2011/04/10 - 2012/02/19
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ドクターキムルさん
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鎌倉には江戸時代前期に建てられた女性の御霊屋(おたまや)が2つも残っている。
一つは建長寺(山ノ内)の仏殿として正保4年(1647年)に移築されたお江(2代将軍・徳川秀忠正室崇源院)(天正元年(1573年)〜寛永3年(1626年))の御霊屋である。また、唐門なども同じく、崇源院霊屋から移築したものである。唐門は近年に修理され、装いを一変している。数年前の2011年にNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」が放送されたが、番組の最後にゆかりのものを紹介するコーナーがあっったが、不思議なことに、この建長寺仏殿は紹介されなかった。46回もこうしたゆかりのものが紹介されたのに、女主人公のこの御霊屋は47番以降の意味しかなかった訳ではあるまい。鎌倉市がNHKに建長寺の仏殿がお江(徳川秀忠正室崇源院)の御霊屋を移築したものであることを知らせなかったからであろう。何と怠慢なことであろうか。しかし、文化財課や世界遺産登録推進担当が当該部署であったであろうから、さもありなんという気になってしまう。
二つは英勝寺祠堂(扇ガ谷1)である。水戸徳川家の祖である水戸中納言頼房の養母で、初代将軍・徳川家康の側室・お勝つの方(英勝院尼)(天正5年(1578年)〜寛永19年(1642年))の御霊屋である。日光東照宮を思わせる極彩色の祠堂ではあるが、10月23日の英勝院尼の命日にしか公開されず、写真撮影は禁止されている。プロの写真家でも撮影は許可されないと聞いていた。しかし、その後に状況が変ったようで、「鎌倉の古道と仏像」原田寛著(JTBパブリッシング 2013年7月1日 初版発行)には祠堂の写真が2枚も掲載されている。平成23年(2011年)に訪れた際には驚いた。重要文化財どころか県指定重要文化財でしかなかったからだ。ようやく、平成25年(2013年)に英勝寺仏殿・山門・鐘楼・祠堂・祠堂門が国指定重要文化財になった。おそらくはこれを機に祠堂の写真が公開されたのであろう。
鎌倉五山1位の建長寺と鎌倉唯一の尼寺という英勝寺、多くの観光客が訪れる大寺といつもひっそりしている尼寺。そこに、徳川家、2代将軍の御台所と初代将軍の側室の御霊屋が建っている。江戸時代前期の女性の御霊屋が現存しているという事実は重要であると思われるが、誰も気にする人はいない。
(表紙写真は英勝院祠堂)
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