キルギス滞在記１９（ビシュケク、博物館巡りリベンジ第１弾「トクトグール文学博物館」編）

2012/03/20 - 2012/03/20

　前回の滞在記で閉館していた博物館へ、それぞれリベンジを果たしたいと思います。
今回はその第１弾「トクトグール文学博物館」です。同じ轍を踏まないように事前に電話をして開館時間を確認してから行きました。
場所はトクトグール通り１０９番地、電話番号市内623830です。
開館時間は月曜日から金曜日の午前９時〜午後5時まで（昼休み午後１時〜午後２時）。
入館料は１０com（約２０円）ということでしたが、徴収されませんでした。
博物館には、日本センターで４年間日本語を勉強している方がおられるので日本語で展示内容の説明を聞く事が出来てお薦めです。ただ、任期が取りあえず夏までということで、その後更新を希望しているようですが現在のところ更新されるか分らないとのことでした。
　また、博物館の活動を発信したいと思っているがコンピューター等の機材が与えられないと悩んでいました。

エリア ビシュケク(キルギス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩

　トクトグール通りから博物館を望みます。見てわかるようにとても小さな博物館です。

この入り口から自分で扉を開けて入館します。

　彼女が日本語で展示内容を日本語で説明してくださいます。
彼女は芸術大学の卒業で専門はオーケストラの指揮ということなので文学は専門外ですが、一生懸命に勉強をしたということで、とても内容の濃い説明を聞く事が出来ました。しかも日本語でというのは理解がしやすくとても良かったです。

　博物館の名称にもなっている、詩人のトクトグールの彫像です。
彼はキルギスの１００com紙幣になっています。

　館内はキルギスを代表する作家や詩人、脚本家を一人づつ丁寧に解説してあります。

　同じく展示です。彼女が一人ひとりについて丁寧に説明してくださるので理解が深まります。

　同じく展示です。

　キルギス国内の文化遺産についても紹介されていました。

　彼は脚本家で、キルギスの１０com紙幣に描かれています。

　しかし、此処で紹介されている人々の殆どが、ソビエト時代に反ソ連主義者として捕らえられ収監されたそうです。
　これはその収監先の部屋一人分のスペースを再現したものです。
とても狭いです。
　この展示を製作した方とお会いすることが出来ました。彼はドイツ系で日本の文化や文学、芸術がとても好きだと言ってくださいました。

　同じく、収監スペースです。
館内には全部で３つの部屋に分かれていますが、１つの部屋は改修中で２つの部屋だけが見学できます。
とても小さな博物館ですが、キルギスの文学者について理解を深めることができました。