2014/10/15 - 2014/10/18
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大連の中山広場では、旧大連ヤマトホテルに入場して見学しました。創立100年を迎え、改修工事が計画されているようでした。その後、旅順に向かいました。
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大連の中山広場の周りに建つ歴史的建造物の紹介です。その背後には近代ビルが立ち並んでいました。
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イチオシ
同じく、大連の中山広場の周りに建つ歴史的建造物の紹介です。10本の放射線道路の中心に位置する広場の周りには、当時の行政機関や銀行が集められました。
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同心円を描くような造りになっていた、大連中山広場の中心部分の光景です。その周りに現存する10棟の歴史的建築物の内、7棟が日本人建築家による設計です。
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旧・大連ヤマトホテルの建物です。1914年に竣工した、建物正面は花崗岩のイオニア式オーダーを並べたルネサンス様式の建物です。現在は大連賓館として使用されています。設計者にはいくつかの説がありますが、南満州鉄道技師の太田毅氏とする説が有力です。
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清国大清銀行の大連支店として建てられたルネサンス様式の建物です。中央の塔屋にはフランス風のマンサール屋根を載せています。1912年の中華民国成立に伴い、中国銀行に改称されました。現在は『中信銀行』として使われているようです。
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中山広場8号に建つ、旧・大連人民文化クラブの建物です。ソ連軍がまだ旅順・大連に駐屯していた1950年に、コンサートホール兼劇場として建築されました。設計はソ連チームで、リーダーはベラルーシ人のナジェフです。 1995年と2008年に全面改修されました。現在の収容人員は一階が600席、二階が400席です。
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旧・横浜正金銀行大連支店の建物です。現在は中国銀行の建物として使われています。1909年に竣工した、妻木頼黄(よりなか)、太田毅両氏による設計です。バロック式のドーム屋根を持ちます。
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旧・朝鮮銀行大連支店の建物です。現在は中国人民銀行です。中村與資平市(1880〜1963年)による設計で1920年に竣工しました。前面に本の石柱を持つ、典型的なルネサンス様式の銀行建築です。
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旧・東洋拓殖大連支店の建物です。現在は交通銀行大連市分行が使用しています。宗像主一(1893〜1965年)の設計により、1936年に竣工しました。宗像主一は、広場の対面に建つ朝鮮銀行大連支店を設計した中村與資平(1880〜1963年)の弟子に当たる人です。
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場所を移動せずに撮影しましたから、いくつかの歴史的建物の撮影が飛んでしまったようです。旧・大連ヤマトホテルまで一回りしました。
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ここからは、旧・大連ヤマトホテルに入場しての建物紹介です。リニューアル工事の準備中でした。玄関近くにあった『大連賓館』のプレートです。
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イチオシ
旧・大連ヤマトホテルの1階ロビーにあったシャンデリアの光景です。天井や壁面の装飾ともマッチした豪華な造りです。
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旧・大連ヤマトホテルの1階ロビーの一角にあったフロント光景です。現在は大連賓館のホテルのフロントのはずですが、柱には『大連貴金属交易中心』の看板がありました。
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達筆な文字が記された『迎賓庁』の扁額です。郭沫若(1892〜1978年)の落款がありました。郭沫若は、政治家、文学者、詩人で歴史家です。1914年に日本に留学し、九州帝大医学部を卒業しています。1963年、中日友好協会名誉会長を務めています。
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日中国交回復を巡って、日本の田中角栄首相と中国の周恩来首相が会見した迎賓室です。中曽根元首相、竹下登元首相、村山富市元首相もこの部屋を訪れて記念撮影をしています。
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迎賓室の中央席の光景です。大連市長などのホストが中央左側の席、日本の要人などのゲストが、中央右側の席に座ったようです。
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迎賓室の中央席に向かって、左手側の席とその周りの装飾光景です。ギリシャ・ローマ風のデザインの石柱が並んでいました。
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迎賓室の室内にあった柱のアップ光景です。金箔を使ったらしい豪華な装飾になっていました。柱自体のデザインは、コリント風のギリシャ・ローマ風のオーダー(建築)です。
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迎賓室の天井から吊下げられていたシャンデリアの光景です。1階ロビーと比べますと、部屋の雰囲気に合わせた繊細な造りとなっていました。
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イチオシ
田中角栄元首相が、周恩来首相にプレゼントした獅子の置物です。1972年9月29日、北京の人民大会堂で、『日本国政府と中華人民共和国政府の共同声明(日中共同声明)』の調印式において、田中角栄、周恩来両首相が署名し、成立しました。
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中山広場の見学を終えて、次に向かったのは旅順です。その途中に通った大連西部に位置する大連星海公園の入口付近の光景です。車窓からの眺めです。
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同じく、大連星海公園の車窓光景です。観覧車の一部が見えていました。以前の呼び名は星が浦です。公園全体の敷地面積は15万平方メートル、大連で最も広い公園です。
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旅順が近付いてきたようです。その途中の海岸線の光景です。鉄塔が海中に林立していました。
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同じく、旅順近くの海岸線の光景です。絶縁をする碍子が見えませんから、電気を送る線ではないようです。通信線でしょうか。
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車の進行方向の左手には、旅順港の一部が見えてきました。旅順港がある旅順口区は、大連市がある遼寧半島の最先端に位置する区域です。
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左手に海岸線が見える車窓光景が続きます。旅順は、日清、日露戦争の激戦地ともなった戦略上の要地です。このため長い間、観光客には開放されていませんでした。見学できるようになったのは、近年のことです。
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旅順が海外に知られるようになったのは、アヘン戦争(1858〜1860年)時にイギリス軍のアーサー中尉が指揮するフリゲート艦が寄港した時とされます。もともとは寂しい漁村でしたが、1878年に清朝の北洋艦隊の根拠地となったことから、町が形成されました。
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黄葉が始まっていた旅順の街並み光景です。その木々の上から記念碑らしいものが頭を出していました。
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旅順での最初の見学地、旅順博物館に到着しました。旅順博物館は、大連市旅順口区に位置します。日本の大谷探検隊の第三次探検がトルファンで発掘したミイラなども所蔵しています。大谷探検隊を組織したのは、浄土真宗本願寺派(西本願寺)第22代門主の大谷光瑞です。自ら第一次探検隊に参加しました。
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旅順博物館の入口付近にある博物館の主館の建物光景です。最初は、1915年に物産陳列所として開館しました。旅順博物館の建物は、帝政ロシア時代に『将校クラブ』として使われていました。
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