は良い。 -
武夷山博物館。風景区の中の「宋街」というお店が並ぶ通りにある。
この中には、この地区の風習で「懸棺」という崖の上の横穴に死体の入った棺桶を葬る風習があって、その棺桶が展示されている。
二千数百年前の船型の棺桶で、ぜひ見ておきたい。 -
南側には川が流れており、川下りのいかだが次々に下ってくる。
この辺はもう終着地点に近い。 -
この次は、九曲渓川下りへ向かう。
川下りの出発地点へは、南入口からまた景区内バスに乗り、10分くらいで着く。
川の上流地点にある。 -
川下りの出発地点付近は、人も多く、食堂やみやげ物屋等も多く、とてもにぎわっている。
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ここで記念写真を撮る。
「中国で最も美しい渓流」というのはかなり言いすぎだと思う。 -
予約したのが1時30分だったので、いかだに乗る前に腹ごしらえをした。
観光地なので食事代は高く、このラーメンで15元した。
味は普通だった。 -
いかだ乗り場の入口。にぎわっている。
1時30分の15分前くらいに行って、やはり人はかなり多かった。
いかだに乗るには必ず6人1組でないといかだのバランスが取れないみたいで、単独の旅行者は、この建物内に「ルイーダの酒場」的なスペースがあって、そこで勝手に仲間を作って、6人になったら乗り場まで来なさい、というシステムだった。
これはハードル高いな、と思っていたが、入口を入ると早々に小太りの若者に声をかけられ、一人か、俺たち5人組なんだけど一緒のいかだに乗らないか、と言われ、いいよ、というと喜んで、がっちり肩を組まれて、あっという間に乗るいかだが決まった。
実は、むしろ1人で来る人間のほうが珍しいので、5人組の方が必死で仲間を探し回るようだ。 -
いかだ乗り場。
ここでいかだを指定されて乗る。
1時30分という時間はただの目安で、そんなに厳密な時間ではないようだった。
一緒に乗ったのは男2人女3人の若者5人組。自分と一緒で上海から来て、職業も似た感じだったが、もしかしたらただ話を合わせただけだったのかもしれない。 -
川下り開始。
労働節なので、いかだが数珠繋ぎに連なる。 -
ところどころにこういう奇岩がある。
一人20元、合計120元を船頭に支払うと、船頭が舟を漕ぎながらいろいろ解説してくれるらしいが、我々の船は払わなかった。 -
川沿いの崖には、漢詩やら風景を称える字句が彫ってある。
「九曲」から「一曲」まである。
川が蛇行していて、9回曲がると終点に着く。 -
前の大きな岩は、「天遊峰景区」に入ると登ることができる。
いかだで渋滞が起こっている。いかだ同士ぶつかり合うこともしばしば。 -
川岸ぎりぎりを進む。当たったりもする。
船頭が竹棒で岩を突くので、良く見ると岩肌に小さく穴がいくつも開いている。 -
風情のある橋。
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この辺の崖には、崖葬の跡が見られる。
古代この辺に住んでた人たちは、崖の隙間のひびみたいなところに棺桶を安置して葬ったという。
なぜそんな風習が行われていたのか、野生の獣から死体を守るためとか、盗掘を防ぐためとか、いろいろ説はあるが真相は不明。 -
この穴なんかはおそらく崖葬の跡なのではないか。
船頭の解説を聞けなかったので、推測とネット情報頼みだが。 -
玉女峰。
武夷山で一番個性的な岩。
武夷山の紹介ではまずこの岩の写真が出る。 -
この岩も独特な形。
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ここが「一曲」。ゴールはもうすぐ。
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終点に着いた。
所要時間はだいたい1時間くらい。
ガイド代を払うと、ゆっくり進んでくれてもう少し時間がかかるらしい。
しかし飽きちゃうので1時間くらいでちょうどよかった。
そんなに期待もしてなかったが、他の風景区が山登りばかりなので、箸休め的にちょうどよかった。 -
その次に、下梅古村に行った。
下梅は、武夷山景区南口から北東に10キロくらい行ったところにある。
明清時代に武夷岩茶の交易で栄えていたということで、昔の街並みが残っている。 -
下梅古村は主にこの川沿いに古い家が集まっている。
江南古鎮に比べるとうらぶれた感がある。
屋根や壁なんかもとても素朴だ。 -
雛氏家祠。古村で一番立派な建物。
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地味な感じだが、梁なんかに注目すると装飾がそこそこ凝っている。
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時間帯なのか、お年寄りが多い。
観光客もそこそこいる。 -
橋の狛犬。
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食堂は当然ながらこういったローカルな店しかない。
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写真はセロリと豚肉の炒め物。その他に空芯菜の炒め物を食べ、45元。
味は当然おいしいが、長居はできない。 -
低い位置からの写真。
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よくわからない動物。
そんなに派手な見所もないので、片隅の小さなものに注目する。 -
下梅古村は、たいした見所もなく、江南一帯や黄山近辺の古鎮に比べると見劣りする。
しかし、数百年前から武夷岩茶の交易で栄えていた、という武夷山一帯の歴史を実感するにはよい場所だと思う。
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