米西海岸紀行・番外編(1)　これは便利！アメリカ旅行の強い味方 READY SIM を使ってみた

2015/09/06 - 2015/09/10

突然ですがここで番外編(1)です

海外旅行におけるハンディは言葉の問題と日本国内と同じような通信環境が得られないという問題があると思います

通信の中でも特に今では必須となったネット環境は重要です
幸い私の場合通信会社に勤務する息子がおり、今回アメリカを旅行するに当たり iPad mini* と READY SIM なるものを入手してくれました
オヤジのIT能力を試してやろうという魂胆もあったのかもしれません

*iPad miniは詳細に書くとiPad mini 2 Retina ディスプレイモデル Wi-Fi + Cellular：A1490（ソフトバンク）


かくいう私はパソコンに関しては自作までするほどWindowsには慣れていますがリンゴ大好きの息子と異なり iPad およびケータイに関しては初心者です


海外でネット接続するためには以下の方法があります

1)国際ローミングサービスを使う・・・・自分の端末を使えるが一日1980円〜2,980円と高額

2)海外用Wi-Fiルーターを借りる・・・・端末に不慣れ、料金が高い（端末の補償料などが付加される）

3)Free-Wi-Fiを利用・・・・・・・利用できる場所が限定される、セキュリティが心配

4)現地Simを購入・・・・・手続きおよび準備が難しい


以上のように「帯に短し、襷に長し」といった感があり一長一短です

ところが最近増えてきた Simフリー端末をお持ちの場合 READY SIM が安くて便利でした

また好都合なことに iPad (mini含む）は　SIMロックモデルでも海外ではSIMフリーとして使えるようです。これを今回実証しました

使用場所がアメリカ（アラスカなど利用不可の州あり）に限定されますが比較的アクティベーション（＝利用開始に至る手順）も簡単でした

このSimを iPad mini に挿して持ち歩けば文字通りユビキタス、どこでもネットにつながり自分が今どこにいるかも一目瞭然

また今回利用した Starline tours Hop-on, Hop-off（乗降り自由）オープントップの二階建てバスの場合、以下のサイトを見ることによりリアルタイムでバスがどこにいるのか、いつ到着するのかが分かる便利なシステムを採用
　　http://www.starlinegps.com/

これが大変役に立ちました

またいつでもGoogle Mapで現在位置が確認できるので迷子になることもありません

ホテルには無料のWi-Fiがついていることが多いですがスピードが遅い場合もあり、READY SIM の方が快適でした

エリア ロサンゼルス(アメリカ)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

これが今回のアメリカ西海岸旅行で役立ったREADY SIM
通信会社に勤務する息子が買ってくれた。アマゾンで4,325円也
Ready SIMはアメリカ短期訪問者向けの期間限定の「使い捨て」プリペイドSIM

米国内通話使い放題米国内・国際テキスト使い放題電話
それに4GLTEパケット通信がプラスされ14日間使用できる

ほかにもいろいろなメニューがあり最大のものは30日日間2GBまで

ちなみに料金面で比較すると以下のように圧倒的に有利です


国際ローミング（海外パケホーダイ）・・・・1,980〜2,980円/日

レンタル・ルーター・・・・・・・・1,000円/日（保証料込）

パッケージの中に入っていたカード

スタンダード、マイクロ＆ナノの3種類のSIMに対応

iPad mini の場合　ナノを利用する

古い iPad などの場合は　添付されているSIMアダプター（ゲタ）を使う

裏面の右上には利用期限（アクティベーション期限）が記載されている

また利用方法が簡単に説明されている

パッケージ内にも一応取扱い説明書が入っていた

なお詳しいマニュアルは下記のHPをご覧ください（英語）

https://www.readysim.com/how-it-works.html

またネットで検索すれば日本語で書かれた使用方法は簡単に見つかります

例えば　　http://blogfromamerica.com/?p=16626

iPad mini のSIM　トレイにREADY SIM　を載せた状態

SIM取り出しツール（なければクリップで代用）でSIMトレイを抜出しREADY SIMを載せて挿入する

自動的にアクティベーションされるので音声通話とSMSはすぐに使える（らしいが自分は使っていないので未確認）

データ通信を利用する場合はAPNの設定が必要

iPad などの iOS の場合は「設定」→「モバイルデータ通信」→「モバイルデータ通信」欄にある「APN」に「wholesale」と入力するだけ

テザリングもできました

インターネット使用が主な目的の場合 Ready SIMに割り当てられる電話番号は気にしないので以下の手順でOK

1)READY SIMを挿しAPNの設定が終わったら終了し再度電源を入れる

2)約10分後に「Welcome to Ready SIM. Your phone number is 1773xxxxxxx and your plan is now active.」というテキストメッセージが受信され、Ready SIMが自動的にアクティベートされて使用開始できます

更に「Your Talk+Text+Data plan with 500MB/1GB/2GB of data is now active and expires on 月日、年 at 時分PST. For mobile data, change your APN to roam wholesale.」というテキストメッセージが受信され、その中に通話有効期限が書かれています。（PST＝太平洋時間）

アクティベーションが終わって左上隅に受信状況の表示が現れた

さっそくGoogle Mapで現在位置を確認すると滞在中のホテル（図中青丸の位置）が
示された

Google　Earth　の航空写真表示に切り替えるとホテルのプールまでクッキリと表示された

ホテルの東隣のハンバーガー屋 In-n-Out Burger 横の道路を歩くとチャイニーズシアターまで6分だった

READY SIMが使えるようになったのでさっそくiPad mini 持参で二階建てオープンバスに乗り込んだ

レッドルートを利用してビバリーヒルズまで行った

バスの乗り場は有名なチャイニーズシアター前

なおレッドルートは最初西に向かって走るのでバスはHollywood Blvd（ハリウッド大通り）の右側レーンに止まっている

持ち込んだ iPad mini で現在位置を確認するとちゃんとチャイニーズシアター前を表していた（写真中の赤丸印）

サンタモニカに行く場合は#7停留所・ビバリーヒルズでサンタモニカ行きイエロールートのバスに乗り換える必要がある

iPad mini を使って Starlinegps の　Live Map を見ると349番のバスが#7ビバリーヒルズ停留所を出たばかりだと分かる

Starlinegps にアクセスしルート名、バス停を入力すると次のバスの予想到着時刻が分かる*


*これは帰国後アクセスしスクリーンショットで撮った一例です

Starlinegps にアクセスしレッドルートの Live Map を見た例

何号車がどこを走っているかが分かる



*これも帰国後アクセスし、スクリーンショットで撮った一例です

息子からもらったREADY SIMの容量は1GB

iPad mini　にSIMの使用状況が分かるアプリをインストールしてくれた

おかげであとどのくらい残っているか一目瞭然

日ごとの使用状況もわかる

ラスベガス到着当初は忙しくてなかなか設定ができなかった
したがって9月2〜6日は使用ゼロ

最初「なかなか繋がらない」と勘違いしていたが原因が分かった

ホテルの部屋でばかり使用していたためWi-Fi通信が優先され、モバイルデータ通信が使用されなかったのだ（ドジ）

容量が余りそうななのでサンタモニカからホテルに帰るタクシー車中やロサンゼンルス国際空港へのシャトル車中でも使ってみた

タクシー内では変な道を通っていないか牽制する目的もある

写真は空港へ向かう途中のGoogle　Earth

ロサンゼルス国際空港内

いろいろ使ったが結局最初に出遅れたのが効いて1GB全部を使い切ることはできなかった

使用してみての感想は慣れればアクティベーションも簡単ですぐに使用できるのは便利だ

容量も通常のWEBブラウジングやGoogle Mapで現在地確認程度の利用だったら2週間で１GBでも足りるだろう

これから益々SIMフリー端末が増える状況にあるのでこのようなREADY SIMは便利だと思う