丹沢・大山旅行記(ブログ) 一覧に戻る
今年は事情があって11月上旬まで動きが取れず、おかげで紅葉シーズンを棒に振った。<br />山には7月の白馬以来、ご無沙汰続き。<br />ようやく解放された11/4、勇んで檜洞丸行きを計画したが、前日夜からの雨で中止。<br />かくなる上はと、代休を組み合わせて11/10~11で八ヶ岳の北横岳・山小屋泊を画策。あずさに乗って茅野まで行ったが、折りからの強風でロープウェイ運休。おまけに雨。<br />さすがに山小屋の人からも「今回は止めた方が・・・」と言われ、駅前でコーヒーを飲んで帰ってきた、つまり日帰り。<br />その翌日、本来ならば八ヶ岳で迎えたであろう朝、気持ちの持って行き処がなく、やけくそで3回目となる鍋割山を目指す。<br />天候はどんより…<br /><br />つくづくついていない山行の記録…

やけくそ日帰り登山~丹沢・鍋割山~

50いいね!

2013/11/11 - 2013/11/11

78位(同エリア731件中)

旅行記グループ 山 丹沢(主脈・主稜)

2

54

琉球熱

琉球熱さん

今年は事情があって11月上旬まで動きが取れず、おかげで紅葉シーズンを棒に振った。
山には7月の白馬以来、ご無沙汰続き。
ようやく解放された11/4、勇んで檜洞丸行きを計画したが、前日夜からの雨で中止。
かくなる上はと、代休を組み合わせて11/10~11で八ヶ岳の北横岳・山小屋泊を画策。あずさに乗って茅野まで行ったが、折りからの強風でロープウェイ運休。おまけに雨。
さすがに山小屋の人からも「今回は止めた方が・・・」と言われ、駅前でコーヒーを飲んで帰ってきた、つまり日帰り。
その翌日、本来ならば八ヶ岳で迎えたであろう朝、気持ちの持って行き処がなく、やけくそで3回目となる鍋割山を目指す。
天候はどんより…

つくづくついていない山行の記録…

旅行の満足度
4.5
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
高速・路線バス 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • スタートは大倉。<br />朝6時前に家を出発し、電車とバスを乗り継いで到着したのは8時過ぎ。<br />平日とあって空いているのは良いが、売店は休業。<br />8:18

    スタートは大倉。
    朝6時前に家を出発し、電車とバスを乗り継いで到着したのは8時過ぎ。
    平日とあって空いているのは良いが、売店は休業。
    8:18

  • 民家を抜けてしばらく林道歩き。<br />道端に白い小さな花、これは?<br />ボタンヅルか?

    民家を抜けてしばらく林道歩き。
    道端に白い小さな花、これは?
    ボタンヅルか?

  • 一つ目のポイント、二俣までは、いくつかの小さな滝を眺めながら静かな林道を歩く。

    一つ目のポイント、二俣までは、いくつかの小さな滝を眺めながら静かな林道を歩く。

  • 紅葉にはもう遅いかと思ったが、山の低い部分はまさにこれから。

    紅葉にはもう遅いかと思ったが、山の低い部分はまさにこれから。

  • 二俣の手前に、こんな胸像が設置されている。<br /><br />『山の恩人 尾関 広』とある。<br />昭和時代の登山家で、昭和30年に全日本山岳連盟を設立した。<br />その後全日本山岳連盟会長を務めた人物である。

    二俣の手前に、こんな胸像が設置されている。

    『山の恩人 尾関 広』とある。
    昭和時代の登山家で、昭和30年に全日本山岳連盟を設立した。
    その後全日本山岳連盟会長を務めた人物である。

  • 二俣付近はちょうど紅葉の見頃。

    二俣付近はちょうど紅葉の見頃。

  • 二俣到着。9:41<br />ここは小さな川が流れる河原。

    二俣到着。9:41
    ここは小さな川が流れる河原。

  • 手作り感満載の木の橋を渡って行く。<br />晴れていれば、小川のせせらぎも心地よく休憩するのに最適。

    手作り感満載の木の橋を渡って行く。
    晴れていれば、小川のせせらぎも心地よく休憩するのに最適。

  • 次の分岐まで、開放感のある道を行く。<br />まだ林道だが、この景観は気持ちが良い。

    次の分岐まで、開放感のある道を行く。
    まだ林道だが、この景観は気持ちが良い。

  • ミズヒの分岐 10:06<br />滝があるのだが、今回は素直に鍋割方面へ

    ミズヒの分岐 10:06
    滝があるのだが、今回は素直に鍋割方面へ

  • ここも渡渉地点<br />先ほどの二俣もここも、雨の後は増水して渡れなくなることも・・・

    ここも渡渉地点
    先ほどの二俣もここも、雨の後は増水して渡れなくなることも・・・

  • 林道に入ってからここまで、至る所から水が湧きだしていて、水溜りも多い。<br />水が多いのは植生には良いことなのだが、その分歩きにくい個所も多い。

    林道に入ってからここまで、至る所から水が湧きだしていて、水溜りも多い。
    水が多いのは植生には良いことなのだが、その分歩きにくい個所も多い。

  • ミズヒ分岐を過ぎると樹林帯に入り、途端に傾斜がきつくなっていく。<br /><br />植林された杉林の中に、異様な裂け方をした気が数本。<br />落雷だろうか…?

    ミズヒ分岐を過ぎると樹林帯に入り、途端に傾斜がきつくなっていく。

    植林された杉林の中に、異様な裂け方をした気が数本。
    落雷だろうか…?

  • 切り株は自然の植木鉢のよう。<br />美しい苔が生えていた。

    切り株は自然の植木鉢のよう。
    美しい苔が生えていた。

  • もしかすると数十年後に大木?

    もしかすると数十年後に大木?

  • 水分が多いせいで、苔が見事。<br />厚く色も濃い。

    水分が多いせいで、苔が見事。
    厚く色も濃い。

  • 息も荒くなるような激坂を登り、振り返ってみる。<br />やっぱりかなりの急勾配。<br />これを登り切ると、2つ目のポイントである「後沢乗越」。

    息も荒くなるような激坂を登り、振り返ってみる。
    やっぱりかなりの急勾配。
    これを登り切ると、2つ目のポイントである「後沢乗越」。

  • 後沢乗越到着。10:30<br />栗ノ木洞と鍋割山の分岐である。<br />大倉から登ってきた人は、等しくここで小休止。

    後沢乗越到着。10:30
    栗ノ木洞と鍋割山の分岐である。
    大倉から登ってきた人は、等しくここで小休止。

  • キキョウのようだが…?

    キキョウのようだが…?

  • 後沢乗越からは北進しながらの稜線歩き。<br />まだまだ紅葉が見られる。

    後沢乗越からは北進しながらの稜線歩き。
    まだまだ紅葉が見られる。

  • こちらは黄葉。

    こちらは黄葉。

  • 道端で見つけた白い花。<br />菊の仲間に見えるが…<br /><br />シラヤマギクか、リュウノギクか?

    道端で見つけた白い花。
    菊の仲間に見えるが…

    シラヤマギクか、リュウノギクか?

  • この稜線はいくつかの小さなピークを越していくのだが、地味に高度を上げていく。これが実はけっこうこたえるのだ(笑)<br /><br />両側の風景も、紅葉の盛りを過ぎた冬支度のものに変化していく。<br />曇天のせいもあって、うすら寒い風景(笑)

    この稜線はいくつかの小さなピークを越していくのだが、地味に高度を上げていく。これが実はけっこうこたえるのだ(笑)

    両側の風景も、紅葉の盛りを過ぎた冬支度のものに変化していく。
    曇天のせいもあって、うすら寒い風景(笑)

  • こんな感じの尾根道。<br />決して嫌いな道じゃないけれど、山頂かと思うと次のピークが現れるという、まことに意地の悪い道なのだ。

    こんな感じの尾根道。
    決して嫌いな道じゃないけれど、山頂かと思うと次のピークが現れるという、まことに意地の悪い道なのだ。

  • 2つ目のピークを登ったところで見つけた、手掘りの地蔵。<br />あたりはガス・・・(泣)

    2つ目のピークを登ったところで見つけた、手掘りの地蔵。
    あたりはガス・・・(泣)

  • まだ登りは続く。<br />これが本当に、長い!<br />挫けそうになる気持ちを奮い立たせながら歩く

    まだ登りは続く。
    これが本当に、長い!
    挫けそうになる気持ちを奮い立たせながら歩く

  • また地蔵。<br />周囲はガスに包まれ、眺望は全くナシ。

    また地蔵。
    周囲はガスに包まれ、眺望は全くナシ。

  • まだまだ登りは続く・・・

    まだまだ登りは続く・・・

  • これは?<br />先ほど見たキキョウのような花の蕾だろうか?

    これは?
    先ほど見たキキョウのような花の蕾だろうか?

  • 長い長い木道を文句たらたら登り続けて、ようやく到着した山頂。<br />11:40<br />出発してから3時間半。<br /><br />有名な鍋割山荘。

    長い長い木道を文句たらたら登り続けて、ようやく到着した山頂。
    11:40
    出発してから3時間半。

    有名な鍋割山荘。

  • 山頂の標柱。<br />標高 1272.5m

    山頂の標柱。
    標高 1272.5m

  • 眺望はこの通り(泣)<br />まぁ仕方ない。<br /><br />ここで昼食。<br />鍋割に来る人は、ここの山荘の名物「鍋焼きうどん」目当ての人も多い。<br />いつも激混みで、我々は一度も食べたことがない。<br />しかし今日は平日。あっけないくらい人が少なく、注文してすぐありつけたようだ。<br />並ぶのは嫌だからと、我々は今回も昼食持参。

    眺望はこの通り(泣)
    まぁ仕方ない。

    ここで昼食。
    鍋割に来る人は、ここの山荘の名物「鍋焼きうどん」目当ての人も多い。
    いつも激混みで、我々は一度も食べたことがない。
    しかし今日は平日。あっけないくらい人が少なく、注文してすぐありつけたようだ。
    並ぶのは嫌だからと、我々は今回も昼食持参。

  • 食後の飲み物、今回は甘酒!<br />山頂の気温は6.5℃。じっとしていると芯から冷えてくる。<br />コーヒーは体が温まらないからと選んだのだが、結果的に大正解。<br /><br />1時間ほど休憩し、出発。12:55

    食後の飲み物、今回は甘酒!
    山頂の気温は6.5℃。じっとしていると芯から冷えてくる。
    コーヒーは体が温まらないからと選んだのだが、結果的に大正解。

    1時間ほど休憩し、出発。12:55

  • 今回選んだ下山ルートは小丸尾根。<br />その分岐までの稜線である鍋割山稜は、穏やかな稜線。歩いていてとても気持ちの良いルートだ。<br />折りも折り、ようやく晴れ間が見えてきた。

    今回選んだ下山ルートは小丸尾根。
    その分岐までの稜線である鍋割山稜は、穏やかな稜線。歩いていてとても気持ちの良いルートだ。
    折りも折り、ようやく晴れ間が見えてきた。

  • 1300m近くの標高では、さすがに紅葉も終わり、裸の樹林帯となる。<br />その分、明るくて眺望が利き、晴れやかな気分で歩くことができる。<br />思えば、初めてここを歩いたのも初冬だった。

    1300m近くの標高では、さすがに紅葉も終わり、裸の樹林帯となる。
    その分、明るくて眺望が利き、晴れやかな気分で歩くことができる。
    思えば、初めてここを歩いたのも初冬だった。

  • わずかに残る黄葉

    わずかに残る黄葉

  • この稜線も、微妙に高度を上げていく。<br />歩いてきた道を振り返る。

    この稜線も、微妙に高度を上げていく。
    歩いてきた道を振り返る。

  • まさに、紅一点

    まさに、紅一点

  • 小丸分岐到着。13:36<br />分岐点からの眺め。<br /><br />実はここの方が鍋割山頂よりも高い。1341mである。

    小丸分岐到着。13:36
    分岐点からの眺め。

    実はここの方が鍋割山頂よりも高い。1341mである。

  • 山並みがすっかりガスで覆われてしまっている。

    山並みがすっかりガスで覆われてしまっている。

  • 小丸尾根は人影もなく、落ち葉の道を踏みしめてひたすら下る。

    小丸尾根は人影もなく、落ち葉の道を踏みしめてひたすら下る。

  • こういう風景、好きだなぁ(笑)

    こういう風景、好きだなぁ(笑)

  • 長い長い下り道。<br />西側の斜面に日が当たってポカポカ。<br />前方に人影。この道に入って初めてのニンゲンだ。

    長い長い下り道。
    西側の斜面に日が当たってポカポカ。
    前方に人影。この道に入って初めてのニンゲンだ。

  • 中間あたり、傾斜が緩くなって平坦な道。

    中間あたり、傾斜が緩くなって平坦な道。

  • 陽射しはすっかり西日で、ちょっと急がなければいけないのだが、

    陽射しはすっかり西日で、ちょっと急がなければいけないのだが、

  • この穏やかな風景、ゆっくりと味わいたい・・・

    この穏やかな風景、ゆっくりと味わいたい・・・

  • 青い空に紅葉がきれい

    青い空に紅葉がきれい

  • 落ち葉の散歩道

    落ち葉の散歩道

  • この穏やかな風景と絶妙なグラデーション、これだけでもやっぱり来てよかった!

    この穏やかな風景と絶妙なグラデーション、これだけでもやっぱり来てよかった!

  • 樫の実か?<br /><br />なぜか なごむ

    樫の実か?

    なぜか なごむ

  • サクサクと落ち葉の道を下り、もうすぐ分岐

    サクサクと落ち葉の道を下り、もうすぐ分岐

  • 暗い杉林を抜け、林道の分岐に出た。15:30<br />ここからは往路と同じ、二股を経由して大倉へ。<br /><br />実はここからが地味に長く、退屈な林道を延々と歩く。<br />大倉に到着したのは16:56<br />辺りはすっかり暗くなってからだった。

    暗い杉林を抜け、林道の分岐に出た。15:30
    ここからは往路と同じ、二股を経由して大倉へ。

    実はここからが地味に長く、退屈な林道を延々と歩く。
    大倉に到着したのは16:56
    辺りはすっかり暗くなってからだった。

  • 今回、3回目にしてようやく入手した鍋割山のバッジ。

    今回、3回目にしてようやく入手した鍋割山のバッジ。

  • 今回の歩行距離:16.1km<br />最大標高:1,341m<br />最大標高差:1,051m<br /><br />八ヶ岳が荒天でダメになって、やけくそ気味に登った鍋割山だったが、久しぶりの表丹沢はやっぱり気持ちが良く、落葉の季節ならではの景観もあり、がっつり歩いて心地よい疲労感に浸って帰宅。

    今回の歩行距離:16.1km
    最大標高:1,341m
    最大標高差:1,051m

    八ヶ岳が荒天でダメになって、やけくそ気味に登った鍋割山だったが、久しぶりの表丹沢はやっぱり気持ちが良く、落葉の季節ならではの景観もあり、がっつり歩いて心地よい疲労感に浸って帰宅。

この旅行記のタグ

50いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

旅行記グループ

山 丹沢(主脈・主稜)

この旅行記へのコメント (2)

開く

閉じる

  • ごんじさん 2013/11/20 23:26:59
    こちらにもコメです。
    後半は青空も見えてよかったですね!
    陽射しが差し込む雑木林はいいですよね〜。
    どんぐりも可愛らしいです。

    鍋焼きうどんは、平日ならすいているんですね。
    1時間待ちとかいう噂も聞いていたのですが・・
    でも思ったより登りがキツそう。
    トレーニング登山って感じですかね〜?

    琉球熱

    琉球熱さん からの返信 2013/11/21 00:12:40
    RE: こちらにもコメです。
    ごんじさん、書き込みありがとうございます。

    山に行く時は事前にお知らせします(涙)

    > 陽射しが差し込む雑木林はいいですよね〜。

    そうなんです。落葉樹林が大好きで。特にブナ林は好きですね〜。
    反面、杉林は嫌いです(笑)


    > 鍋焼きうどんは、平日ならすいているんですね。
    > 1時間待ちとかいう噂も聞いていたのですが・・

    その噂は本当です。週末はスゴイです。それで私は一度も食べたことがないのです。山頂の1時間は大きいですよね、特に冬場ともなれば、、、

    ご主人が一人で切り盛りしているから仕方ないのですが。

琉球熱さんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP