2013/09/13 - 2013/09/13
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YAMAJIさん
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イシク・クル湖について
東西約180km、南北約30〜70km、周囲約700kmで、琵琶湖の約9倍の大きさがあります。湖面の標高は約1600mあり、天山山脈の支脈で4000m級の、テルスケイ・アラ・トー(南側)とクンゲイ・アラ・トー(北側)に囲まれています。 湖の周囲は、紀元前8世紀からカサ族や鳥孫族の文化の中心地で、7世紀には玄奘三蔵がインドに行く途中立ち寄り、14世紀にはティムールの避暑地となり、ソ連邦時代には、外国人の立ち入りが禁止され、要人たちの保養地や休養施設が多数建てられました。 湖の透明度は、バイカル湖に次ぐ世界第2位で、「中央アジアの真珠」と呼ばれています。イシク・クル湖から流れ出る川はありません。
1、歴史文化博物館
カサ族や鳥孫族の土器や青銅器の展示コーナーや紀元前後に湖底に沈んだ集落についての調査と出土品の展示コーナー、岩絵や突厥の「石人」の展示コーナー、キルギスの英雄「マナス王」のコーナーなどがあります。
2、イシク・クル湖クルーズ
チョルポン・アタの船着き場から、専用船で1時間のクルーズに出発です。天気は良いのですが、沖に出ると風があり、波があり、肌寒い感じでした。イシク・クル湖とは、キルギス語で「熱い湖」の意味で、湖の周囲や湖底から多くの温泉が湧出し、厳冬期でも凍結しない湖です。船上からは、チョルポン・アタの保養地や休養施設が見え、町の裏手には、クンゲイ・アラ・トーが迫ります。残念ながら、対岸に雪を頂いて連なるテイスケイ・アラ・トーが見られませんでしいた。
3、岩絵野外博物館
チョルポン・アタの北西の山の斜面に、大小さまざまな岩がごろごろしているところがあり、そこが岩絵野外博物館です。岩絵の多くは4000年前からのもので、岩絵には番号がふられ約900個あります。岩の上には、山ヤギや鹿、ユキヒョウ、狩人などが描かれており、世界遺産登録を目指しているようですが、その保護は難しいようです。
カラコルについて
イシク・クル湖の東端、湖岸から9km、海抜1690〜1990m、テイスケイ・アラ・トーと天山山脈の山々への登山基地の町です。天山山脈の最高峰ポベタ(勝利峰)7439mへの登山口でもあります。 ロシアの中央アジア探検家、プルジェワルスキー(1839〜1888年)が、この地で亡くなり、彼のお墓や記念碑、博物館が整備されています。
1、ロシア正教会
ロシア正教の聖三位一体教会で、木造建築の教会です。エリツィン大統領に補修費を依頼し無視されたり、プーチン大統領にはもう自分の国でやりなさいと支援を拒否されたり、酔っぱらったロシア人に壊されたりと、色々あったようです。
2、ドゥンガン・モスク
1本の釘も金具も使わずに、木材だけで建てたユニークな建物です。見た目はまるで仏教寺院のようです。異教徒は中に入れませんでしたが、イスラムの聖職者の方から、庭で育てられている、リンゴやナシ、バラの花をプレゼントしてくれました。
3、プルジェワルスキーの博物館、お墓、記念碑
身長190cm、体重140kgの立派な体格のプルジェワルスキーですが、5回目の探検の時、チュイ川の水を飲み、腸チフスになり、カラコルで亡くなってしまいます。お墓は遺言通り、イシク・クル湖畔のこの地に葬られ、結局訪れることが出来なかったチベットのラサを向いて立っています。記念碑の重さは1年を表す365トン、一番上のワシは勇気を、ワシの足元の地図は中央アジアを表しています。博物館には、彼の足跡と探検地図などが展示されています。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
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チョルポン・アタの歴史文化博物館です。博物館内の写真撮影料は5ドルでした。
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イシク・クル湖の模型。天山山脈の支脈であるクンゲイ・アラ・トーとテルスケイ・アラ・トーに囲まれています。周囲の山脈は4000m級で、湖面の標高は1600mあります。
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紀元前後に湖底に沈んだ集落があるという。湖岸には時々、青銅器や土器が打ち上げられます。
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岩絵のコーナー、「石人」も展示されています。
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土器の出土品コーナー、イシク・クル湖周辺はサカ族や鳥孫族の文化の中心地だった。
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「マナス王」のコーナー、キルギス人が1000年も昔から語り継ぐ英雄叙事詩のヒーローです。
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皮の容器や馬具などのコーナーです。
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民族楽器のコーナーです。
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新婚用のユルタ(ゲル又パオ)とか。かなり小さいです。新婚さん用なので2人用?
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ユルタの中です。
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イシク・クル湖クルーズに出発する船着き場です。
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我がツアー客が乗ったクルーズ船です。
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湖上は風が有り寒い。添乗員の吉川さんは毛布に包まります。
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湖畔のチョルポン・アタの街並みと、4000m級のクンゲイ・アラ・トーです。
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湖面の標高は1600mあり湖畔には別荘地が多い。ソ連時代の保養地や休養施設が点在しています。ソ連時代は、イシク・クル湖は立ち入り禁止でした。
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波がかなり高くなってきました。
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東西約180km、南北約30〜70km、周囲約700kmで、琵琶湖の約9倍の大きさがあります。対岸のテルスケイ・アラ・トーは姿を見せません。
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藍色からエメラルドグリーンに変化する水の色も見逃せません。
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チョルポン・アタからカラコルに移動です。イシク・クル湖の東岸が見えてきました。
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ロシア正教の聖三位一体教会です。木造建築の教会です。
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過去にはサッカー場だったり、酔っ払いのロシア人に壊されたりと複雑な歴史があったようです。
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中にはイコノスタシスが。教会内は撮影禁止でした。
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エリツィン大統領に補修費を依頼して無視されたり、プーチン大統領にはもう自分の国でやりなさいと拒否されたり、色々あったようです。
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教会の裏にはリンゴの木が沢山植えてありました。
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ドゥンガン・モスクです。1本の釘も金具も使わずに木材だけで建てたユニークな建物です。
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見た目はまるで仏教の寺院のようです。異教徒は入れませんでした。
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イスラム教の一日5回のお祈りの時間を示しています。日の出や日没の時間が変わるので、お祈りの時間も変わるそうです。
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お庭のバラの花とリンゴの木です。
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お庭のナシの木です。
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イチオシ
イスラムの聖職者の方が、庭で育てられている、リンゴとナシ、バラをプレゼントしてくれました。
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プルジェワルスキー記念公園の入口です。
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モミの木の並木道が続いていました。
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プルジェワルスキー博物館です。
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ロシアの探検家プルジェワルスキー(1839〜1888年)です。
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プルジェワルスキーの中央アジアの探検地図がお出迎えです。
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1870〜1888年に掛けて5回の探検旅行を行っている。
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終焉の地カラコル、1888年チュイ川の水を飲んで腸チフスで亡くなっています。
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プルジェワルスキーの足跡が展示されている。
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陸軍大学を卒業後、念願かなってシベリアへ赴任。モンゴルから青海へ第1回目の探検、ロプノール探検、2回に渡るチベット探検、第5回目の探検でベルデ峠超えの手前のカラコルで力尽きる。
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プルジェワルスキーのノートです。
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かなり大きな絵で、右手から見ても左手から見ても、同じ方向に探検隊が進んでいます。
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イチオシ
プルジェワルスキー記念碑、高さ9m、重さ365トンの花崗岩で作られています。
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鷲は勇気の象徴、銜えるオリーブの木は平和と学問の象徴です。その足は探検した中央アジアの地図を踏まえています。
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正面にロシア語の碑文が刻まれています。
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プルジェワルスキーの墓、訪れることが出来なかったチベットのラサを向いています。
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イチオシ
彼の遺言によりイシク・クル湖を見下ろす丘の上に葬られました。
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プルジェワンスキー記念公園で3組の結婚式のカップルに会いました。
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結婚式や披露宴の前に友人達と名所や公園などに繰り出すようです。
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もう出来上がっている人も見かけました。
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カップルが乗ってきた車の一台です。
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カラコルからチョルポン・アタに戻ります。小麦畑が広がっていました。
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雪山がお出迎えです。
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岩絵野外博物館の看板です。岩絵(ピトラグリーフィ)の多くは、4000年前からのものという。
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大小さまざまの岩がごろごろしています。世界遺産登録を目指しているが保護は難しいようです。
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鉄柵越しにイシク・クル湖が見える。牛が入らないように柵が作られました。
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絵が描かれた岩は約900個あるという。
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イチオシ
多数の山ヤギが描かれた岩です。岩絵野外博物館を代表する岩絵です。
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左上には弓矢を持った狩人が描かれています。
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中央の上にはユキヒョウが描かれています。ユキヒョウは犬のように飼いならし猟に使っていたようです。
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全面に山ヤギが描かれている岩絵です。
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山ヤギと狩人が描かれている岩絵です。
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風雨により損傷が激しい岩絵です。見て廻りましたが保存状態は良くありません、大変残念です。
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いたずら書きされた岩もありました。
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