2014/02/14 - 2014/02/15
121位(同エリア1162件中)
ぶどう畑さん
? ミモザ咲くコート・ダジュールを巡る旅 ?
2014年2月14?2月23日、ニースとフランクフルトに滞在し、観光してきました。旅の一番の目的はミモザ!
11年ぶりのニースに5泊して、ミモザ観光やカーニバルを楽しんだら、早春のコート・ダジュールをあとにして、フランクフルトの街歩き。
と、久しぶりのヨーロッパを、ゆったりした気持ちで楽しむはずでした。それが、意外な邪魔者に阻まれた…。
往きは関東地方を襲った大雪、復りはフランクフルト空港のセキュリティ・スト。なんだか、試練の場を与えられているような気がしました。
でも、そんなトラブルもなんのその。自分でも驚くくらい旅を楽しんできました!
まずは、雪に閉じ込められた出発日から。
(旅行期間:2014.2.14?2014.2.23)
- 交通手段
- タクシー 飛行機
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2014.2.14(金)?2.15(土)羽田?フランクフルト?ニース
15日の深夜出発のはずが、雪で滑走路が閉鎖。初めて空港の椅子で寝る羽目に…。
出発時刻は変更に次ぐ変更。旅行を取りやめようかとも思いましたが、約14時間遅れで羽田を飛び立ちました。
このまま順調なら、ニースヘはフランクフルトからの最終便に間に合います。どうにかその日のうちにニースに着けますように。 -
朝から雪。
フライトは2/15の深夜1:10発。雪でなければ、会社からいったん家に戻って、羽田に行くつもりだったが、直接に行ったほうがよさそうだ。
ハブ駅のコインロッカーにキャリーケースを入れてから出勤。
雪は降り止むどころかどんどん積もり、「業務に支障がない社員は帰ってもよい」と通達が出るほど。
フライトキャンセルに備えて、空港近くのホテルを予約しようとインターネットで検索したものの、どこも満室だった。 -
電車が止まりはしないかとヒヤヒヤしながら仕事して、荷物を預けたハブ駅へ。
-
電車は少し遅れていたが、18時半には空港駅に到着。チェックインもできた。
-
以前、ニューカレドニアに行った時、雪の苦い経験がある。滑走路閉鎖のため、チェックイン・カウンターで翌日の便になると告げられた。
「気象が原因で、飛行機会社の落ち度ではないため、ホテルは手配しません。家はどちらですか?お帰りになったらどうですか?」電車が止まっているのに言われてムカついた。
幸い、同行の友達が成田周辺のホテルを控えていて電話。どうにか部屋を押さえることはできたが、スリップした車が立ち往生して、道路は大渋滞。さして遠くないホテルのシャトルバスがなはなか来ないし、ホテルに入るまで、とんでもなく時間がかかった。
こんな状況で、空港近くに泊まれただけでラッキーと思っていたが、飛行機は夜中に飛び立っていた…。
チェックインの手続きをする頃には、雪は峠を越え、少し後に出発に変更。ニューカレドニアから到着していた飛行機を遅れて飛ばしたのだ。
そんなこともあって、カウンターでフランクフルトからの飛行機が到着しているかどうかを確認する。
答えの歯切れが悪かったが、折り返しではないことはわかった。航空会社も飛べると判断しているのだろう。 -
まずは腹ごしらえ。
江戸小路の店はどこも列ができていた。19:20、“百膳”の列に並ぶ。時間はありすぎるほどある。大嫌いな待ち時間も、こういう時はウェルカム。
順番を待っている間に、搭乗手続きを中止していたJALのサンフランシスコ便、パリ便の手続き再開の放送が入る。
大丈夫だね。飛行機は飛ぶよね。 -
料理が出てくるのも早くはなかったが、これもウェルカム。ゆっくり食べて、20時半店を出る
それでは、マッサージ!のはずが、予約でいっぱいだった…。
だれも考えることは同じ。羽田に着いてすぐ、予約をするべきだった。いやいや、着いてからでは遅いかもしれない。これからは、まず予約をしようと心に決める。 -
マッサージで1時間はつぶせると思った当てが外れ、空港内をぶらぶら。
出国手続きしてから、フライトキャンセルになったらどうなるのかな…?手続きは簡単とは思えない。ギリギリまで待ったほうがよさそうだ。
コーヒーラウンジのソファーに空きを見つけて、相席させてもらう。
出発ロビーは、フライト待ちの人でいっぱい。相席でも文句を言う人はいない。仕事の後の足は、早くもむくんで辛く、靴を脱いで横座り。
相席になった人も足のむくみが気になるよう。彼女は向かいの席の娘さんとハワイに行くそうだ。やはり雪が心配で、余裕をもって羽田に来たとのこと。前の週も大雪で首都圏は交通マヒ。電車が止まらないうちに羽田に行こうと思うのは当然だ。 -
フライトをキャンセルしないのは、飛ぶってことだよね。出発時間の2時間前になったので、出国手続きへと進む。
フランクフルト行きは、パスポートコントロールを出て、すぐ右のゲートだった。
窓から見る空港は雪で真っ白だけど、どうにか飛ばそうと思っている気配は伺える。先週の大雪で、国内線は軒並み運行中止になったが、国際線は飛んだようだし、頑張れ〜!
時間つぶしにCOACHでも覗こうと思ったら、23時で閉店だった。開いている店はごく一部。24時間空港なのに…。 -
フランクフルト行きのゲートは人が少なかったが、反対側の奥、ハワイ行きのゲート辺りはたくさんの人が出発を待っていた。
その近くで、あんま椅子を発見!
足をキューと締め付ける機能付きで、むくんだ足に効く?!成田のあんま椅子より優れもの。2回続けてマッサージ。
JALからは、雪で滑走路閉鎖の放送が何度も入る。ANAはなにも言わないけれど、滑走路は同じ。不安は募る。 -
0時前、ついに出発時刻未定の表示に変わった。やっぱりそうか…。誰もが同じ状況なんだから、冷静に、冷静に。
胸がザワザワしそうになるのを抑え、横になれる椅子を確保する。空港にいる全員が、椅子に横になれるはずはない。申し訳ないと思ったけれど、足のむくみが限界。椅子3つを占領。
それから、ニースのアパートの大家さんにメール。
管理人さんが到着時間に合わせて、カギを渡し来てくれることになっている。管理人さんの電話番号は教えてもらっているが、メルアドは知らない。これまでやり取りしてきたのは大家さんだし、状況を把握するのも大家の務めだろうと、「雪で飛行機が遅れ、フランクフルトに着いたら連絡する」と送った。
フロント24時間対応のホテルだったら、余計なストレス感じずに済んだのにと後悔しながら。 -
しばらくすると、出発予定時刻が朝の9:15になるらしいとの情報が入る。
それなら、成田から乗っていたフランクフルト便とたいして変わらない。夕方にはニースには着ける。カーニバルのチケットはパァになるのは、まぁ仕方ない。
再度、大家さんに9時間遅れで飛びそうだとメール。 -
空港の椅子のクッションはいい具合。
フランクフルトが寒かろうと、長い丈のダウンにしたおかげで、掛布団代わりになった。
日本は安全といえど、寝入った時が心配だ。パスポートやらの入ったカバンを枕代わりにする。こんな経験、海外では絶対したくなぁ。
ANAから夕食や、ブランケットが配られていたが、眠ったふりで椅子を死守。
みんなの動きが落ち着いた頃、ブランケットを貰いに行くと「搭乗の際はこれをお持ちください」と言われた。機内で配る予定の物だったらしい。 -
コートからちょっとだけ出ている足の先が寒くて、フードのほう足元にして、肩の寒さはブランケットで補う。背中には使い捨てカイロを貼り、万全の体制。
と思っていたが、雪のせいで電圧が不安定なのか、明かりが揺らめいた時はドキッとした。停電になったら、暖房も切れてしまう。空港に自家発電あるよね。でも、どのくらい持つのかな…。
確保した席は大型スクリーンの近くで、テレビの音が気になった。普段から寝つきの悪いのに、こんなシチュエーションで眠れるんだろうか…?
まぁ、飛行機の椅子に座っているよりは体が楽。ロストバゲージ対策で、とりあえず必要な物は揃っているし、明日の朝には、滑走路も除雪されて、9時に出発できるさ。なんて思っているうち、眠りに落ちていた。我ながら驚き。 -
3時頃、目が覚める。
折しもソチ冬季オリンピックが開催中で、ちょうど男子フィギュアスケートのライブ放送をしていた。
トイレから戻ったら、高橋大輔選手の演技が始まった。画面の邪魔になるといけないので、席の近くの床に座って競技を見る。
続いて羽生結弦が登場。ジャンプに失敗すると、みんな一斉に溜息。でも、迫真の滑りで、一位に躍り出る。
次のパトリックチャンが滑りに失敗して、羽生選手、金メダル確定!
金メダルの瞬間をライブで見ることができた!想定外の空港宿泊、このくらいのいいことなくちゃ。 -
演技を見ているうち、床から冷たさが伝わってきた。ブランケットくらいではしのげない冷たさ。
体の大きい外国人はいびきをかいて寝ているけれど、とてもじゃないが耐えられない。椅子確保は正解だった。 -
雪は降っているのか、止んでいるのか、よくわからなかったが、ゲートに9:15と出発時刻が表示されていた。
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よし、よし、9:15は確定だ。
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その時間には機上の人になれると信じて、羽生選手の表彰式を見て、再び横になる。
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6時過ぎ、「10時半頃に出発時刻をお知らせします」と放送が入る。
なにぃぃぃ、冗談じゃないよ!!!外は明るくなっているのに、雪の滑走路になんの動きもない。
ベルリンフィルのコンサートを予約していた家族連れは、高額なチケットが無駄になると嘆いている。ホテルへのチェックインの時間を言い渡されていたようで、泊まるところも危ういと半ベソ状態。聞けば、大型チェーンのホテル。フロントは24時間対応だから、連絡入れれば大丈夫ですよ、と教えてあげる。
7時過ぎ、やっと雪の上に車が現れた。
遅すぎだよ!鉄道だったら、夜じゅう線路が凍らないようにするよね。夕べは電車も走っていたんだから、除雪作業員を待機させられたはず。空港管理、どうなってんの???
JALのシンガポール行きはフライトキャンセルになり、出国取り止めを希望する人の手続きをするとの放送が入る。免税品は空港外に持ち出せないとのこと。ひゃー、めんどくさ。その手続きが大変だから、乗客を空港内に留めているとしか思えない。
それはさておき、フランフルト行きは本当に飛ぶの???
だんだんお腹が空いてきて、食料を仕入に行く。買ってきたパンをぱくついていたら、朝食が配られた。パンは非常食に取っておくことする。
10時過ぎ、フライトが12時に変更になった。
またアパートの大家さんにメール。たぶんニース到着は20時以降になると伝える。20時を過ぎたら、25ユーロを追加で払わなければならないのだ…。 -
11時頃、1階に移動するよう放送が入る。
そこは、アジア行きフライトのゲートだったのか、すでにたくさんの人がいた。毛布を敷いたり、椅子で横になっていたり、後から来た者の入り込む余地がない。
どうにか、バンコクへ行くオジサングループの隣に席を見つけて座る。 -
12時のフライトまで時間もないのに、搭乗手続きは始まらず、13時半に変更なる。愕然…。
このままズルズル伸ばして、結局、「翌日の便になりました」なんて言わないよね?また胸がザワザワする。落ち着け、落ち着け。
フランクフルトから先、ニースへのフライトはANAが変更してくれるんだろうか?カウンターの列に並ぶ。
後ろのほうから、「乗り換えのフライトはどうなるんですか?荷物が届かなかったどうすればいいか、ちゃんと教えてください!」興奮気味に男性が叫ぶ。「荷物が乗り継げなかったら、ホテルまで届けてくれるはずですよ。」言ってみたが、頭に血が上った彼は聞いちゃいない。
職員は職員で、乗客からいろんなことを言われて、ただただ右往左往。こういう経験がないのか、統率する人もいないのか、感情的になったり、冷静に対応できていない。困ったもんだ…。
順番が来て、乗継便のことを聞くと、「ルフトハンザの手配になるので、よかったらご自分でルフトハンザに電話してください」と言われた。そうきたか…。ま、いっか、かけてみよう。
ルフトのコールセンターには、雪でフライトが遅れていることが伝わっていないようだった。
取れたのは、乗り継ぎ時間がかなりある21:35発の最終便。待つことに拒否反応が出そうだが、その前の便には間に合わないから仕方ない。
再び、大家さんにメールして、「出発時間が12時からさらに変更になりましたが、23:05、ニースに着く予定です。管理人さんには申し訳ないけれど、待っていてと伝えてください」とお願いする。
しばらくして、職員から、「乗り継ぎの便の手配が追いつきません。フランクフルトに到着したら係員がおりますので、係員にお伝えください。」と通達がある。はいはい。 -
13時過ぎ、フライトが15時になった。絶句…。
ここまでくると、自分を試す苦行に思えてくる。少しずつ時間を引き延ばしているのは、航空会社の作戦か?あとちょっとの辛抱、あとちょっとの辛抱と、自分に言い聞かせてきたけれど、もう忍耐も限界。この状況をひたすら我慢していることが、ばかばかしくなってきた。
旅行、止めちゃおうかな?考え始め、ミモザ観光をお願いしている旅行社に「行けなかったらゴメンナサイ」メールを送る。
キャンセル料ってかかるんだろうか。カウンターに聞きに行くと、全額返してくれると言う。「15時に飛ばなかったら、ニースはあきらめよう」と思ったら、気が軽くなった。
その一方で、本当にあきらめられる?と思う気持ちも。
実はこの旅行、昨年2月に行くはずだった。でも、気になることがあり、出発3日前にキャンセルした。
2回もドタキャンするのは、チャーターをお願いした旅行社にも申し訳ない。それよりも、今回行けなかったら、ジンクスになって、来年行く気が起きないだろう。大好きなコート・ダジュールだから、縁がないと思いたくなかった。
いったん気が軽くなったおかげで、忍耐力が少し戻ってきた。
再度変更になって、ニース行き最終便に乗れなくなった時のことを考えて、空港近くのホテルに空きがあるかチェックする。やっぱり、未練は残る。 -
しばらくすると、ソウル便の出発が確定になった。
ソウルに行く女の子は、バンコク行きのオジサングループに「明日、帰るんだけど、行ってきま〜す。」苦笑いしながら挨拶して、出発ゲートに向かって行った。
携帯の電池がだんだん減って、少し充電しておきたいところだが、電源が少なすぎて入り込む余地がない。
3階のフロアに行くと、昼間に出発する人たちが現れていた。
電源を探してウロウロして、鳥インフルエンザなど、感染症の情報を確認できるコーナーにコンセントを発見!外人さんも、そこでPCを使ったりしていた。
充電を待っている間に、「香港のツアーを予約しているんですが、雪で飛行機が遅れて、行ってもすぐ帰ってくることになるので、キャンセルしたいんですけど。キャンセル料はかかりますか?」通路で電話している人の声が聞こえてきた。昨夜の便すら飛んでないんだから、昼間の便にも影響が出ていた。
少し充電できて、1階に戻ったら、「出国取り止めの手続きを、なぜしないんだ!」と職員に抗議している一団がいた。すれ違った女の子も、「どうしてここから出られないのかわからない…。」と怒っていた。
そうだよ、ここから出たら、マッサージだって受けられるし、美味しいご飯も食べられる。平和島で温泉にだって入れる。
ソウル行きが出発したことで、乗客の間に取り残された感が漂い始め、それまでの均衡が保てなくなっていた。 -
14時半近くなって、やっとフランクフルト行きの搭乗手続きが始まった。が、まだ安心はできない。飛行に乗り込んでから待たされることもある。
駐機している飛行機へと向かうバスの窓から見えたのは、一面、シャーベット状の雪。かなりの降雪だったことが伺えた。 -
タラップを上って、ボーイング787に乗り込む。
787機は、座席が3席、3席、3席の並びのため、真ん中の3席の通路側を予約したかったのだが、すでに空いておらず、押さえたのは窓側3席の通路側。
右の2席は女の子2人連れで、前の座席の男の子と友達のよう。席に着くなり、「USBあった!」と携帯の充電を始める。へぇ、飛行機でこんなこともできるようになったんだ。早速、マネをする。これで、電池の心配はない。大きく安堵。 -
通路を隔てて座っているのは、冷たい床にもかかわらず、いびきをかいて寝ていたドイツ人と思われる男性。窮屈そうで、可愛そうだと思っていたら、いつの間か、3席空いている所を見つけて移っていた。
彼の隣に座っていた女の子は、右隣の女の子たちの友達のよう。「席、替わりましょうか?」申し出ると喜んで替わってくれた。自分の希望の通路側、しかも隣は空席。願ったり、叶ったり。こちらこそ、ありがとう!
滑走路で少し待たされたものの、15時の予定を大きく遅れることなく離陸。
深夜1時10分の出発が、15時過ぎ。14時間遅れの出発だけど、羽田に着いたのは前日の18時半だから、空港に約21時間もいたってこと。
その時間を耐えられたのは、大勢の人が同じ状況だったからなんだろうなぁ。
思ったほど眠れなかったけれど、いつの間にかフランクフルトが近づいていた。 -
17時前、暗くなったフランクフルトに到着。あともうひと踏ん張り。
入国審査に向かう通路で、一晩過ごした羽田の椅子の近くにいた女性と一緒になる。
娘さんがローマで開かれる柔道の試合に出場するため、応援に駆けつけるはずだったとのこと。試合には間に合わなかったが、悪い結果ではなかったようだ。
後日、友達から、知り合いの息子さんが新婚旅行でカリブ海クルーズするためにフロリダに向かうべく、同じく羽田で夜を明かしたことを聞く。
デルタでは毛布すらもらえず、段ボールを敷いて寝たとか。彼らは翌日、出国取り消しの手続きをして、成田まで電車で移動し、ロサンゼルスへ。
ところが、ロサンゼルスに着いたら、成田からの便を用意したのだから、そのチケットで乗れるのはここまでと言われ、そこをハネムーンだからと頼み込んで、どうにか次の寄港地で乗り込んだそうだ。
あのハワイ行の母娘はどうしたかな?雪で飛行機が遅れたことによって、たくさんの人のそれぞれのドラマが繰り広げられたことだろう。 -
彼女とおしゃべりしながら長〜い地下トンネルを抜けて、ニース行の出るAターミナルへ。
ローマ行きはニース行のゲートと反対方向だったので、Aターミナルの通路で別れた。ローマまでお気をつけて! -
羽田出発が13時半から15時に遅れたおかげで、フランクフルトの乗り継ぎ時間は、長すぎず、短すぎずといい具合に短縮。
店の並ぶ通路でドイツブランド“ピカード”のリュック型バックを買ったりして過ごす。 -
朝食用にカットフルーツも購入。
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少しお腹が空いて、カフェでヨーグルトのデザートを食べて一休み。
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21:35の飛行機で、夜のフランクフルトを発つ。
それから約1間半、海岸沿いの光の粒がエンジェル湾のシルエットを作り出しているのが見えてきた! -
23:05の予定を少し遅れ、ニース・コート・ダジュール空港に着陸。
荷物を受け取ったら、急いでタクシー乗り場へ。運転手さんは感じのいいオニイサンに当たって、ホッ。
管理人のマルティーヌさんは、フライト・インフォメーションをチェックしていると思うけれど、夜遅くまで待っていてくれるのだから、タクシーに乗ったことを知らせたい。
ところが、携帯は圏外の表示。着いてすぐはつながらないことを忘れ、「おかしいなぁ。」とやっていると、運転手さんが「電話をかけたいの?」気にしてくれる。「そうなんだけど、圏外で…。」「そんなはずないよ、僕のはオランジェでつながるよ。この携帯、使う?」と優しい。
そんな会話をしているうちに、つながるようになって、キャリアをオランジェにセット。
登録しておいた電話番号にかけ、「マルティーヌさんと話したいのですが。」と言ったら、男の人の声でモゴモゴ聞こえ、切られてしまった。あれ、大家さんにかけちゃったか?出たのはダンナさん?
運転手さんが見かねて、「かけてあげるよ。マルティーヌでいいんだよね?」申し出てくれるので、番号を言う。
「アロー、マルティーヌ?僕はタクシーの運転手なんだけど。」ついでにアパートの場所も確認しているようで、「あぁ、そこね。わかった」って感じに電話を切った。
「メルシー・ボク!」お礼を言うと、「フランス語、話せるの?」これくらいで言わないで〜。 -
それからほどなく、イルミネーションの綺麗な通りへ。道の角でマルティーヌさんが待っていた。
(アパート近くのグリマルディ広場) -
通りに面した建物の扉を入って、まずビックリ!
この階段、大理石?ここはなんでも貴族の館だったとか。 -
小さなエレベーターで上がり、マルティーヌさんが案内してくれた部屋は、わぁ〜、いい感じ!
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天井が高く、照明も明るい。部屋の広さは充分。
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もちろんキッチン付。
とっても居心地がよさそう。言うことなし! -
ここはBookg.comで見つけたのだが、キャンセル料が宿泊料の半額かかることを見落としていた。
しかも、その額を銀行振り込みしてほしいとメールが来て、えぇぇぇ!
チェックインの時に、残りの半額とデポジットの500ユーロ払わなければならず、朝8時前と夜8時以降のチェックイン、チェックアウトは、それぞれ25ユーロの追加。
おまけに、フランス語の契約書にサインをしなければならなかった。 -
とんだとこ、予約しちゃった…。
初めは後悔したけれど、大家さんとやり取りしているうちに、悪い人じゃなさそうと感じ始める。
バスタブもあるし、値段も手ごろ、なにより場所がいい。アパートのコストパフォーマンスの良さに惹かれた。 -
マルティーヌさんは感じのいい人だった。
英語は得意ではなかったけれど、それはお互い様。片言のフランス語を交えて会話する。
キッチンの設備や、シャワーの出し方だけでなく、トラムやスーパーの情報まで教えてくれた。夜遅くまで、ありがとうございました!
とにかく早く横になりたい。お風呂は明日の朝、ゆっくり入ろう。午前1時、就寝。
ニースに来るまで、長〜い、長〜い、辛〜い道のりだったけれど、心落ち着いて眠りにつくことができた。
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この旅行記へのコメント (5)
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- frau.himmelさん 2014/12/05 15:03:48
- うわー大変でしたね!
- ぶどう畑さん こんにちは。
出発編見せていただきました。
そこらへんのサスペンスドラマよりドキドキしました。
大変な出発でしたね〜。
前に小出しで少しお話は伺っていましたが、これほどまでだったとは。
そんな場合でもぶどう畑さんの沈着冷静な対応ぶり(少々ゆらゆらも見られましたが・・)、さすがです。
大雪の滑走路はいろんなドラマを見せてくれました。
苦労して苦労して到着した大理石のアパートもステキ。
さて、ぶどう畑さんは次はどんなドラマを見せてくれるのかな。
himmel
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- dankeさん 2014/11/02 21:27:04
- 待ってました!
- ぶどう畑さん、
ついに来ましたね、ニース旅行記!待ってました。
2月の関東の雪のニュース覚えています。ぶどう畑さんはこの時に羽田発だったとは…。日本は計画どおりに行っていてマニュアルとか前例があるときには強いけれど、何か不具合が起きるとお客さんもパニクるし煽るしでカオス状態になりますね。(外国では双方結構開き直るのが早い) ぶどう畑さんはその空港の様子を客観的にリポートして下さる余裕があるのはやはり免疫力の強さ、経験(試練)、そして物事に絶対はないことを知っている潔さから来ていると思います。でも旅の始まりでは辛いですよね。終わりならともかく。ですから旅が無事始まり終わること自体とても感謝するべきですよね。今回は大遅延でしたがロストバゲージはなかったのですよね、それは良かったですし、タクシーの運転手さんの優しかったこと、アパートのオーナーが夜中まで待っていてくれたこと、不幸中の幸いもあり到着できて良かったですね。アパートもすごく素敵です。
でも旅の初めからお疲れ様でした。あとは楽しむのみ♪
- ぶどう畑さん からの返信 2014/11/03 09:19:23
- お待たせしました!
- dankeさん
やっとアップまでこぎつけました。(^^;
>客観的にリポートして下さる余裕があるのはやはり免疫力の強さ
いやぁ、パニくったらダメだと思っただけです。焦ったところで、どうにかなるわけでなし。
ああいう時はなるようにしかならないんだって、よくわかりました。
パニック映画のように、運命に飲み込まれるって言ったら大げさですが、空港に足止めくった人たちは運命共同体って感じですね。そこから逃れられないっていうか。
>終わりならともかく。
今回は「終わり」もありますから。こっちも勉強になりました。お楽しみに。(笑)
- dankeさん からの返信 2014/11/04 21:18:57
- RE: お待たせしました!
- ぶどう畑さん、
そうでした、序章でフランクフルト空港のセキュリティのストっていうくだりを見ました! はぁぁ、こんな細かい部署?部門までストするのですね。ちょっとこれは初耳です。空港自体がストとかはききますが。実は私、国際便欠航に3回遭遇したのですけれど全部帰りの便で、最近の1回は当日空港で知ったのでもうバタバタでした。乗り継ぎ便逃しは全部旅の始まりにだし。 確かにお勉強にはなりますけれど疲れますよね。だから最終的に「旅に出て帰ってこられてよかった」という基本的な境地になりますよね。
ところでマントンのレモン祭りにも行かれたのでしょうか?2月だし、表紙の一枚の写真がそれっぽいのですが。。いいなぁ。ミモザって超フレンチというイメージを持っている私です。続編も見せていただくの楽しみです。
- ぶどう畑さん からの返信 2014/11/16 15:02:58
- お待ちかねのマントン・レモン祭りをアップ!
- dankeさん
マントンの旅行記をアップしました!
表紙の写真でネタバレでしたが…。(笑)
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