2010/02/03 - 2010/02/08
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binchanさん
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(この旅行記は2021年6月に書き直ししています。)
台湾旅行も6回目となり特に追い求める趣味があるわけではないので、何か目標が欲しくなってきました。というわけで、今回から訪問した県の縣政府(県庁)を撮影して行くことに。
さらに、台湾で路線バスに乗るというのが旅の楽しみになってきたので、旅程を決める際は面白い路線があるということも大きな決め手になってきました。
今回は台湾で一番美しい縣政府と称される宜蘭縣政府と、台湾中部を横断するバス路線という2つを目的に。あとはその路線上のどこで宿泊・観光するかを決めて、こんな旅程になりました。
1日目 JAL便で中部国際空港から出発
台北から宜蘭へバス移動 宜蘭泊
2日目 宜蘭縣政府撮影と市内観光
梨山へバス移動 梨山泊
3日目 埔里へバス移動
埔里観光 埔里泊
4日目 日月潭観光 埔里泊
5日目 集集線沿線観光
南投市で南投縣政府撮影 埔里泊
6日目 午前中は観光
高鐵台中駅へバス移動 桃園空港から帰国
旅程を決めたら楽しみも増えました。
冬なので中央山脈越えの時に台湾の雪を見ること。
北宜高速公路の雪山隧道を通ること。
日月潭でロープウェイに乗ること(この2カ月ほど前に開業でした)。
埔里で台湾地理中心を見ること。
集集線に乗ること、など。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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桃園空港到着が12:20頃、13:00頃の國光客運1819バスに乗ることができました。
台湾桃園国際空港 (TPE) 空港
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14:00頃に台北駅前に到着し、宜蘭の地図を買ったり悠遊カードのチャージをしたりしてから、宜蘭行きのバス乗り場があるMRT市政府前に移動。
当時はこんな仮設乗り場でしたが、2021年現在は立派なバスターミナルになっています。(位置情報は新しいターミナル)
これまでバスや列車で台北から台湾東部に向かうには、東北部の山地を回り込むルートしかありませんでした。2006年の雪山隧道開通を機に、それが大幅に短縮されたんです。当時台北⇔宜蘭は鉄道で1時間半強かかっていたのですが、それが路線バスで1時間ほとにまで短縮されました。当時は画期的な新ルートだったんです。バス会社は二社あり、もう一つの葛瑪蘭客運は台北駅前の台北轉運站から出ます。市政府バスターミナル バス系
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乗客にはミネラルウォーターが配られるサービスも。高速路線なので座席分しか乗車できないので、係員さんが人数を調整しています。
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バス停にはストーブ。
台北の冬は思ったより寒いと聞いたことがありますが、二月の日本から到着したばかりの私には、蒸し暑いとすら感じる気温でした。 -
この年は新型インフルエンザが発生した大変な年で、空港では様々な対応がとられていました。バス停でも係の人がアルコール消毒液のポンプを持ってやってきて、手の消毒をするようすすめられました。バスの車内でもくしゃみをするときはティッシュで口元を押さえるようにとか、熱があるときは会社を休むようにといったビデオが流されていました。
2021年はこれとは比べ物にならないパンデミックが世界を覆っていますね。 -
このころすでにこの路線は悠遊カードが使えました。
首都客運の北宜高速公路路線は「羅東直通1570」「宜蘭直通1571」「羅東各停1572」の3種類あります。宜蘭へ行く場合羅東直通には乗れません。高速道路を通る路線なので全席指定で、係員さんの人数調整の結果、私は14:50の羅東各停に乗ることになりました。
車内のモニターではインフルエンザの予防情報の他、事故発生時の対処方法が流されていました。重要な情報です。 -
小雨が降る中、バスは台北を出発。台北101を車窓に見ながら市街地抜け信義快速道路へ。快速道路に入ると周りはすっかり山の中。あっという間に木柵、深坑を通り過ぎ北宜高速公路へ。このあたりは渓谷の風景がきれいでした。
雪山隧道は自動車用の地上トンネルの中では世界で五指に入るという長さ。いつか通ってみたいと友人に言ったら、「トンネルって入るときと出るとき以外全く楽しくないよ。ただ真っ暗なだけ」と、青函トンネルの経験を話してくれました。確かにそうだろうなと覚悟していましたが、飽きるほど長いトンネルでもなく楽しんで乗っていられましたよ。
トンネルを抜けると海が見え、亀山島の姿も。さっきまで山の中だったのに。その後は頭城の市街地や礁溪の温泉街を通り抜けて行きます。直通だとここを高速道路でスルーしてしまいます。
宜蘭に近づくとバス乗り場で会話を交わしたおじさんが「もうすぐ着くよ。ほら宜蘭駅が見えるでしょ」と教えてくれました。 -
16:04、宜蘭到着。(位置情報は当時のバス停のもの)
宜興路一段 散歩・街歩き
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2021年現在は宜蘭にも轉運站(総合バスターミナル)がありますが、当時はバス会社ごとに別の乗り場がありました。これは首都客運のバス待合所。
台鉄宜蘭工務段舊鐵匠廠(1918年(大正7年)建築)の建物をリノベーションしたもの。2021年現在は地産農産品の市場になっています。 -
16:30、本日の宿に到着。
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今回は二泊目以降の宿を予約していません。梨山も埔里もクレジットカード決済で予約できる手頃な宿がなかったのです。宜蘭の宿だけは台湾のEZ-TRAVELというサイトで予約してありました。宜蘭ですら当時は台湾の予約サイトでないと取り扱いが限られていたものです。
一泊1,000台湾元。ビルの一部を利用したビジネスホテル。安い宿はクレジットカード決済できるところが少なく、駅近でやっと探し当てた安宿でした。 -
このようなエレベーターでフロントへ。
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電気もついておらず静まり返ったフロント。呼び鈴を押して人を呼びます。
このフロアの部屋は経営者のご自宅のようでした。ビジネスホテルなのですが雰囲気的には民宿。 -
部屋は値段の割に日当たりも良く広い。
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トイレとシャワーの間に仕切りも段差もありません。
それでもここは便器とシャワーが離れているだけありがたいです。台湾の宿って便器の真横にシャワーがあるところ少なくないですよね。シャワーを使うと必ず便器に水がかかってしまうし、トイレットペーパーもぬれたり湿ったりしちゃいます。使いにくくないのかな、といつも疑問です。 -
窓からの眺め。
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非常口の難用設備。古いホテルだと「空襲時避難経路」しか示されていないことが多いですが、ちゃんと火災用の避難設備がありました。この装置に簡易梯子を固定して使うみたいです。
ちなみに、廊下や階段も電気が点けられておらずちょっと不気味でした。 -
16:55、ホテルにチェックインした後は市内散策。宜蘭駅前。
宜蘭駅 駅
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駅前にある旅遊服務中心。
私は普段地図やパンフレットを手に入れるくらいしか利用しないのですが、今回は梨山での宿探しをここでするつもりでいました。旅遊服務中心はホテル予約代行はしていないらしく、予約はできませんでしたがこの時期なら満室ということはないとのこと。そして宿の一覧をくれました。係員さんはとても親切で、宿一覧のプリントを私が置き忘れて行ったら、追いかけてきてくれたくらい。旅遊服務中心 (宜蘭駅) 散歩・街歩き
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駅のお向かいにこんな建造物がありました。宜蘭県の木(樟)をかたどった天蓋です。
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2018年にもここを訪れたのですが、宜蘭出身の絵本作家「幾米」さんの作品をテーマにした飾り付けが増え、メルヘンチックな雰囲気になっていました。
この後、國光客運の總站(バスターミナル)へ行って明日乗るバスの切符を購入。(バスターミナルについては明日の旅行記で書きます。) -
夕食を食べる場所を探しがてら町を歩きます。
これは市内のバス停。当時、宜蘭県内のバス(縣公車)は國光客運が運行していました。現在は首都客運や葛瑪蘭客運も参入しています。 -
市公所前バス停。目立つバス停を見るとなぜか撮影する癖。
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宜蘭市公所(市役所)も撮影しておく。
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17:25、2008年にできたという「新月廣場」。当時の台湾東部ではこういった複合ショッピングモールは珍しかったと思います。
上層階には高級ホテルが入っています。 -
地下はスーパーのカルフール。旧正月前だったので売り場は年越しグッズがいっぱい。
家楽福 (宜蘭店) スーパー・コンビニ
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1~3Fは生活雑貨や衣類、家電などの売り場。誠品書店もありました。
家電売り場で肩掛け型とヘルメット型のマッサージ器を発見。肩掛け型はお試しさせてもらえました。ヘルメット型は試せませんでしたが、広告のタレントさんがあまりにいい表情なので、価格と重さによっては買って帰ろうかと考えましたよ。
旅先でショッピングモールをぶらつくのって楽しいですよね。私が庶民だから? -
4Fにはゲーセンとレストラン街。
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こちらのお店で晩御飯。
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東南アジア料理のお店で、タイとかバリ島のリゾートって感じの店内です。
残念ながら2021年現在このお店はもうなくなっていました。 -
タイビールを注文したのですが氷入りのグラスで出てきました。台湾に詳しい知人に聞いたら、ビールをロックで飲むことはよくあるそうです。
食事はタイ式カレー。おいしかったです。 -
帰るころには真っ暗。ビルにはイルミネーションが灯っていました。
台湾では旧正月までクリスマスイルミネーションをつけておくのだそうです。 -
地下のカルフールで明日の朝食べるパンを買ってホテルへ。
夜市などを見に行く元気はありませんでした。 -
ホテルに戻ると、事件発生!!
部屋の明かりをつけると、あの虫(G)がそそくさとベッド裏に隠れるのが見えてしまいました。小さなヤツだったのですが、あの虫がいる部屋で過ごすことは絶対にできません。
急いでフロントへ行き、おばさんに「ゴキブリ、殺虫剤」と電子手帳に表示。殺虫剤を借りて部屋へ。ヤツが隠れたあたりを中心に噴射しまくりました。念のため部屋の隅々にも噴射。するとさっきのがヨロヨロと現れ、床でこときれました。呆然と立ち尽くしているところに、おばさんが来てティッシュで死体を回収してくれて、一言、「一匹だった?」。
お宅は一晩で何匹も出るんですか??
念のために多めに噴射しといてよかった。
おばさんは殺虫剤のにおいを出すため窓を開けて帰って行きましたが、私は即刻閉めました。せっかくの殺虫成分に薄れてもらっては困ります。体には悪そうだけど…
こんなことがあり、その後は部屋で全く寛げず。びくびくしながらシャワーを浴び、電気をつけたまま布団をかぶって寝ました。ホテルではフロントや廊下、階段の電気を消して節電しているのに申し訳ないけど。
2月ならヤツは出ないと思ったのにな。台湾に真冬なんてないんだ…(そもそも最近は日本の冬でもヤツは出る)
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旅行記グループ
2010-02 台湾中部横貫
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