米西海岸紀行(16)　無事帰国の途に、思いがけずサンフランシスコのゴールデンゲート橋が見えた

2015/09/06 - 2015/09/10

第15回（最終回）は「帰国編」です


ラスベガス、ロサンゼルスの観光も無事終わりいよいよ日本に帰国する日になりました

ロサンゼルス国際空港（以下LAXと略）まではSuper Shuttle をしましたがちょっとしたトラブルがありました

またLAXに向かう途中で意外なものを発見、観光の街ロサンゼルスの意外な一面を認識しました

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＜全体日程＞
東京（成田）→（サンフランシスコ乗継）→ラスベガス（4泊）→ロサンゼルス（4泊）→東京（成田）・・・8泊10日

エリア ロサンゼルス(アメリカ)

4泊した Days Inn Hollywood near Universal Studios のチェックアウトを済ませホテル前でお迎えの Super Shuttle を待った

Super Shuttle のホテルからLAXまでの便は3つの時間帯から選ぶことができ、私は一番早い時間帯を選択した

ANAのフライトは12:55発だが余裕を見て8:10〜8:25の時間帯を選択した
しかし8:25を過ぎてもクルマの姿が見えず焦っていると8:30頃やっと来てくれた

ホテルの前をゴミ収集車が通過した

日本のと違って建設機械のような重厚な車だった

大量消費社会アメリカのゴミ箱は大きい

アメリカに一時住んでいた娘の家のゴみ箱を見て驚いたが大きいのでキャスターがついている

なお途中自宅から乗った女性を含め乗客は9名だった

途中美しい住宅街を通過した

住宅街から少し走ると突如見慣れない風景が現れた

なんとテレビでしか見たことのない石油の井戸ではないか

実はロサンゼンルスの基幹産業の一つは石油化学工業で、1892年現在のダウンタウン付近で石油が発見されて町が発展した

そういえば市内のバス停留所にLa Brea Tar Pits&Museum（ラ・ブレア・タール・ピッツ博物館）というのがある

これは近くの油田から地下の断層を伝って地表に達した石油の形質分が蒸発してできたタールの池のこと

市内に油田がある証拠だ

あとで調べるとここは Inglewood Oilfield （イングルウッド油田）といい、面積は1000エーカー（＝404ヘクタール、東京ドーム87面）

アメリカでも市街地にある油田としては屈指の規模を誇る

ただしこの辺りはロサンゼルスでも治安の悪いことで有名な地区

米搗きバッタのような形をしたポンプが丘の上にも多数見えた

LAXには9時半頃着いた

シャトルの運転手は乗客の乗る航空会社を尋ね、出発するターミナルまで運ぶ

私たちはANAなのでTBIT（Tom Bradley International Terminal)で降ろしてもらった

出発まで3時間以上あるがアメリカは手荷物検査が厳重なので十分余裕を見た

出発フライトモニターを早速見ると搭乗機は予定通りで一安心

ユナイテッドとの共同運航便だった

あまり早く着いたのでチェックインカウンターが開いていなかった

出発3時間前から受付開始らしい

搭乗機はボーイングB777-300

搭乗ゲート近くのこの幟のようなギターの棹を模した縦長モニターが奏でる音に合わせて弦が振動するのが面白かった

ANAのCAが搭乗前のミーティングを行っていた

READY SIMの容量があまったので現在位置の確認などで遊んでみた

空港のどこのゲートにいるかまで分かる

搭乗ゲートの様子

搭乗機は定刻12:55を少し遅れて出発した

飛行機の座席は4月中旬に予約を取る際、右(K)か左(A)は迷ったが人気のあったA席を選択した

海岸近くに工場のような設備が見えた

帰国後調べるとロサンゼンルスの下水処理場でバイオガスを利用して発電も行っているらしい

残念ながらサンタモニカピアは見えなかったが代わりにベニスビーチのピアがうっすらと見えた

*コントラストが弱かったので画像処理しています

水平飛行に入ったら一路進路を西に取り日本を目指し、あとは海ばかりで何も見えないと持っていたら、、、、

思いがけなくサンフランシスコ上空を飛んでいるではないか！

見覚えのあるサンフランシスコのダウンタウンが眼下に見えていた

そして雲に隠れて全貌は見えなかったがゴールデンゲート橋の一部が拝めた

すかざず連写して何とか数枚撮ることができた

窓の外を見る楽しみは終わり後は食事だけだ

例によってメニューは二つから選べた

1回目の食事は「クリーミーな海の幸　サフランライス添え」を選択

2回目は「リガトーニパスタのボロセーゼ　フルーツ、ヨーグルト」

日本に近づき鹿島灘沖に来ると何やら見たこともないエリンギのように立った入道雲（積乱雲）が遠くに見えた

帰国後ニュースで茨城県で集中豪雨による洪水被害が発生したと知った
この積乱雲はその名残りだろう

搭乗機は犬吠埼に近づき利根川の河口が見えてきた

川の水の色が心持ち赤茶けていたように見えた

土浦上空に差し掛かり霞ヶ浦が見えた

手前の霞ヶ浦に流入する川の水が濁っているのが分かる

同じく土浦上空

稲敷市上空

秋になっても水田の稲が生育状況が少し異なるのか、パッチワークのような模様を作っていた

左：新利根川　　右：利根川

9月11日16:13　成田空港にタッチダウン

今回も無事旅行を終えることができた

まずまず見たいところも見られて二人とも満足のいく旅行だった

何より危険な目に合わなかったことが何よりだ

これも神様のおかげと感謝している


これで「米西海岸紀行」を終わります
ご愛読ありがとうございました