小椋佳コンサート（余生あるいは一周忌コンサート)

2015/08/23 - 2015/08/24

時の経つのは速いもので、昨年9月の生前葬から一年が経とうとしております。
（生前葬の模様は此方→　http://4travel.jp/travelogue/10930928）

一区切り付けられたからでしょうか、今回のコンサートは何か吹っ切れたような印象を受けました。

私達夫婦も結婚30数年。
娘は結婚し、息子も東京で頑張りすぎる位頑張っているようで、子供達は自立、私達は真の子離れの時期になってきています。
そろそろ、第二の人生というものを考え、見えてきています。

今回の旅では、小椋さんの詩（旅がﾃｰﾏになっていました。）やｺﾝｻｰﾄ前に行った墓参り、そして翌日に訪れた「保護犬・猫カフェ」を通して、特に「命」ということを考えさせられ、まっとうに最期まで生きたいと思いました。
「山河」の歌詞にあるように、
♪生命をつなぎ　生命を刻む　そして終には山河に還る
　顧みて、恥じることない足跡を　山に残したろうか
　永遠の水面の光増す夢を　河に浮かべたろうか
　愛する人の瞳に・・・俺の山河は美しいかと。♪

とは言いながら、まだまだ俗世間から離れられない、煩悩だらけの私です、生きることや、旅での発見等見聞を広めたいと願っている私です。

小椋さんの深い言葉と詩で、安らかな気持ちにさせて頂きました。

エリア キタ（大阪駅・梅田）(大阪)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 自家用車 徒歩

久しぶりのドーチカです。
正式名称は「ドージマ（堂島）地下センター」ですが、大阪人は短縮表示が得意です。
「シンミ」（新御堂筋）、「イナイチ」（国道171号線）や、繁華街も「キタ」「ミナミ」等、私にとっては普通ですが・・・。

ｺﾝｻｰﾄ前、KIEFEL COFFEE 堂島店で休憩です。

ｺｰﾋｰﾌﾛｰﾄと白桃ﾖｰｸﾞﾙﾄﾌﾛｰｽﾞﾝ

これは美味しかったです。。。

ドーチカを出て、中の島を目指し歩きます。

堂島川からの眺めはあまり変わっていませんね。
建物は新しくなってますが、川面に映る「ハンコー」（阪神高速道路）は同じです。

朝日新聞社は建て替え工事中でした。

もう40年近い昔、肥後橋で地下鉄を降りて、ここから歩いて5分位の場所が私の初任地でした。

ﾌｪｽﾃｨﾊﾞﾙﾎｰﾙも建て替えられています。

今も放送中の「新婚さんいらっしゃい」が、昼休みに公開録画されていて良く見せてもらいに行きました。
入場者に抽選で、イエスノー枕やステッカー等プレゼントがありました。

私もイエスノー枕を貰ったことがありました。

そのようなことを想いながら、建物を見上げる私です。

前には、京阪電車の駅ができていました。

コンサート会場到着です。

今回は、生前葬で歌った100数曲からのセレクトと言うことで、「心の襞」を期待していましたが、やはりマイナーすぎますかねｪ。。。

途中休憩を挟み、二部構成で小椋さんのｺﾝｻｰﾄでは恒例の音楽劇も有り、たっぷり3時間ちょっと、楽しみました。

ｾｯﾄﾘｽﾄ
1.しおさいの詩
2.木戸をあけて
3.この汽車は
4.大いなる旅路
5.大地は
6.俺たちの旅
7.旅を感じる時
8.旅仕度
9.Long Distance Call
10.揺れるまなざし
11.泣かせて
12.恋、してしまうもの
･･休憩･･
13.改めて　恋は妙
14.愛しき日々【神田亜矢子（琵琶Ver.）】
15.少しは私に愛を下さい【ナターシャ・グジー（バンドゥーラVer.）】
・・音楽劇　キラの風・・
（ｵﾘｼﾞﾅﾙ詩でのこの汽車は等数曲）
16.夢芝居
17.シクラメンのかほり
18.愛燦燦
19.山河
･･･ｱﾝｺｰﾙ･･･
20.次の街へ
21.顧みれば
22.サヨナラ

次の街へを除く21曲は生前葬ｺﾝｻｰﾄでも歌われていた曲です。

特に今回、琵琶奏者の神田亜矢子ｻﾝが、琵琶ｱﾚﾝｼﾞで披露された「愛しき日々」は鳥肌が立ちました。
小椋さんが晩年、琵琶の魅力を良く語られますが、確かに心の稜線に深く染み渡る音色です。
神田さんは小椋さんの次男のお嫁さん。。

小椋さんの命が繋がれていきます。

小椋さんの幸福論について、哲学的なお話や、ご自身のﾌｨｸｼｮﾝ、創造の恋愛観等、楽しいお話と詩であっと言う間に時間が経ってしまいます。

途中、時間の関係で、何曲かｶｯﾄせざるを得なくなったようですが、満喫いたしました。

ｱﾝｺｰﾙの第一声が「僕、71歳なんですが･･･」
声の張りもあり、まだまだお元気でこのような場を設けて頂ければと願います。

何周忌でも行きますよ。。。

本日のﾎﾃﾙは、東横ｲﾝ東梅田。

地下鉄南森町、JR大阪天満宮にほど近く、特にﾌｪｽﾃｨﾊﾞﾙﾎｰﾙには一駅、北新地駅から5分ほどですから、駐車場のｷｬﾊﾟも多く便利なﾎﾃﾙです。

室内は至ってｼﾝﾌﾟﾙ。

小椋さんの詩の余韻を噛みしめながら、眠りにつきました。

本日これまで！