2010/02/03 - 2010/02/08
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binchanさん
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2月5日金曜日、旅行3日目。
梨山から埔里に到着。宿にチェックインし、午後は埔里市内観光へ。
今までの台湾旅行でも、台湾の方々の親切さにはたくさん出会ってきました。道を尋ねたらタクシーまで拾って行き先を告げてくれたり、バス停から遠い道のりを歩いていたらバイクに乗せてくれたり、列車で隣り合った人が話しかけてくれたり。しかし今回の旅行ではそれどころではない、なんとも楽しい出会いがあったんです。
(この旅行記は2021年に書き直しています。)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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11:10、南昌街の郵便局前でバスを下車。
イレギュラーな場所での下車を私が頼んだわけではありませんが、都合のいい場所で降ろしてもらいました。調べておいた第一候補の宿が近いのです。 -
埔里にはネットで予約できる宿がいくつかあったのですが、この自在居旅棧(民宿)に泊まりたくてあえて予約しませんでした。ここは先に振り込みしないと予約出来なかったんです。台湾の宿検索サイトで発見し、立地や部屋の写真が気に入りました。埔里では3泊するので快適な宿を選びたいものです。
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幸い3泊とも空室があるとのこと。3泊で4,400元でした。
現在(2021年)はこの民宿も予約サイトで普通に予約できます。 -
部屋は3階。階段の段差が均一ではなく登りづらい。下るときはより危険です。屋外の石段なんかだとよくあることですが、室内の階段でこんなに段差が違うなんて…。(実際はチェックイン時間には早すぎたため、フロントに荷物を預けて観光に行っています。部屋の写真は夕方以降のもの。)
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部屋はカードキーで、玄関のカギも兼用です。夜間玄関を施錠してしまうので、夜遅く帰ってきた場合は玄関を自分で開けて入るのです。
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部屋は靴を脱いであがるタイプです。室内で靴を脱いでいられるっていうのは本当にくつろげます。
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広々としていてとても使いやすい部屋でした。窓も大きくて室内が明るい!
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部屋に給湯器があるのは便利なんですが、四六時中コポコポ音を立てているのが少々気になりました。
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バスルーム。シャワーがちゃんと囲ってありました。こうなってればバスタブがなくても快適です。
私が宿泊した時は設備も新しく快適でしたが、最近(2021年)の口コミを見ると設備の老朽化が見られるようですね。 -
11:30、埔里観光の前にバス会社へ。
埔里の交通はそのほとんどを南投客運のバスが担っています。周辺観光地へも南投客運の路線バスがほぼ網羅。自在居旅棧はその總站が近いというのも決め手の一つでした。 -
このころやっと地方でも交通ICカードが普及してきたのですが、全域共通で使えるものはまだありませんでした。当時南投県では「台湾通」という台中の会社が発行しているカードのみ利用可能。そのカードを買いに来たのです。
購入のいきさつは別の旅行記でまとめますが、事務所に案内されあれこれやり取りしてやっと買えました。普通はセブンイレブンで買うものらしいです。 -
11:40、最初の観光スポット埔里酒廠へ。宿から徒歩2~3分。
宜蘭酒廠同様、台湾煙草酒株式会社(臺灣菸酒股分公司)の直営観光酒工場の一つ。酒文化館(資料館)や売店があります。入場は無料。埔里酒廠 博物館・美術館・ギャラリー
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この少し前に観光酒廠はお向かいから移転してきたばかり。
昔の酒廠は取り壊し中で、入口にある李白の詩碑と像も打ち捨てられた状態。なにも目の前にエアコンの残骸とか置かなくても…。
2021年現在、ここを検索してみると再開発され別の建物が立ち並んでいました。 -
李白像があったところから陸橋を渡って、現在の観光酒廠がある側にやってきました。
駐車場の一角にあるお酒の神様を祭った祠。紹興酒と清酒の巨大な瓶が門です。 -
その近くにあった像。どんな場面なのか説明書きを読んでこなかったので不明。
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中華建築の豪華な東屋では、バイオリンとウッドベースのユニットがミニコンサート中。
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1999年の921地震で被害を受けた醸造釜が保存されていました。埔里は921地震の被害が大きかった町。酒廠も甚大な被害が出ました。
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地震翌年に設備復旧の不手際から大火災が発生したことが被害をさらに深刻にしたようです。また、この被災釜の保存園區設立にあたっては、埔里ライオンズクラブ他、日本の雲海酒造や日本人の元社員からも寄付があったことが、この碑に書かれています。
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酒文化館へ入ってみます。
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震災後10年ということで、文化館でも回顧展が行われていました。
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酒甕とあなたの対話、と名付けられたコーナー。
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埔里酒廠の代名詞でもある紹興酒は甕で熟成するのだそう。
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このように甕を積み上げて熟成するんですね。
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お土産品のコーナー。
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紹興酒を使った食品もいろいろ。
紹興風味丁角の「丁角」は調べてみると魚肉で作ったサイコロ状のおつまみのこと。日本語で「しゃけキャンディー」と言われると違和感あるなあ。
宜蘭でお酒を買ってしまったので、ここでは何も買いませんでした。 -
外の売店でおやつを食べます。
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酒醸豆花(酒粕入り豆腐プリン)。まろやかな甘さに紹興酒の香りがふわんと漂うやさしい味でした。
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12:40、酒文化館を出てバスの東站へ向かいます。東站は現在は主に轉運站(乗り換え総合バスターミナル)と呼ばれています(当時も轉運站ではあったのですが)。
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昔ながらの商店街を歩いて行きます。
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中山路、西康路、西安路などあちこちの路地をめぐりながら、中正路にある東站へ。お昼どきなので、食品市場や飲食店がにぎわっています。
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第三市場付近でお昼ご飯。このお店も現在はなくなってしまっています。
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麺線&春捲セット40元というサービスメニューを注文。
カキと大腸のミックス麺線。麺線の具は何にするか聞かれたようなのですが、そのときは何を言われているのかわからず困っていたらこれが出てきました。 -
こちらが春捲。油で揚げるあの春巻ではなく、生春巻に近いもの。豆もやしやキュウリなどの野菜、香菜、ピーナッツ粉がクレープ状の皮で巻かれています。
二品ともとてもおいしかったので、閉店してしまったのは残念。 -
こちらが東站バスターミナル。南投客運東站に、國光の埔里站がくっついている状態。看板の「朝馬轉運站」は國光の公告なのでこのバスターミナルとは関連なし。
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こちら側が南投客運の東站。同じ建物の反対側が國光客運の営業所です。主に轉運站と呼ばれるようになった2021年現在でも、このほかのバス会社はこのターミナルではなく、周囲に点在するバス会社ごとのバス停から発着します。
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現在の様子を検索してみたら、基本的な構造は変わっていませんが、コインロッカーが設置されていました。
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当時、中正路の向かいにほかのバス会社の営業所がありました。
埔里は台中からの便が多いため台中を拠点とするバス会社が多く乗り入れています。 -
そろそろ部屋の準備ができたころなので、いったん宿に戻って部屋で小休止。その後南投客運總站からバスに乗ってお出かけです。
埔里の観光名所と言えば「台湾地理中心」。歩いて行けない距離ではありませんが、せっかくカードも買ったことなのでバスに乗っていきましょう。霧社や蘆山へ行く路線が地理中心を通るので、16:40の盧山温泉行に乗車しました。 -
地理中心はバス停6個め、せいぜい10分くらいのはず。しかし運転手さんに地理中心に着いたら降ろしてと言ってあるのにいつまでたっても教えてもらえません。すっかり郊外になってしまいました。さすがにこれは行き過ぎだろうと、近くの乗客に「地理中心ってもう過ぎましたか」と聞いたら、「とっくに過ぎたよ。早く降りて反対側のバスに乗って戻らなきゃ」と教えてくれました。
うそ?、運転手さんってば「教えてあげるから運転席のすぐ後ろに座ってね」って言ったのに。
というわけであわてて下車(16:54)。
今回はかなりの距離を乗り過ごしてしまいました。しかし一時間に一本あるかどうかのこの路線。反対側のバスが来る気配もありません。ただ待っているより歩いたほうが早そうなので歩きました。大型トラックが土ぼこりをけたててバンバン走る省道を黙々と。 -
17:20、25分程歩いて地理中心バス停にたどりつきました。宿から歩いたほうが早かった…。
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これ見よがしの石碑がありましたがここが地理中心ではありません。
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地理中心公園にある碑。
「台湾地理中心碑」と書いてありますが、実はここも実際の地理中心ではありません。ガイドブックには「実際の地理中心は後ろの山の上にある」と書いてあるんです。しかし詳しい場所はわからないし案内表示もないので、今回はこの記念碑でよしとすることにしよう。地理中心に行ったって何があるわけでもないだろうし。
とういことで、ニセの中心だけど記念撮影しようと、この写真に後ろ姿が写っているおばさんに「写真撮ってください」とお願いしました。もちろん快く撮ってくださいましたが、その後「本当の地理中心はね、ここじゃなくて山の上よ。20分もあれば往復できるから行ってらっしゃい」とすすめられてしまいました。
もう十分歩いたから山登りはやだな、と内心思いながら「もう日がくれそうですから…」と理由をつけて渋っていたら、「一緒に行ってあげるから」ということに。
過剰に親切な方に良く出会う日ですこと…。本当の地理中心は山の上 by binchanさん台湾地理中心碑 モニュメント・記念碑
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たどたどしいながらも、おばさんと中国語で会話しながら、本当の地理中心へ。山登りといっても石段で整備された道です。この山は虎頭山。公園の一部なんですね。
しかしこのおばさん、私が聞き取れないと言っても容赦なくしゃべり続けます。なんだか昔イタリアで道を聞いたおばさんに似てるなあ。おばさんの一方的しゃべりは万国共通?そういう私もおばさんだから、なんとなく調子を合わせられました。 -
寒緋桜が満開。
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到着しました。本当の地理中心は意外な形のモニュメント。
おばさんに「帰りは別の道を通って行きましょう。山の裏を廻って戻れるのよ」と言われてついて行きました。それにしてももう夕食時だし、おばさんの家族が待ってないかなと心配です。はじめはおせっかいなおばさんだなあ、なんて思ってしまいましたがこうして一緒に観光ができてすっかり楽しくなっていました。一人旅ではどうしても「着いた→写真を撮った→帰った」という味気ない観光になってしまいますから。 -
山を下りて地理中心公園に戻り、近くにいた人に2ショットを撮影してもらいました。そして「ありがとうございました。とても楽しかったです」とお礼を言って別れようとしたのですが…
おばさん、「じゃ行きましょうか」
ってどこに? おばさん帰らなくていいの? -
私が歩いて宿まで帰ると言ったので心配したらしいのです。自転車があるのにそれを手で押して私と一緒に歩いてくれるらしい。でも宿はここから30分くらい歩かなければいけません。そんなことに付き合ってもらうわけにはいかないので一生懸命「大丈夫ですから」と伝えたのですが、全くとりあってもらえません。
そのうちある角で「ちょっとここで待ってね」と言って立ち止りました。わけがわからないままおばさんと一緒に待っていたら、娘さんがバイクで登場。おばさんに「遅いじゃないの!」と怒られつつ、おばさんの自転車とバイクを交換。私にはヘルメットが手渡されました。
娘さんまで巻き込んでのご親切に「対不起」と頭を下げると、娘さんは「いつものことなんです」(憶測ですが)と言って自転車で去って行きました。出来たお嬢さんだなあ。 -
おばさんはバイクで送ってくれるつもりだったんだ、とありがたく後ろに乗せていただきました。ところが、おばさんはまっすぐ宿には向かいません。「どこに行くのですか」と聞いても「いいからついてきなさい」の一点張り(というか長い文章は聞き取れない)。
どうやら私がこれから食事をして帰ると言っていたから、オススメの飲食店に寄ってくれるようなのです。何軒か廻ったのですが、お休みだったり看板料理が売り切れだったり。ようやくこの店に落ち着きました。場所は全く分かりません。 -
おばさんお勧めの看板メニュー「金針スープとカキオムレツ」を注文。ごちそうしてくださいました。ありがとうございます。
写真は金針スープ。 -
一人旅の気ままさが好きで旅行しているのですが、夕食のときだけは人恋しくなります。何を言ってもほとんど「すみません、聞き取れません」と言う私を相手にめげずに会話してくれました。おばさん、ありがとう。
食後はまっすぐ宿まで送っていただきました。お世話になりました!
これがこの旅での出会いの一つ。実はこんな感じの出会いがもう一度あります。
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