2014/03/23 - 2014/03/23
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SUR SHANGHAIさん
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昨日、シンガポールからバルセロナ経由で到着したタラゴナ。
宿を取ったのが見所満載の旧市街地のど真ん中で、着いたばかりでももうあれこれ見て回れたのがよかったなあ。
一人旅だと、歩くのが苦手な旦那に遠慮することも無く、ガンガン歩けるし。(o´・ω-)b ネッ♪
一夜明け晴れ上がったこの日の前半は、さらに歩く範囲を広げて新市街地にも残るローマ時代の遺跡のフォーラム・ローマやネクロポリス博物館へ。
そのあとは旧市街地に戻って、≪考古学の道≫あたりをトコトコテクテク歩いてみます。
表紙の画像は、上段がタラゴナ新市街地に残るフォーラム・ローマ(世界遺産・タラゴナの遺跡群の一つ)。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
この日は最初にタラゴナ新市街地にある遺跡や博物館を見に行くので、旧市街地と新市街地を区切っているランブラ・ノヴァと言う大きな道を横切ります。
このランブラ・ノヴァの南端には、タラゴナの見所の一つの≪地中海のバルコニー≫になっているんですが、それらの様子は今後に続く旅行記の方でご紹介しようと思います。
その道を横切って、脇道の一つの奥に見えて来たのはタラゴナの市場。
道筋にあるから寄って行ってみよう。
開いてるかな? -
タラゴナの新市街地にある中央市場。
左手の画像の方が以前からある市場のようだけどクローズ。
カラフルな壁画を眺めていると、そばのカフェのおばさんが、「なんたらかんたら、マニャーナ、マニャーナ!」
(・・? 、今日は日曜だから、開くのは明日って事かな。
「グラシアス。アスタ、マニャーナ!」
と言っても、明日は別方面に行くんだけどね。(;^ω^)
その古い市場のすぐ脇には、新しい市場建物が建設途中。
この旅行記を書いている今頃はもうオープンしたかな。 -
今日最初に行ってみるフォーラム・ローマは、タラゴナの新市街地にあるローマ時代の町並み遺跡。
世界遺産に登録されたタラゴーナの遺跡群の中のひとつにもなっています。
現代の住宅街の只中にあって場所はちょっと分かりにくいのですが、上掲画像の中央市場の近くで、観光インフォで手に入る市街地見所地図に載っています。
ちょっと道に迷いましたが無事到着。
チケット売り場は、画像に見えているゲートをくぐった敷地内。
●チケットについて
ここだけの単発のチケットだと3.3ユーロですが、その他旧市街地を中心にした見所9ヶ所が見られるチケットは6ユーロ。
その9ヶ所の中には、考古学の道(3.3ユーロ)、プレトリとシルク・ローマ(3.3ユーロ)なども含まれているので、3ヶ所以上回るなら絶対お得。
各チケット窓口で購入できます。 -
タラゴナの新市街地に残るフォーラム・ローマでは、ローマ時代の広場跡や柱、民家跡、通路などが見られます。
これは神殿もあったらしき広場部分。 -
イチオシ
タラゴナの新市街地に残るフォーラム・ローマ。
敷地のすぐ外側には、現代のアパートが並んでいます。
現代の街並みに囲まれて残る古代の町並み遺跡の佇まいがシュール。 -
タラゴナの新市街に残るフォーラム・ローマ。
広場部分と住居が並ぶ部分の間には現代の車道が通っていて、見学者用の橋が架かっていました。
これって、文物保護意識の低かった頃に遺跡を切り開いて通した車道?
中国の万里の長城もあちこちで車道や線路用に分断されて、切り通しになっているのを思い出した。 -
タラゴナの新市街地に残るフォーラム・ローマ。
住居跡が並ぶ部分には、石畳通路も残っていました。 -
タラゴナ新市街地の現代の住居と、フォーラム・ローマのローマ時代の住居跡遺跡。
一つの風景の中にタラゴナの古今が存在している町並み。 -
イチオシ
フォーラム・ローマの遺跡は、30分もあれば見て回れる規模。
でも、実際の規模はもっと大きかったんじゃないかな。
マイナーな部分は切り崩されて現在の町並みが造られた気がする。 -
フォーラム・ローマの広場跡と住居跡を分断している現代の車道。
向こうに見える広場からの通路がプッツリ断ち切られたように見えるから、やっぱりこの車道は遺跡を切り崩して造られたんじゃないかな。
↑ 間違っていたらお許しを。<(_ _)> -
フォーラム・ローマの神殿跡らしき建物の一部。
窪んだ部分の壁には、出土したレリーフなどが掛けられていました。
青く晴れ渡った空の下だと、古代の遺跡もあっけらかんとした風情。
ちょっと薄曇くらいの日のほうが、遺跡の持つ歴史の影にも味わいが出そう。 -
フォーラム・ローマの神殿を支えていたらしい柱。
柱頭の飾りが華やかだから、コリント式なのかな。
その柱も、今は遠い昔の栄華を偲ぶだけ。 -
さ、お次はネクロポリス博物館へ!と、また西に向かって歩き出したタラゴナの新市街地。
ん? これは何の建物?
闘牛場って、タラゴナにあったっけ? -
タラゴナの新市街地の中でも、西外れ近くにあるネクロポリス博物館。
道筋が分かりにくいので、観光インフォで見所案内地図を手に入れて歩き始めるといいですよ。
旧市街地にある考古学博物館からだと徒歩30分程度の距離になります。
ネクロポリスとは、ギリシア語で≪死者の町≫の意味を持つ古代都市の大規模墳墓。
タラゴナのネクロポリスは、現代の車道から見下ろす位置にありました。
この画像では、発掘された墳墓の上に屋根が造られている様子が見えています。 -
タラゴナのネクロポリス博物館や墳墓がある敷地に下りて行くスロープ。
出土した石棺が並べてあったり、画像左奥には、屋根が掛けられた墳墓地区も見えています。
SUR SHANGHAIは、画像右手に見える古びた建物が博物館かと思ったんですが、あれは以前の博物館。
現在の博物館は、この通路の下に出来ていました。 -
イチオシ
タラゴナの新市街地にあるネクロポリス博物館。
小粒ながらモダンな造りと展示方法です。
旧市街地の考古学博物館との共通券(4.5ユーロ)で見学できるので、お時間と興味のある方は行ってみるといいと思います。
上記の共通券がある方は、忘れず持って行きましょう。 -
タラゴナの新市街地にあるネクロポリス博物館。
これは石棺と内部の人骨の展示。
墳墓を飾る装飾、副葬品などの展示品の数は少ないんですが、すっきりと見やすい展示方法なのがよし。
英語でも簡潔な説明が出ていました。 -
タラゴナの新市街地にあるネクロポリス博物館。
実際に展示されている石棺のほか、床に描かれている模様はアンフォラと呼ばれる甕状の陶器を二つ合わせた甕棺など、さまざまな棺や塚の形態を示しています。 -
タラゴナの新市街地にあるネクロポリス博物館。
古代の葬儀や埋葬の様子を再現したビデオも上映されていました。
画像左手のガラスケースに入っているのは…、 -
…副葬品として使われた人形。
この画像だけだと大きさがよく分かりませんが、片手に持てるほど。
死者を象った物なのかどうかは未確認。 -
ネクロポリス博物館内の展示。
ローマ時代のモザイク画というと華やかな装飾を思い浮かべますが、死神やミイラ、骸骨など、死後の世界を表した作品もあるのを知ってびっくり。 -
イチオシ
ネクロポリス博物館敷地にある古代の墳墓。
発掘や整備が進んでいるらしくて、遺跡保護のための屋根や見学者用通路も散りつけられています。 -
ネクロポリス博物館敷地にある古代の墳墓。
発掘途中らしき部分は、墓室に納められた甕棺などが見えている部分も。 -
ネクロポリス博物館敷地にある古代の墳墓。
ここは、まだ発掘されて以内、土の下に埋もれている棺や塚を描いた部分?
折り重なるように描かれたアンフォラ棺(甕棺)などのシンボルが描かれています。 -
ネクロポリス博物館敷地。
右手の建物は、今は使われていない旧博物館。
さっき見てきた現在の博物館は、画像左手奥のコンクリート壁の中。
車道から下りてくる通路も見えてます。
あれ? さっき来た時には気付かなかったけど、車道脇にあるYELMO CINESって映画館?
ネクロポリスと映画館って、これまたシュールな取り合わせ。 -
新市街地にあるネクロポリスから、旧市街地にある≪考古学の道≫へ行ってみます。
その途中で通ったのは、インペリアル・タラコ広場。
ここからは、ランブラ・ノヴァをはじめ、タラゴナ新市街地の主要な道が放射状に延びています。 -
現代のビルが並ぶ新市街地のインペリアル・タラコ広場周辺から旧市街地に戻ってくると、とたんに古びた石造りの建物が並んでいて、同じタラゴナの街とは思えない。
SUR SHANGHAIは、こんな町並みの方が落ち着ける。
それにしても、この建物の正面は口をアングリ開けた人の顔に見えてしまう…。(笑)
これでもれっきとしたタラゴナの遺跡群(世界遺産)の一つで、パロル宮と言う名。
旧市街地北側の城壁内側にあります。
ここは公開していないのかな?
閉まっているようなのでそのまま前進。 -
タラゴナの≪考古学の道≫は、旧市街地北側の城壁外側にある歩行者専用の道。
この画像はその城壁内側で、人も車も通っています。
城壁の向こう側に行くには…、 -
…城壁のところどころに造られた城門を通って行き来します。
この城壁北側の門の名はPORTAL DEL ROSER。
日本語ではローザー門と呼ぶのがいいのかな。
ちょっとしたトンネルのような門を通して、城壁外側の現代のタラゴナの町並みも見えてます。
タイムマシンみたい。 -
上掲の画像のローザー門を出た所が、≪考古学の道≫の入口。
画像右手の影に入った部分にその入口が見えています。
チケット売り場はその入口にありました。
●チケットについて
ここだけの単発のチケットだと3.3ユーロですが、その他旧市街地を中心にした見所9ヶ所が見られるチケットは6ユーロ。
その9ヶ所の中には、円形劇場(3.3ユーロ)、プレトリとシルク・ローマ(3.3ユーロ)なども含まれているので、3ヶ所以上回るなら絶対お得。
各チケット窓口で購入できます。 -
考古学の道は、旧市街地北側の城壁外側に造られた遊歩道。
タラゴナの遺跡群(世界遺産)の一つにもなっています。
入口から出口までは約1km。入口のあたりは緩い坂ですが、あとはほぼ平坦な道でした。
紀元前3世紀に造られたと言う城壁は修復も重ねられているので、崩れたりはしていませんでした。 -
タラゴナの旧市街地を取り巻く城壁のうち、北側の城壁外側沿いのこの道が≪考古学の道≫。
歩行者専用になっていて、散策にぴったり。
城壁の途中にはこんな四角い塔がありますが、これは12世になってから造られた大司教の塔。 -
≪考古学の道≫から見た現代のタラゴナの北郊外方向。
子ども達の遊び場も見えてのどかな雰囲気。
ここに遊びに来る子達は、毎日城壁を見上げながら育つんだね。(*^。^*) -
≪考古学の道≫途中には、かつての倉庫(?)を改装した歴史展示室あり。
ちょっと足を止めて行くといいですよ。
ここにはトイレも設置されてありました。
ただし、売店や自販機は見当たらなかったので、飲み物くらいは前もって用意して行きましょう。 -
上掲の画像の歴史展示室にあったタラゴナの立体地図模型。
青い線を引いた部分が、旧市街地を取り巻く城壁北側の外を通る≪考古学の道≫。 -
タラゴナの北から攻めてくる敵を想定して設置された大砲。
≪考古学の道≫沿いには、大砲や見張り台もあちこちに設置されていました。 -
これも≪考古学の道≫から見たタラゴナの北郊外方向の景色。
あれは石切り場なのかな?と思う岩山が二つ。
ひょっとして、古代の町造りから続く石切り場? -
≪考古学の道≫を抜けたあとの城壁北側外の町並み。
やたら凝ったデザインの街灯があって、思わず( *´艸`)。
実用、なのかな。 -
≪考古学の道≫を抜けたあと、戻ってきた城壁内の旧市街地。
ここは旧市街地の北東の外れ辺り。
この画像で見えているのは、Universitat Rovira i Virgiliという大学の建物。 -
あ、またタラゴナ旧市街地にあるカテドラルの鐘楼(画像左手)が見えて来た。
う〜ん、今日は天気もいいし、まだまだ歩ける。
旧市街地の南側にある聖アントニ門や、1800年代の上流階級の邸宅CASA CANALSにも行ってみよう。 -
旧市街地を取り巻く城壁には外部と行き来する門がいくつかありますが、南側のこの門は聖アントニ門。
これは城壁外側から見た様子。
上部のレリーフが見事。
普通車なら通れる幅と高さあり。 -
イチオシ
また一台、聖アントニ門をくぐってタラゴナの旧市街地に入っていく車。
その新旧の取り合わせがおもしろい。
次の目的地のCASA CANALSは、この門をくぐって左に曲がって行った方向にあるのよね。 -
タラゴナ旧市街地の南側。
赤い旗が出ている場所が、1800年代の上流階級の邸宅のCASA CANALSなんですが、こうして見ると普通の町角なので「え?ほんとに?」と言った感じ。
でも、一歩中に入ると、「わ〜!(◎◇◎)」とビックリする豪華さなんですよ。
●チケットについて
ここだけの単発のチケットだと3.3ユーロですが、その他旧市街地を中心にした見所9ヶ所が見られるチケットは6ユーロ。
その9ヶ所の中には、円形劇場(3.3ユーロ)、考古学の道(3.3ユーロ)なども含まれているので、3ヶ所以上回るなら絶対お得。
各チケット窓口で購入できます。 -
外観とは打って変わって、内部にはかつての贅沢な暮らしを髣髴とさせるインテリアや調度品が残っているCASA CANALS。
見学の後半に屋上テラスを通るようになっていて、そこからの街並みや地中海の眺めよし。
ローマ時代の遺跡見学とは違ったタラゴナの別の顔が見られてお勧めです。 -
SUR SHANGHAIが行った時には、クリスマスに飾る人形の展示などや、現代の写真家作品展示もあったCASA CANALS。
さっき上階から見た地中海がきれいだったな。
よ〜し、もう少し足を伸ばして、≪地中海のバルコニー≫や、そこから見えるミラクル・ビーチにも行ってみよう!
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