さくら満開！　山形満喫　家族旅行～前篇～

2012/04/28 - 2012/04/30

今年ついに弟が結婚することに。
母の希望で弟が独身のうちに家族水入らずの旅行をすることになりました。

『風の吹くまま　気の向くまま』な母に振り回されっぱなしの３日間。

今年は冬が長かったせいで開花が遅れた桜は、訪れたＧＷにちょうど満開でした。


＜１日目：酒田観光＞
・本間家旧本邸→海鮮市場→山王くらぶ→本間美術館→山居倉庫→あつみ温泉『たちばなや』泊

＜２日目＞
・羽黒山→最上川舟下り→銀山温泉観光→天童温泉『桜桃の花　湯坊いちらく』泊

＜３日目＞
・山寺→蔵王

エリア 酒田(山形)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

０７：０６　
大宮発　仙台行きのやまびこＭＡＸに乗って。

最初、安上がりな夜行バスで行こうと思っていましたが、
６０を超えた母がそれでは身がもたないとごねまして。

このためだけに『えきねっと会員』を登録。
会員手数料などはかかりません。↓

http://jreast.eki-net.com/

早朝の便＋鈍行ということもあって３５％引き。
通常仙台まで１０２７０円かかるところが６６６０円で行けました。

新幹線に乗るからには駅弁を！

大宮駅で買った海鮮握りと深川飯。

２階建の新幹線でしたが、１階の席だったため景色が何も見えず。
やっぱり安いチケットだと、こういうところで楽しみが半減・・・

ホームと同じ目線です。

母　がっかり。

０９：０４

鈍行のため、丸２時間かけて仙台に到着。

仙台駅は大きい！

桜の見ごろ予想が出ていました。

現在、仕事の関係で仙台に住む弟と合流。

ここから車で、まずは山形県酒田市を目指します。

因みに弟と会う前に、放浪癖のある母が行方不明になり
３０分ほど時間をロスすることに。

仙台駅そばは枝垂れ桜が見ごろでした。

桜祭りをしていました。

高速を走っていると雪を被った山が見えて来ました。

母と弟が「月山だ！」と騒いでいましたが、方向的に定かではなかったようです。

１２：３０
車を走らせること丸３時間。

酒田市に到着。

自転車を借りれると言う事だったので、まずは駅の観光案内所に行ってみますが台数が足りず、山王くらぶ、山居倉庫にも電話で確認。

山居倉庫にはまだ何台かあるということだったのでそこまで戻ります。

山居倉庫。
建物内にあるINFORMATIONで自転車レンタルの申し込みをします。

駐車場は無料でした。

自転車。

無料で借りれるなんて嬉しいです。

山形は今回　回った中で山寺以外、駐車場代をとられることはありませんでした。

初公開な弟の後ろ姿。

実年齢よりも１０歳老けて見られるらしいです・・・

母の後ろ姿。

山居倉庫は現在橋の建設中でした。

まずは本間家旧本邸を見学。

中は写真撮影不可。
何人か集まると受付の方がガイドをしてくださいます。

ここにいらしたら、ガイド付きで見学をすることをお薦めします！

入口前に立つ赤松。

樹齢４００年だそう。


本間家旧本邸と本間美術館を見たい方はチケットをセットで買うと
別々に買うより２００円ほど安くなります。

道路を挟んで旧本邸の真向かいに建つ別館。

今はお土産屋さんです。

店内。

お土産以外にも昔の調度品が展示されていました。

お次は遅いお昼をとりに海鮮市場２階にある『海鮮どんや　とびしま』へ。

１４時も過ぎているというのにこの混雑！

１列に並んで注文を待ちます。

すでに海鮮丼など売り切れているものが多数（涙）。

中途半端な時間帯になってしまったことから軽く済ませることに。

私はカニを注文。これで７００円！
その時の相場で日々値段は違うよう。

弟注文の中トロ５５０円。

めちゃくちゃ美味しかったです★

ご飯やお味噌汁は別にオーダーできます。

お腹も少し膨れたので観光を再開。

次に来たのは山王くらぶ。

入口から心をくすぐられました。

可愛いなー

１階は酒田の歴史にまつわるものが展示されています。

入館料３００円。

窓の向こうに見える部屋は、竹久夢二が泊まった部屋とのこと。

昔ながらの日本家屋はいいですね。

縁側があるだけでこんなにも風情を感じられる。

２階は傘福工房。

何人か生徒さんらしき方が作業をされていました。

別の部屋には辻村寿三郎さんの人形も展示されています。

どこかで見た顔・・・

と思ったら、借りた自転車の籠についていたお顔でした。

酒田市のマスコット？なのかな？

本間美術館に向かっている途中、立派なお寺を発見。

本間家にまつわるお寺のようで、文化財の指定を受けていました。

『山崎龜』とは一体なんのことなのか・・・

ただ、門と良い、見事な彫刻が施されていました。

本間美術館。

中は写真が撮れません。

館内でお茶が楽しめます。

抹茶セット。

出口にいた猫ちゃん。

近所で飼われている子だそう。

そうそう、実は見学したのは本館だけでしたが
駐車場のほうには新館もありました。

山居倉庫に戻って来ました。

さんきょばし。

山居倉庫。

よく写真で出てくるここは倉庫の裏だったんですねー。

１７：００

あつみ温泉に向かいます。

さくらんぼソフト。
甘酸っぱくてとっても美味しかった！

何かの８０周年記念ということで８０円引きの２２０円。

１時間近く車を走らせ、ようやくお宿に到着〜

１日お世話になる『たちばなや』。

すごく広いお部屋！

奥には掘りごたつまでついています！！

こんなお部屋に泊まったのは初めてで感激。

泊まったのは東館一番端の『かわせみ』というお部屋。

部屋からの景色。（ベランダには出られません）
桜が満開です。

因みに宿はJTBの【宿かり名人】２食付き16500円を予約。

部屋についていたお風呂は狭いながらも檜作りで良い香りがしました。

夕食前に早速お風呂に入ります。

ＧＷ初日だというのに、人がほとんどいない・・・

露天風呂脇には桜の木が。

花びらが湯船に浮いていました。

大浴場。

広々としています。

シャンプーは５種類くらい置いてあって、好きなものを選べるんです。

夕飯はお部屋でいただきます。

豪華です。

釜めし。

量が多くて、一人分残してしまいました。

山形牛〜

ウマウマ。

夜景。

あまりライトアップはされていませんでした。

暖かい１日でしたが、流石に夜は冷えます。

２日目、５：００起床。

朝風呂に浸かりに行きます。

そのあと旅館自慢の中庭を見学。

下駄が用意してあります。

奥に見えるのは離れでしょうか。

池には鯉が泳いでいます。

思っていたよりも規模は小さいものでしたが、色々な角度から写真を撮りたくなるお庭でした。

７：００前。

朝食の前に川沿いを散策してみます。

今日は昨日よりも暖かくなる予報。
２５度を超えるらしい・・・

手前に写っている旅館は老舗の『萬国屋』。

『たちばなや』とは隣同士でした。

規模は『たちばなや』よりも大きそう。

どちらにするか迷っていたんですよ〜

下駄をカラコロさせながら歩くこと１０分。

あつみ温泉朝市に到着。

両脇がお店、真ん中にはお社がありました。

お漬物、果物、お菓子・・・

色々売っていました。

お客さんも結構いました。

お店を覗いていたらトークの上手い店のおじさんにのせられて
お土産用のお菓子を購入。

おじさん曰く、お土産用の箱詰めお菓子はＪＡが出しているものが一番間違いがないそうですよ〜

静かな街並みです。

温泉街としての賑やかさはないですが、
とても静かなので、そぞろ歩くにはとても気分が良い。

鯉のぼり。

そう言えばもうすぐ端午の節句ですね。

温泉が飲める飲泉所。

塩っ気のあるお湯？みたいな味でした。

旅館前に戻ってきました。

川沿いや街中には足湯に浸かれる所があります。

『たちばなや』の前にだけ足湯用のタオルが用意されていました。

こういう気遣いが素晴らしい旅館です。

川と桜を眺めながら足湯に浸かるなんて
贅沢じゃないですか〜！？

温泉に入った時、ふかふかのお布団に寝る時
日本人で良かった〜と心底思います。

７：３０過ぎ

朝食会場にて。


ご飯（つや姫）とお粥（はえぬき）のどちらかを選びます。
私はご飯をチョイス。

すっごく美味しくて、朝からお代りをしてしまいました！

９：００前にはチェックアウト。

羽黒山に向かいます。

途中、ちょっと遠周りして鶴岡市内の桜祭を車中から覗きます。

今回唯一弟が行きたがった所。

桜は満開でした。

１５分ほど車を走らせると、大鳥居が見えてきました！

１０：００。

出羽三山入口に到着。

この後、最上川の舟下りに行くのであまり長居は出来ません。

ガイドブックによると往復で１００分はかかるということ。

取りあえず、五重塔まで行くことに。

随神門をくぐります。

奥に見える草木の緑が門の赤に映えて美しい。

神橋辺りは雪が残っていて寒いくらいでした。

天然記念物の『爺杉』。

樹齢１千年以上とのこと。

五重塔。

門から１０分ほどで着きました。

合祭殿まで車で行こうかと弟と話していましたが、

山登りには自信を持っている母の強行により、そのまま頂上を目指すことに・・・。

一の坂を上りきった所からの景色。

すでに息は荒い・・・

五重塔からここまで約１０分。

わああああ

なんだこの階段は！

二の坂を汗だくになって上ります。

先頭を切って張り切って歩く母　の図。

一の坂から約７分。

二の坂茶屋に到着。

汗びっしょりで、早くお風呂に入りたい・・・

お土産品や飲み物が売られていました。

二の坂からの景色。

繰り返しますが、この後最上川の舟下り（母希望）の時間に間に合わなくなる可能性があるので、ここまでで引き返すことを提案するも、頂上まであと２５分くらいで行けると言うのを聞き、反対を押し切って母は進みます。

埴山姫神社。

三の坂を上りきったところにあります。

途中にいくつも神社がありますが、ここの扉だけ可愛い飾りがつけられていました。

後で調べたら縁結びの神社ということ。

二の坂茶屋から２０分。

ようやく鳥居が見えてきました〜

ここまで来ると、言い出しっぺの母は体力が限界のようで、
すれ違う人すれ違う人に「あとどれくらいですか？」を繰り返し聞いてました。

丸１時間かけてついに到着〜！

羽黒山三神合祭殿です。

残念ながら向かって左手の方は修復中なのか、足場が組まれていました。

大きな鐘もあります。

ここも雪がまだたくさん残っていました。

どこからかホラ貝を吹く音が・・・

見ると山伏が！

と思ったら、ツアーガイドさんでした。

１０分くらいお参りなどで滞在してから下山をしました。

下りは上りほど体力は使わないですが、階段の幅がまちまちで
リズミカルに下りれないので足元を注意しながら下る必要がありました。

結局往復で２時間時間を費やしました。
ここから最上川舟下りへ向かいます！


　＜後篇へ続く＞