2006/08/12 - 2006/08/20
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worldspanさん
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夏のビシュケクの主要通りには、中央アジアや旧ソ連独自の飲料水やファーストフードが売られていることを目にする。その中のいくつかをここで紹介したい。
自販機のような緑色のボックスを時々見掛けるがこれはガス入りのミネラルウォーターや、お茶の自販機。一般的に「自動で販売」されているから「自動販売機」なるはずなのだが、ビシュケクのそれは高性能ではない。必ず自販機には人が付いており、その人にお金を支払い、操作をしてもらって飲料水をカップに出してもらうシステム。それって自動販売機の意味がないヤン!と突っ込みを思わず入れてしまいそうな代物。この自販機、いや手動販売機の唯一の救いは、電気により冷たい飲料水が出てくることだ。飲料水は紙コップで渡されることもあれば、本当に洗っているのかと疑ってしまいたくなるような、使いまわしのガラスコップで渡される場合もある。
一方町中を歩いているとビールのような樽に白と空色の布がかけられ、「Тей(テーイ)」書かれているものがある。中央アジアから数千キロはなれたハンガリーで話されるマジャール語では牛乳を意味する。
マジャール語は中央アジア諸言語と遠戚にあり、マジャール人達は中央アジアから到来したとも言われている。例えばカザフ語の「アルマ」はリンゴを意味するが、マジャール語でも同義語だ。マジャール語で「テーイ」の意味を知っていたので、キルギスでも恐らく乳製品であろうと言うことは想像できた。しかし日中30℃まで気温が上がる中、常温で飲んでも大丈夫なのだろうかと不安だったが、ものは試し、興味半分飲んでみることにした。カップは大と小があり、小は紙コップの分量で約10円、庶民的な価格で、多くの人達が道すがら立ち止まり飲んでいける料金設定だ。樽から注がれる液体を覗くと真っ白のサラリとした液体、まさか常温で牛乳を!?、不安がよぎった。
注がれたテーイを手渡され、恐る恐る口につけ、少しだけ口に含ませた瞬間予想もしていない味に頭の中は「※●+※△!(なんだこれ??)」となり、一体何を自分が飲んだのかも分からないくらいだった。最初の感覚は牛乳に炭酸が混入され、舌が痺れたのかと感じた。持っていたミネラルウォータで一度口をゆすぎ、落ち着いてもう一度ゆっくり口につけるとそれは炭酸ではなく、牛乳が強烈な酸味を帯びて舌が痺れた感覚になっていたことにようやく気付いた。ほぼ常温の状態で売られていたので醗酵したのではないか?それともこれは飲むヨーグルトの原型ともいえる代物なのだろうか??とにかく強烈なパンチの効いた飲料水だ。
しかし、テーイはまだ序ノ口だ。テーイの他にквас(クワス)という飲料水もある。注がれた液体は一見冷やしあめかと思う薄い茶色をしている。私は冷やしあめの甘くて生姜の香りがするイメージをしながら口に含ませたが、イメージには遠く及ばぬ味で、この液体が一体何でできているのかも分からぬほどだ。テーイよりはまだ飲みやすい。街中のキルギス人が好んで飲んデイたが、日本人には飲むにしんどい味だった。後でクワスなる飲物を調べてみると、ライ麦を発酵させて泡を取り除いて作ったものがこのクワスなのだそうで、旧ソ連の夏に必要不可欠な飲み物なのだそうだ。
最も衝撃的な飲み物はшоро(ショロ)と書かれた、昔の戦闘機のパイロットをイメージしたようなおっちゃんの顔が目印の飲料水。これもテーイやクワス同様に、町の中の売り子さんが通りの角でパラソルをさして樽に入れて販売している。ビシュケクでは市民が通りすがりに喉を潤すために立ち止まり、一杯ショロを飲んでは再び歩いていくのを良く見かける。ショロもまた、キルギスを代表する国民的な飲料水である。
ショロの見た目はカフェオレの様な色合いだ。しかし甘さをイメージして口の中に注ぎ混むと、その余りのギャップに吹き出しそうになる。多少酸味が効いているが、それ以外の成分が一体なにを配合しているのか全く想像もつかない。自分本意で申し訳ないが、こればかりは飲み干す事ができなかった。これも後に調べてみると麦を発酵させて作られた飲料水と言うことだった。
特徴的なキルギスの飲料水とは異なり、ファストフードは大変美味しい。大通りには露店で構えられているのが、ケバブ屋さん。50〜100円もしない安さで日本のハンバーガーのパンより少し大きめのパンに、食べるのに一苦労するほど野菜や削いだ牛肉をたっぷりと入れ、ボリューム満点だ。一つ食べれば一食分に足る。
もう一つ、羊の挽き肉と玉葱のみじん切りをパイ生地に包み混んだものがある。これは中央アジアではよく見掛けるファストフードだが、特に冬の厳寒の中を歩き、体が冷えきった最中、これを食べるとパイ生地の中から熱い肉汁が口の中に広がり、冷えた体を体内から暖めてくれる。これが僅か8COM(20円)だ。しかも羊独特の臭いは殆どないので、食べやすく、おいしい。この他にもカフカスや中央アジアで良くみかける牛肉や羊肉を串刺しにし炭火で焼いたシャシリクも良く見るが、肉好きには絶品だ。
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КВАС(クワス)。一見お茶のように見えますが、今まで飲んだことのない味。何でこの飲料水ができているのか全くわかりませんでした。テーイと比べるとまだ飲みやすいですが、酸味があり、日本人の口にはちょっと合わないかもしれませんが、クワスは汗をかいた暑い時に飲むと、その酸味が口に広がり最初はキツく感じますが、徐々に飲めるようになります。
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Шоро(ショロ)。飛行機の操縦士のようなおっちゃんの顔が目印です。コーヒーのように見え美味しいのかと思いきや、良く見ると粒々が浮き(ゴマ??)、これもどんな味でできているのかも説明もできぬ味で、酸味があります。余りに口に合わず、テーイ同様にこちらも飲んでいる途中でギブアップ!
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お勧めなのが羊の肉と玉ねぎ(ひょっとして牛肉のものもあるかも)のミンチをパイ生地で包んだ上記の食べ物。これは本当に美味しいです。僅か8〜10ソム(25円)ですが、腹持ちするので昼食はこれか、20ソムのトルコ風ハンバーガー一つで十分でした。これ、日本でも絶対売れますよ!特に寒い冬になるとパイをかじると、中から熱い肉汁が出てきて、体も温まり、冬場は最高です。
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この旅行記へのコメント (6)
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- まみさん 2012/03/28 12:39:12
- クワス、試さなくてよかったも
- 一昨年極東ロシアに弾丸旅行したとき。
旅のエピソードにはなるかもしれないけれど、私だったら、吹いちゃうかもしれません!?
- worldspanさん からの返信 2012/03/28 20:19:55
- RE: クワス、試さなくてよかったも
- まみさん、こんばんわ。
まみさんならば意外と美味しいと感じるかも!?
夏に中央アジアに行かれるのですか??
- まみさん からの返信 2012/03/28 20:54:48
- RE: RE: クワス、試さなくてよかったも
- 今年は夏に海外旅行ができそうになくて、たぶん秋です。
旅行記参考にさせてもらっています@@
- worldspanさん からの返信 2012/03/28 21:57:23
- RE: RE: RE: クワス、試さなくてよかったも
- ありがとうございます。
私は夏に娘と二人でコソボとアルバニア、それと5年ぶりにハンガリーに訪れてみようかと思ってますよー。
-
- ゆるモさん 2007/06/30 14:33:54
- クワスとは、ロシアのコーラらしいですよ。
- 先日、TVで紹介されてました。
飲むと癖になる味みたいですね。
私も、味わってみたいです。
- worldspanさん からの返信 2007/06/30 22:11:04
- RE: クワスとは、ロシアのコーラらしいですよ。
- ゆるモさん、はじめまして。
私もそれ、聞いたことありますよ。それほど国民的な飲み物なんでしょうね。私にはとても口に合わなかったですけど(笑)今年もキルギス、タジキスタンに訪れるので、もう一度トライしてみます(今度は飲めるかも!?)
因みに中央アジアの料理は美味しいんですよ。特にラグマンという、うどんの煮込み料理や焼きうどんは、西日本のうどん文化で育った我々にとってはとても馴染みやすく美味しく感じます。
是非次回は中央アジアへ!
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