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西光寺は四吟歌仙「さみだれを」の立つ、旧高野一栄邸から北東にワンブロック行った一角にある。<br /><br />境内の入り口は仁王門があり、東京浅草寺の仁王を真似て、地元の彫刻家柴川文蔵が慶応3年に彫ったという仁王像が鎮座する。<br /><br />境内には多くの句碑が有るが、我々のお目当ては、芭蕉が自筆したという四吟歌仙「さみだれを」の発句を、地元の医者で俳人だった暁花園土屋只狂(ぎょうかえんつちやしきょう)が模刻したという芭蕉句碑。<br /><br />  さみ堂礼遠 あつめてすゝしもかミ川  芭蕉<br /><br />原碑は風化が進んでおり、保存のために碑を小さなお堂に収めガラス窓で仕切ってあり、なかなか見ずらく成っていたが、ガラスにカメラを押し当ててズーム接写で撮ってみた。<br /><br />原碑が見ずらく成った所為か、近くに蔽堂を建てられており、その中に昭和50年建立したという芭蕉の同句の碑があり、更に芭蕉の碑を中心にして右に只狂、左のもう一人の地元の俳人李兮の句碑が併設されている。<br /> <br />   夜着重し 桜や咲ん雨の音  只狂<br />    <br />   吹かるゝや 骨となっても枯尾花  李兮<br /><br />他にも境内には、高浜虚子や、高野一栄の句碑もある。 <br /><br />   夏山に 襟を正して最上川  虚子 <br /><br />   岸にほたる 繋ぐ舟杭    一栄・・(「さみだれを」歌仙脇句)<br /><br />本堂の正面右脇に、つい見過ごしてしまいそうなミニ芭蕉像があった。<br /><br />拡大写真はズームマクロで撮ったもの。<br />

奥の細道を訪ねて第11回05大石田の街散策その2西光寺芭蕉句碑

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2012/08/28 - 2012/08/28

58位(同エリア59件中)

WT信

WT信さん

西光寺は四吟歌仙「さみだれを」の立つ、旧高野一栄邸から北東にワンブロック行った一角にある。

境内の入り口は仁王門があり、東京浅草寺の仁王を真似て、地元の彫刻家柴川文蔵が慶応3年に彫ったという仁王像が鎮座する。

境内には多くの句碑が有るが、我々のお目当ては、芭蕉が自筆したという四吟歌仙「さみだれを」の発句を、地元の医者で俳人だった暁花園土屋只狂(ぎょうかえんつちやしきょう)が模刻したという芭蕉句碑。

  さみ堂礼遠 あつめてすゝしもかミ川  芭蕉

原碑は風化が進んでおり、保存のために碑を小さなお堂に収めガラス窓で仕切ってあり、なかなか見ずらく成っていたが、ガラスにカメラを押し当ててズーム接写で撮ってみた。

原碑が見ずらく成った所為か、近くに蔽堂を建てられており、その中に昭和50年建立したという芭蕉の同句の碑があり、更に芭蕉の碑を中心にして右に只狂、左のもう一人の地元の俳人李兮の句碑が併設されている。
 
   夜着重し 桜や咲ん雨の音  只狂
    
   吹かるゝや 骨となっても枯尾花  李兮

他にも境内には、高浜虚子や、高野一栄の句碑もある。 

   夏山に 襟を正して最上川  虚子 

   岸にほたる 繋ぐ舟杭    一栄・・(「さみだれを」歌仙脇句)

本堂の正面右脇に、つい見過ごしてしまいそうなミニ芭蕉像があった。

拡大写真はズームマクロで撮ったもの。

同行者
一人旅
交通手段
観光バス 新幹線 JRローカル
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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