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”武隈の松”を眺めた芭蕉達は、藤原実方の墓に参拝するのを断念し、増田、中田、長町の宿を通過し、仙台の国分町2丁目にあった旅籠に夕方到着する。<br /><br />青葉城にも程近い事から、旅籠からも青葉城が見えたかもしれない。<br /><br />白石から仙台まで12里あった。<br /><br />当時江戸幕府の管轄の旅籠は一夜の宿泊しか許されていなかったが、仙台藩は宿泊日数は”お構いなし”で、芭蕉は仙台に3泊滞在する。<br /><br />お陰で仙台到着の翌日はゆっくり休養し、次の日は青葉城の麓にあった亀岡神社を参拝に出かけている。<br /><br />芭蕉達が仙台東照宮に参詣したのは、仙台滞在3日目であった。<br /><br />仙台在住の俳人、大淀三千風が旅中であった為、道案内を務めてくれたのは、三千風の高弟の北野屋加右衛門であった。<br /><br />仙台東照宮は仙台藩2代目藩主忠宗が徳川家光に願って建立したもので、その場所も家康が秀吉の命で、葛西・大崎の乱鎮圧の折り休息した天満宮を他へ移してその跡に建てた。<br /><br />忠宗の家光への気の使いようが窺われる。<br /><br />我々は青葉城見学後、仙台東照宮に向かう。<br /><br />広瀬川を渡った橋の袂の大きな青葉まつり、七夕まつり、そした伊達政宗騎馬像の見事な看板を横目に、その先の桜岡大神宮に芭蕉の句があると云うので立ち寄る。<br /><br />これも伊達政宗が伊勢神宮の分霊を勧進したと云う桜岡大神宮の杜の北側に、元仙台市簡易商業学校があったと云う広場があり、芭蕉の句碑はその境目の木陰に隠れるように置かれていた。<br /><br />刻まれている句は芭蕉が須賀川の相良等躬邸で興行した歌仙の発句。<br /><br />  風流の はしめや奥の田植うた   芭蕉<br /><br />道端にクロバーが群生しており、たまたま4葉のクロバーを見つけ、得意になっていたら、何人かの方が次々に4葉のクロバーを発見、ちょっとがっかり。<br /><br />仙台東照宮大鳥居を潜り、入り口の朱の欄干橋の先に山門の通ずる広い石段があり、石段の両脇は石灯籠が連なる。<br /><br />しかしここも地震を警戒して石灯籠に近付かないよう無い様に、工事のコーンが石灯籠に沿って並べられていた。<br /><br />上部には実際に崩れた灯篭も見受けられた。<br /><br />立派な隋身門と拝殿、そして中には入れなかったものの、外部から見る拝殿の裏に建つ見事な本殿の屋根と壁からでもその見事さが窺える。<br /><br />伊達家の粋と莫大な費用を尽くしたこの建物は、伊達家存続を賭けた建て物でもあり、その時代の厳しさも教えてくれる。<br /><br />お陰で今や国の重要文化財として我々の目を楽しませてくれている。

奥の細道を訪ねて第8回13二代藩主伊達忠宗が幕府への忠誠を示さんと建てた仙台東照宮 in 仙台市

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2012/05/25 - 2012/05/25

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WT信

WT信さん

”武隈の松”を眺めた芭蕉達は、藤原実方の墓に参拝するのを断念し、増田、中田、長町の宿を通過し、仙台の国分町2丁目にあった旅籠に夕方到着する。

青葉城にも程近い事から、旅籠からも青葉城が見えたかもしれない。

白石から仙台まで12里あった。

当時江戸幕府の管轄の旅籠は一夜の宿泊しか許されていなかったが、仙台藩は宿泊日数は”お構いなし”で、芭蕉は仙台に3泊滞在する。

お陰で仙台到着の翌日はゆっくり休養し、次の日は青葉城の麓にあった亀岡神社を参拝に出かけている。

芭蕉達が仙台東照宮に参詣したのは、仙台滞在3日目であった。

仙台在住の俳人、大淀三千風が旅中であった為、道案内を務めてくれたのは、三千風の高弟の北野屋加右衛門であった。

仙台東照宮は仙台藩2代目藩主忠宗が徳川家光に願って建立したもので、その場所も家康が秀吉の命で、葛西・大崎の乱鎮圧の折り休息した天満宮を他へ移してその跡に建てた。

忠宗の家光への気の使いようが窺われる。

我々は青葉城見学後、仙台東照宮に向かう。

広瀬川を渡った橋の袂の大きな青葉まつり、七夕まつり、そした伊達政宗騎馬像の見事な看板を横目に、その先の桜岡大神宮に芭蕉の句があると云うので立ち寄る。

これも伊達政宗が伊勢神宮の分霊を勧進したと云う桜岡大神宮の杜の北側に、元仙台市簡易商業学校があったと云う広場があり、芭蕉の句碑はその境目の木陰に隠れるように置かれていた。

刻まれている句は芭蕉が須賀川の相良等躬邸で興行した歌仙の発句。

  風流の はしめや奥の田植うた   芭蕉

道端にクロバーが群生しており、たまたま4葉のクロバーを見つけ、得意になっていたら、何人かの方が次々に4葉のクロバーを発見、ちょっとがっかり。

仙台東照宮大鳥居を潜り、入り口の朱の欄干橋の先に山門の通ずる広い石段があり、石段の両脇は石灯籠が連なる。

しかしここも地震を警戒して石灯籠に近付かないよう無い様に、工事のコーンが石灯籠に沿って並べられていた。

上部には実際に崩れた灯篭も見受けられた。

立派な隋身門と拝殿、そして中には入れなかったものの、外部から見る拝殿の裏に建つ見事な本殿の屋根と壁からでもその見事さが窺える。

伊達家の粋と莫大な費用を尽くしたこの建物は、伊達家存続を賭けた建て物でもあり、その時代の厳しさも教えてくれる。

お陰で今や国の重要文化財として我々の目を楽しませてくれている。

同行者
一人旅
交通手段
観光バス 新幹線 JRローカル
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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