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瑞巌寺の隣に円通院があり、円通院の山門を潜ると左手の見事な石庭に目を奪われる。<br /><br />庭は「天の庭」と「地の庭」で構成されており、その境には天水橋が架かる。<br /><br />手前の天の庭は松島湾に実在する七福神を表しているらしい。<br /><br />その奥に竹垣が有り、潜り戸の先に小さな蓮池を囲む「遠州の庭」と呼ばれる小庭がある。<br /><br />そしてこの美しい小庭を見渡すように萱葺き屋根の本堂「大悲亭」は建っている。<br /><br />潜り戸の手前の新緑の木々に覆われた小道に沿って進むと、「三慧殿」と名付けられたお堂に達する。<br /><br />19才の若さで亡くなった正宗の孫”光宗”が祀られており、正式名称は「白華峰円通院」。<br /><br />「三慧殿」の中には厨子が奉納されており、馬上姿の”光宗公”と殉死した7人の像が祀られている。<br /><br />「三慧殿」を過ぎ、ここにもあった修行僧の洞窟群、その先の「三慧殿瞑想の庭」から本堂に戻る道筋に、円通院の愛称ともなっている薔薇の庭「白華峰西洋の庭」がある。<br /><br />薔薇は鎖国の時代にも係わらず、正宗の命で西洋に渡った支倉常長のローマの象徴。<br /><br />三慧殿の厨子にも薔薇がデザインされている。<br /><br />奥の細道には円通院に係わる記述は見当たらないようだが、曾良の日記に”不残見物”という記載があり、当然円通院も見物先に含まれると考えられている。<br /><br /><br />円通院の山門の近くで目敏く松島名物”ずんだだんご”の店を見つけておいた方が居られ、昼食後誘われて、数人でその”ずんだだんご”を食べに戻る。<br />

奥の細道を訪ねて第9回⑨通称”薔薇寺”伊達光宗の菩提寺・円通院 in 松島

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2012/06/14 - 2012/06/14

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WT信

WT信さん

瑞巌寺の隣に円通院があり、円通院の山門を潜ると左手の見事な石庭に目を奪われる。

庭は「天の庭」と「地の庭」で構成されており、その境には天水橋が架かる。

手前の天の庭は松島湾に実在する七福神を表しているらしい。

その奥に竹垣が有り、潜り戸の先に小さな蓮池を囲む「遠州の庭」と呼ばれる小庭がある。

そしてこの美しい小庭を見渡すように萱葺き屋根の本堂「大悲亭」は建っている。

潜り戸の手前の新緑の木々に覆われた小道に沿って進むと、「三慧殿」と名付けられたお堂に達する。

19才の若さで亡くなった正宗の孫”光宗”が祀られており、正式名称は「白華峰円通院」。

「三慧殿」の中には厨子が奉納されており、馬上姿の”光宗公”と殉死した7人の像が祀られている。

「三慧殿」を過ぎ、ここにもあった修行僧の洞窟群、その先の「三慧殿瞑想の庭」から本堂に戻る道筋に、円通院の愛称ともなっている薔薇の庭「白華峰西洋の庭」がある。

薔薇は鎖国の時代にも係わらず、正宗の命で西洋に渡った支倉常長のローマの象徴。

三慧殿の厨子にも薔薇がデザインされている。

奥の細道には円通院に係わる記述は見当たらないようだが、曾良の日記に”不残見物”という記載があり、当然円通院も見物先に含まれると考えられている。


円通院の山門の近くで目敏く松島名物”ずんだだんご”の店を見つけておいた方が居られ、昼食後誘われて、数人でその”ずんだだんご”を食べに戻る。

同行者
一人旅
交通手段
観光バス 新幹線 JRローカル
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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