最後の秘境・コルゴバード国立公園。野生動物が目的で訪れるならば、日帰りツアーではなく国立公園の中央部に腰を落ち着ける滞在型で。
- 5.0
- 旅行時期:2014/08(約11年前)
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by ウェンディさん(女性)
コルコバード国立公園周辺 クチコミ:5件
2014年の夏にコスタリカを旅しました。
この旅での一番の目的は野生のバクに出会う事。
コスタリカでは、以前は他の地域でもバクを見ることができたそうですが、近年は他の地域での目撃情報は少なく、コルコバード国立公園での目撃情報が殆どだそうです。
今回訪れたコルコバード国立公園(シレナ地区)では、静止しているバクを見られただけではなく、バクの食事風景、川を泳いで移動するバク等のかなりレアなバクの姿を見ることが出来ました。
バク等の野生動物の活動が活発になるのは夕陽が海に沈む直前の時間や早朝で、日の高い時間帯は鳥以外の野生動物たちは寝ている時間です。
シエルペ村や国立公園橋にあるロッジ:マレンコ・ロッジ、カサ・コルコバード等からシレナ(Sirena)への日帰りツアーもありますが、日帰りツアーの現地での滞在は動物の活動が鈍くなる日中のみ。午前中にシレナ入りし午後2時頃には帰ってしまうので、その時間帯では鳥以外の野生動物の姿を見ることはまず難しいです。
また日帰りツアーの種類によっては、シレナまで行かずに国立公園の端であるサン・ペドリージョ地区(San Pedrillo)にしか行かない場合もあるので、その場合は熱帯雨林の植生を眺める位で日帰りツアーが終了するそうです。
野生動物を観察したい場合には、早朝と日没付近にジャングルの中央部に滞在することが必須となります。
では、野生動物が活発に動き出す時間帯に国立公園の熱帯雨林の中に滞在するにはどのような手段があるのか?
その答えは、“シレナのレンジャー・ステーションに宿泊する”。
レンジャー・ステーションは、基本は国立公園を維持管理するレンジャー(国立公園管理人)たちの生活施設で、シレナのレンジャー・ステーションでは、国立公園内で動物観察をしたい人達のために、その生活施設の一部を宿泊場所として提供しています。
レンジャー・ステーションに滞在すると、朝は4時頃から始まる動物たちの鳴き交わす音で目覚めます。レンジャー・ステーションの前の大きな樹は、ホエザルの棲家となっていて、朝夕はホエザルたちが餌場に移動する姿も見られます。
また、黒コンドルをはじめとする大型鳥類もレンジャー・ステーションの敷地内に飛来し、その雄姿を見せてくれます。
折角コルコバード国立公園を訪れるならば、ちょっと敷居は高いですが、レンジャー・ステーションでの滞在がお勧めです。
(レンジャー・ステーションの詳細 : http://4travel.jp/os_hotel_tips_each-11301810.html#each_tab )
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- 観光の所要時間:
- 2日以上
- アクセス:
- 3.0
- 陸路はない。チャーター船でのみアクセス可
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 自然の豊かさはプライスレス”
- 景観:
- 5.0
- 中央部へと入れば、そこは野生動物の宝庫。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 入れる人の数は制限されているので、ゆっくりと滞在できる
クチコミ投稿日:2014/08/23
いいね!:6票
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