2014/10/15 - 2014/10/18
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爾霊山の碑が立つ、203高地の紹介です。前回は雨の中での見学でしたが、今回は絶好の見学日和でした。夜は旧ロシア人街を散策し、旧ヤマトホテルでビールを軽く飲みました。
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203高地の頂上近くに置かれ移動式の大砲です。実戦で使用されたもののようでした。
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『ロシア式150ミリキャノン砲』の説明プレートです。同口径のキャノン(カノン)砲に比べて口径に対する口径長が短く、軽量でコンパクな榴弾砲が後に出現しましたが、現在は榴弾砲とキャノン砲の区別は無くなったとされます。
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同じく、『ロシア式150ミリキャノン砲』の光景です。複数台が設置してありました。
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イチオシ
203高地争奪戦と、203高地を日本軍が制圧した後に艦隊を攻撃した日式280ミリ榴弾砲です。司馬遼太郎さんの長編歴史小説の『坂の上の雲』にも描かれていた兵器だった記憶です。元々は対艦用の海岸砲として日本内地の海岸に配備されていたものですが、日露戦争では攻城砲として使用されました。これらのことも司馬さんの小説に述べられていました。
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真後ろから眺めた、日式280ミリ榴弾砲の姿です。旅順攻防での決め手となった兵器です。二十八糎榴弾砲は、1880年代に大日本帝国陸軍が開発・採用した榴弾砲です。大阪砲兵工廠が、イタリア式28cm榴弾砲を参考に試製したものです。旅順へは、当初の使用目的を変更して合計18門が、送られました。
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日式280ミリ榴弾砲の説明プレートです。漢文、英文と日本文で記されていました。戦争そのものは狂気ですが、品のない日本語説明文の一部を紹介しておきます。『高地に対して狂気じみた無差別爆撃を加え、全部で1万1千発以上の砲弾を撃った』の部分です。民間人は巻き込んでいない、日露の軍隊同士の総力戦で、『狂気じみた無差別爆撃』の表現はいかがなものでしょうか。
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説明文には、漢文では『発起狂云々』の表現が、『狂気じみた無差別爆撃』に相当しているようです。それに比べれば英文の方が冷静で的確です。『violently(激しく、猛烈に等)』の修飾語があるだけです。これで203高地の見学はおしまいです。旅順での見学を終えて大連市内に戻りました。
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路面電車の車内光景です。クラシックな天井灯の光景は、電車内とは思えない風情がありました。
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乗車した路面電車の後ろ姿です。連結車両のない、1両だけの運転でした。
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レトロな路面電車を降りて見学したのは旧ロシア人街の市場です。大連は19世紀前半まで、青泥窪(チンニーワー)と呼ばれる小さな漁村でしたが、突如として発展したのは1898年に帝政ロシアが、当時の清朝政府に対して、大連と旅順を租借する条約を結んだことに始まります。ウラジオストックに替わる不凍港を確保するのが目的でした。
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ライトに照らしだされた、旧ロシア人街の市場の光景です。2000年に古い建物なども活用して復元整備された町並みです。現在は『ロシア風情街』と呼ばれている観光地です。
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右端のお店には、『ロシア彼(被?)得店』の看板がありました。被服を扱っているお店のようでしたが、右手には望遠鏡がありました。
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旧ロシア人街の市場ですから、お土産品の定番はマトリョーシカです。ただし、今はロシア人ではなく、中国人の経営のようです。
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明りが煌々と灯った建物です。スーパーマーケットのようです。看板の末尾には『広場』の文字がありました。
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簡体字の『漢庭連鎖酒店』の看板があった建物です。ホテルチェーン店の建物でした。2005年に開業し、大連市内だけでも12店舗あるようです。
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一見、尖塔を持ったキリスト教会のような建物です。ロシア人街に因むなら、ロシア正教会になります。ネット検索でも、ロシア正教会の建物との情報もありましたが、確かではありません。
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旧ロシア人街で出会ったワンちゃんです。中々カメラの方を向いてくれませんでした。シーズー犬に似ているようでしたが、別の犬種かもしれません。
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日本で例えれば100円ショップのようなお店です。建物の右上に『全場10元』の表示がありました。100円よりは5割ほど高い値段でした。
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10元ショップの店内光景です。ほとんどの品が10元でしたが、中には値札で示した高い品も置いてありました。
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同じく、10元ショップの店内光景です。ツアーの同行の方達は、色々と買い求められていました。
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海鮮品を扱っていたスーパーです。『鴻洋海鮮超市』の漢字の下には、多分同じ意味のロシア語がありました。ロシア語のスーパーは真ん中の文字の『супер』です。マーケットは『рынок』ですが、少しスペルが違っていました。
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一つの建物に四軒のお店が並んでいた光景です。一番左がお土産用の海産物店、その右のお店には人形が並んでいました。
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もう一度出会った、服を着たワンちゃんです。今度はカメラの方を向いてくれました。近くのお店で飼われているワンちゃんのようでした。
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距離は500メートルとも480メートルとも言われる旧ロシア人街、現在の『ロシア風情街』の光景です。街灯が明る過ぎて、建物の写真撮影には少し不便でした。
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イチオシ
ロシア正教会の教会かと見当を付けた建物の正面光景です。扉の上に『琥珀世家』の文字がありました。この文字でネット検索しましたが、情報が掴めませんでした。
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路上に筆で書かれていた文字です。中々の達筆でした。墨の代わりに水が使われていました。中国江南地区にある王羲之・王献之ゆかりの蘭亭では、水を使って石板に文字を書く、習字用の設備を見たこともあります。
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押し売りのオプショナル・ツアーでしたから、最後は大連ヤマトホテルの喫茶店で締め括りです。夕食前にコーヒーは飲みたくありませんから、小瓶のビールにして貰いました。
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ヤマトホテル内の喫茶店の入口光景です。『大和・喫茶店&クラブ』の看板がありました。大連在住の方達がウィスキーボトルなどをキープしていたお店です。
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『大和・喫茶店&クラブ』の店内光景です。日本の焼酎の『神の河(カンノコ)」のキープ・ボトルもありました。薩摩酒造の麦焼酎です。
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イチオシ
大連ヤマトホテルの玄関前から眺めた夜景です。中山広場が、写真の左手になります。
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