2010/02/03 - 2010/02/08
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binchanさん
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2月7日日曜日、旅行5日目午後。
今回の旅行から訪問先の縣政府を撮影することにしているので、これから南投市へ縣政府撮影に向かいます。縣政府所在地は観光地に近いとは限りません。縣政府撮影という目的がなければ南投市に行くことなんてなかったかも。これも縣政府撮影の良い効果ですね。
(この旅行記は2021年に書き直しています。)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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13:36、濁水駅からバス通りまで歩いてきました。駅名は濁水ですが地名は名間(日本語では「なま」)。南投、台中、竹山、水里方面と東西南北にバス路線が通る、バス交通の要衝です。
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彰南路(省道3号線)。
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名間郷公所。役所を見ると撮ってしまう癖が…。
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總達客運のバス停を探しているのですが、さすが交通の要衝、いろいろな会社のバス停があってわかりにくい。
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あったあった、このバス停ですね。しかし今度はどっちの車線が南投市行きなのかがわからない。30mくらい先にあったお店の人に聞いてみたら、南投市方面はこのバス停で良いとのこと。バスが来たら停めてあげるからここで待ってなさいと言ってくれました。
当時總達客運のHPは繋がりにくい上に情報も少なく、時刻表はおろか路線図を見ることもできませんでした。現地の停牌にも時刻表がないので少々不安でしたが、現地の人が待ってればいいと言うのだから遠からずバスは来るのでしょう。(總達客運のHPは現在は改善されています。)
5分も待たずにバスが2台続けてやってきました。お店の人が「赤い方だよ」と教えてくれ、無事乗車できました。 -
14:05、總達客運の運転手さんに「南投縣政府の最寄りで降ろしてください」と頼んでおいたら、バス停じゃない最寄りの路上で降ろしてくれました。これはよくあるパターン。
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南投縣政府撮影。
日曜日だから県民を装って中に入ることも出来ず外観のみです。 -
縣政府の建物も921地震で倒壊してしまったんですね。それを再建しこの文章を掲げたのは、震災から2年後の2001年9月21日。
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なるほど、道理で新しくて頑丈そうなビルなんですね。
縣政府撮影後近くにあった図書館に入って見学していたら、「鞄をクロークに預けてください」と係員さんに注意されました。本格的に読書するわけではないので、ちょっと見てただけですからとすぐ外に出たのですが、市民の方の静かに本を楽しんでいる姿を見て、南投市がとても文化的なところに思えました。係員さんの物腰もとても穏やかだったし。 -
交差点の向こうには縣議会。(縣議会は現在移転しています。)
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南投大飯店。
今でもあるのかな、と検索してみたら2021年6月現在「防疫旅館」となっていました。covid-19の水際対策で外国から戻った人の隔離のためのホテルってことですよね。 -
最大の目的は達成したので町を散策。
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埔里に比べ都会ですね。道も広いし建物も多い。この黄昏市場(夕方にやっている市場)のお隣はカルフールでした。
この市場は現在なくなっています。 -
カルフールの裏側。
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ちょっと中に入ってみます。
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埔里にはないショッピングモールだ。
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カルフールはバスターミナルに隣接しています。
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埔里では主力だった南投客運ですが、南投市では彰化客運が幅を利かせてました。南投市なのに!南投客運の前身は埔里以東を拠点としていたバス会社なので、南投県南西部には路線が少ないのだそうです。
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彰化と國光が単独の窓口を持っていました。
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帰りは彰化客運の埔里行きに乗るのでここでバスの時間をチェック。この後の埔里行きは15:55と17:55分の2便。埔里までは90分ほどかかるので、前者なら埔里で夕食、後者なら南投で夕食といったところか。
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バスターミナルの前にはタクシー乗り場。
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ターミナルに乗り入れていない客運会社(南投や總達、員林など)のバス停は周囲点在しています。あちこちに分かれているので、そういったバスに乗り継ぐのはちょっと面倒。
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今回の旅行では以前台湾で買っておいた2種類のガイドブック(戸外生活社のシリーズ)を見て観光していました。ところが、南投市は観光地扱いされていないので、2冊とも案内が載っていません。セブンイレブンで買った南投・彰化という地図本(新書版くらいの冊子)に、少しだけ観光案内が載っていたので、それを頼りに観光開始。
14:45、まずは藍田書院へ。
外からこの写真を撮っていたら係員さんに「何してるの?」と詰め寄られました。参観したいと言ったら、態度が和らぎ「撮影禁止なんですよ」とのこと。学問の神様が祀ってあるらしいですが詳細は不明。建物の細工が見もので特に漆喰絵が色鮮やか。係員さんが少し説明をしてくれたのですが残念ながら聞き取れませんでした。 -
市街地へと向かいます。
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15:00、南投文化園區にやってきました。
これは縣史館で、入館は無料。
日本時代(1937年)に武徳殿として主に警察の柔道・剣道場として使われていた建物です。戦後も縣警察署などに使われていましたが、1996年にこのような資料館となりました。 -
縣史館の内部。台湾の主な都市にはたいがい武徳殿だった建物がありますが、中に入ったのは初めてでした。中は展示室に改装されていますが、よく見ると天井など以前のまま残されているように見えますね。
中の展示をぶらぶら見ていたら、台湾屈指の蔵書を誇る有名な研究機関である國史館臺灣文獻館から仕事で来ているという女性に声をかけられました。奥に資料室があるから行ってみませんかとのことなので、喜んでついて行きましたよ。立ち読みするわけにも借りて行くわけにもいかないので、書庫を見物しただけですが、面白かったです。 -
こちらは1952年建築の警察署をリノベーションした「南投縣藝術家資料館」。中は見ていません。建物全体の写真を撮り忘れたのですが、パンフレットによると武徳殿などのほかの建物とも調和しているとのこと。確かに、屋根の反り具合とか破風のデザインとか、武徳殿と隣り合って違和感ないようにデザインされているように見えます。戦後の建物なのにね。
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次は竹細工の博物館へ。これはあらかじめネットで調べておきました。
ところが、地図に書いてある場所に行っても何もありません。近くにいた人に「竹藝博物館はどこでしょう」と聞いたら「没有了」(なくなった)と言われました。
指さす方向にはこの工事現場が…。どうやら取り壊されてしまったようです。出発直前に見たHPには何のコメントもなかったんですけど。まさか一日で倒壊したわけじゃあるまい…。しかも帰ってからHPを確認しましたが、取り壊しのことは何も書いてありませんでした。
2021年現在この場所には台湾電力のビルがあり、竹藝博物館はすぐ近くにできた文化局の建物に移転したようです。 -
気を取り直して市街地散策です。
これは彰南路二段あたり。にぎやかな商店街です。 -
看板が可愛い南投市場。
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15:43、南投戯院。1921年に劇場として建設された建物で、その後映画館となりました。2020年にリノベーションされ現在(2021年)も現役の映画館です。
郊外には多くの見どころがある南投市ですが徒歩で行ける見どころはこのくらい。17:55のバスまでいたとしても、郊外のスポットに徒歩で行くのは難しく時間が中途半端になってきました。 -
というわけで、15:55のバスで埔里へ戻ることに。
実はこの埔里への路線(6875)、一日6便あるうち3便が南投客運の運行による共同路線でした。17:55に乗っていれば南投客運の運行だったはずなので惜しかった。できることなら南投客運を利用したかった。
6875路バスは中興新村という興味深い場所を通ります。台湾省の省政府がある場所です。いつか撮影に来なければ!また、草屯の町も面白そうでした。ここもバス交通の要衝で、路線検索をしていると良く見かける地名です。
南投市近郊のこうした町々を過ぎると、バスは省道14号に入り東に向けて爆走。終点まで乗るんだから昼寝でもとの思惑は大外れ。バスが路上分解するのではと思うくらいの大揺れで、ちゃんと座っていないと転げ落ちそうだし、外の景色を見ていないと酔ってしまいそうです。 -
17:20、埔里東站到着。
バスを降りたところに書店があったので覗いてみます。 -
旧正月前のデコレーションがなされた書店。次回以降の旅行のために苗栗と新竹のガイドブックを買いました。次は雲林県にと思っていたのですが、そこのガイドブックは一冊もなかったんです。実はW氏と旅行の話をしていた時、「次は雲林県に行きたい」と言ったら、「え?何もないよ!?」と言われたんですよね。確かに、何もないわけじゃないけれど地味な観光地が多いかもしれませんね。(2017年に訪問しました。)
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最終日(明日)は予定がなかったので、早めに台中に行って買い物をしようと思っていましたが、昨日の日月潭のリベンジに行くことにしたので、ここでお買い物もしておきます。
お茶屋さんで茶葉を購入。 -
點春堂茶行。
見るからにこだわりありげなご主人が試飲のお茶を淹れてくれました。感じのいい奥様と、居合わせた埔里鎮民代表会副主席だという方とお茶を飲み、大禹嶺というお茶とコンテストで賞をとったというお茶を購入。 -
お茶屋さんの向かいの店でマッサージ。足裏と肩のマッサージで500元(1時間ほど)。お茶屋さんの奥様がお店まで一緒に行ってくれました。
お店の人はテレビで日本のドラマを見ながら施術。そのうち隣の山王大飯店へ団体のお客が入っていくのが見えました。お店の人曰く、大陸からの観光客とのこと。埔里郊外の中台禅寺が大陸の人に大人気と聞いていましたが、なるほど。
この写真は別の日に撮影したものです。 -
19:49、最後の晩御飯はガイドブックに載っているお店に行こうと張り切っていましたが、いざ行ってみると満席で気おくれ…。そのお店(胡國雄古早麺)はあきらめ、隣のお店に行くことに。
(現在このお店は仁愛路319に移転しています。) -
家味香中式快炒。こっちはガラガラ。
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とりあえずビールと、
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山蘇と樹子の炒め物、
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紹興酔雞を注文。全体に美味しかったし、なんといってもお店が空いていたのが良かったな。どんなにおいしくても満席で忙しいお店で一人で食事するのはやっぱり落ち着かない。
残念ながらこちらのお店は現在なくなっているようです。
明日はついに最終日。南投客運で台中へ向かいます。台中までバスで移動しなければ中部横貫が完成しませんから。
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