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祓川神橋を渡ると程なく、樹齢1000年以上という”爺杉”が我々を迎えてくれる。<br /><br />”爺杉”はこの先が国宝五重塔だよと案内役も兼ねており、五重塔創建以来、何度か建て替えられた五重塔をず〜と見守り続けている唯一の証人でもある。<br /><br />東北地方で最も古いといわれるこの五重塔は真下から見上げても素晴らしいが、やや遠くから、杉の大木の間から木漏れ日を浴び、そこだけ黄金に輝いている五重塔は、此処だけでしか目にすること出来ない美しさだろう。<br /><br />それにしては奥の細道にも曾良日記にもこの五重塔に関する記載が見当たらない。<br /><br />曾良日記によると、祓川辺りで既に陽は翳り始めたようなので、五重塔辺りでは、塔は杉林の闇の中に包まれていたのではなかろうか。<br /><br />五重塔を過ぎるといよいよ「一の坂」の急な石段が控える。<br /><br />2009年10月、湯殿山大日坊の秘仏のご開帳にあわせて、羽黒山も訪れている。<br /><br />しかしその際は、坂の上にバスをつけて三神合祭殿を拝み、次に坂の下の随身門側にバスを回して五重塔を訪れた。<br /><br />一の坂から三の坂迄は今回が初めての登山(実際は下山)である。<br /><br />坂の途中に階段の踊り場のような空間があり、小さい祠に出会ったりする。<br /><br />更に登ったところに石塔が立ち、「二の坂」と刻まれてあり、一層急な石段と大木の杉並木で薄暗い坂が延びる。<br /><br />「二の坂」の上には「「二の坂茶屋」があり、一休みが出来る。<br /><br />我々は「三の坂」を下ってきて、この茶屋に辿りついた。<br /><br />それでもこの茶屋の名物は力餅なのだが、体が要求したのはカキ氷であった。<br /><br />「二の坂茶屋」から望む庄内平野のパノラマも疲れ癒す効能がある。<br /><br />「二の坂茶屋」に相当する茶屋は江戸時代に、既に唯一此処にあったと言われる。<br /><br />しかし茶屋があったとしても、芭蕉達が此処に到達した時刻にまだ店が開いていたとは考えられない。<br /><br />芭蕉達は、宿舎の南谷を目指して、只ひたすら登ったことであろう。<br /><br />日が暮れて涼しくなっていたとは言え、その健脚ぶりには改めて驚かされる。<br /><br />

奥の細道を訪ねて第11回16羽黒山参詣その2国宝羽黒山五重塔と一の坂、二の坂の景観

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2012/08/29 - 2012/08/29

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WT信

WT信さん

祓川神橋を渡ると程なく、樹齢1000年以上という”爺杉”が我々を迎えてくれる。

”爺杉”はこの先が国宝五重塔だよと案内役も兼ねており、五重塔創建以来、何度か建て替えられた五重塔をず〜と見守り続けている唯一の証人でもある。

東北地方で最も古いといわれるこの五重塔は真下から見上げても素晴らしいが、やや遠くから、杉の大木の間から木漏れ日を浴び、そこだけ黄金に輝いている五重塔は、此処だけでしか目にすること出来ない美しさだろう。

それにしては奥の細道にも曾良日記にもこの五重塔に関する記載が見当たらない。

曾良日記によると、祓川辺りで既に陽は翳り始めたようなので、五重塔辺りでは、塔は杉林の闇の中に包まれていたのではなかろうか。

五重塔を過ぎるといよいよ「一の坂」の急な石段が控える。

2009年10月、湯殿山大日坊の秘仏のご開帳にあわせて、羽黒山も訪れている。

しかしその際は、坂の上にバスをつけて三神合祭殿を拝み、次に坂の下の随身門側にバスを回して五重塔を訪れた。

一の坂から三の坂迄は今回が初めての登山(実際は下山)である。

坂の途中に階段の踊り場のような空間があり、小さい祠に出会ったりする。

更に登ったところに石塔が立ち、「二の坂」と刻まれてあり、一層急な石段と大木の杉並木で薄暗い坂が延びる。

「二の坂」の上には「「二の坂茶屋」があり、一休みが出来る。

我々は「三の坂」を下ってきて、この茶屋に辿りついた。

それでもこの茶屋の名物は力餅なのだが、体が要求したのはカキ氷であった。

「二の坂茶屋」から望む庄内平野のパノラマも疲れ癒す効能がある。

「二の坂茶屋」に相当する茶屋は江戸時代に、既に唯一此処にあったと言われる。

しかし茶屋があったとしても、芭蕉達が此処に到達した時刻にまだ店が開いていたとは考えられない。

芭蕉達は、宿舎の南谷を目指して、只ひたすら登ったことであろう。

日が暮れて涼しくなっていたとは言え、その健脚ぶりには改めて驚かされる。

同行者
一人旅
交通手段
観光バス 新幹線 JRローカル
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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