2014-10台湾南迴　28台輪時尚旅店

2014/10/23 - 2014/10/27

　旅行４日目、最後の宿泊地にやってきました。屏東県の縣政府（県庁）を撮影するために今日は屏東市に宿泊します。台湾旅行に記念に、台湾すべての県の縣政府を撮影することにしています。

　屏東市は都会なんですが、高雄に近すぎるためか宿が充実していません。確かにこの日の宿泊を高雄にしたところで、普通に観光する分にはあまり困らないですから。
　でもせっかく屏東県を中心とした旅行だったので屏東市に泊まりたい。で、宿を探してここに決めました。
　屏東駅から近い宿は、とにかくクチコミで「古い」と書かれてます。そんな中で、この宿は近年リニューアルしたらしいのです。駅から徒歩２分ほどと立地抜群でありながら一泊1,200元というお値段は魅力的です。
　ブッキングドットコムで予約しました。
http://tailun.okgo.tw/

エリア 屏東(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

　16:10区間車で屏東駅に到着。駅前の大きな交差点を右（民族路）に入ると本日の宿があります。
　屏東にはそれなりに宿がありますが、どれもかなり古いです。この写真のグレーのビルもかつてホテルだったようです。交通の便がよくなり、わざわざ屏東で宿泊する必要がなくなってきたのでしょうか。

　2012年のストリートビューではまだリニューアルされていません。名前も台輪大旅社となっています。それが今ではこんなかわいい看板に。

　チェックインしてまずは支払い。ブッキングドットコムで予約しましたが現地支払いです。クレジットカードＯＫ。
　朝食はマックかモスバーガーから選べます。選んだ店のクーポンを受け取ります。

　フロントには人がいないこともしばしば。なのにカギはカウンターに置きっぱなし（人に預けてもその後カウンターに置かれる）。大丈夫なのかな。

　部屋は実際に見て選ばせてくれました。前夜は満室だったそうですが、この日はとても空いていました!(^^)!。

　窓がある狭い部屋と窓のない広い部屋とを見せてくれました。火事の時は窓があったほうがいいですが、窓が通りに面しているし、そこから虫が侵入するのも心配です。窓のない部屋も階段からすぐだったので、窓なしのちょっと広い部屋にしてもらいました。

　バスタブ、アメニティ類、ドライヤー、冷蔵庫、ティーバッグ、カップなど一通りありました。
　バスタオル、フェイスタオルも分厚くて気持ちいいです。
　お湯が熱くなるのにちょっと時間がかかりました。

　スリッパは持って帰っちゃだめだって。
　Wifiは使っていません。

　この宿もエレベーターがありません。
　気になったのはドアの下に少し隙間があること。虫が入ってきます。

　客室係の林さんはなんと85歳。日本語教育世代で日本語が達者でした。
　霧社事件の年に生まれたと言う林さんは、中学校まで日本語教育だったので、16歳で初めてボホモホから北京語を勉強されました。ご主人は長い間日本精神を尊重するあまり北京語を拒否されていのですた、「もう時代が変わったんだから頭を切り替えてください」と諫められ同じく勉強されたとんこと。つくづく大変な時代だったんだと思います。
　バブル時代には若い人を連れて日本に働きに行った経験もお持ちです。「その時新しい日本語を勉強しましたよ。トイレって昔は言わなかったから、その時覚えたの」とか。いまだ衰えない好奇心と向上心に満ちた方でした。
　夏に苑裡でお話を伺ったおじいさんとほぼ同い年。おじいさんと同様、戦後のご苦労を「運命だから」と受け止めていらっしゃいました。
　10年ほど前に台湾に行き始めた頃は70代の方も日本語世代でした。やがてこうした歴史の証人にお会いすることもなくなっていくかと思うと、時代の移り変わりを感じます。

　出かけようと廊下に出ると、奥で片づけものをなさっていた林さんに呼び止められました。
　「フロントの人が同窓会でカステラもらってきたの、食べない？」ですって。ありがたくごちそうになることにしました。（実際にはロールケーキですが。）紅茶までいれて下さいましたよ。

　部屋に入って食べていたら、今度は肉デンブを持っていらっしゃいました。ケーキと一緒に食べるとおいしいんですって。
　写真の容器はミルククラッカーですが、その中に肉デンブを詰め替えています。手作りの肉デンブかと思ったら、「買ってきたの。でも袋よりこのカンカンの方がいいから入れたのよ」って。そうそう。昔はなんでもカンカンに入れましたよね。

　こうやってかけて食べます。なかなかいい組み合わせだと思います。肉デンブってごはんには甘過ぎていやなのですが、パンだとおいしくいただけます。その要領ですね。
　他にワサビ味の海苔も持ってきて、これもかけて食べるとおいしいとのことでした。本当はワサビじゃない方がいいそうですが、これも結構おいしかったです。

　明るい内に出かけるタイミングを失ってしまったので、ゆっくりしてから夜の散策へ出かけることにしました。

　テレビのリモコン。デジタル放送の四色ボタンって世界共通？

　烏龍派出所（こち亀）をやってました。吹き替えなのですが、なぜか両さんのセリフはよく聞き取れる。そうだ、烏龍派出所の漫画を買って勉強したらカジュアルな言い回しが覚えられるんじゃないかな。本屋を見たら探してみよう。

　ということで、屏東の町へ出かけることにしました。
http://4travel.jp/travelogue/10946066

この旅行記へのコメント （2）

• へけけさん 2014/11/19 20:40:43

  車過枋寮って台語演歌？映画？

  binchan様　今晩は
  
  　飛馬ホテルじゃ無かったんですね。残念。時尚旅店、ネット予約出来たんですね、スタッフもフレンドリーで良かったですね。屏東って凄い活気があって、しかも昭和の雰囲気漂って好きです。
  
  　南回り線も電化するんですね、ちょっと急ぎすぎでは。本当に枋寮站はあのままの雰囲気でいつまでもいて欲しい。
  
  　３バカ大将なんですけど、急にみたくなってＤＶＤ探したんですけど、日本語吹き替え盤が無くてガッカリ。binchanさんは自分より全然若いですけど、じゃじゃ馬億万長者なら知ってますか？奥さまは魔女、かわいい魔女ジミーは最近までテレビ東京でやってたのですが、昔のままの日本語吹き替えだったので最高に懐かしかったです。昔の映画とかは日本語吹き替えが良いですね。ターミネーターのシュワちゃんも日本語の声のほうが良いです。スイマセン、全然関係無くて。あと北京語のこち亀のりょうさん、自分も台湾で見ましたがりょうさん役の声優さんとても上手で声、合ってましたね。本当に長々、すいませんでした。
  
  へけけ

  binchanさん からの返信 2014/11/20 16:03:24

  RE: 車過枋寮って台語演歌？映画？

  　車過枋寮は歌ですよ。唱歌みたいなもの。
  http://www.youtube.com/watch?v=bKMOfxAc7nU
  　ここで聞いてみてください。枋寮を訪れた後なら感動するはず。
  
  　へけけさんは飛雄馬ホテル泊まったことありますか？再度屏東へ行くことはしばらくないと思いますが、参考までに実際の様子が知りたいです。
  　
  　昔のドラマ。奥さまは魔女くらいしか聞き覚えがないなあ。私は「大草原の小さな家」世代です。小学生の頃に見てました。
  　シュワルツネッガーの声優さん、私が好きだった「武則天」という中国ドラマで皇帝の声をやってたんですよね。玄田哲章さん。声、カッコいいです。
  　ちびまるこちゃんのセリフはぜんぜん聞き取れないのに、両さんの「てめえ汚い手を使いやがって」とかはなぜかすらすらと頭に入ってくる私。悪い言葉ほど早く覚えるもんですね。子供といっしょ…。
  
  　鉄道が電化する場合必ず複線化しますか？台湾フォーカスには「南迴線の電化」と簡単に書いてありましたが、南迴線はトンネルだけだからそりゃもう大変なことですよね。実現した頃にはもう自分は生きてない気がします。鉄道の計画って、着手してから完成まで50年かかったりしてますもんね（笑。 そういうわけで、どうせやるなら出来るだけ早く竣工してほしいです。
  
  binchan