2015/07/11 - 2015/07/14
2位(同エリア19件中)
Halonさん
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自分のうっかりミスで翌々日までウズベキスタン入国を待つことに。そこで予定になかったトルキスタンまで行ってみた。ここはマルシュルートカ1本で手軽に行けて見ごたえもあった。さすがは世界遺産。
2日後にようやくタシケントへ向けて出発。面倒なウズベキスタン入国書類と格闘。タシケント駅でブハラ行き寝台券も無事に買えて、久々のベッドは寝台車ながら熟睡。
【交通】
7/11 Shymkent 10:40 ⇒ Turkestan 13:05 マルシュルートカ 500テンゲ
7/11 Turkestan 22:00 ⇒ Shymkent 0:30 マルシュルートカ 500テンゲ
7/13 Shymkent ⇒ Zhibek Zholy マルシュルートカ 500 テンゲ
7/13 Zhibek Zholy ⇒ 国境 乗合タクシー 200テンゲ
7/13 国境 ⇒ Tashkent マルシュルートカ 1,500スム
7/13 Tashkentの北 ⇒ 駅前 60番バス 1,000スム
7/13 Tashkent 21:10 ⇒ Bukhara 7:12 開放寝台 48,000スム
7/14 Kogon ⇒ Bukhara マルシュルートカ 500スム
【為替】
1テンゲ≒0.7円、1,000スム≒30円
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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9時32分、シムケントの北にあるバスターミナル到着。まずは両替所で50ドル両替。それからトルキスタン行きのマルシュルートカに乗る。
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2時間半ほどでトルキスタン到着。僕だけは町の手前にあるコジャ・アフメド・ヤサウィ廟の近くで下車。花畑の先にドームが見えてきた。
コジャ アフメド ヤサウィ廟 史跡・遺跡
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ここで中央アジアの水色ドームと初対面。のちに見るサマルカンドにもひけを取らない突き抜けるような絶景。
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建物に入ると中央に大鍋が置いてある。周辺の小部屋にはアラビア文字を施した象嵌石板など展示してあった。
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ヤサウィの墓の前では祈りが続けられている。英語のガイドもいる。内部は撮影禁止。
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写真撮影用の孔雀が一羽。
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敷地内にはオリエント風呂博物館もあった。内部はいくつもの小部屋に機能ごとに分かれている。なぜかここだけは英語の説明も併記してありじっくり見学できた。
ほかに小さく薄暗い博物館があり絨毯が敷いてあったので暫く横になって寝る。 -
水が流れていたので顔を洗う。冷たくて気持ちいい。
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立派なホテルがあったので値段だけでも聞いてみようとしたが閉鎖されていた。
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その隣にあった大型のモスク。
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邪魔にならないように内部を覗いてみる。
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町の北側にあるバスターミナルまでたどり着いたが、これからシムケントに帰っても泊まるあても無い。いっそ夜中に移動できれば車内で寝れるのだが。
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地元の100均的なお店。パン生地をのばす棒やら、いろんな形のハエ叩きがあるのが特徴。
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夕方になるとバスターミナル内で食事会が始まった。そうだ!この時期ラマダンだったことをすっかり忘れていた。バスドライバーたちが集まって日没とともに食事を始めたのだ。
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「お前も座れ」と言われて席に着く。羊肉、腸詰め、チーズ、マントー、サモサにスイカ、メロンと盛りだくさん。
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中で唯一敬遠したのがラクダのミルク。少しだけカップに注いでもらったら酸っぱいサワー味。こっこれは〜!あの馬乳酒に似てる。申し訳ないがカップの残りはテーブルの下に流した。
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羊の頭が回ってきた。水分はもっぱら甘いKBACジュースを飲んだ。 腸詰めは形からして精力がつきそうだ。
10時ごろ最終のシムケント行きが出発。後部座席を占有して横になる。こんなときはゆっくり渋滞にでも捕まってほしい。なんなら途中で故障してくれてもよい。
7月12日(日)
「着いたぞ」と叩き起こされる。んっ?まだ12時過ぎじゃん。参ったなあ。今さらホテル探しする気もないし、タクシーの客引きを振り切りながら町の中心に向けて歩く。30分ほど歩いたところで空き地を見つけて過ごす。 -
朝4時、夜明けはまだだが駅に向かって歩く。6時ごろ駅があるはずの場所についたが、そこは高台の住宅地で土手の下に線路らしきものがあるのみ。地図をよくよく見返すと4km下に本当の駅がありがっくり。まあ通り過ぎたわけじゃないので良しとしよう。
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途中にあったモニュメント。年代からして第2次大戦の戦勝記念塔かな。
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犬を連れた軍人。たぶん地元出身の英雄。
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町並みはアルマトイとも似ている。
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大型トラクターがゴミ収集車として活躍している。
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オルダバス広場。町の南側に大きな塔と広場があるのもアルマトイとそっくり。
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その横には国立モスク。
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ここの足洗い場とトイレにはお世話になった。蛇口からお湯が出るのがありがたかった。
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陽が高くならないうちに高台の公園を見学。
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国家的な巨大建造物は日本の地方に住んでいると目にする機会が少ないのでびっくりする。
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幸い公園が南北に通り抜けられたので、そのまま駅へ。
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駅のホームには自由に入れた。だが待合スペースはほとんど無い。
シムケント鉄道駅 駅
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昼間は中央バザールを見たりして過ごしたが、目新しい品物にも出会わず写真を撮るのも面倒になってしまった。
公園の芝生に寝転んで青空を見ていたら、そのまま眠っていた。ああ気持ちよすぎ。もちろん日陰で。もし日向でやったら干からびる。芝生の中にはスプリンクラーの噴出口が無数にあるので、作動開始する前にそろそろ退散。中央バザール 市場
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オルダバス広場に戻ってきた。
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夜の広場にはいつまでも子供たちの姿が。
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高台の公園では噴水ショー。日中は暑くて人影が無かった園内は人だらけ。夜のためにある公園なんだな。
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7月13日(月)昨夜は結局この公園で寝てしまった。途中でカップルが知らずに近づいてきて目が覚めた。ほかは平穏無事。乾燥地帯で雨は降りそうにないし、蚊がいないので助かる。
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朝8時、両替屋が開くのを待って、余ったテンゲをドルに両替。
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国境近くのジベックジョル行きは旧バスターミナルから出ていた(500テンゲ=350円)。
8時48分、マルシュルートカが発車。午前中に数台あるようだ。 -
乗る直前に買ったミネラルウォーターは炭酸入り(1.5Lで100テンゲ)。このタイプは結構好き。
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11時8分、立体交差で待っていた乗合いタクシーに乗換え(200テンゲ)。
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ここから8分ほどで国境に到着。国境前には商店や両替屋が20軒ほど。中でもウズベキスタン入国書類の代書屋が目立った。まずは少しだけ余ったテンゲをウズベキスタン・スムに両替。590テンゲが12,000スムになった。1テンゲが20スム強と思っていたよりよいレート。次に別の店で20ドルを85,500スムに両替。1ドルあたり4275スムとこれも国境にしてはよいレート。しかも計算過程で1テンゲ=23スムと計算していた。さっきの店からほんの数軒しか離れてないのにこの違い。
ジベック ジョリ国境 その他の交通機関
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カザフスタン出国には20人ほど行列ができていたが、あとから来た女性たちが列の最前に進み出たので付いていったら通れてしまった。それからすぐに出国審査をパス。
ウズベキスタン入国建屋の前では兵士に静止されて30人ほど溜まっていた。10分ほどで通過後、渡り廊下の先の建物で税関申告書類を貰う。とりあえず3枚貰っておいた。そのうち2枚をその場で記入。これには苦労した。英語の説明書きはないので「歩き方」の記入例だけが頼りだが、フォーマットが変わっていた。単語どうしを見比べても同じのが見つからない。しかたなく他人の書類を覗き込みながら記入。1枚書き直したりして30分以上ここにいたと思う。テーブルに座った検査官にチェックを受け1枚を返してもらう。 -
ウズベキスタン側で待っていたバスに飛び乗ったが1,000スム(30円)取られたあとで500mも走らずに別のマルシュルートカに乗換えさせられた。案内料を取られた感じ。
マルシュルートカは1,500スムにしては長い距離を走ってくれたが、タシケント駅の北8kmほどで降ろされた。 -
そこから60番バス(1,000スム)に乗って駅へ到着。
タシケント駅 駅
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シェルターのような地下道を通って駅の正面へ。
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切符売り場は向かって右側に300m以上行った奥にあった。
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ここはクーラーが効いていたのでほっと一息。5番窓口に並ぶ。行列はあいまいだがロシア方式のようだ。並ぶときに「最後に並んだ人は誰?」と尋ねて自分は誰の次か覚えておく。もちろん身振り手振りで。
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メモ用紙に日付、行き先、寝台の等級(開放寝台=プラツカルトヌイを表すキリル文字)を書いて窓口へ。当日のブハラ行き夜行がスムーズに買えた(48,000スム=1,440円)。この日に使ったメモは後日チケットを買うときも日付、行き先を書き換えて使いまわし。
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支払いはスムの札束をそのまま渡すと機械で数えた残りを返してくれた。
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それから駅前で時間潰し。暑くてまともに観光する気は無し。闇両替人をやり過ごし、ジュースを一杯。ICHIMILKと書いたタンクから甘くて茶色の微炭酸水が出てくる(500ccで1,000スム)。くせはなくて飲みやすいけどちょっと物足りない味。
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寝転べる芝生がないか探すがちょうどいい場所が見つからない。
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代わりに清掃中の立派な建物に迷い込む。
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涼しいなあ。ここで寝たいなあ。でもガードマンがいる。
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噴水の前で一休み。
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スーパーを見つけて水とアイスクリーム(600スム≒18円)購入。アパートのベンチに座って食べる。気温は40度近くありそうなのに、中庭の草刈作業員は完全装備服で働いていた。この辺の人は暑さ、寒さに強そうだ。
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結局、駅前の路面電車に近い草むらで1時間くらい寝ていた。
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ウズベキスタンは駅に入るだけでも荷物検査を受けた。カザフスタンとは大違い。
タシケント駅 駅
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寝台車は開放寝台(たぶん3等)でも敷布団と枕付。シーツ一式も配られる。
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寝台の下は荷物入れになっているので、寝ている限り蓋が開けられず安心。
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寝台は廊下側にもあって、腰の部分がテーブルに早代わり。構造がソ連っぽい。
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エアコンは無し。窓は上側がちょこっと開くだけでとにかく暑かった。向かいのおっさんも汗だく。
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隣の女性たちはなぜかテーブルに伏せて寝ている。寝台はまだ空いている風だったが。
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5時46分、ナボイ駅に停車。この時間ですでに30度もあるから日中は40度前後いってそうだ。
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暫く停車しそうなのでホームに降りてみた。
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車窓はひたすら草原か荒野。
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7時10分、ブハラ駅に到着。
ブハラ駅 (カガン駅) 駅
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駅はブハラから数km離れたカガンにあった。
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ブハラ行きのマルシュルートカは何台も停まっていた。いつでも乗れそうだから駅前観光していくことにする。つづく
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