2013/09/26 - 2013/09/27
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YAMAJIさん
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タシケントについて
ウズベキスタンの首都で、シルダリヤ川の支流であるチルチク川の流域に位置するオアシス都市です。タシケントとは、テュルク語で「石の家」を意味しています。人口約230万人で、中央アジア最大の近代的大都市として発展しています。
オアシス都市としての歴史は長く、2000年前には「チャーチュ」という名で記録が残っています。750年には、唐の将軍高仙芝が侵攻したため、「チャーチュ」はイスラム帝国に支援を求め、「タラス川の戦い」のきっかけをつくりました。カラハン朝の10世紀末頃から「タシケント」の名が現れ、ティムール朝時代の16世紀には一般化しました。
1865年に始まった帝政ロシアによる支配によって、町は一変し、ロシアの中央アジア支配の拠点となって行きました。その後、ロシア革命が起き、ソ連邦に組み込まれます。1966年に大地震に見舞われ、7万8千棟が倒壊し、地震後計画的な都市づくりが行われ、近代的な大都市へと生まれ変わっていきます。
1、日本人墓地について
タシケントのヤッカサライ墓地の一番奥に、日本人墓地がひっそりとあります。戦後ソ連に抑留された日本人は約60万人、そのうち約7万人が中央アジアに送られ、813名がウズベキスタンで亡くなっています。このヤッカサライ墓地には79名が眠っており、「不戦の誓いの碑」は、1990年(ソ連時代)に建立されています。私達もひとりひとり線香をあげお参りしました。
また墓地奥の「鎮魂の碑」は、1995年(ウズベキスタン独立後)に建立されています。第二次世界大戦の終結50周年を記念して、「永遠の平和と友好の誓いの碑」として、両国関係者により建てられ、ウズベキスタン各地に埋葬された、場所と人数が記載された鎮魂碑が並んでいます。
2、ウズベキスタン歴史博物館
ウズベキスタンの歴史・文化を、石器時代から現代まで通して学ぶことが出来ます。この博物館の見所は、紀元前5〜4世紀の動物の小像で飾られたブロンズで出来たサクソンの大釜、グリフォンが彫られている紀元前4世紀のスキタイの金の腕輪、ファヤズ・テペ遺跡から出土したクシャン朝(1〜3世紀)時代のガンダーラ仏、ヴァラクシャで発掘されたソグド人の壁画、「顔は女神で体は鳥」の彫刻、世界最古のコーランの複製などです。
3、ナヴォイ・オペラ・バレエ劇場
1947に完成した劇場で、日本人捕虜500人に、強制労働で造らせた建物です。街の6割が倒壊した、1966年の地震にもびくともしませんでした。ウズベキスタンの人々は、苛酷な条件の中で行われたこの偉業に、今でも称賛を惜しみません。現在修復中のため中の見学は出来ませんでした。
4、アミール・ティムール広場
新市街の中心にあり、主要道路が集中するターミナルなっています。広場の中心には、ウズベキスタンの英雄ティムールの騎馬像が立っています。ソ連邦時代には、ティムール像ではなく、レーニン像が立っていたという。広場の周りには、ウズベキスタンホテルや国際会議場、時計台、市役所、ティムール博物館などがあります。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 1.0
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サマルカンドを出発し、タシケントに向かいます。約300kmで、5時間のバスの移動です。
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平野側から山側に流れる、「逆流の川」です。平野のサマルカンドは標高約700mで、山側の標高は500〜600mのため、錯覚に陥ります。
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沿道ではリンゴやハチミツを売っています。
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岩山の関所、ティムールの門です。
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ゾロアスター教の鳥葬の丘も見えます。
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踏切でバスは停止、高速列車が通過するという。急いでバスを下車、撮影に・・・。
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イチオシ
タシケントとサマルカンド間の344kmを、2時間で結ぶ「アフラシャブ号」です。2011年10月8日開業で、最高速度は250kmです。
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連続して踏切で停止です。羊の群れが道路を横断します。
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目パチクリの、電気機関車が通過します。機関車トーマスの友人か・・?
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もう一台貨物が通過です。
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高速道路を走行します。
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ひまわり畑です。
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白樺の並木道です。
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綿花の摘み取り風景です。
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導水管が見えます。
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シルダリヤ川を渡ります。
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タシケントはもうすぐです。
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タシケントのヤッカサライ墓地です。
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ブドウ棚の下を通り、墓地に入ります。
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かなり広い墓地です。ロシア正教やムスリム等の共同墓地です。
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日本人墓地は、一番奥にひっそりとあります。戦後ソ連に抑留された日本人は約60万人、そのうち約7万人が中央アジアに送られ、813名がウズベキスタンで亡くなっています。
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「不戦の誓いの碑」は、1990年(ソ連時代)に建立されました。
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私達もひとりひとり線香をあげお参りしました。
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この墓地には79名が眠っています。
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「鎮魂の碑」は、1995年(ウズベキスタン独立後)に建立されました。
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第二次世界大戦の終結50周年を記念して、「永遠の平和と友好の誓いの碑」として、両国関係者によって建てらました。
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ウズベキスタン各地に埋葬された、場所と人数が記載された鎮魂碑が並んでいます。その内訳は、コーカンド・・240名、カガン(2墓地)・・160名、チェアマ・・32名、ベガワート・・146名、ボスタンディクスキー・・13名、フェルガナ・・2名、アングレン・・133名、タシケント(2墓地)・・87名です。
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ウズベキスタン歴史博物館です。ウズベキスタンの歴史・文化を、石器時代から現在まで通して学ぶことができます。
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正面入口です。博物館の写真撮影料は2万スム(約10ドル)でした。
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正面エントランスです。「アンズの花と雪山」、早春の風景がお出迎えです。
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数百万年前の石器時代から、展示がスタートです。
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土器、青銅器時代の展示です。
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紀元前9〜4世紀の槍や弓矢などの展示です。
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紀元前5〜4世紀の、動物の小像で飾られた、ブロンズでできたサクソンの大釜です。
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イチオシ
グリフォンが彫られている、紀元前4世紀のスキタイの金の腕輪です。
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古代ホレズム王国(紀元前6〜5世紀)の展示です。
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ソグド人の納骨器です。
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紀元前4世紀のアレキサンダー大王の遠征図です。
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紀元前3〜2世紀のコインです。
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博物館の最大の目玉、ファヤズ・テペ遺跡から出土した、クシャン朝(1〜3世紀)時代のガンダーラ仏のコーナーです。
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発掘の様子です。
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イチオシ
三尊仏で、素晴らしいお顔をしています。脇仏の手が欠損していて残念ですが、主仏は完璧です。
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中国の唐朝が支配した時代(7世紀)の展示です。
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「狩りをする風景」のレリーフです。6〜7世紀のものです。
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突厥(6〜8世紀)の石人です。
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頭の上にドクロを3つ、おどろおどろしい彫刻です。6〜7世紀のフェルガナで発掘されたものです。
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イチオシ
ヴァラクシャで発掘された、ソグド人の壁画です。
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「顔は女神で体は鳥」の彫刻です。ブハラのアルク(内城)の博物館に、壊れていましたが同じ彫刻がありました。
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イスラム教の伝道図(7〜9世紀)です。
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世界最古のコーランの複製です。
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イスラム世界の科学や文化は、世界でトップレベルでした。
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ブハラのカラーン・ミナレット(1127年創建)とカラーン・モスクの模型です。
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ティムール帝国の時代(14〜15世紀)が始まります。
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サマルカンドのビビハニム・モスク(1404年創建)の模型です。
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ティムールは、ウズベキスタンの最大の英雄です。
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「青の都」サマルカンドの象徴は、青いタイルを多用した美しい建造物です。
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ティムール時代の甲冑とウルグベクの紹介コーナーです。
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ロシア帝国が支配した時代(19世紀)の展示です。
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ソ連邦時代(20世紀)の展示です。
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1991年にソ連邦が解体し、ウズベキスタン共和国が独立しました。
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新生ウズベキスタン共和国の展示が始まります。
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通貨の展示です。
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切手の展示です。
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イスラム・カリモフ大統領です。ウズベク・ソビエト社会主義共和国時代の、1990年から大統領を続けています。
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議会の写真も。共和制の二院制です。
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テロとの戦いの歴史も、アメリカの同時多発テロの写真もありました。
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各国首脳との2ショットの写真も。平成天皇との写真も展示しています。
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外国との合弁で、自動車産業を育成しています。ウズベキスタンでは、日本車とドイツ車はほとんど見かけませんでした。
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ウズベキスタン航空は、世界のナショナル・フラッグです。
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ナヴォイ・オペラ・バレエ劇場です。1947年に完成した劇場で、日本人捕虜500人が建設に参加しました。街の6割が崩壊した、1966年の地震でもびくともしませんでした。
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現在修復中の為、中には入れません。手前に綿花の実を型どった噴水があります。
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突然噴水が吹き上げました。
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アミール・ティムール広場です。新市街の中心にあり、主要道路が集中するターミナルになっています。
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ウズベキスタン・ホテルです。
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国際会議場です。
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国際会議場の屋根には2羽のコウノトリが。
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時計台です。
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市役所です。
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イチオシ
広場の中心に建つ、ウズベキスタンの英雄ティムールの騎馬像です。ティムールは、中央アジアから西アジアにかけて、かつてのモンゴル帝国の半分に匹敵する帝国を一代で築き上げました。「ジンギスハーンは破壊し、ティムールは建設した」と言われるように、壮麗な建築群(青タイルの建築群)を造りあげました。
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ティムール広場から独立広場側を見ています。このサイールゴフ通り(ブロードウェイ)は、歩行者天国のようです。
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ティムール博物館です。
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最後の晩餐です。
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ナンです。
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お米とじゃがいものスープです。
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焼きうどん?
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日の出です。
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眼下は漢江です。
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眼下に能登半島です。
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中央アジア17日間の旅が終わった。その間のバス移動は、4440kmでした。シルクロードをめぐる旅で、中央アジアがそっくり抜けていました、やっと念願が叶いました。イラクのバクダッドにも行きたいのですが、今はまだ政情が不安定で無理のようです。 最後に同行したツアーの皆様とフライト6回、陸路国境越え4回を完璧にこなした、添乗員吉川湖希さんに感謝します。
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