2015夏　パリからフォンテーヌブロー宮殿へ　半日日帰り旅行です

2015/07/25 - 2015/08/01

3年前も行ったのですが、パリ郊外の世界遺産：ナポレオンやフランスの歴史の栄光の舞台となっていたフォンテーヌブロー宮殿に行ってきました。
世界史に出てくる英雄たちの活躍の場だったフォンテーヌブロー宮殿、オーディオガイドも一新されて使いやすいものになっており、やっぱりまた行ってよかったなあ、です。

それほど混雑してないので、個人的にはベルサイユ宮殿よりもフォンテーヌブロー宮殿の方がオススメです。
自力でパリから日帰りするのも可能です。パリから、フォンテーヌブロー宮殿とバルビゾンを巡るバスツアーもあるそうです。

写真は特に美しいとされる「舞踏の間」

エリア フォンテーヌブロー(フランス)

フォンテーヌブロー宮殿に行くには、日帰りバスツアーも利用できますが、電車＋バスでも半日くらいで行けます。

鉄道はパリ・リヨン駅から。
今回もzone1-5のICカード「ナヴィコ」を購入したのでタダで行けます。

1時間に2本くらい電車があります。2階建て電車。夏休み期間なのか空いています。余裕で座れます。

今回のフランス旅行ではTGVや在来線を何度か利用しましたが、いずれも定刻でした。ほおお〜。

パリリヨン駅から約40分でこちらのフォンテーヌブロー・エイボン駅に到着です。バスに乗ります。降車ホーム側出てすぐの所にバス停があって、1 CHATEAUというバスに10分位乗ります。電車とバスの接続はまあまあよさそう。

CHATEAUというバス停で降りると、すぐの所にこちらフォンテーヌブロー宮殿があります。入り口まで結構長い、足下の石畳が結構足に来る・・・

オーディオガイドを借ります。3ユーロ。日本語あります。
普通、オーディオガイドを借りるときはパスポートなど、持ち帰り防止に何か預けることがありますが、ここでは特にありませんでした。

iPodなのかな？首から提げて使います。画面もわかりやすくて使いやすい。

フォンテーヌブロー宮殿もパリミュージアムパスで入場出来ます。
バスの団体さんもちらほら来てましたが、割と空いていて、じっくり鑑賞できますね。劇混みベルサイユ宮殿とは大違いです。

こちらは肖像画や彫像がずらり。左側の女性像は確かナポレオンの最初の奥さんジョセフィーヌさんだったかな。

ナポレオンゆかりの展示。やはりフランスにとってナポレオンは最大の英雄だったのかな。

確かナポレオンが戦場に持っていた身の回りグッズ。

女性好みのかわいらしいお部屋もありました。

ナポレオンの二人目の夫人・ハプスブルク家の「マリー・ルイーズの部屋」
今でも女性に人気出そう。

フランスの誇る陶磁器・セーブル焼のギャラリーです。青が基調になっていて美しいです。

あとで1階から見ることが出来ますが、礼拝堂です。はあ〜豪華。

さて、フォンテーヌブロー宮殿の誇る　フランソワ1世のギャラリー。
木目調で一見質素に見えますが・・

フランソワ1世のシンボルマークの火トカゲ：サラマンダー。
16世紀初めに活躍した王様です。

フランソワ1世のギャラリーは壁面の絵画や漆喰を合わせた飾りが有名です。
特にこちらは有名な象が描かれた作品です。

フォンテーヌブロー派と称される作品がずらり。豪華です。

ただしこちらのギャラリーは直射日光に当たってしまう部分があるので、作品の劣化が心配ですが・・

こちらがフランソワ1世。レオナル・ド・ダビンチをイタリアから招聘して手厚くもてなしたことでも有名な王様。

う〜む、窓から射す直射日光がまぶしい。

イタリアからたくさんの画家を迎えて宮殿の装飾を担当させたそうです｡確かにイタリアっぽい色彩かも。

こちらも豪華さで有名な「舞踏の間」

天井も壁面も手の込んだ装飾です。

みなほお〜と歓声を上げながら鑑賞しています。

こちらは貴賓席あるいはオーケストラ席かな・・

壁面のアーチが美しいです。天井の細工もお見事です。

聖サチュルナンの礼拝堂。
緑が基調で控えめな感じです。

オーディオガイド。こんな感じで表示されます。画面がタッチ式でわかりやすいです。

豪華な装飾もいいけど、これくらいだと落ち着いてそれもいいなあ。

階段の踊り場も豪華でした。

乳房がたくさんある！豊穣のシンボル、かな。

こちらは16-17世紀のアンリ4世。漆喰細工です。

天井は深い青に金細工です。

ルイ13世の間です。キンキラ。

ベルサイユのばらみたいな世界です。

フランソワ1世の間。タペストリーがいっぱい。照明は控えめで、重厚な感じ。

地球儀が有名なダイアナのギャラリー。中に入ることは出来ず、ここから見学です。

白の間　確かに壁が白いですね。むしろ現代風な感じがします。

皇后の大広間　う〜む重厚、豪華、ギリシャぽい。

こちらは皇后の間　プライベートなお部屋、かな。

天井もすごいですが。

女性向けの繊細、豪華な調度です。

こちらも有名。ナポレオンのNのマークがあるのは戴冠の間です。青とえんじ色が美しいです。近くへは寄れないのでズームで。

シャンデリアも豪華だし、さすが。金色が多くていかにもぜいたくな感じです。

玉座の青地に金の模様・・はミツバチです。水玉模様かと思ってたら、繁栄のシンボルのミツバチでした。確かにナポレオン関連だと、ミツバチ柄は結構見かけたかも。

執務室だったかな・・忘れました。凝った壁紙です。

ナポレオンはこの小さな緑のベットで休んでいたそうです。あまり熟睡出来ないのでは、と思いますが。

一見地味に見えるけど有名な「退位の間」
ナポレオンが退位の書類に署名したことで歴史に残る舞台になりました。
200年前の話ですが。

再び豪華な礼拝堂です。今度は1階からじっくり、見学できます。

天井も豪華な絵画がてんこ盛りで見上げていると、だんだん首が疲れます・・

こんな感じで宮殿内部の見学は1時間半くらいかな。

宮殿内部の見学を終えて中庭に出ます。右側の赤矢印の部分にトイレがありました。入り口におばちゃんがいて有料。30セントだったかな。トイレはフランスらしいクオリティで、期待してはいけません。

中庭からは池のキレイな水面。ここフォンテーヌブロー宮殿がフランスの政治の中心だったとは。

かつては運河があったそうです。今は静かで穏やかな場所です。

宮殿の前面には「馬蹄の階段」ここも記念撮影向けのスポットです。

馬蹄の階段を正面から。ナポレオンがフォンテーヌブロー宮殿を去るときはここに部下が並んでお見送りしたとか。

フォンテーヌブロー宮殿の入り口です。帰りに撮影しました。バスツアーの人たちはここから入るようです。

黄金の鷲が貫禄を示しています。

さすが世界遺産、庭園の植物のお手入れもばっちりです。美しい姿です。

ではバスで駅に戻ります。
フォンテーヌブロー宮殿前の駅行きのバス停の時刻表です。
1時間に2-4本。観光向けと言うより地域住民向けの路線です。

ほぼ時刻表通りにやってきたバスでフォンテーヌブロー・エイボン駅まで。鉄道との接続はよくて、数分で電車に乗れました。

パリ・リヨン駅まで約40分。昼過ぎには戻れます。
午後もまた観光頑張ります。

今回で2回目ですが、フォンテーヌブロー宮殿は世界遺産で見所が多く、混雑もあまりないし、電車40分＋バス10分というアクセスなので、観光スポットとしてはオススメ。

パリミュージアムパス使用可能、zone1-5の交通ICカードを持っていれば、出費は増えません。
あれ、パリから電車で20分のシャンティィ城はzone5から外れていたので電車代がかかりましたが、なぜでしょうかね。